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こんにちは、セカコンです。
・・・これで、私の千桜誕生日記念SSは終わりですね。

・・・堂々の完結話じゃないですか?
・・・前回vol.6はフルラブシーンだったのですが、今回もその余韻があります。


「またするときは、結婚してからだからな。」


これが、最終vol.7のポイントとなるキーワードです。
・・・まあ、読んでいけばだいたいは分かってくると思いますけどね。

でも、ここまで春風千桜のSSを書くこともなかったなぁ・・・。
3本合わせて、全26編(3本目序章込み)ですか。

これまでやる人も、そうそういないのかもしれません。
まあ、あの方の方が編数は多いですが、量は圧倒的にこちらが多いです。

競うつもりはないですけど、なぜか多くなってしまうんですよね・・・。
・・・まあ、ここまで読んでくださった方には本当に感謝ですな。


あと1部です、これで・・・最終ですよ。


それでは、最終vol.7をどうぞ!


~EPILOGUE 愛常~


 ハヤテくんと・・・夜はかなり激しいことをした。それも、規制がかかるほどの・・・かなり激しいことをしていたんだ。
 一夜が明けた、次の朝・・・。


 「うん・・・。」


 目を覚ますと、7時・・・まだ、寝られるのか。夏休みだし・・・どうせ、家の他の人は3人分の旅行券が当たったから昨日から旅行に行っちゃったし。隣に・・・ハヤテくんが寝ていた。
 「・・・いたっ。」
 股の辺りからだろうか・・・なんか、痛みが伝わってくる。じ~んと来るような。こりゃ、目覚めなかった方が正解だったのか。
 「・・・これが、昨日の行為の代償なんだな・・・。」
 痛みと共に嬉しさ・・・やっぱり、愛し合う人たちがする行為をしたからこそあってのものなんだと、改めて感じる。
 どうする・・・寝るに寝れないぞ。痛くて・・・無理矢理でもいいから、ハヤテくんを起こしちゃおうか。でも、それは可愛そうかな。
 「う、うううん・・・。」
 そんな風に悩んでいると、都合良くハヤテくんは起きてくれた。
 「おはようございます、千桜さん。」
 「うん、おはよう。」
 「・・・千桜さん、昨日は・・・その、大丈夫でしたか?」
 「まあ、少し・・・ここに痛みが残ってるけど、大丈夫だよ。それに・・・あれ、シーツとか代えてくれたんだな。ありがとう。」
 気づけば、昨日は下着も付けていない状態で寝たのに・・・今はパジャマだけ着て寝ている格好になっている。

 「・・・すみません、勝手に寝間着を着せてしまって。」

 私は首を横に振った。そして・・・私とハヤテくんはキス。
 「・・・これは、その・・・おはようのキスなんだからな!」
 「はいはい。」
 「でも・・・焦ったよ。あの時は・・・。」
 「えっ・・・?」
 「ヒナギクに出会っただろ・・・?その時に思ったんだ、これは・・・何かあるんじゃないかって。」
 「どういうことですか・・・?」
 あの時のヒナの表情、明らかに・・・違ってた。出会ってしまったときの、素直なかわいげのある表情と白皇学院での少し意地悪な表情で。
 「いや・・・何かあるのかなって。」
 「・・・ごめんなさい、昨日は・・・千桜さんを騙すつもりはなかったんですけど、お嬢さま・・・すごく過激なことを言い始めてしまって。」
 「いいんだよ、もう・・・横にハヤテくんはいるんだから。」
 「・・・そう言っていただけると、嬉しいですよ。千桜さん。」
 「私、分かっていたのかもしれない・・・。」
 「えっ?」
 きっと、そうなんだよな・・・だから、きっと・・・。

 「ハヤテくんさ、ヒナギクとのえっち演技してるとき・・・何にも喋っていなかったでしょ。」
 「まあ、そうですね・・・。」
 「私の時みたいに、ヒナギクが好きでたまらなくて・・・しているんだったら、絶対にハヤテくんだって何か言ってたはずだった。」
 「・・・」
 「でも、何にも言っていなかった・・・つまり、ハヤテくんが一番好きなのは・・・あの時でも私だったんだって、今・・・やっと分かったよ。」
 「・・・そうですよ、あの・・・告白されたあの日から、僕が一番愛しているのは、千桜さんだと・・・決めていましたから。」
 笑顔で言ってくれると・・・何だか、嬉しかった。それだけで、信用性があったから。

 「だから、あの幽霊は・・・ちゃんとした答えを教えてくれたのかな。」
 「えっ、なんですか・・・それ。」

 そういえば・・・あの幽霊はハヤテくんのことを知っていたんだっけ。それだったら、分かるかもしれない。
 「ぜぺっどっていう幽霊なんだけど・・・。」
 「あ、ああ・・・運がないからって女装の呪いをかけさせたあいつですか。」
 「やっぱり、覚えていたんですね・・・。」
 「覚えているに決まっているじゃないですか、アレさえいなかったら・・・あのひな祭りに起きたうんぬんは無かったんですから。」
 「うんぬん・・・って?」
 「あっ、いや・・・それは・・・。」
 「言ってくれないと、これからキスなんてしてあげないから。」
 「・・・分かりましたよ。」
 そのうんぬん・・・色々と酷い目に遭わされて、ウサミミもついた姿にもされたんだって。詳しくは原作第9巻~第10巻を参照してほしいとのこと。

 「・・・あの幽霊、そこまでまともではないと思うんですけど・・・。」

 まあ、ウサミミじゃなくて・・・メイド服だもんな。私はそこまで悪い人だって思わなかった。
 「・・・まあ、私は・・・あのぜぺっどさんにも感謝ですね。」
 「えええっ・・・感謝しちゃうんですか?」
 「だって、今の関係を与えてくれたきっかけを作ったのは・・・後ろめたい理由があっても、あのぜぺっどさんなんだから。」
 「ま、まあ・・・千桜さんがそこまで言うなら、別に良いですけど・・・。」
 どうにも、納得しがたい理由があるようだけど・・・私が良いと言ったんだ。ハヤテくんはメイドには必須な作り笑顔を作ってくれた。
 「・・・今度はハヤテくんのメイド服姿を見てみたいな。」
 「えええっ・・・なんでですかぁ。」
 「だって、今の作り笑顔・・・とても可愛かったから。」
 「ち、千桜さんまで・・・僕をメイド服姿にさせたがってしまうんですかぁ。うううっ、ちょっと悲しいです・・・。」
 「いいだろ、別に・・・私だけに見せてくれれば良いんだから。」
 そして・・・キス、何度も繰り返す・・・。朝から・・・こんなにキスができるなんて、私も夢に思わなかった。

 「そういえば、8月30日に・・・夕涼みに行かないか?」
 「夕涼み・・・ですか?」
 「まあ、早い話は花火大会だよ。それに・・・。」
 「千桜さんの誕生日でしょう?」
 「・・・うん、覚えていてくれたんだな。ありがとう。」
 「・・・当たり前じゃないですか。」

 今年の誕生日は・・・何だか、去年と180度近く良い方向に回転していくことは、この時から分かっていた気がする。



 それからは、ハヤテくんは夏休み期間中のみは私の家にいても良いことになり・・・私はずっと一緒に過ごした。
 ハヤテくんと一緒にグッズ買いに行ったり・・・時々、ナギさんが遊びに来て・・・いつものごとく意見の食い違いもあったけど、それも何だかいつもより楽しく思えた。


 そして、8月30日。


 世間の間では・・・選挙が行われる日でもあって、政権交代だ・・・なんだとか言って、今日は注目の日となっているという。まあ、有権者でもない私にとっては、恋人交代を重点にしていたが、特に問題はなく今日もハヤテくんと花火大会に行くところだ。
 やはり、今日は選挙なのか・・・夜7時でも、十分・・・外にいる人の数が多いのがよく分かる。

 「そういえば、今日は選挙なんですね。」
 「ああ、そうらしいな・・・まあ、私には投票も何もできないから、一切の関係もないけどな。」
 「決める立場としては・・・ですけどね。どこの政党が第一党になるかで、今後の僕たちの生活が変わる可能性もありますから、明日はどの報道番組も見物ですよ。」
 「私は別にアニメDVDの方が良いけどな。」
 「・・・僕も、そちらの方が飽きなくて済みそうですけどね。」

 気づけば、外に出るときは手を繋ぐことは当たり前になっていた。ハヤテくんは執事服で、私は浴衣だった。
 「・・・ハヤテくんも浴衣を着れば良かったのに。」
 「まあ、僕は・・・このまま執事服の方がなんとなく気分が良いんですよ。ありきたりの格好の方が、ね・・・。」
 「ハヤテくんがそう言うなら良いけど・・・でも、ちょっとは雰囲気という物を考えてほしかったかな。」
 「すみません。」
 「・・・あっ、謝った。減点だな。」
 私はそうすると、不意にハヤテくんにキスをした。どうだ・・・少し周りから注目されるという羞恥心を味わっちゃえ。お遊び気分でやった。

 「千桜さん・・・気が早いですよ。」
 「・・・あんまりハヤテくんには羞恥心を感じなかったな。」
 「えっ、おバカイケメン三人衆のことですか?」
 「・・・いいよ、とにかく・・・早く行こう!」

 たしか、時間は・・・午後7時30分だった気がする。そして、私は・・・とっておきの場所を知っていた。

 「千桜さん、安心してくださいよ。あと15分ありますって。」
 「・・・あああっ、その15分が今回の花火大会を良い気分で見られるかの切り札なんだよ!」
 「そ、そうなんですか・・・。」

 ハヤテくんはそう言うと、それ以上は何も言わなかった。私の気持ちを分かってくれていたのか・・・。そして、人気の全くない・・・川のベンチに。
 「・・・ふう、何とか間に合った。」
 「でも、ここ・・・とてもじゃないけど、人があんまり来なそうなところですね。」
 「まあ、いいじゃないか。こうして一緒にいられるんだから・・・。」
 「そうですね。千桜さん。」
 人が数人ぐらい歩いている程度だった。私は、あの時から・・・どうしても訊きたいことがあった。というより、答えの聞けていなかったあの質問を・・・。

 「なあ、ハヤテくん。」
 「なんですか?千桜さん。」

 そして、ある種・・・プロポーズのようなことであった。
 「・・・あのさ、私とこの前・・・えっちしたよね。」
 「ええ、しましたね。」
 「その時の最後に・・・『次にするときは、結婚してから・・・。』とか、そんなことを私、言ったんだけどさ・・・。」
 「・・・」
 「結局のところ、ハヤテくんからはその答え・・・聞けてないんだよね。」
 「・・・」
 ハヤテくんは無言だった。笑顔のまま・・・口元をなかなか動かさなかった。なんだ、私が何か言うのを待っているとでもいうのか・・・?

 「私は本気なんだからな。また・・・できること、楽しみにしてるんだから。」

 そのすることは・・・とても周りには言えないことだけど、私にとっては大切なことなんだ、はっきりしてほしい。
 「・・・どう、なんだ・・・?」
 ハヤテくんは・・・どんな気持ちで、あの時の質問を・・・受け取ったのだろうか。それが、今更恐くなってきた。しかし、それもすぐには消える。


 「千桜さん、僕は・・・千桜さんとぜひまたしたいですね。」


 そうつぶやいたのを・・・花火が上がってしまったために、半分ぐらいしか聞けなかった。
 「もう一回、言ってくれないか・・・?」
 「千桜さん、僕と・・・同じ道を歩んでください。」
 「・・・!」
 「一人の執事ですけど・・・千桜さんの恋人として、僕は・・・あなたの一生を支える男性になることを、ここに誓いたいと思います。」
 「ハヤテ、くん・・・。」
 「こんな僕ですけど・・・いいですか?」
 川辺を見ると・・・花火が上がっている。それは、まるで・・・祝福してくれているようだった。

 「・・・私で良かったら、同じ道を歩ませてください。」

 嬉しくて流してしまった涙がとても眩しかったのを覚えている。その時に打ち上げられた花火がとても綺麗だったことを覚えている。
 その時、こんな風に褒めてくれたことを覚えている。

 「綺麗だな・・・花火。」
 「でも、千桜さんの浴衣も・・・とても綺麗ですよ。」
 「・・・ありがとう。」

 そして・・その時に優しくキスをしてくれたことを、教会で挙げる結婚式・・・ハヤテくんと誓いの口づけをする直前でも覚えているよ。

 ハヤテくんに会えたことを後悔しない、そして・・・たくさんの人たちに支えられてここまで来たことを一つの奇跡だって思ってる。
 それを今までも・・・これからも感謝しつつ、私は・・・この綾崎ハヤテという人と共に歩んでいくことを誓ったんだ。


 ―――愛している、その気持ちはどんな時も色あせることはなかった。


『チハルのごとく!!ver.セカコン』 Fin


☆コラム☆

・・・ようやく、3本目も終わりました。
千桜誕生日記念SS2009・・・堂々の完結です。

まあ、そのことの記事も今日中に書きたいなと思っています。
・・・まだ、時間もたっぷりありますからね。


とりあえずは、ここで簡易的にお礼をしたいと思います。
ここまでSSを読んでいただき、ありがとうございました!


9月からは、SS「ラブリー」の再連載をしたいと考えております。

そして、この2009秋は「~ちゃんの執事」シリーズも企画中です。
もしやるとしたら、随時お伝えするのでお楽しみに!


それでは、失礼します。
コメント
この記事へのコメント
前にも書いたと思うんですけど…改めて
お疲れ様でした~

自分は結構ハヤテの二次創作小説とか読んだりするんですけど…
セカコンさんの作品は
どれもハイクオリティで素晴らしいと思います

千桜関係の次回作とかもやってくれると非常に嬉しいです(ワガママ言ってスイマセン)

ネトラジの方…自分は携帯しか持ってなくて…聞けそうにないんですよねorz

それだけがちょっち悲しいです

2009/08/30(日) 17:44 | URL | 桜将 #-[ 編集]
ラブラブっぷりがもぉ、たまらんですなwwww

うん、いい展開で終われて良かったです。

お疲れ様でした、俺もセカコンさんを見習ってがんばりたいと思いますw

あ、それと単行本見ましたよ^^

アニメで描かれていないところもあったみたいで中々ストーリー性がわかってきましたw

次も期待してますね^^それではw
2009/08/30(日) 20:15 | URL | larmo #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>>桜将さん

はい、ありがとうございます。3本書けました。
そうですか、ハイクオリティですか・・・それはありがとうございます。

千桜主人公の次回作、また書きたいと思ってます!
・・・今回の3本のSSを通して魅力が分かった気がします。

ねとらじ・・・そうですか、それは残念です。
頑張りたいと思います^∀^)つ


>>larmoさん

ラブラブにしましたよ・・・たまらなかったでしょ?
そうですね、良い展開に終わりにしたいなとは考えていました。

見習うなんて・・・まあ、こんなSSでよければ見習ってやってくださいw


単行本、面白いですよね。
第2期は原作を基に作っているので、アニメにはないところも満載ですよ。


はい、次回作も頑張りたいと思います。
2009/08/30(日) 21:27 | URL | セカコン #-[ 編集]
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