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こんばんは、セカコンです。
らき☆すたが何となく人気であった理由が分かったような気がします。

まったく知らなかったので、TSUTAYAでアニメ第1巻をDVDで借りてきたのですが・・・飽きない作品ですね。面白いです。
キャラがかわいいとよりも、話が面白いという意味で人気そうな気がしました。


SWになると、何かをやろうとやる気になる。
要望もあったので、今日はこの作品の続きを公開します。


花ざかりのキミたちへ イメージイラスト。


私の主力SSシリーズ『花ざかりのキミたちへ~Girl's Paradise~』。


覚えていますか?ハヤテが女学校である白皇学院へ通う話を。
・・・覚えてませんよね、何せ半年ぶりなんですからw

今日、とりあえずは第1話を完結させようと思い執筆。
また連載しなくなるかもしれませんが、こんなSSもあったんだなぁ・・・そんな風に思っていただけると幸いですね。


原作準拠ではない、SSシリーズだからことできるストーリー。
第2話は大演舞会をテーマに考えていますが、ね。


それでは、最終vol.4をどうぞ。


~EPILOGUE Cohabitation?~


 ハヤテの白皇学院での初日は、歩のフォローによって問題なく終わった。ハヤテは歩に連れられて、生徒寮に向かった。

 「……って、そうですか……白皇学院の生徒は寮生活なんですね。」

 今頃寮生活なんて……どこかの漫画の話しなんじゃないのか?ハヤテは傍らでクスクスと笑っていた。
 「うん、そうだよ。」
 「寮生活……でも、普通に一人ずつなんですか?部屋の人数は。」
 「ううん、2人なんだけど……私だけ、ずっと1人だったんだよね。まあ、広く使えたから良いんだけど。」
 「へえ……。」
 「だから、ハヤテくんは……その、ね……。」
 何を口ごもっているんだろう、ハヤテは歩の前で立ち止まった。

 「あの、何かあったんですか?」

 今の歩の心境にとっては、ハヤテのその質問がとても間の抜けた感じに受け取れた。歩は少し怒り、頬を膨らませた。
 「……何かあったんじゃないかって、それはこっちのセリフだよ!」
 「えっ、何で怒っているんですか?」
 「あっ、ごめん。その……これからそうなるハヤテくんに、そんな態度で言っちゃダメだよね。ごめんね。」
 「……あの、全く僕には分からないのですが。」
 「分かるよ、すぐに。」
 「……西沢さん、なんか僕に隠し事でもあるんですか……?」
 「ないよ、でも……すぐに分かることだから、ね、ね?」
 何がすぐに分かるんだよ、ハヤテは心の中で自問自答をしたが……結果は全く分からないに至る。歩の口が開くのを待っていたが、それも必要では無くなってくる。

 「ここだよ。」

 2分ぐらいか、無言のままでゆっくりと歩き続けると一つの扉の前で立ち止まった。ハヤテは周りを見渡すが、
 「なんか、部屋のドアらしきものがずっとあったのですが、ここに何かあるんですか?」
 「……はあっ、私の部屋だよ。ハヤテくん。」
 「西沢さんの部屋……ですか。」
 再び先ほどのような赤い頬を見せると、少し焦ったような表情でつぶやく。
 「ハヤテくんに私の部屋が観られるときが来るなんて……。」
 「まあ、僕は大丈夫ですよ。何も笑ったりも変なコトを思ったりもしませんよ。」
 「……うん、それは分かってるよ。でも、ね……。」
 部屋のドアを静かに開ける。少し広めの2人用の部屋と分かるのは、ベッドが2つあるからである。


 「ここで、今日からハヤテくんと一緒に生活するんだよ。」


 歩曰く、結婚のプロポーズ以上に緊張するんじゃないかと思えるような、伝えなければならない事実であった。
 「……えっ?」
 当然、ハヤテは絶句する。歩はハヤテの手を引きずり込んで、ドアをさっさと閉めて二人だけの空間を作った。

 「だから、ここで私と暮らしていくんだって。」

 暮らしていく……?その言葉がハヤテの脳内の中を駆け巡り、跳ね返って……そして、ハヤテは叫んだ。
 「えええっ!!」
 「……反応するのが遅いっ!」
 「な、なんで僕……西沢さんと一緒の部屋で過ごさなければならないんですか!?」
 「えっ、私と一緒の部屋で生活するのが嫌なのかな!?」
 「いえ、そういう意味ではなくて……その、僕と西沢さんは異性で……そ、その……西沢さん、結婚もしていないのに……。」
 「結婚してたら一緒にいても平気なのかな!?」
 「いえ、そういう意味ではなくて……西沢さん、その……僕、女性と一緒に生活するの、苦手なんですよ……。」
 たしかに、ハヤテは一人暮らしの身であって……女性にもあまり縁がなかった。好きだと言われたのは、実は中学時代……目の前にいる歩が最後だった。

 「苦手って、ハヤテくんは2人きりで生活したことあるんだね……。」

 言葉を間違えると、ありもしない出来事が相手の心の中で定義されていくこと、ハヤテはこの身で痛いほどに分かることになりそうだ。
 「ないですよ、その……西沢さんが初めてです!」
 「ふ~ん、だったらいいんだけどね。」
 「でも、西沢さん……僕と一緒に生活するなんて、その……いいんですか?」
 「……良いと思ってるのかな?ハヤテくんは私と過ごすことを。」
 「そ、それは……。」
 だが、答えを聞く前に……歩はそっとハヤテの胸にすがった。

 「私は嬉しいよ。どんな形であっても……ハヤテくんとこうしていられること。」

 静かにそう言われてしまうと、ハヤテもあの時のコトを思いだしてしまう。中学時代、歩に告白されたときのことを。
 「……」
 その時に断ってしまった……その時の罪滅ぼしなのか、ハヤテは歩の顔をそっと自分の方に寄せた。
 「ハヤテくん……?」
 「西沢さん、これからも迷惑をかけてしまうかもしれませんが……その、宜しくお願いできますかね?」
 「……うん!大歓迎だよ。」
 「僕、不安だったんです。男子が有名な女子校の白皇学院に入れなんて……それに、僕に富豪の先祖がいたことを全く両親からも聞かされていませんでしたからね。」
 「そう、なんだ……。」
 「でも、西沢さんがいれば……少しは安心できますね。」
 「私、驚いちゃったよ。ハヤテくんがどうして私のところに来たんだろうって……それに、昼休みにハヤテくんを私の部屋で過ごすってことにもなったし。」
 歩にとっては、今日という日が驚きの連続だった。男子のハヤテが来たことと、好きな人と思ってもない形で同じ部屋で過ごしていくことになることに。

 「僕が男子として付き合えるのは、今は西沢さんしかいません。その……これからもよろしくお願いしますね。」

 手を握りしめられると、見た目は女の子でも……やっぱり男の子の感触。歩は頬を赤く染めながらそう思った。
 「だったら、あの日の告白は何にもなしだね。」
 「えっ?」
 「だって言ったでしょ?『僕はバイトとかで忙しいから、全然西沢さんとは会えなくなるからやめておいた方が良い。』って。」
 「そういえば、そんな振り方をしてしまったような……その、あの時はすみませんでした。」
 「ごめんもなしだよ。ハヤテくん……その、ずっと一緒にいられるんだよね?」
 「西沢さん……。」
 「私が精一杯守るから、その……ハヤテくんと一緒にいたいから、その……あの時の告白は一切なしでいいかな?」
 「……」
 一緒にいられないから、やめておいた方がいい。それが断った理由だとすれば、告白自体をなしにするのは当然の判断だろう。
 「ええ、西沢さん。僕はかまいませんよ。」
 「うん……ありがとう。」
 お礼を込めてか、歩はハヤテの頬にキス。ハヤテもさすがに頬を赤く染めたようだ。
 「に、西沢さん……!」
 「あと、ハヤテくんが好きでも良いかな。私、その……特徴のない普通な高校生だけど、それでもハヤテくんのこと好きな気持ち、ずっとあの時から変わってなかったんだからね。」
 「……かわいいです、よ。……きっと。」
 「えっ、きっとって何かな!?」
 「すみません、西沢さん……その、これからもよろしくお願いしますね。」
 「……うん。」
 笑った。あの時以来……中学生以来、久しぶりに心から笑いあえた気がする。歩は寮生活のため、ハヤテとなかなか会うことができなくて……一生、笑えないと思ったこともあった。しかし、今はこうして笑っている。

 「あらあら、2人とも仲が良いようで。」

 そう言って入ってきたのは、生徒会長兼寮長でもある桂ヒナギクであった。
 「あっ、ヒナさん。いらっしゃい。」
 「うん、ええと……彼女が綾崎さんね。初めまして、桂ヒナギクです。同じクラスだから覚えてるかもしれないけど、ね。よろしく。」
 「どうも……。」
 握手を求められた。ハヤテは快く握手をする。
 「その……西沢さんは桂さんと友達なんですか?なんか、今……桂さんのことをヒナさんと呼んでいたようですけど。」
 「うん、まあ……かれこれ色々あって、ヒナさんはヒナさんって呼ばせてもらっているよ。」
 「そうなんですか、それにしても高校一年生にして生徒会長さんとは、桂さん凄いですね。」
 「何か私が適任だって……。それに、私のことは桂じゃなくてヒナギクと呼びなさい。」
 「……えっ、その……僕、いや……私、桂さんのことを……。」
 「いいのよ、担任の名前……桂雪路。私のお姉ちゃんだから……ね、私のコトはヒナギクと呼びなさい、いいわね?」
 「は、はい……分かりました、ヒナギクさん。」
 生徒会長さんって……言葉を上手く使うんだなぁ。ハヤテは何気ない今の会話に感心してしまった。

 「そういえば、綾崎さんは前の学校はどちらに?」
 「……えっ、いえ……潮見高校ですけど。」
 「し、潮見……!?」
 「すみません、色々と複雑な事情があって……その、私、白皇学院に編入するようにと祖父らしき人からお願いがありまして。」
 「へえ……色々と苦労しているのね、綾崎さんって。」
 「え、ええ……そうですね。」

 実際問題、複雑な事情ではなくて思いっきり分からない事情で今ここに立っているのだが。上手く言えないのがハヤテにとってはつらいことだった。
 「あっ、そうだ。綾崎さんのことはハヤちゃんって呼んじゃおうかしら。」
 「は、はやちゃん……?」
 「ハヤテなんて、少し男っぽい感じがするじゃない。ハヤちゃんだったら少しは女の子らしいから。ね、それでいいでしょ?」
 「まあ、私は何でも良いですよ。ヒナギクさんが呼びやすいように呼んでいただければ、私は嬉しいです。」
 「それに、何で敬語なのかなぁ……。」
 「ごめんなさい、僕、いや……私、敬語でないと落ち着かない性格で。西沢さんとは普通に敬語で話しているので、その……それでもいいですか?」
 「でも、敬語で話しているなんて……お嬢さまらしくて、何だか気品があってかわいらしい感じがするわ。顔かわいいし。」
 「い、いやですよ……。」
 実際問題、可愛いと言われるのは何だかつらい気分になった。本当は男なのだから、かっこいいと言われたいお年頃でもある。
 「ヒナギクさんはその……生徒会長なのか、凛としていてかっこいい雰囲気がありますよね。」
 「むっ……美希と同じことを。まあ……同じクラスメイト同士、これからもよろしくね。私の部屋は隣の部屋だから。」
 「はい……分かりました。ヒナギクさん。」
 「それじゃ、また明日ね。」
 ヒナギクは部屋から出て行った。かっこいいなぁ……ハヤテはそう思いながら、ヒナギクの後ろ姿を見ていた。

 「ヒナさんは昔から、男性にモテてたんだって。現に、白皇学院の中にもヒナさんのファンクラブみたいなのがあって、女子からも人気があるらしいよ。」
 「へえ……そうなんですか。」
 「まあ、私も実際かっこいいなぁ……って、たまに思っちゃうことがあるんだよね。いろいろと。」
 「そうですか……。」
 「もしかして、ヒナさんのこと・・・。」
 「い、いえ・・・そんなことはありませんけど、何だか・・・潮見高校には絶対いない、この高校に合っている方だなって。」
 「たしかに、容姿端麗、才色兼備。ヒナさんを憧れる人は、白皇学院以外の高校の人も多いらしいから・・・本当にあの人と友達だけですごいって自分でも思っちゃうんだよね。」
 「そうなんですか。」

 歩は少し制服のボタンを開けて格好を崩した後、自分のベッドで横になった。ハヤテも自分のベッドで横になった。
 「西沢さん。」
 「……ん?何かな?」
 「僕、とてもこの先が不安です。女の子として……そのやっていけるかなって。」
 「大丈夫だよ、かわいいし。」
 「それに……西沢さん。僕、どうしてここに来たのか……それだけが知りたいんですよ。西沢さんには悪いですけど……。」
 「……」
 「僕はどうしてここに通うような羽目になったのか、それを……僕は知りたいんです。」
 「そっか……。」
 そっとぎゅっと……歩はハヤテの手をつかんだ。

 「大丈夫だよ、まずは……女の子としてここの生活が慣れるように、私と頑張っていこうよ。今はそれだけを考えても良いんじゃないかな?」

 女の子として……?たしかに、今までばれる恐れすら感じていない。上手くやっていけば、女の子として生活ができるかもしれない。
 安心できるのは、男として知っている人が……こうして今、一番近くにいること。ハヤテは薄く微笑んだ。
 「……そうですね、西沢さん。」
 「そうと決まれば、今日はハヤテくんに夕ご飯でもごちそうしてあげようかな。」
 「いいんですか?」
 「あっ、もちろん……レストランのことだけどね。今日だけだよ、お金を払ってあげるのは……。」
 「……あははっ、手作り料理かと思いましたが。」
 「まあ、いずれは作ってあげるからね。それじゃ、その……日が暮れたら、近くのレストラン行くからね。」
 「はいはい。」
 心の支えが一人でもいれば、自然体で話せる人が一人でもいれば……安心して毎日が送れそうだ。そう思った。
 この夜、ハヤテと歩はゆっくりと食事を楽しむのであった。


 「綾崎ハヤテが私のクラスに転入してきたのですが……。」
 「……これからどうなるか、楽しみね……。」
 「あなたは何を考えているのですか?」
 「……あなたのために。私は彼を選抜した。まずは……彼の生活を見張っておくことにしておきましょう。」


 見えないところで、何かが動いている。ハヤテはそんなことを知るはずもなく、慣れない女子校生活を送っていく……。


Story 1『Girl's school』 Fin


Story 2に続く。


☆コラム☆


・・・実に半年ぶりの、シリーズ『花キミ』。
何かが動き出しそうでもないですけど、このSSシリーズでの白皇学院は・・・こんな感じなんですよ。色々と。


第2話は長くしようかな、そう考えているのですがね。
大演舞会がテーマですが、どうするか時間が必要です。

とりあえずは、待っていた方々には申し訳ないことに。すみませんでした。
また時間が空くかもしれませんが、よろしくお願いします。


それでは、失礼します。
コメント
この記事へのコメント
復活感謝です(^Q^)/^
2009/09/22(火) 17:22 | URL | 鍼灸院 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>>鍼灸院さん

このまま続けば良いんですけどね・・・。
気長にやっていきますw
2009/09/22(火) 20:44 | URL | セカコン #-[ 編集]
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