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こんばんは、セカコンです。
0時きっかりではありませんが、美希SSを公開したいと思います。


まずは、花菱美希さんお誕生日おめでとう。
実際年齢21歳。・・・コメントは他のキャラと一緒です。


みっきみき


さて、SSのお話。


・・・よく分かりませんがとりあえず書いたみたいな感じ。
まあ、美希一人称ですし、何かとミキ色に染まれるかもしれません。

題名の感じでもなさそうですが、みきひなかもしれませぬw
とりあえずは読んでみてください。


それでは、SS『真愛』をどうぞ。



『真愛』


 ―――やあん、そんなところ撮らないでよっ!!


 これが何だか分かるかね?読んでいるあなた方。
 「……ううん、いつでも泉の着替えシーン動画は色あせない萌え要素が含まれているな。良いことだな、本当にな。」
 そうだそうだっ、そこからが苦労した……カメラのアングルにはかなり苦労したぞ。泉の下着姿が何だか眩しく感じる。

 「……ううん、でも……。」

 キミだって想ったことがあるだろう。いくら需要のある作品でも、いつかはつまらなくなり始めることがある。この泉の動画もさすがに見飽きてきた。
 「……色あせない萌え要素も、私は飽きてきたな。」
 今は深夜、私は一人部屋の中でニヤニヤと笑っている。まあ、普通の女子高生の部屋よりも広いため、誰かが部屋の中に入ってきてもこの動画の存在がばれる心配は少なく済む。動画制作は少しは私の部屋でもやっているんだ。
 「さてと、泉のいじられ風景は普段の泉を見ていれば、さほどレア度は高くはない。だが、これはかなりレア度が高い。」
 そうなんだよなぁ……こんなところにも隠しカメラを仕掛けておいて大正解だったよ。こんな動画が撮れるなんてな。

 『お帰りなさいませ、ご主人様―――!』

 愛沢咲夜さんの家に……設置しても良いと言われた、私たちのカメラにそう……あのクールな書記である春風千桜のメイド姿が映されているのだよ。
 「むむむっ、これは……かわいい、かわいいぞ!」
 なんだ、私のメイドに使ってやっても良いクオリティだな。ううん……まさか、彼女にこんな一面があったとはな。
 「……やっぱり泉と理沙に教えるのは止めておこう。」
 すっかりと忘れていた、咲夜さんの家に仕掛けておいたカメラにな……これこそが、果報は寝て待てなのだろうか。いや、ちょっと違うか。
 「ちょっと、この動画を見せればおいしい動画が撮れるかもしれない……が、実際にやることはないな。それこそ、私一人ではできないことであるからな。」
 人間というものは、より高度な欲求をしていくと勉強してきたが……これこそが、その事例となるのだろうか。……今度は合っている気がする。

 「……なんか、明日は何かあったような気がする。」

 そんなことを私は考えていた。今日は夜遅い。さて、歯でも磨いて寝るとするか。いつでも思い出すのが、彼女の表情だった。
 鏡の前に立つと、最近よく……彼女の表情が映っているように見えるんだ。何でなのかは分からない、でも……どうして彼女が?
 「小さいときに、助けてもらった記憶はあるが……。」
 思い出せば、最近は一緒に過ごしているのは泉や理沙ばっかりだけど、前は学校以外では彼女と一緒にいたのが多かったんだ。


 そんなことを思いつつ、私はゆっくりと眠りにつくのである。


 『なんで……なんで、そんなことするの……。』
 『……あなたたち、美希がかわいそうじゃないの!』


 『や、やめて……!』


 また、だ……。また、私は……泣いてる。あなたは、私の前で……立ってる。私のために、怒ってくれている……?


 『美希に何かしたら、私が許さないんだから!』
 『もういいから、もう、いいから……!』


 あなたは私のために、私をいじめた男の子に殴りかかろうとしてる。私は必死に、あなたの足をつかんで必死に止めた。
 だからなのだろうか、次の瞬間に……あなたは殴られた。

 『……!』

 後ろからだったから、よく分からなかったけど……相当強かったはず。あなたほどの人が、よろめくほどだったんだから。
 『だ、だいじょうぶ……?』
 怖かった、あなたにとって守るべき人……私であってもその言葉をかけるのは、何だか怖かった。そして、次の瞬間が今でも鮮明に焼き付いている。

 『ケガが無くて良かったね、美希。』

 振り向いた、あなたの顔は……額から血を流していて、もう女の子じゃなかった。喜びたかったのかもしれない、でも……そんな彼女が怖かった。
 『う、うえええん……。』
 『どうして、泣くの?美希をいじめてる男子から、守ることができたんだよ?』
 『だって、ヒナがケガしちゃったから……。』
 『大丈夫よ、こんなの……。さっ、一緒に帰ろ。』
 怖かった反面、その直後に見せられた笑顔は……それ以上に忘れられない。嘘かもしれないけど、これは本当に起きた出来事だったんだ。


 今日もそんな夢を見て、朝……目が覚めて、いつも通り……残暑の厳しい道を歩いて、白皇学院の生徒会室に泉と理沙が隣に立っていた。

 「にやにや。」
 「ニヤニヤ。」

 あ~言っておくが、泉の方がひらがなで理沙の方がカタカナだからな。それにしても、今日は何だか気分が悪い。というより、周りがおかしい。
 私を見ると、何故か微笑んでくる……。なんだ、GWの旅行に泉にやったように私の顔とかに落書きでもされているのか。それとも『この人はおバカさんです』みたいな言葉を書いた紙が、背中に貼ってあるのか。
 「……」
 確認してみる。さりげなく、そばにあった鏡をチラ見した。……私の顔は普通だった。背中を少しかゆそうな表情をして触ってみた。何もなかった。

 「おまえら、私に何か嫌みなことでも企んでいるのか?」

 泉が笑うのは分かるが……なんで理沙までにも笑われなきゃいけないんだ。それが非常に腹が立つんだよ、あんな夢も見てしまったし……。
 「企んでなんかないぞ。」
 「……泉の微笑みは良いが、理沙の微笑みには何か嫌なことが隠れているようにしか思えない。私の統計上、それは9割以上の確率で当たる。」
 「やれやれ……お前の誕生日にそう言うことを言われてしまうとは思わなかったな。」
 「たん、じょうび……そういえば、そんな日だったな。」
 「なんだよ、忘れてたのかよ。ヒナの誕生日プレゼントをハヤ太くんが買いに行ったときには、はっきりと誕生日を教えてたのにな。」
 「あ、ああ……そうか。それでいつもよりもニヤけてたのか。」
 そういえば教えていた記憶があったな。ちなみに、私の誕生日は今日の9月9日だ。よく覚えておけよ。

 「……おめでとう、美希ちゃん。」
 「ああ、17歳の誕生日おめでとうだな。」

 去年もそんな感じだった。いつも一緒にいるせいなのか、ただ……それだけ、「おめでとう」の一言だけだけど、それでも嬉しいんだよ。
 「あああっ、美希ちゃん……顔が赤くなってるよ。」
 「本当だ、泉に惚れたんじゃないのか?」
 「ちょ、勝手にそんなことを言わないでよっ!!」
 素直にありがとうなんて、この歳になって言えるか。それに、何だか恥ずかしくて……頬が赤くなったんだろうな、泉と私が百合のように理沙に言われる始末。

 でも、私には好きな人がいる。夢にも出てきた……この白皇学院の生徒会長、桂ヒナギクその人に。

 何で好きになったんだろう、やっぱりあの出来事が関係しているのか?……でも、最近……高校生になってから、ヒナのことが別の意味で気になってきた。
 「……美希ちゃん、顔が赤いままだよ?」
 「えっ、あ、ああ……ちょっとここの部屋は暑いんだよ。9月だからって、急にエアコンを控えるようにしなきゃいけないのが……。」
 「うううん、分かるよ。暑いよね……ここ。」
 見れば、泉は汗がだくだくだった。これで下着を着けていなければ、胸の形なんて制服に浮き上がってくるんだろうな。ビデオカメラの用意をしておくべきだったか。
 「……じゃあ、行こうぜ。美希。」
 「そうだな、さすがに教室は涼しいだろうな。」
 ヒナが好きだなんて、そんなコトが言えるわけがない。それに、好きという意味が……分からなくなってる。いけないって、分かってる。


 ヒナは同じ塾に通って……私の髪にガムを吐き捨てた男子3人を1人で倒したという実績を持っている。あの時も嬉しかったんだろうけど、夢の時のように……泣きながらヒナを止めた記憶がある。
 好きって、何なんだろうな。守ってほしい人なのか?……少なくとも、泉のえっちな動画とは意味合いは違うことは分かっている。


 自分の誕生日にこんなコトを考える年が来るなんて、去年は絶対に考えなかっただろうな。あの夢だって、最近見たことだし……。
 だけど、何でなんだ……運命とか絶対に故意に誰かに動かされているに決まってる。なんで、偶然にヒナと帰るハメになるんだよ……。


 夕方になると、やはり涼しいな……でも、頬は熱い。きっと、ヒナがその原因の全てだ。なんで、2人で帰らなければならないんだ。
 「ごめんね、一緒に帰ろうって言って……。」
 「い、いや……別に、悪くない。」
 そう、この2人きりを作り出したのはヒナからなんだ。なんだ、何か私に企みでもあるのか……?帰り道、ゆっくりと歩いている。なかなか声がかけられない。
 「そういえば、美希……今日、あなたの誕生日だったのよね。」
 「……ああ。そうだけど。」
 「学校だと泉や理沙がいつもいて、あんまり渡すことができなかったから……2人きりにしちゃったけど、悪かったわ。」
 「いや、別に良いんだ。今日は私の誕生日なんだし。」
 ヒナはバッグを開いた。なんだ、私にプレゼントでもくれるのか?少しだけ期待していた私だったが、その通りにかわいらしい小包が私の視界に現れた。

 「はい、これ……プレゼント。」

 プレゼントは毎年もらう。大抵は何かかわいいボールペンなどの文房具品だ。でも、今年は違った。
 「クッキー……?」
 「……うん、頑張って作ったんだけど。」
 「そう、か。」
 ここはやはり、喰うべき場面だろう。私は一つ……ヒナ特製のクッキーを食べる。はっきり言ってまずいなんてあり得ないことは分かってた。
 「おいしい、さすがはヒナだな。」
 「良かった。」
 こういう笑顔、普段もしてくれたら嬉しいんだが……やはり、それをされると実際に怖いと思うのが目に見えていた。

 「……覚えてる?」

 何を言い始める、ヒナ。覚えてる……ということは、まさか……私の夢のことをヒナは覚えているというのか。
 「ああ、覚えてる。あの時……塾で誰もいなくなったあと、ヒナが私に誕生日プレゼントを渡してくれたあとに……。」
 「そう、男の子3人が全てを壊した……私が血を流すほどに男の子たちを傷つけたあの時の話し。」
 「……今のヒナでは信じられないな。今もぶっちゃけ、ヒナは怒りっぽいけど……あんな怒り方は決してしないからな。」
 ヒナは笑っていた。しかし、当時のヒナの目つきは……かなり鋭くて、大人の男性でも少しひるむような感じであった。あれは、かなり怖かった……それだけが強く焼き付き過ぎていた。

 「私、分からないコトがあるんだよ。」

 ここ最近……ずっと、悩まされていたこと。悪夢の……あの時の出来事、そうなってしまった理由って一体何なんだ?
 「ヒナ、なんで……あの時、ヒナが血を流すまで男子とやり合ってたんだ?」
 「……」
 「別に、少しだけ攻撃して謝らせれば……それだけで済むんだって、あの時のヒナも分かっていたはずなのに、どうしてそこまでやったんだ?」
 「……理由、知りたい?」
 「夢を見てるんだよ、その時の夢を……怖いヒナに、おびえながらも必死に止めた私の夢を。」
 なんで、笑って……もったいぶっているような表情をするんだよ。私がどれだけ……苦しんだと思っているんだよ。


 「あの時のプレゼントは、私の作った小物入れに入れたクッキーだったの。」


 思い出した……何となく思えている。一部分だけ、私の膝元に落ちていたことを。そして、少し甘そうな香りがしたことも。
 「私、元々はお金なんてあんまり無かったから、手作りにこだわった。美希の誕生日プレゼント、あの時はいつもよりも力を入れたわよ。必死に作って、美希の喜ぶ顔を思い浮かべて作った。」
 「……」
 「でも、そのプレゼントを……あの3人がことごとく壊した。美希の泣き顔を見たいのか、卑怯な笑みで壊してた。」
 「……私、いじられっ子だったから……な。」
 「美希にそんなコトをするなんて許せなかった、ましてや誕生日なのに……最悪の日なんて、したくなかった。だから、無我夢中に私は男の子を激しく叩いて、蹴って……殴った。」
 覚えている。ヒナはただ殴っていなかった……。「やめて」「そんなことしないで」。私のためにやっていたことだったんだ。

 『美希にそんなことしないで!』

 一番覚えている言葉……あの時の誕生日は、決して良い誕生日だとは言えなかった。何よりも怖かったヒナの顔を見てしまった日だったから。
 「……私のためだけにはそこまで怒れないだろう?」
 「……怒れるよ。今だったら。」
 「今だったら?」
 「あの時は、私が作ったプレゼントだったでしょ?だから、更に……許せなくて。私のお祝いの気持ちまで踏みにじられたような感覚になったから。」
 「そう、か……。」
 「でも、後悔したんだ。気づけば、男の子は血だらけで逃げて……残ったのは美希の泣き顔だけだった。私の記憶に焼き付く、最悪の誕生日にしちゃったんだって。」
 ヒナは……やはり、ただやったわけじゃなかった。やっぱり、誰かのために……悪くない。それを形にするんだ。


 『ちゅっ。』


 気づけば私はヒナギクの頬にキスをしていた。……2人きりで良かった、これは恥ずかしい。しかし、ヒナギクは驚いた表情しかしない。
 「悪くない。ヒナは私のために守ってくれたんだ。それは……嬉しいことだよ、ありがとう。」
 「美希……。」
 「それに……その、ヒナはこれからも私を守るんだからな!」
 「……はいはい。」
 「クッキー……あの時のプレゼントだと思って、大切に食べることにする。その……ありがとう。」
 「私も悪夢を見てたから……やっぱり、後悔していたんだなって。」
 「えっ?」
 「だから、けじめを付けるために……まずはクッキーでと思ってね。」
 ヒナも見ていたのか、私と同じ夢を。まあいい。これで……私の嫌な記憶も消えるに違いない。そう信じた。

 「……あの時みたいに、手を繋いで帰るぞ。」
 「そうね、美希。」

 ただ、二つだけ……良い夢であったことも覚えている。

 二人で手を繋いで帰った……その日の夕焼けは今みたいにとても綺麗だったことと、ずっと親友でいようと思ったこと。
 好き……それはきっと、親友以上……恋人未満。そのぐらいの愛情はヒナと共有しても良いんだよな。


 それが分かった、17歳の私の誕生日であった。


 『真愛』 Fin

 
☆コラム☆


・・・さあ、いかがでしたか?
まあ、過去の美希の誕生日が深く関わった話しでありましたね。


ヒナギクとの関係、原作ではどうなるんだろ。
少しぐらいは百合に持っていっても良いけど、今の原作だと・・・どうも西沢さんと百合になりそうなヒナギクなんですよね。


美希、そんな面では少しかわいそうですねw
まあ、これで私の誕生日記念企画は終わりですね。


最後にお誕生日おめでとうございます。


それでは、失礼します。
コメント
この記事へのコメント
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009/09/14(月) 14:52 | | #[ 編集]
Re: 報われないのもまた愛
>>非公開の方

たしかに、報われない愛を応援したくなるのは分かります。
だから百合は良い物なんですよね・・・きっとw
2009/09/14(月) 17:21 | URL | セカコン #-[ 編集]
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