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こんばんは、セカコンです。
今日は、嵐の特番がこの後あるので夕方の更新とさせてもらいます。

今日から11月ですね・・・。はい。
寒くなってくるのはもちろん、私、下旬に沖縄に修学旅行に行ってきます。

11月、前はあまり好きではありませんでしたが、
今年は何かとイベントが多くなりそうです。


Desire 千桜


さて、ハヤテ誕生日記念SSを兼ねたSSを今日から連載したいと思います。
11月が始まったということもあって、何かとタイミングが良いかと思いまして。

そうですね・・・千桜さんはちっちゃい設定で。
そうですね・・・12,3歳という設定で。


「新型」何かとラブコメなSS・・・ついに始まります。
今回はまだあまり千桜は出てきませんが、とあるキャラがたくさん出てますよ。


イラスト:かげろうさん(既に使用許可済みです)


それでは、vol.1をどうぞ。

『Desire』


~PROLOGUE One’s Heart~


 ―――もし、それが本当なら私の願いを叶えてほしい。


 願いがあるとしたら、あなたはどのようにしていきますか?


 努力と答える人もいるでしょう。中には「果報は寝て待て」という言葉を信じて、じっと待つ人もいるかもしれません。
 人はそれぞれ、現実も見ながら自分の行動も考えていくものなのです……が、ここに一つの近道があったとしましょう。


 流れ星を知っていますね? 流れ星を見ながら三回ほど願いを言うと、本当に願いが叶うというものです。
 実際にできるわけがないから、きっとそんな噂が広がってしまったのでしょう。迷信ですよ、迷信……。しかし、ここに……三回言ったわけではありませんが、星空を見ながら願いを言うと、ほとんどの確率でそうなるという噂の流星群があります。


 そして、今……ここに、一人の少女が立っていました。


 「私のお願いを、叶えてもらえませんか……?」


 手を組んで、澄んだ空気でよく見える星空……それをただ見続けて、少女祈りました。ただ、一つのことを信じて……。


 「好きな人と一緒にいられますように。私にその勇気を与えさせてください……綾崎くんと、一緒にいられる勇気をくれませんか……?」


 恋する人と一緒にいられることを願った少女。今回の話は、そんな彼女と意中の男性との不思議なラブストーリー。




 願うことは、自然とやってくる場合もあった。


 セミの鳴き声は、時々耳障りなときがあるが……しかし、夏を感じさせてくれるという意味では風物詩として名高い。
 そんなセミが鳴く季節は、学生にとっては「夏休み」という長期休暇に突入する季節を示しているので、綾崎ハヤテという少年はとても好きだった。

 「セミの鳴き声って、とても良いですよね……。」

 窓側の席で、外の景色を眺めながらハヤテは一人呟いていた。
 「……何が良いのかな、ハヤ太くん。」
 「って、瀬川さん。聞こえていたんですか。」
 「聞こえてるよ。」
 ハヤテはすぐに外を眺める……だが、何だか誰かに見られている気がする。ハヤテは少し目線をある方向に向けると、
 「……なあに? ハヤ太くん。」
 「どうかしました? 瀬川さん……僕の顔、ずっと見ていますけど。」
 「……ハヤ太くん、もっと横顔見せてよ。」
 「……あ、あの……どうしてですか?」
 「忘れちゃったの?」
 「……よく分かりません、何も覚えてませんよ。」
 実は覚えている……泉に告白をされたことを。そして、泉のことをふったことをハヤテははっきりと覚えていた。

 「私、ハヤ太くんのことが好きだもん。」
 「ごめんなさい、付き合うことはできませんよ。」

 ハヤテは白皇学院の中では、誰よりも女性に好意を持たれる男子生徒である。性格も見た目も文句なしの現在、最も人気が高い。
 「にははっ、でも私はそれでもいいんだ。」
 「……えっ?」
 「だって、ハヤ太くんに嫌われたわけじゃないから。」
 「……ごめんなさい。その……僕、女の子苦手なんですよ……い、いえ……一線を越えるとですから。」
 「うんうん、分かってる分かってる。」
 泉はハヤテの頬にキスをする。すると、ハヤテは激しく反応した。
 「な、ななな何をやっているんですか! 他の人もいるんですよ!」
 「ごめんね……その、好きが故の行為っていうか……その、これからハヤ太くんに会えないって思うと、凄く寂しくて。」
 「僕は凄く嬉しいんですけどね……夏休みって。」
 「そうなんだ。」
 「ええ、とても嬉しいですよ……。」
 ハヤテにとって、夏休みは天国の時。彼の中では夏休み中にしたい夢や野望が詰まっていた。

 「それに、僕は補習とかで来ますからまた会えますよ。」
 「……会えるの?」
 「ええ、僕が補習に出ようかどうか迷っていたときに瀬川さんが誘ってくれたじゃないですか。」
 「えっ、そ、そうだったかなぁ……。」
 「『ハヤ太くんと一緒じゃなきゃ分からない!』なんて言われると、僕……その、断れないでしょ。」
 「にははっ……ごめんね。」
 「いえいえ、別に構わなかったんですけどね。」

 だが、ハヤテにもそうそういい噂ばかりではない。言ったとおり、ハヤテは女性が苦手な性格なのである。正確に言うと、嫌い……と言っても過言ではない。
 なので、泉のように度々女性に告白されては、申し訳なさそうにふってきたハヤテなのだが、それもアダとなってさすがに出てくる。
 「なんだ、また今日もハヤ太くんと一緒にいるのか。泉は。」
 「美希ちゃん!」
 「……ったく、ふられた日には私に号泣してきたのに……よく泉は毎日ハヤ太くんにそんなことができるんだな。」
 「だって、好きな気持ちは変わらないもん。」
 「うん、泉の一途な気持ちもかなりのものだな。ハヤ太くんも……もったいないことをするんだな。」
 美希の痛い発言にも動じないハヤテだった。それほどに女性が苦手なのか。美希はハヤテを見る度に毎回首をかしげていた。
 「もったいない……と言われましてもね。泉さんはとてもかわいらしいですし、僕につり合いそうもありませんよ。」
 「かっ……! ハヤ太くん……まったく、それは泉の方を向いて直接言ってやれよ。何だか悲しんでるぞ。」
 「……えっ?」
 すぐそばにはしくしくと泣く声が聞こえてくる。なぜそんなことで泣くのか、しょうがない……と、ハヤテは思ってそっと、

 「かわいいですよ、泉さん。」

 と、呟いた。すると、泣いた分が全て頬が赤くなる成分に変わったのか……りんご病の勢いで頬は赤くなった。
 「ほえっ!? 何言ってるのかな!?」
 「……かわいいですよ、って言っただけですよ。」
 「にゃはははっ、そ、そんなコト言われると……その、ハヤ太くんだと……嬉しいよ、とっても。」
 「はははっ、そういうことを言うのは全然大丈夫なんですけどね。」
 「それが、ハヤ太くんの最大の損をするポイントだな。」
 横から入ってくる、鋭いツッコミにもハヤテは動揺することはない。
 「ごめんなさい、こんな僕で。」
 「いいんだよ、ハヤ太くんはハヤ太くんだし……誰かとくっついちゃうより、憧れのハヤ太くんの方が私はずっと嬉しいもん。」
 「それって……励まされてる気がしないんですが、まあ……僕、色々とあって女性とは深く付き合いたくないんですよ。」
 「えええっ、何でなの?」
 「……気にしなければ良いんですけど、僕は……ね、それなりに女性とは付き合えばいいと思ってるので。」
 「そっかぁ……でも、ハヤ太くんにキスしても嫌がらないよね。」
 「……ああいうのは、少し慣れてるんで。」
 「えっ!?」
 やっぱり、慣れてる……泉はショックを受けた。
 「泉さん?」
 「うううっ……ハヤ太くんはそういう経験値があるんだね。にゃ、にゃはははっ……ハヤ太くんの一ファンだからさ。」
 「一ファン……残念ですが、泉さん。僕はそれほどの有名人でもありませんし……これまでに20人ほどに告白はされましたけど。」
 「十分有名人だよっ!」
 「そうなんですかぁ……僕にとっては騒がれるのは嫌なんですけど。」
 「だったら、泉と付き合うって言うのも……ありだよ?」
 再び、ハヤテは窓の外を見る。青空に見とれているハヤテは、泉のその言葉に耳を傾けることはなかった。

 「とにかく、夏休みは自分で一人自由に過ごしたいですね。」

 何かに気を取られているような口調で、泉に聞こえるぐらいの大きさで呟く。泉はふっと息を吐くと、穏やかに笑った。
 「だったら、補習とかでまた会おうね。」
 「ええ、泉さん……楽しい夏休みを送ってください。」
 「うん、ありがとう。」
 「そういえば……泉さんのメールアドレス、まだ聞いてなかった気がするので、僕に教えてくれませんか?」
 「……えっ?」
 「泉さんが夏休み中に話したいというなら、メールで話すのも良いですし……もちろん、僕もたまにメールしたいんで。」
 「ほ、本当に?」
 「ええ、なので泉さん。ちょっと携帯を貸してもらえませんか?」
 「あっ、うん……。」
 その時の泉の表情は、有名人にサインをもらうような感じであり、もちろんハヤテが携帯の赤外線通信をしているときも、サインをもらうような一ファンの表情をしていた。傍らで、美希が笑っている。

 「良かったな、泉。」
 「うん、これでいつでも話せるよ。」
 「ハヤ太くんのメアドを知っている女子は、このクラスでは泉とヒナぐらいしか知らないらしいからな。」
 「そう……なんだ。」

 女子の数が少ない……つまり、どこかの教科で習った期待値というヤツがけっこう高いんじゃないのか!? 泉は右手を拳にしていた。
 「泉さん、メアド交換完了しましたよ。」
 「ありがとう、ハヤ太くん。」
 「いつでも……気軽にメールしてくださいね。」
 「うん、たくさんするよ!」
 最近、ハヤテは女性に対して優しくなったとの評判で、再び人気が急上昇の噂も出てきている。噂の絶えない主人公である。
 入学当初から人気絶頂だったのだが、当初の告白の断り方はあまり相手に良くない印象だったので、その後しばらくは人気がなかったという。

 しかし、今年になってからか生徒会長の桂ヒナギクと、時々話した末のメアド交換の事実があってからは「本性は優しい」という噂が浮上、現在は一番近くに泉がいるという状況になっている。
 「ハヤテくんは私の補習に来るのよね。」
 「……ええ、泉さんに激しく誘われましたよ、ヒナギクさん。」
 「……そう、なんだ。名簿を見たらハヤテくんの名前があったから。」
 「ヒナギクさんが教えるんですか……やはり、会長となるとやることが学生の域を超えるんですね。さすがは生徒会長さん。」
 「色々と大変だけどね、先生たちがやるよりも……私がやった方が生徒がちゃんと勉強するんだって、笑っちゃう話よね。」
 「そう、ですね……。」
 きっとそれは、ヒナギクさんが人気なのでは……。ハヤテは心の中で苦笑いをしていた。

 「さあ、そろそろお姉ちゃんが来るから……また。」
 「ええ。」

 担任である桂雪路が、何かと夏休みにおいての注意をつらつらと話し……そして、通知表が配り終えると、夏休みは実質的に始まる。
 ハヤテはさっそく終礼が終わると、何も寄り道もせずに家に帰ろうとした。


 何も知らない……この先の事実を知らずに。


 ハヤテは一人暮らしで、2LDKのアパートに住んでいる。一人暮らしには有意義に過ごせる空間で過ごしていた。
 「さて、さっさと帰って……まずは冷房の中で今日は寝るか。」
 学校では優しい……そして、少し謎めいたキャラ(本人は気づかない)として生活しているのだが、家に帰ると普通にだらけるという習慣。

 「さっさとシ○ナのOVA見なきゃ。」

 と、これからの夏休み生活に希望を持っていた。赤点課題なんてないし……それほど、課題は面倒な物もない。それなりに勉強しておけば良い知能の持ち主でもあるため、アニメなどに没頭できる。……はずだった。


 「な、なんだよ……この荷物の山は。」


 自分の部屋があるアパートに到着して、2階の自分の部屋の前には大きな箱が2つ置かれている。
 「ったく、どこの荷物だよ……って、僕のだ。」
 差出人、誰だ……春風? 宛名……僕。
 「春風なんて……聞き覚えがないのは気のせい? でも、こんな……衣類とかを頼んだ覚えはないよ。」
 と、混乱しているときだった。一人の少女が階段を駆け上がってきて……ハヤテの方に走り出して、


 「やっと会えた……綾崎ハヤテくんに。」


 自分の名前が声に聞こえた方を向いたハヤテは、とっさにその方に向くと一人の女の子が次の瞬間に抱きついていたのであった。
 「君は……誰なの?」
 「会いたかった……私の好きな人に。」
 「は? 君が僕を……好き、だって……?」
 少し年下のような感じの、メガネをかけた少女……ハヤテはどうすることもできない。だが、固まった。きっと、この子の知り合いなんだ。

 「……この子は一体何なんですか。」

 ハヤテをずっと見つめる、大人の女性がハヤテの前に立ち尽くしていたのだから。


 これは、ハヤテの高校2年の夏休みの前日の話しであった。


vol.2に続く。ハヤテの前に「好き」だと言った少女が現れた。
女性を拒むハヤテは、抱きついた少女に対してどうするのか。



☆コラム☆


・・・このコーナーはお久しぶりですね、セカコンです。
いや・・・始まりましたよ、25本目のSS。

今、このSS・・・だいたいvol.5ぐらいの場面をもうすぐで書き終えるのですが、
まだまだ先は長そうで・・・面白さ、微笑ましさ満載でいこうと思います。


vol.1だけのヒロインが、メインで登場したイズミちゃんですね。
・・・一応、このSSはどのキャラのSSかは定めておりません。


・・・なんとなく。


しつこいようですが、この曲をベースにSSは書いています。





この曲はハヤテ誕生日である11/11発売なので、皆さん気に入ったら是非買ってみることをオススメしますよ。
・・・はい。


次回の更新がいつになるかが分かりませんが、お楽しみくださいw
たぶん、今週中に続きを公開したいと思います。


それでは、失礼します。
コメント
この記事へのコメント
新SSが始動した様で早速読ませていただきました。設定が原作とは変わっていて、また違った面白さがありますね。また千桜さんがヒロインということもありまして期待をしております。(圧力を掛けるようで申し訳ありませんが…。)
2009/11/01(日) 22:16 | URL | 千桜 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>>千桜さん

はい、始動いたしました。
きっと、原作にない面白さが出せればいいな・・・と執筆しております。

続きをお楽しみに。
2009/11/02(月) 21:07 | URL | セカコン #-[ 編集]
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