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こんばんは、セカコンです。
・・・まあ、今日はポッキーの日だそうです。ポッキー美味しいよw


まあ、とある方にはあまり関心を向けないことにします。
・・・別に何かあったわけじゃなくて、自分の中で考えて。

自分と趣旨の違う人がもちろんいるとは分かっていますが、
何か、「あの人は自分の趣旨以外は受付けなさそう」という思いがありまして。


・・・私は「作家」を好きにはなれず、「作品」を好きになるタイプです。


・・・たまたま、それを書いた人があの人でした、みたいなw
・・・「この人の書いた話しはどれも良いんだよ」みたいな思想は浮かびません。


本題に移りましょう、長い前座でございやしたw


Desire 千桜


さて、SSのお話。


・・・ヒナギクの告白編~後編~。
ヒナギクが今後のキーパーソンとなってくるのです。

・・・いや、ヒナギクが引き金? そんな感じでしょうかね。
う~ん・・・ハヤテのキャラ性が微妙に崩れてきた。


・・・原作のように、少し優柔不断のような部分がない。
・・・原作では、優柔不断なハヤテはあったのだろうか。

そういえば、ハヤテの誕生日でしたね。おめでとう(2回目)w


それでは、vol.7をどうぞ。

~SELL 6 Mind(後編)~


 ―――きっと、彼女は精一杯の気持ちで告白したんだろう。


 2人きりになって、ヒナギクにすがれているハヤテは何も動くことができない。ハヤテは何も動じていなかった。
 「ヒナギクさん……?」
 「……ハヤテくんのことが、ずっと……ずっと好きでした。」
 「……」
 「言えなかったけど、私……もう、気持ちが抑えきれなくて……どうしたらいいのか分からなくなって……。」
 「……あっ、その……どうぞ。」
 涙を流しかけていたので、ハヤテはヒナギクにハンカチを渡す。
 「ありがとう。」
 「……その、ヒナギクさん……その、好きなんですか……?」
 「そ、そうよ! やっとの思いで言ったのに……何なのよ、その返事……。」
 「ごめんなさい。」
 「……ずっと好きだったの。携帯の番号とか教えてもらったときから……。」
 「……そうですか。」
 次に言われる言葉は、大抵の人間なら想像できる言葉であった。

 「私と付き合ってくれません、か……?」

 特権……なのだろう、ハヤテの。いつにないこの表情は、他の生徒には決してみせることはない。ハヤテは見つめられることに、少し動揺し始める。
 「……」
 「ハヤテくん、ダメ元だけど……私、それだけ……ハヤテくんのことが、ずっとずっと好きだったの!」
 「……」
 好きだと言われる度に思い出す、千桜の顔。ハヤテにはもう……答えはできていた。それをどうやって言うか。それに迷っていた。


 「ごめんなさい、ヒナギクさん。」


 一回、深く頭を下げる。
 「やっぱり、女の人と……付き合うのは嫌なの?」
 「……そうではないです。」
 「それじゃ、私のコトが嫌いなの?」
 「いえ、僕には……もう、守っていかなければいけない人ができたから……。」
 「そ、それってどういうこと?」
 「僕よりも年下の女の子なんですけど……色々とあって、一緒に住んでいるんですよ。」
 「……うそ、でしょ?」
 「……ごめんなさい、これは事実です。」
 さすがに、想像できないことでも……ヒナギクにはショックが大きかった。ヒナギクは再び泣きだして、ハヤテの胸を叩く。
 「そんなの、信じたくない……!」
 「ヒナギクさん、ごめんなさい。ヒナギクさんの気持ち……聴けて嬉しかったですけど、その人のことを考えるとヒナギクさんとは付き合えません。」
 「……女性と一緒なんて、ハヤテくん……分かってるの!?」
 「ごめんなさい、ヒナギクさん。」
 「……好きだったのに、ハヤテくん……私、好きだったのに……きゃあっ!」
 ハヤテはぎゅっと抱きしめた。ヒナギクを……ぎゅっと抱きしめた。

 「……その人には、僕の今を与えてもらってますので。」

 ヒナギクの涙は……次第に止まっていった。
 「ヒナギクさん、すみません。」
 「……じゃあ、ハヤテくん。一つだけ……訊かせて?」
 「……何をですか?」
 「ハヤテくんと一緒に住んでいる女の子……名前はなんて言うのかな、って。」
 「ええ、春風千桜ちゃんですけど。とてもかわいい女の子ですよ。」
 「はるかぜ……ちはる……。」
 「……?」
 何か心当たりでも……? ハヤテは問いかける。
 「何か知っているんですか?」
 「いえ、何でもないわ。……かわいらしい名前なのね。」
 「……ええ、顔もとてもかわいいですよ。」
 「……そうなんだ。」
 「……ヒナギクさん、その……気持ちを聞けて嬉しかったですよ。」
 「私も、はっきりハヤテくんがそういってくれるとは思わなかった……うん、言って良かった気がする。」
 「それでは、失礼しますね。」
 爽やかに微笑まれたので、ハヤテはその時安心しきっていた。ヒナギクの笑顔には偽りなんてない、その時はそれが当たり前だと信じた。


 「春風千桜、もしかして……。」


 何かが動き出す……いや、動き出さないわけがなかった。次第に背後のどこかで何かを策略が組まれようとしていた。



 「もう夕方になっちゃったな。帰ったら夕飯作らなきゃ……。」



 夏の夕方は、午後6時になる。家に帰れば……早いところでは夕ご飯を作り始めようかという時間帯だ。
 「……ヒナギクさんに、告白されたか。」
 いずれ……とは思っていた。電話番号をわざわざ聞かれたときにハヤテはうすうす感ずいていた。しかも、今日のような状況の中で。


 「……千桜ちゃん、どうしてるかな。」


 気づけば、誰よりも前に千桜という存在ができ始めていた。ヒナギクよりも前に、泉よりも前に……。なぜか、千桜。
 「なんだ、兄貴のような……母性本能みたいなものが働いてるのかな。」
 と、そんな風に肯定させていくハヤテ。ハヤテはそれを糧にして、家に帰っていく。

 「ただいま。」

 いつもだったら、おかえり……と、千桜が出てくるはず。それか、返事ぐらいはしてくれるはずなのだが、本日はそれがない。
 「あれ、千桜ちゃんどこかに行ったのかな……って、今、鍵を使わないで家には入れたしな……千桜ちゃん、いるの?」
 ハヤテは靴を脱いで、家の中を探し出す……と、電気も点けないで一人ぽつんと千桜が座っていた。
 「どうしたの、千桜ちゃん。」
 「……ちょっと昼寝してた。」
 「座ったままで?」
 「……すごく気持ちよかったから、夕陽が。」
 「何だかすごいな、千桜ちゃん。座ったまま寝ちゃうのか……ちょっと、隣に座っていい?」
 「あっ、うん。」
 ハヤテは千桜の横に座る。と、千桜はハヤテの方に頭を寄せた。

 「ねえ、ハヤテくん。一つ訊きたいことがあるんだけど。」
 「なに?」

 2,3秒ほど、何も言わなかった。そして、ハヤテの方にゆっくりと向いて、
 「……私がどうなっても、ハヤテくんはそばにいてくれる?」
 「ど、どうしたの? 急にそんなコトを言って……。」
 「……不安なんだ。」
 「えっ、ど、どうして……?」
 「分からないけど、ハヤテくんが……遠くに行ってしまいそうで、私、寂しい想いを……またするかもしれない……。」
 「……西沢さんに、何か言われたの?」
 千桜の目元を見ると、かすかに赤くなっていたことに気づいた。……泣いていた、ハヤテのことを思って。

 「千桜ちゃん、僕は千桜ちゃんがいてほしいって思うときは、ずっとそばにいるから……大丈夫だよ、心配しないで。」

 肩に寄せていた頭が自然と、膝の方に落ちていき……実質、向かい合っている形になる。
 「……本当、だよね?」
 「うん、本当だよ。」
 「西沢さんの話しを聞いたら、何だか……不安になっちゃって。」
 「……そうか、話を聞いたんだね。」
 ゆっくりと髪をさわると、何だか感触が優しかった。入植した直後でもないのに、ハヤテはそう感じた。夕陽のせいだろうか、少し生暖かい。
 「千桜ちゃんには、ちょっと早い話だった……っていうのは、何となく分かってもらえたと思うけど。」
 「西沢さんの妊娠疑惑……だよね。」
 「……そこまで聞かされたんだね、西沢さんに。」
 「そんなわけじゃない、私が……ハヤテくんのことをもっと知りたかったから。」
 「……」
 「だって、ハヤテくんのこと……私、好きだから。」
 「……ありがとう、千桜ちゃん。」
 ヒナギクや泉とは意味合いが違う……年下の女の子に言われる告白は、ハヤテにとっては微笑ましい言葉にしか聞こえていなかった。

 「……何をしてほしいの? その仕草。」

 目を静かに閉じて、何かを待っている。……分かっているのだが、ハヤテは……額に唇を触れさせた。
 「……千桜ちゃん、かわいいな。」
 「ハヤテくん、それでいいよ。」
 「えっ?」
 「何となく……キスしてもらえたら嬉しいかなって、思っただけ。」
 「そ、そうなんだ。……額にしちゃったけど、ごめんね。深い意味はあまりなくて……って言っちゃいけないね。」
 「ううん、ちょっと嬉しかった。唇にしてくれたら……もっと嬉しかった。」
 「唇には……その、できない、な……。」
 さすがにハヤテも、少し頬を赤く染めて動揺する。何でだろうか……同い年のヒナギクよりも、年下の千桜に動揺するなんて……。

 (……千桜ちゃんのこと、それだけ気にかけているってことなのかな。)

 それとも、自分の心が……? ハヤテは少しずつ千桜の存在が大きくなっていった。ヒナギクに告白されたときに頭によぎったのは、千桜の悲しげな顔だった。
 「あと夏休みは1ヶ月ちょっとあるか、まだまだ……千桜ちゃんと一緒にいられるね。」
 「うん……。」
 「今日は夕ご飯食べたら……ゆっくりしようか。」
 「そうだね、ハヤテくん。」
 「それじゃ、夕飯作るから手伝って。」
 きっとこの気持ちは、面倒見たがる……兄のような気持ちなんだ。ハヤテは自分にそう言い聞かせて、千桜と夕飯を作り出すのであった。


vol.8に続く。ハヤテと千桜の夏休みは、刻一刻と過ぎてゆく。
どこかに行こうか、それを考えにとりあえずはとあるアニメ専門店に・・・。



☆コラム☆


・・・すみません、割愛でお願いします。


それでは、失礼します。
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