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こんばんは、セカコンです。
明日は恐怖の試験返しですが、その後が久しぶりのカラオケ。

ねとらじで歌うかもしれないので、
・・・そのための予行練習というのもおかしいですが、選曲してきます。


今日ものだめとかで暇が潰れたな・・・。
SSも久しぶりに書いてみました。ちょっとガタっとしていますがw


さて、SSのお話。

実に10月の上旬ぐらいから一切連載されることの無かった泉SS。
ついに、2ヶ月の時を経て連載再開します。

一応、話の筋をもう一度立て直したので、
前の部分から読むとおかしくなりそうな部分はありますが、そこは修正していきます。


まあ、6月17日に突入するわけです。
・・・SSの内容を再び考えたときに、あのキャラがけっこうかっこよくなるはずですw


それでは、vol.3をどうぞ。

~SELL 2 となり~


 ―――嘘じゃないことを信じて、君のそばに立ってるよ。



 6月17日。



 この日も雨が降っている。ハヤテと泉は当然のことながら、二人で白皇学院に登校した。
 「今日も雨が強いですね、泉お嬢さま。」
 「そ、そうだね。」
 「……泉お嬢さま、顔が赤くなっているようですが……雨で体が冷たくなってしまいましたか?」
 「うううん、大丈夫だよ。」
 「夏風邪はしつこいですからね。気をつけるようにしないと。」
 「バカは風邪を引かないって言うから、私は大丈夫だよ!」
 「泉お嬢さまはとても良い方なので、とても心配ですね。」
 「にははっ、照れるよ。」
 手を繋ぐとハヤテの手の温かさと、雨の冷たさを同時に感じた。だから、泉は更に強くハヤテの手を握った。
 「ハヤ太くん。」
 「なんですか、泉お嬢さま。」
 「この雨、いつか止まないかなぁ。」
 「そうですね……ずっと雨の予報と聞いていますが、何かあるのですか?」
 「……」
 少しがっかりとした感じで、下にうつむいた。ただ、歩いて……気づけば、靴下が濡れていた。


 「別に、何もないよ。」


 教室まで、それ以降話を交わされることなく、教室に着くといつも通り美希と理沙が出迎えてくれた。
 「おはよう、泉。」
 「うん、おはよう。美希ちゃん。」
 「今日はすごい雨だな……って、泉。となりにいる彼はどういう関係なのか、ちゃんと説明してもらおうか。」
 「え、えええっ……そ、そんなに深い意味ないよ!」
 「なんでハヤ太くんと一緒に登校してくるんだ、ナギちゃんもいないで。」
 「……分かんないよ、でも……その、ハヤ太くんは……今は私の執事さんなんだから!」
 「……えっ?」
 泉はふくれっ面になって、美希と理沙の前を通り過ぎると、ハヤテは後ろから「すみません」と軽く謝った。もちろん、美希と理沙には「?」マークが頭の上に浮かばせていた。

 「美希、泉……どうかしたのか、それに……ハヤ太くん、泉の執事とか言っていたけど、それってナギちゃんが許すのか?」
 「さあ……分からないけど、ハヤ太くんが嫌がってない限り私には何とも言えない。でも、ちょっと面白そうだ。」
 「ああ、退屈な雨の日にはならなそうだな。」
 「それに、怒った泉を見るのも久しぶりだ……。」

 だが、それを面白がって見ている者もいれば、少し悲しげな表情で見る者もいるのであった。


 雨の日は空模様ばかり見ても、時間が進んだ気がしない。時々暗くなるときもあればやけに明るい曇りになるときもある。
 この日の時間割には体育があり、普段は男女別の授業なのだが今回の単元だけは男女混合で行われる。
 「まったく、なんで男女混合でダンスしなければならないんだ。」
 「しかもフォークダンスって、高校生になってやることか? 理沙。」
 「普通しない。でも……事前に相手を決めておけば、それなりに安心はできる。泉は執事の虎鉄くんでいいんじゃないのか?」
 「ちょ、理沙……。」
 「あっ、しまった……。」
 と、泉の方を振り向くと案の定2人の方を向いていた。泉の目が鋭くなり始めた瞬間であった。虎鉄が泉の前に立った。

 「お嬢は綾崎と一緒に踊ってください。」
 「こ、虎鉄くん……。」
 「いや、綾崎がいる限り……その、俺だって自由に少しはやりたいななんて思っていたんですよ。その、綾崎と一緒に踊ってくれますか。」
 「虎鉄くんは?」
 「俺のことは気にしないでください。それに……綾崎だって、お嬢と踊ることを望んでいると思いますよ。その……三千院家のお嬢さんがいないわけですし。」
 「そっか、その……ごめんね。虎鉄くん。」
 「いえいえ、いいんですよ。」

 虎鉄はそう言うと、美希と理沙の所にやってくる。背後では泉の喜ばしい声が、ハヤテと交わされていることが分かった。
 「どういうことだ、虎鉄くん。」
 「……なあに、お嬢の執事は本当に綾崎なんだ。踊りたいというなら、踊らせてあげるのが執事ってもんだろ。」
 「でも、お前は……お前はどうするんだ?」
 「あの、朝風さん。お嬢のことを……面白がって朝見ていたんだよな。」
 「そ、そうだな。」
 「提案何だがここはひとつ、俺を組んで……あの2人を見守ってみるのはどうだろう。」
 「……まあ、私は構わないが美希は誰と組む?」
 理沙は美希を気遣って問いかけると、美希はもう考えがあるような答え方をした。
 「ああ、私は何が何でもヒナと組む。」
 「……そ、そうか。なら心配いらないな。それじゃ、虎鉄くん。私と一緒に組むことにしようか。」
 「ああ、すまない。」
 「それにしても、何でハヤ太くんは泉の執事なんかに? それに……虎鉄くんはそこまで気にする必要はあるのか?」
 理沙の真面目な質問に口詰まるが、虎鉄は頭をかきながら言った。
 「いや、お嬢が綾崎が好きなのは薄々気づいていたんだけど、何だか気になってしょうがない。執事だからなのか。」
 「へえ……おまえって、案外真面目な執事なんだな。」
 「趣味を仕事まで持ち込まないですよ。さて、体育館に……。」
 気づけば、教室に虎鉄と理沙以外に生徒が残っていない。急いで体育館に向かうのであった。


 体育の時間、担当は薫先生であった。既に2人1組のペアが全て完成されていたようで、美希はお望み通りのヒナギクと組み、主要キャラだと千桜が愛歌と一緒に組んでいた。
 「ハヤ太くん、よろしくね。」
 「はい、泉お嬢さま。」
 「……なんだか、私がわがまま言っちゃって一緒になったけど、それでも良かった?」
 「かまいませんよ、お嬢さまの願いは叶えるのが執事の勤めです。」
 「私、こういうのちょっと苦手なんだよね。」
 「僕がゆっくりと教えてあげますから。」
 「ごめんね、ハヤ太くん。」
 「はははっ、泉お嬢さまは謝らないでください。せっかくの機会ですし、楽しまなければ損ですよ。まあ、フォークダンスですけど。」
 「うん、そうだね。」
 手取り足取り、社交的なダンスをやる予定になっているので、ハヤテにとってはお手の物だ。音楽はかの有名な某アメリカの州のミキサーらしい。
 「この曲、私聴いたことあるよ。」
 「ああ……この曲は有名ですね。」
 この授業は、薫先生はただ音楽をかけて……生徒を見るだけのようで、主役の踊りの方は生徒自身で練習していく形になっていた。

 「そこは、右脚を半歩出して……。」
 「うん、こうかな?」
 「……そう、それで僕が泉お嬢さまを引き寄せて……。」
 「え、えええっ?」

 不意の体の接近。泉の心臓は高鳴っていく。
 「……きゃあっ!」
 体を引き寄せられたことと、急なことの驚き……そして、ほんの少しのハヤテへの気持ちが泉が転ぶことに結びついてしまった。
 「大丈夫ですか、泉さん。」
 「にははっ、私もドジしちゃったな。」
 「御怪我はありませんか……?」
 「気にしなくても大丈夫だよ。ハヤ太くん、ちょっと……体を引き寄せるなんて、きっと他のペアはしてないよ。もう……。」
 「すみません、僕が教えてもらったときにはこうすると聞いていたもので。」
 「ハヤ太くん、その……大胆だよぉ……。」
 周りを見てみても、そんな体を引き寄せるようなことはしない。指を絡ませることをしているペアはいるが。
 「でも、この曲……聴いたことあるから何となく分かるな。」
 「そうなんですか?」
 「いや、私の家も……けっこうパーティーとかあって。一人で会場の片隅で、大人の人たちが社交ダンスをしてるの見てたから。」
 「たしかにこの曲はそれに向いているかは分かりませんが、フォークダンスとしては一番有名ですからね。」
 「でもまったくひどいよね。高校生にもなってダンス踊るなんて……しかも、男子と一緒だなんて。……べ、別にハヤ太くんが嫌な訳じゃないんだからねっ!」
 「いえいえ、僕はどちらでも構いませんよ。」
 きっと、再び同じ感覚を味わっていたのだろう。再び泉が体勢を崩すと、ハヤテはすぐさまに泉の体を引き寄せた。


 「ハヤ太くん、今のは……教えてもらってないよね?」
 「……はい、しかしこれでもありかと。」
 「……」


 常に笑顔を絶やすことのないハヤテに、泉の頬は更に赤面してしまう。手に汗がにじみ出て、ハヤテの手が上手く握ることが出来ない。
 「ちょっと暑いよね。」
 「……ええ、でも……汗をかくことは良いことだと思いますよ。」
 「……そ、そうだけど……。」
 そう意識し始めると、なかなかハヤテの顔を見ることが出来なくなった。最初よりも堅そうな脚の動きはなくなったが、上手くできないことに変わりなかった。
 「……ハヤ太くんはそんなものをどこで覚えてくるの?」
 「昔のバイトですよ。中学生ぐらいの時でしょうか……。」
 「ふ~ん。」
 「泉お嬢さま、ゆっくりとやっていけば大丈夫ですよ。」
 「……うん。」
 そんな感じでなかなかの感じでダンスをしているハヤテと泉を、少し離れたところで練習しながら虎鉄と理沙は見ていた。


 「なんだ、お嬢はけっこう上手くやってるじゃないか。」
 「おまえ、同じ執事なのにあんまり上手くないんだな。」
 「……なっ、俺だって一生懸命やってるんだ! ちょっとお嬢の方に気をとられていただけであって。」
 「まあ、あんな泉は初めて見るからな。執事のお前が気になってしょうがないのも分かる。」


 さて、ハヤテと泉に気づかれる前に戻るか……2人は、抱きかかえられる泉を見て少し口元を動かすのであった。
 「お嬢、どうですか?」
 「……うん、ハヤ太くんすごく上手なんだよ。」
 「それは良かった。」
 「虎鉄くんと理沙ちんは……どう?」
 「……ああ、こいつはなかなか平凡な切れ味だと分かったよ。」
 「あははっ、虎鉄くん……そういうのは普通なんだよね。」
 それにショックを隠せない虎鉄は、そっぽを向いて少し体を震えさせていた。それにクスクスと笑う泉と理沙。
 「鉄道に費やしていなければ、今頃、俺もダンスが……!」
 「いや、それはないんじゃないかな、虎鉄くん。」
 「ど、どうしてですかっ!」
 「う~ん……分からないけど、ど、どうしてなんだろうね。」
 そこに、背後から理沙が入ってきて、


 「ダンスに似合わない顔だから!」


 と、泉に似せた声で理沙は叫ぶ。いつかの雪路のような行為である。当然、泉に言われたと思った虎鉄は落ち込む。
 「そうですよね、お嬢……。」
 「えっ、えっ……り、理沙ちん! 一応、虎鉄くんだって私の執事なんだから……か、かわいそうだって。」
 「いいんですよ、お嬢……。」
 「……もう、理沙ちんのばかっ!! ハヤ太くん、行くよ。」
 「は、はい。」
 ハヤテの手を引いていく泉を、虎鉄と泉はただ驚きながら見ていた。それは、ヒナギクと踊っていた美希も同じであった。


 だが、これをただ一人……違う眼で見ている人がいるとは泉は当然知るわけがなかった。



vol.4に続く。なぜハヤテが急に執事になったのか。
・・・徐々にその内容がとある人物によって明らかとなる。


☆コラム☆


・・・2ヶ月ぶりの連載再開です。
正直、もうちょっとだけ話しの筋道をゆっくりと考えていきます。


オクラホマミキサーなんて曲だけしか知らないよ!


クリスマスのSSも書きたいし・・・泉SSは今年中の公開となれば良いなと思っています。
2009年冬は、2本のSSでこのブログは盛り上がっていきましょう!


それでは、失礼します。
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