こんばんは、セカコンです。
いよいよ今夜レコ大ですね、2年連続EXILEが受賞するのでしょうか。
さて、今夜は日比野文ちゃん誕生日企画。
このブログの代名詞でもあるSSで記念企画を行います。

さて、SSのお話。
デートの相手は生徒会長であるヒナギクで、
色々と文のサポートをするのが千桜です。
千桜がいて、冬の風物詩・・・お分かりですね?w
ヒントは実際に、現在開催されているとあるイベントです。
それでは、中編をどうぞ。
いよいよ今夜レコ大ですね、2年連続EXILEが受賞するのでしょうか。
さて、今夜は日比野文ちゃん誕生日企画。
このブログの代名詞でもあるSSで記念企画を行います。

さて、SSのお話。
デートの相手は生徒会長であるヒナギクで、
色々と文のサポートをするのが千桜です。
千桜がいて、冬の風物詩・・・お分かりですね?w
ヒントは実際に、現在開催されているとあるイベントです。
それでは、中編をどうぞ。
~中編 Triangle~
―――年末のデートスポットはここしかありません!
あれから2日経った。衝撃の百合展開(まで達していないのだが)となったと思い込んでいる千桜は、この日も授業が終わると暇そうに時計塔に向かっていた。
「さて、もうすぐ冬休みだ……試験終わったし、今年は楽だな。」
と、さりげなくバッグの中に入っているライトノベル見て、微笑する千桜にやはりこの人間が背後から襲ってくるのだ。
「ちはるさ~ん!」
おっと、今度は名前だから……と、快く後ろに振り返ると文が胸の中に飛び込んできた。というより、ぶつかった。
「文ちゃん、どうした!?」
「ええと……ええと、私……ついにやりましたっ!」
「ついにって……何かをやったのか?」
「……2日前のあれですよ!」
「2日前の……って、ああ……会長にラブレターを渡した衝撃の放課後のあれか。で、それがどうかしたのか?」
「えっと、えっと……デートがOKになりましたっ!」
「な、なんだって……!」
千桜の中で、ここ一番の衝撃を受けたのだという。あの会長がデートを……? 千桜は驚くと同時に笑ってしまう。
「笑わないでくださいよ、私は真剣だったのですから。」
「ああ、そうか。」
「……それで、また相談に乗って欲しい……というより、一緒に協力して欲しいことがあるんですけど、良いですか?」
「私は別に構わないけど。……というよりも、この前は別に協力の域に達しないで手紙を渡せたんだけどな。」
千桜はこれから暇をもてあますつもりだったので、相談に乗ることはさほど非協力的になることは決してなかった。
「じゃあ、またあのベンチまで行くか。文ちゃん。」
文は笑顔で頷くと、千桜は再び2日前と同じベンチまで連れて行く。千桜は気前よく温かい紅茶を買ってあげた。
「ありがとうございます。」
「ああ、今日もけっこう寒いからな。」
「……千桜さんは、こういう恋とかしたことはないんですか?」
「私か……ないな。それに、バイトで何だけどある人のメイドやってるから……恋人が出来ると、その人に対して悪い気がするんだよ。」
「へぇ……人なんて嫌いそうなのに良くできますね、そんなバイト。」
「……だから、少し言葉を考えてくれないかな。たぶん軽い気持ちで言っているんだと思うけど、けっこう鋭い言葉が厳選されてるぞ。」
当たり前のことを言っているまでのこと。しかし、文はその側で温かい紅茶を味わっていたのである。
「おいっ、聞いてるのかよ。」
「いえいえ、これ……美味しいですね。」
「まあいい。文ちゃんの言動は……これで始まった訳じゃないからな。」
「それで、相談のことなのですけど……。」
「デートはどこに行けばいいのか悩んでる……とか、そんなことだろ?」
「……あなたは予言者ですかっ!」
さすがに頭を軽く叩いた。千桜は温かい紅茶をぐいぐいと飲む。
「痛いですよ……。」
「……いやいや、少し手が滑っただけだよ。それで……デートに行くのか? 会長と。」
「はい、それで……。」
まるで文は何かもう行くところの候補が挙がっているように思えた。千桜は黙って、文の言葉を待つ。
「あの、冬○ミなんてどうでしょうかっ!!」
こけた。ギャグマンガのように……後ろに千桜はこけた。おいおいそれはないでしょと、千桜は逆に笑うことしかできなくなった。
「あ、あのな……文ちゃん。相手が私だったら喜んで一緒に行ってやるよ。でも、よりによってあの会長に、同人誌即売会の祭典に行かせることは逆に2人の仲を切ってしまう危険があるぞ。」
「えええっ、でも……お兄ちゃんはえっちな……ど、どうじんし……たくさん買ってるの、隣でずっと見てました!」
「だめだろ、それっ!!」
「行きたいのに……そうだっ、千桜さんから会長さんに何とか言ってもらえませんかっ! 私、どうしてもイベントに行きたいんですっ!」
「……いや、私はそういうキャラじゃない。たしかに漫画やラノベはすごく好きだけど……たしかに参加経験者だけど……。」
そう、夏休みにはその同人誌即売会の開催期間全て参加した経験のある千桜。偶然とは怖く、文はその千桜にそのイベントに行くことを、ヒナギクに交渉して欲しいというのだ。
「……文ちゃん、たぶん会長は国民的アニメしか知らないだろう。」
「例えば?」
「いや……せいぜい、そっち向けのアニメでもハ○ヒぐらいしか知ってないと思うぞ。たぶん……な。」
「……王道を1つでも知っていれば十分だと思いますよ!」
「たしかに、コスプレでも未だに多いからな……って、そういう問題じゃないと思うんだが。」
「どーいう問題があるというのでしょうか。」
「会長をあの場に連れて行ったら、会長はきっと……何か、気分が絶対に悪くなる気がするんだが。」
「やっぱり……えっちなこととがあるからですか?」
「……まあ、そういうことにしておいても良いけど……果たして、会長はあの場を耐えきれるかが問題だよな。」
「……私、当たって砕けてみますっ!」
挑戦心満々だな……そう言う部分では感心できるかもしれない。何が目の前でも大抵のことは動じずに実行できることに。
「まあ、可能性は薄いだろうけど……言ってみる価値はあるだろうな。」
「もし行けたらあなたも一緒に行きますからね!」
なんか、自分を巻き込むことが好きそうだな……千桜は静かに怒りをこみ上げていた。
「私も一緒って、どういうことなのか……はっきり言ってもらおうかな、文ちゃん。」
「えっ、と……つまり一緒に行って欲しいのですっ!」
「一緒にだって……? って、理由になってないけど。」
「ええと、その……さっき喜んで行くって言ってくれましたよね、それなら……一緒に行きたいのですが。」
「それだと、手紙の意味がなくなるだろ。」
「お願いしますっ!」
一生懸命、千桜を説得する文。だが、千桜はそのイベントに行く気があったので、否定することが出来なかった。
「結果次第……だな、会長との。」
こう答えることしかできなかったのだ。
「……えっ、それってどういうことなのでしょうか?」
「だから、ええと……会長と行くことができなかったら、私と一緒に行こうな。ええと、それなら納得だろ?」
「でも、それじゃ……。」
「デートって2人でした方が良いと思うんだよな、まあ……どうしても不安なら3人でも良いけど。」
「まずは会長さんに言ってみますね。」
「そうだな、ぜひそうしてくれ。行きたいなら……えっちなことを言うのは厳禁だからな。それだけは覚えておいた方が良いぞ。」
「分かりましたっ。しゅーちしんを持てば良いんですね。」
「言わないと心がければ羞恥心も何もいらないと思うんだけどな。」
まあ、行けると信じて……千桜は紅茶を飲み終えると、すぐに帰っていくのであった。
「文、頑張ってみますね!」
そして……信じられないことになる。何と……ヒナギクが文の誘いに快く承諾してくれたのであった。
12月30日。
イベント会場の最寄り駅である国際展示場駅の改札口には、千桜が一人立っていた。人が大勢来るので、少し外れたところにいる。
「ったく、寒いな……。」
この日の空模様は雲一つ無い快晴であり、日差しも燦々と照りつけている。ひなただと暖かいのだが、少し風が強いので体感温度はかなり低い。
「文ちゃん……失敗したのか。」
と、嘘の報告を受けていた千桜は……今、こうしてここに立っているわけである。待ち合わせは午前10時。念のために15分前に着いていた。
「まあ、今日はコ○ケなんだ。文ちゃんも楽しみにしていたはずだ、できるだけ優しくしてあげないとな……。」
千桜はイベントのパンフレットから切り取った地図を元に、今日行く予定のサークルチェックをしていた。
「ここは大手サークルだから、早めに回って……いや、でも……企業の方を先に回って限定グッズを手に入れるのも大事だよな……。」
過去に限定グッズを買えなかった思い出があるので、より一層の計画性……そして、無駄のない一日にするつもりだった。
まあ、千桜は規制のかかるような同人誌にはあまり興味はないので、限定グッズを買うのが主の目的出来たそうだ。軍資金も多く用意したようである。
「あれ、ハル子じゃない。」
ぞくっ……千桜の体にある震えが全身に伝わった。嘘だろ……そんな表情で後ろを振り向くとヒナギクと文がいたのだ。
「か、会長!」
「……ハル子も一緒だったのね。」
「あれ、文ちゃんは……会長、いや……ヒナとは一緒に行けないって言っていたのですが、どうして?」
「えっ、そんなこと言うわけないじゃない。風の噂でも聞いたのかもね。」
笑顔で言われた千桜。結果、文に嘘をつかれてしまったわけである。たぶん、ヒナギクと行けたと言ったら千桜は気を遣って、2人きりにしようとするからだろう。
「文ちゃん、何で嘘付いたんだよ。」
小声で少し怒り気味で言うと、いつもの雰囲気がかき消されてしんみりとした表情となった。それを見た千桜は何も言及しなかった。
「三人で楽しみましょう。ね、日比野さんもハル子も。」
「そうですね、ヒナ。」
「……まあ、私……この手のイベントはあまり知らないから、ハル子と日比野さんにお任せしてもらっても良いかしら?」
「私は、その……前に1回来たことがあるだけで頼りになるかどうか分からないですよ。それに、ヒナが想像する以上に……。」
「まあ、ちょっとぐらいね……いいんじゃない?」
「……ちょっとで済めばいいのですけどね。」
肝心の文はというと……千桜とヒナギクのために、暖かいミルクティーを買ってきたそうだ。
「ええと、来てもらった……お礼です。」
「ありがとう、日比野さん。」
「いえいえ。」
ショルダーバッグを背負っていたヒナギクは、すぐにバッグの中に入れた。
「少し調べたけど、並ばなきゃいけないのよね。早く並びましょ。」
「そうですね、会長さん。」
文とヒナギクはさっさと行ってしまう。千桜はこの時……ある決心をした。上手くヒナギクを操って、アニメの世界に溶け込ませてやろうと。
「千桜さん……早く来てくださいよ。」
「ああ、ごめんごめん。」
この日もやはり人が多く、待つことがあまり嫌いではないヒナギクは静かに会場に入るまで待っていた。
「やっぱり人が多いのね。」
「そうですっ、文の調べでは3日間で50万人の人が参加するイベントなんですよ。」
「へえ……文化祭より少し多いぐらいね。」
文と千桜は少し固まったが、そこの部分は割愛させてもらう。ヒナギクにとって、待つ時間はとにかく人の多さは行事などで慣れているのであろう。
「私はその……雰囲気だけでも楽しめれば良いから、行きたいところがあれば好きなところに行ってもいいわよ。」
「そうですかっ、さすがは会長さん。」
「うん……何か買いたくなったら私も買うから。」
「はいっ。」
千桜は何も言うことはない。文は最初にサークルの多く集まっている方へ向かう。と、やはり美少女系キャラの大きなポスターが目立つ。
「へえ、けっこう様になってるじゃない。かわいい……。」
どうやら、第一印象はかなり良いらしく、千桜もこれは大丈夫だろうと思った。文は何も構わない感じで、目的の場所に向かう。
「ちょっと、ここのサークルさんで同人誌を買ってきますね。」
「分かったわ。じゃあ……ここで待っていればいいのかしら?」
「ええ、5分ぐらい並べば買える物なので……そこで待ってもらえれば、文の感じではOKだと思いますっ。」
「そ、そうなのね。」
文は男性の多い列の最後尾に堂々と並んだ。ヒナギクは気づいていないが、千桜は少し気づいていた。ヒナギクは他のサークルの同人誌を眺めている。
「……ちょっと色気あるわね。」
「い、色気……というより、これは……え、えっち……な気がしますけどね。私の感じでは。」
「でも、かわいいキャラクターだとこんな内容でも許せちゃうかもしれないわね。」
「えっ……。」
「少し漫画とかラノベって言うんだっけ、そういうものを読み始めたからそう思っちゃうのかもしれないけどね、あっ……これは他の生徒には内緒よ。」
人差し指を立てて、唇に触れさせる。ウインクをして……千桜に警戒心を持たせないようにしているのだそうだ。
(ヒナ、とてもかわいい……。)
と、同姓に萌えている千桜をよそに、文はお目当ての同人誌を買ってきた。
「会長さん、何とか買うことが出来ました!」
「良かったわね。」
「ええと……こちらの方、差し上げます。あ、あの……え、えっちな同人誌とかではないので安心してくださいっ!」
「そうなの、ありがとう。」
「……お兄ちゃんがえっちな本が欲しいと言っていたので、買ってきてしまったのですが……ごめんなさい。」
「……もう買わないって心がければ、別に今回は良いと思うぞ。私はな。」
千桜は文を助けるような口調で話した。実際にも千桜はそこまで他人がどうしようと気にするような性格もないからだ。
「だから、ヒナも……良いですよね?」
「……私は別に……個人としては良いと思うけど、生徒会長としては……その、許すことは出来ないわね。」
「でも、その……ここは学校ではありませんし、そのくらいは……大目に見てくれてもいいのでは……?」
「……絶対に今後買わないって約束してね。」
少し暗い感じになって、ヒナギクの声のトーンも下がる。文は少しおびえながらも返事をして、何とか最大の難所は突破できたようだ。
文はどうか分からないが、千桜にとっては本命の……限定グッズの売っている企業ブースの方に3人は向かうのであった。
後編に続く。本命の企業ブースで見せる文の笑顔と悲しい顔。
ヒナギクは文のためにあるイベントに参加をする。
☆コラム☆
さて、中編まで来ましたよ。現在開催中のコミケネタ。
文誕生日記念SS、もしかしたら今後もコミケネタだけになるかも?w
まあ、次回は後編と言うことで・・・。
この後公開しますね。
それでは、失礼します。
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