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こんばんは、セカコンです。
9/24・・・それは、とあるキャラの誕生日でございます。

鷺ノ宮伊澄。彼女は霊感を持ち、それを生かして悪霊を倒す少女。
そんな彼女は鷺ノ宮家のお嬢さまだったりもします。

まずは、お誕生日おめでとうです―ω―)つ

原作では今後のカギとも言われている彼女。
フリギア語を読める人間。そして、もしかしたらアテネと繫がっているかもしれない人間であるかもしれません。


まあ、そんな彼女なワケですが・・・普段は道に迷うことが。
今回のSSはどうなんだろう・・・そんなことはないですね。

今回のSS・・・日常系短編ストーリーでしょうか。
うううん、何か書いちゃいました的な感じでございます。

ぐだぐだとは言いませんが、とりあえず・・・書きました的なw
ナギが暗闇を嫌に怖がる理由が、ここに明らかになるはずですw


まあ、お嬢さま3人組しか出ないこのSSを楽しんでください。


それでは、伊澄SS『Memory』をどうぞ。


『Memory』


 ―――怖いよぉ、暗いのいやだよぉ……。


 はっ―――!


 9月の終わり頃だというのに、何だかぽかぽかと……温かい日差し。それが私を自然と眠らせてしまったのですね。
 「ふわあっ……寝てしまいましたわ。」
 そういえば、昨日は学校がお休みでした。秋分の日……世間ではそのような名が付いている祝日なのです。そうです、今日は9月24日。
 「……そういえば、今日は私にとって何か大切なことがあったような気がしますけど。オロオロ……。」
 何だったのでしょうか、忘れてしまいました。……いいですよね、こうして世の中は平和なのですから。悪霊もいないことですし。

 「って、いいことあるかいっ!」

 後ろから……痛い感触。あああっ、痛いです……でも、これは何だか懐かしい感じもしますが何で叩かれたのでしょうか?
 「痛いですっ……。」
 「なんや、今日のことすっかり忘れてしもうたんか。」
 「とりあえず、何で叩いたのかを教えてもらえませんか?とても痛かったのです。」
 「ツッコミの代名詞、ハリセンで叩いたんやけど。」
 「……咲夜、私は一切ボケたつもりなんてないわよ。だから、私はとても今怒っているの。」
 「……伊澄さん、常にボケているような気がするんやけどな。」
 何ですって、私はいつも咲夜の言う「ボケ」をしているというのですか。咲夜の思っていることは、やはり理解しがたいですね。
 「理解しがたいことあるかっ!それよりも、今日が何の日なのかを忘れてる伊澄さんの方が理解しがたいねん!」
 「……えっ?」
 「……伊澄さん、ホンマに忘れてしもうたん?」
 分かりませんよ……昨日が秋分の日であったので、今日が何の日なのかが必然的に昨日のインパクトに負けているわ。
 「それ、普通にセリフで言ってもええんやで。」
 「さあ、分かりませんね。」
 「ウチの誕生日は覚えてるのにな。ホンマに伊澄さんは。……しゃあないな、教えたるわ。今日は伊澄さんの誕生日なんや。」
 「あ、ああ……そういえばそうでしたね!」
 そうでしたそうでした……本日は、私、鷺ノ宮伊澄の誕生日だったのです。ちなみに、何歳になったのでしょうか?

 「って、次は自分の歳を忘れとるんかいっ!」

 痛いですっ……ハリセンってこれほどに痛い武器であるとは思いませんでした。
 「咲夜、酷いですよ。」
 「酷いことあるかっ!自分の歳ぐらい覚えておけやっ!」
 「ちなみに私の年齢はじゅう……なんさいでしたか?」
 「……14歳になったんやろ。私と同い年なんやから。もう、まったく……いつもより増して、ボケのスイッチ全開やな。」
 「……今起きたばっかりだからかもしれませんね。」
 「……はは~ん。」
 卑猥ですね……咲夜の今の目つき。少し微笑んでいるところが……。でも、ワタルくんにこの微笑みでメイド服姿になれば、きっと喜びのではないでしょうか。

 「って、ナギみたいな妄想をするなっ!」

 ずっと気になっているのが、咲夜が何かを持っていそうな感じであること。咲夜は右手でハリセンを持っていました、しかし左手は全く動いていないのです。
 「咲夜、その左手で隠しているもの……何なのですか?」
 「あ、あああっ……。」
 「……?」
 「伊澄さんの誕生日プレゼント。……まあ、これから寒くなってくると思うから、ストールでも。」
 「そうですか……ありがとうございます。」
 そういえば、毎年……咲夜はこの時期に誕生日プレゼントをくれたことを思い出しました。そうですね、9月24日は私の誕生日でしたね。

 「う、うううん……。」

 ストールを羽織らせてもらったのですが……何だか温かくて、眠くなって来ちゃいました……すうっ。


 ―――怖いよぉ。うえええん……。


 泣いている……それも、一人……孤独で。それも、私を見て泣いている……何故だか胸が痛くなる……。
 「……!」
 急に視界が明るくなって……気づけば、咲夜のかけ声が聞こえました。
 「―――さん!伊澄さん!」
 「咲夜……?」
 「ほっ……どうしたんや?伊澄さん、何か悪い夢でも見たんか?」
 「え、ええ……何だか、泣いている人がいる夢を……。」
 「泣いている……?それ、どういうことや?」
 「……」
 あれは、確かに……ナギでした。小さい頃の……私が唯一犯してしまったこと……未だに覚えていたのですね。

 「ナギ……。」

 私は普通の女子高生……ナギには少なくとも、私の特殊能力を知りません。それは私の夢のことに関わっていたのです。
 「ナギがどうかした?」
 「私の夢に出てくるのです。ナギが……私の前で一人泣いているのを。」
 「一人で……?ナギが泣くことがあるんか?」
 「……昔は泣き虫でした。たぶん。少なくとも、ナギが暗いところを嫌いになってしまった理由は、私にあるんです。」
 「伊澄さんに……?」
 「はい、あれは……数年以上前のことです。ナギは漫画を描いていまして、たぶん私ぐらいにしか理解できないようなものを当時から描いていたのです。」
 「まあ、確かに……ウチがかなりバカにしたことは覚えてるわ。」
 「私とナギは親しくなって、その頃から私は霊を倒す能力をつけていた。私はあの時、ナギと遊ぶついでに弱い霊を倒すところを見せたかった……。」
 「伊澄さんにもそういう気持ちがあったんやな。」
 あの時、私があんなことをしなければ……。ナギは暗いところで怖がらずに済んだのに。どうして、私は……。


 『ナギ、今からかっこいいところを見せてあげますよ。』
 『そうなの?』
 『漫画のネタになれば良いのですが……私、今からお化けを倒しちゃいますからね。』


 調子に乗っていた……小さい故のやんちゃな部分が、ナギを恐怖に陥れた……。

 『な、何なの……あれっ!』
 『お化けよ。』
 『えええっ、怖いよぉ……。』
 『大丈夫、私がすぐに倒しちゃうから。だから、その姿を観ていてくださいね。ナギ。それではいきますよ。』

 だけど、私は未熟でした……。霊を倒せる能力はついていたはずなのに、私はナギにかっこいいところを見せたいせいなのか、私は除霊ができなかった……。

 『うわあああっ!!』
 『ナギ!』
 『お化けがぁ……私の前に、助けてくれ……!』
 『……!』

 ナギの前には、お化け……それが周りにいたのです。私はお札で霊を除霊したことはできたのです。でも、ナギは……。

 『ナギ、もう大丈夫……。』
 『ひっく……うえええん……。』
 『ナギ……。』
 『お化け怖いよぉ……暗いところ怖いよぉ……。』
 『……ごめんなさい、ナギ……。』

 その時のナギの泣き顔が、度々夢に出てくると言うことなのですよ……咲夜。そして、みなさん。

 「そうかぁ……ナギが暗いところが嫌いになった理由は、伊澄さんにありか。」
 「そう、あれから暗いところを極端に嫌いなったナギは、再び……人と接することを拒んできた。」
 「再び……一回目もあったんか?」
 「その一回目は咲夜のせいですよ?あんなに素晴らしい漫画を、咲夜は落書きとバカにして笑っていたのですから……。」
 「うううっ、そう言われるとウチも心が痛くなってきたわ……。」
 まあ、咲夜はそのぐらいの胸の痛みを味わった方がいいのですよ。でも、その後は……決してナギに特殊能力を見せることはありません。

 あの時の記憶が蘇ってしまうこと、そして……私のことを恐がりそうだから。それを恐れて……私は隠している。ナギには……絶対に。


 「伊澄さんはこれからもナギには……?」
 「ええ、ナギは泣いているだけだったので、私が怖がらせたということは覚えていないようですけど。」
 「そう、か……。」
 「それに、今はハヤテ様という執事がいます。最近のナギは私にとっても嬉しいナギですよ。」
 「うううん……今度、ナギの漫画でも読んでみようかなぁ……。」
 「個性溢れていて、とても面白いと思いますよ。」
 それでも、咲夜はやはり理解しがたい表情になっていますね。そういえば、ナギは私の誕生日は覚えているのでしょうか?
 「覚えているんやないか?伊澄さんよりも記憶力あるし。」
 「……来年から、咲夜の誕生日にはプレゼントはあげませんよ。」
 「……悪かったなぁ。」
 「まあ、ナギからは毎年プレゼントをもらっていますから、たぶん覚えていると思いますが……。」
 その時です、ナギがやってきたのは。


 「伊澄、誕生日だから来てやったぞ……っていうか、咲夜も一緒か。」


 ナギはプレゼントを持ってきてくれました。あいにくにも咲夜と同じストールだったのですが、ね。
 「どうした、私の顔を見て笑って……。」
 「いえ、なんでもありませんよ。お茶と和菓子をご用意しましょうか?」
 「ああ、ありがとう。」
 「ナギ、プレゼントをありがとう。」
 「毎年のことだ、礼なんて必要ない。そういえば、今日は私の漫画の最新作を持ってきたのだが、伊澄と咲夜に独占公開をしてやる!」
 「そうなのですか、咲夜。あなた言っていたでしょう?ナギの漫画を読みたいって……。」
 「え、えええっ!!」
 あらあら……逃がしませんよ、咲夜。
 「そうか、咲夜もやっと私の漫画の魅力が分かってきたか。」
 「って、一度ぐらいしか読んだことないねん!」
 「いいんだいいんだ、さっ……今回の話だが……。」
 過去のことがどうであっても、今はナギが自分の好きなことに笑顔で話していることに、私はとても嬉しく思っていますよ。

 あの記憶は、一つの思い出として……私の心の中で永遠に残しておきましょう。いずれ、ナギに話せるときが来れば……その時に。
 ナギ、咲夜……誕生日を祝ってくれてありがとう。これも一つの大切な思い出になるでしょうね。そんな今日は、まだまだ温かい日差しが私たち3人を包み込んでいるのでした。


『Memory』 Fin


☆コラム☆

再度、鷺ノ宮伊澄さん。お誕生日おめでとうございます。
どうでしたか、このSSは。


最近は一人称のSSや短編のSSが多いですね。

千桜コラボSS『チハルのごとく!!』
美希SS『真愛』
ハルヒSS『Smile』

そして、今作である伊澄SS『Memory』。

そろそろ三人称に戻していきましょうかね。
次回作はどうなるんだろうか・・・愛歌誕生日SSか?それとも・・・。


とりあえずは読んでいただきありがとうございました。


それでは、失礼します。
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