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こんばんは、セカコンです。
4月のこの時期の電車はやはり混むんですね。

新入生に加えてその保護者・・・またその他いろいろ(?)
電車の中でデスりそうになりましたw

明日は土曜日だからそんなことはないけど・・・どうなんだか。
明日はホームルームと現代文だからけっこうマシかw


英語結構大変だなぁ・・・1学期中にやらなきゃいけないことたくさんあるし。
・・・単語と英文法は1学期中に本当に固めなきゃな。


さて、SSのお話。


ついにこのSSにも最終回が来ました。
ついにヒナギクの気持ちの決断するときが来ました。

・・・最終回が一番クオリティの高い感じにするのが良いのに、
なんだかなぁ・・・微妙な出来になっちゃった気がするw


まあ、それは読んでくださるあなたが評価してください(何だか上から目線w)


コラムで色々と制作秘話を書くかも分かりませんw
(この文字打ってるときにも何書くか悩んでます)


それでは、最終vol.8をどうぞ。

~EPILOGUE 虹~


 ―――この気持ちに嘘は付かない。


 (The Hinagiku Side)


 偶然が重なって。……わざとじゃなくて、偶然。何て神様は私に微笑んでくれないんだろうって思った。


 『午前10時に違う場所で自分を待っている』


 ハヤテくんと本当の両親。昨日……お姉ちゃんに相談してみたけど、話す度にどっちも大切な存在だという気持ちが大きくなっていく。
 何時か前、ハヤテくんが私のために頑張って取ってきてくれたぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる。悩んでいる時、このぬいぐるみを抱くと自然と気持ちが落ち着く。疲れているときも抱くと疲れが取れる感じがするの。
 「何でこれを抱くと落ち着けるのかな。」
 本当にそう思った。……一種の魔法だと思った。ハヤテくんにもらったからかな、それとも単純にかわいいぬいぐるみだからかな。


 まだ夜中、時間はある。私はもう一度目を閉じた。



 ―――夢は3人によって苦しめられた。



 目が覚めた。……微かな光を感じた。朝なのね。ゆっくりと体を起こすと、何だか心はスッキリとしていた。何もかもから解放されたような感じ。
 「珍しく寝過ごしちゃったわ。」
 時計を見ると8時を回っていた。もう春休みみたいな物だから、別に寝過ごしても大丈夫なんだけど、8時まで寝たのはきっと今年初めてだと思う。
 それにしても何だったんだろう、あの夢は。3人に……どんどん迫られて、最後の最後で目が覚めちゃった。
 そして……最後に何かを囁かれたような気がする。それが、今のスッキリ感に繋がっているのか……分からない。


 「とりあえず着替えなきゃ……。」


 また今日も人と会う。昨日と同じような服を着た。朝食を食べるためにリビングに行くと、いかにも日本の朝食らしい形式の食卓があって、私の箸のすぐ横に書き置きのような物があった。
 「……お姉ちゃんかな。」
 それを見ると、お姉ちゃんの字で『補習行ってくるね。頑張って。』それだけ書かれていた。
 お姉ちゃんが一番……私のこの悩みに真摯に考えてくれている。昨日の言葉だって私は全部無駄だと思ってない。情けないお姉ちゃんじゃないことを私は何かの形で伝えたい。


 そんな強い気持ちを持っているからなのか、悩みはもう……ほとんど残っていなかった。朝食を済ませて、私は待ち合わせの場所に向かった。



 たぶん、この機会というのは……私の気持ちをはっきりさせる為なんだと思う。2つの選択肢がそれを物語っていた。
 私の選択した物が正しいと信じて……私はこっちの待ち合わせの場所に向かった。



 待ち合わせ場所はとても周りの視界が広いところだった。どこまでも続く……美鳥の多い自然と、遠くに見える時計塔がとても印象的で私がきっと好きになれそうな場所な気がした。
 30分も前に来ちゃったから、私は近くの木の方に歩いていく。すると、冷たい雨がぽつりと降り始めた。
 「どうしよう……傘なんて持ってないわよ。」
 私はとりあえず雨宿りのために、大きな木の方へ走る。だけど、そこには……もうあの人が待っていた。


 「濡れてしまいますよ、ヒナギクさん。」


 丁寧にそう言って、私の上に傘を差しだしてくれたのはハヤテくんだった。私は、不意に一歩脚を戻してしまった。
 「あ、ありがとう。」
 「……いえ、困っている人を助けるのが執事ですから。」
 「……ありがとう。」
 私とハヤテくんは隣り合って、木を背にして……時計塔が見える方向に立っていた。そのまま数分間、何もお互い喋らなかった。
 「この場所、どういう場所か覚えていますか?」
 「えっ……?」
 「一年前、僕とヒナギクさんが初めてであった場所なんですよ。」
 「……そういえば、そうね。小鳥を助けた後……あの時計塔にハヤテくんが行きたいって言って、連れて行ってあげたんだっけ。懐かしいわね。」
 「ええ、初めて行ったときはとても感動して。今もたまに……お邪魔させてもらっていますが、本当に眺めが良いですよね。」
 「そう、ね……。」
 たしかにそんなことがあった。小鳥の巣があったはずなんだけど、もう今はない。巣立っていったのね。
 「ヒナギクさんと一緒に観られたあの景色を……もう一度観たいんですよね。」
 「……」
 「去年の誕生日だけですけど、僕……あの時の夜景がとても印象に残っていて。次観るときは、またヒナギクさんと良いかなって思って。」
 「……」
 遠回しに言ってくれているのは分かっている。でも、その気持ちを私から言わなきゃ……何も話にならない。ハヤテくんはきっと、私の気持ちが聞きたくて……ここで会おうと言ってきてくれたんだから。


 「……私もハヤテくんとまた、一緒に見たい。……それにあの時から、ずっとずっと……あなたのことが好きだったの。」


 ハヤテくんは何も返事をしない。私も……何だか気づいたらその言葉が出てしまっていた感じがあった。
 「ハヤテくん、もう一度……私と付き合ってもらえないかしら。」
 「……」
 「私、ハヤテくんのこと……好きだからずっと側にいて欲しいの。あの時は本当にごめんなさい、私……本当の両親のことも大好きだったから。もしかしたら……ハヤテくんと離ればなれになっちゃうかもしれないって、ハヤテくんに心配かけさせたくなかったから……!」
 「……全部、分かってました。」
 「えっ……?」
 「お嬢さまと千桜さんの助け合ってこそですけど……そのことは知っていました。でも、僕は今でもヒナギクさんを諦めることはできません。」
 諦めることができない……ってことは、ハヤテくんも……? その時、私の視界は急に暗くなって唇が突然温かくなった。
 「僕はヒナギクさんのこと好きですよ。出会った日から今まで。そして……これからずっと。」
 「……ばかっ、ばかっ……。」
 「……たとえ本当のご両親の元へ行かれても、僕はきっと……ヒナギクさんのことはずっと好きだったと思います。」
 「……」
 「千桜さんにキスされても、お嬢さまの気持ちを強く言われても……ヒナギクさんへの気持ちは絶対に変わることはありませんでした。」
 「……ハル子とキスしたの?」
 「……されちゃいました。」
 「今後は禁止。されても私に報告しないで。」
 「……はい。」
 「じゃあ、約束の……キスして。」
 私は静かに目を閉じる。ハヤテくんが私の肩を抱いて……引き寄せて、優しく口付けをしてくれた。今度は何だかとても長かった気がする。


 「その彼が雪路の言っていた彼氏……なんだね。」


 どきっとした。その声は……お、お父さん。ハヤテくんと私は慌てて離れると、微笑むお父さんとお母さん……そして傍らにニヤニヤ笑うお姉ちゃんが立っていた。
 「お父さん……。」
 「……雪路に話を聞いてね。ヒナギクが彼と待ち合わせている場所に向かったと聞いて、こちらに来てみたんだよ。」
 「……ごめんね、お父さん。」
 「なあに謝ることはない。私は……もうヒナギクがそんなことを思う歳になったんだなと思って嬉しく思っているよ。」
 「うん……。」
 「気持ちが早いかもしれないけど、その人の隣で立つヒナギクの晴れ姿を……私はこれからの楽しみにしておく。」
 「……えっ?」
 「はははっ、これも親バカというヤツなのかな。彼だったら私は……快く許してやることができる。私が言える立場ではないんだがな。」
 お父さんが言っている意味がやっと分かった。本当に……気が早いんだから、でも……ハヤテくんとだったらそうしたい気持ちは十分にあった。
 「綾崎くんと言ったかな。」
 「は、はい!」
 「ヒナギクをよろしく頼むよ。……幸せにしてあげてください。」
 「……僕で良ければ全力で務めさせてもらいます。」
 って、ハヤテくん……気が早すぎるわよ。お父さんは嬉しそうに返事をして、お母さんと一緒にその場から立ち去っていった。


 「ちょっと気が早すぎるんじゃないの、ハヤテくん。」


 ハヤテくんは何もなかったかのように、私の顔を平然と見る。この先……何があるのか分からないのに。
 「……何だかみなさん見てしまっているみたいですね。」
 「えっ?」
 「ほら、泉さん達や……千桜さん。……お、お嬢さままで……。」
 「えええっ!!!」
 泉たちはどうやら私がどこか別の高校へ転校してしまうという噂を聞いて、すごく不安だったらしい。涙目で私とハヤテくんを見ていた。
 どうやらお姉ちゃんが原因らしいんだけど……でも、嬉しいことがたくさんあったから今回は許すことにした。
 ナギとハル子はたぶん、この後もハヤテくんを巡っての恋敵になると思う。でも、絶対に負けない……絶対に。


 「あら、雨が止んできたわね。」


 雨が止んで……少しずつ明るくなっていく。青空も見え始めてきて……。この時に綺麗に観られる物がある。
 「虹ですよ、ヒナギクさん。」
 「……うん。」
 思い出せば、ハヤテくんを嫌いだって言っちゃったとき、そのすぐ後に雨が降り出した。私の気持ちがはっきりしたから、その雨が今になってやっと止んだのかな。


 「綺麗ね、虹。」
 「……ええ。でも、ヒナギクさんの方がもっと……。」
 「……くすっ。」


 長い雨の後に出た虹は、これから私とハヤテくんが歩いて行く道にするんだ。そして、越えて行く道にするんだ。私はそう強い決意をした。
 最後の一言が照れてしまって言えなかったハヤテくん。でも、言いたいことは分かってるよ、ありがとう。


 爽やかな風が私たちを後押しているように感じた。


『虹』 Fin


☆コラム☆


最終話のSELL名は「虹」!
・・・何だか久しぶりに達成感を味わったような気がします。


思い立ったのは1月の終わり・・・2月の始め。
それから書こうと思ったのですが、学年末テストやら何やら・・・。

はたまた春休みに入ってからは勉強とか何やら・・・。
当初は年度内・・・最悪春休みが終わるまでに終わらせようと思っていたのですが、


・・・4/9まで来てしまいました。


時間をかけてクオリティ高く、まずは言葉を大切にして書こうと思ったのですが、
今後の課題ですね。終盤につれてちょっと勢いでやってしまった感がありました。

まあ、時間”は”かかったんですけどねw


ヒナギクの本当の両親のことについては、いずれやりたいと思ってました。
なので、今作はこのような内容になりました。

原案は嵐・二宮くんの「虹」の歌詞に沿って書こうと思ってました。
ヒナギク両親の要素を加えながら、とにかくシリアスに・・・でも、どこかにキャラの思いやりのあるSSを目指しました。

自分の想いがぶつかったり、嘘をついていたりしても、
それは相手のことを思ってのこと。考えて書いて・・・何となく分かったことです。


久しぶりにこういう、人間関係の上での話を書いて。
まあ、多人数一人称型(?)だったおかげかなかなか書いていたときは楽しかったです。

三人称のSSも一人称のSSも楽しく書けるように、
これからも努めていきたいと思います。


さて、次回作なのですが・・・ぶっちゃけ未定です!w


2010年度はリアルに受験生なので、新作SSは一切書かず、
今まで途中までしか連載されていないSS(つまり中断しちゃったSS!w)の再連載を中心にやりたいと思ってます。

まずは泉SS『Only you』から再連載をしていきたいと思ってます。
まあ・・・末永く楽しみにしておいてもらえれば幸いでございますね。


一日でも近く次作の最終回コラムができますように。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
感想や質問など何でも構いません。お気軽にください。


それでは、失礼します。
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