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開設10周年!(2018/10/4)日記と音楽感想、アニメ感想を中心に更新しています。リンク&トラックバックなどはフリーです。

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こんにちは、セカコンです。
イモト・・・頑張れ、頑張るんだ!珍獣ハンターはマラソンランナーに・・・!

そういえば、24時間テレビ内でNEWSの曲をあまり聴かないなw
午後になってからやるのかな、楽しみです。

それでは、今回も嵐ソングで。
千桜ナツハルの恋シリーズ。夏の恋編のモチーフになった曲。


嵐「Everything」





さて、SSのお話。

・・・きっと、あのキャラが出てきたことに驚いたでしょう。
本来は幻の4本目のネタだったから、これは力を込めましたよ。

今回は悩める千桜さん、そして少し笑えるあのキャラとの会話。
・・・まあ、気軽に楽しめるんじゃないかなと思う部分です。


それでは、vol.4をどうぞ。
~SELL 4 条件~


 嘘だろ・・・あり得ない。着替えた覚えもないし・・・どうして、メイド服姿になっているんだよ。
 こう思ってしまうのは、私は昨日・・・私服で綾崎くんと電話をかけたときに、そこにはヒナギクがいて、そこでうんぬんあって・・・そして、そのまま泣き崩れたら・・・寝付きが良かったのか、泣き疲れで翌日の朝まで寝てしまったという。

 そして、やけに脚がスースーするなと覚えば・・・驚いたよ。なんで、メイド服姿になっているんだか・・・分からない。

 「なんで、メイド服姿になってるんだよ!」

 たしかに、昨日は私服で寝たはずだ・・・そうだ、さっき前回までのあらすじっぽい部分でたしかにそう言ったよ。
 「嘘だろ・・・脚がスースーして今の季節には良いけど、さすがに・・・お母さんとかに見つかったら、それこそ漫画で言う時間が止まるような光景になってしまう!」
 そうとなれば・・・私はメイド服を脱ごうとした。しかし、

 「うっ・・・痛い・・・!」

 両手に痛みがほとばしり・・・そして、少し手が麻痺した。再びスカートに手を伸ばすと、痛みがそれに伴って襲ってきた。
 「ど、どういうことだっ・・・い、痛いっ・・・!あ、あああっ・・・!」
 何度もやったためなのか、その反動として・・・手の痛みが激しくなってくる。ついに、倒れるほどの痛みが私を襲ってきた。

 「助けて・・・!う、うあああっ・・・!」

 痛い・・・苦しい。悪夢だ・・・これは悪夢だっ!!だが・・・現実だった。この痛みは夢では味会わないと思ったから。
 『どうだ?メイド服姿になってしまった苦しみは・・・。』
 聞いたことのある声・・・。これは、私が悪夢だと思っていた・・・あの人形の声に違いない!
 「ぜぺっどかっ!!」
 『そうだ・・・私がかけた呪いだよ、春風千桜。』
 「・・・おまえ、どうして私をこのメイド服姿にしたんだ!」
 『だから言っただろう。私の欲求を晴らすために・・・。そう、綾崎ハヤテがウサミミをつけたのよりも全然可愛い・・・。』
 「人形のくせに・・・お前、変態だな。」
 くそっ・・・これも悪夢だと思いたい。ぜぺっど・・・お前は、時間浮遊じゃなくて次元浮遊もできるのか?
 「正体を現せ・・・!」
 『・・・表すことはできない、なぜなら・・・一度、三千院ナギに消された私は・・・形なき、思想だけの存在となってしまったからだ。』
 「嘘つけ。夢の中では・・・お内裏様の姿で出てきただろ。」
 『あれは夢だからだ、夢は無限大なんだ。・・・だから、お内裏様の姿でお前の前に姿を現すことができた。しかし、現実はそうではない。厳しすぎるよ・・・本当に、現実は。』
 「だから、姿では出ることはできなくて・・・こうやって、私に話しかけているのか。おまえが。」
 『そうだ、心を乱した人間を見つけて・・・そいつに呪いをかける。まあ、お前の場合はメイド服姿から戻れないことだな。くっくっくっ・・・!』
 なんて嫌みな笑い方なんだ・・・千桜は心の中で嘆いた。何とか、何とか・・・元に戻る方法はないのか!

 「・・・おい、呪いをかけたのなら・・・解く方法を教えろ!」

 姿なき・・・どこかにいるはずの、ぜぺっどに私は問いかける。すると、まあ・・・こうなるだろうなという答えが返ってくる。
 『・・・まあ、そんな簡単に教えるわけないだろ。』
 「・・・てめえええっ、来年のひな祭りには・・・絶対にひな壇を飾っても、お内裏様だけは飾らないでやるよ。」
 『えええっ・・・!』
 「どうだ、おまえだって・・・ひな祭りぐらいの日は、お内裏様の姿で景色を観てみたいだろう。可愛い女の子だって見たいだろう、私みたいな。」
 『むむむっ・・・今年の綾崎ハヤテ女装版みたいなものは、ぜひ生でまた見てみたいものだ・・・。』
 「だったら、解くする方法を教えなさい。・・・これは取引よ。」
 『教えてくれたら・・・来年のひな祭りに出してくれるんだな?』
 「ああ、ひなあられだってちゃんと用意してやるよ。」
 勝った・・・言いくるめた。何だか、これだけで・・・勝った気分になれた自分が、すごく幸せに思って、すごく後に恥ずかしく思うことになる。

 『そうだな、解く方法は。お前にとってもっとも恥ずかしいことで、自分の決意・・・それを形に表さないといけない。』

 何をかっこいいこと言いやがって・・・って、恥ずかしいことだと!
 「ふざけるな!このメイド服・・・町中でも十分恥ずかしいんだぞ!」
 『私は、この前・・・3月の終わりぐらいか。お前の働いているところの主と一緒に歩いているのを見たが?』
 「あれは、咲夜さんの車で来て・・・!」
 『とにかく、お前は・・・綾崎ハヤテと決裂の状態にある。そして、今・・・自分が何をするべきなのか、それをよく考えろ。』
 「・・・自分が何をするべきか・・・?」
 『それが分からない限り、お前はずっと・・・この姿で、綾崎ハヤテとは復縁することができないだろう。』
 「・・・」
 こいつは・・・何をしたがっているのかも分からない。それに、綾崎くんは・・・ヒナギクという恋人だっているんだろ?だったら、この呪いなんて・・・。

 『私はもうあなたに話しかけることはありません。・・・あとは、お前次第・・・まあ、せいぜい頑張れとでも言っておこうか。』

 そうすると、その気配がだんだんと薄れていく。すると、完全に・・・ひとりぼっちになったような気がした。
 「なんだよ、自分の一番・・・しなきゃいけないことって。」
 分からない・・・綾崎くんと会うことなのだろうか。あのぜぺっどもそんなことを言っていた・・・。
 「とりあえず、メガネは外して・・・髪もほどいておくか。」
 鏡を見たとき、私は学校での姿だった。やっぱりメイド服の時は・・・なるべく、ばれないように・・・ハルさんの時の格好でいようと決めた。
 「よし、これで・・・とりあえずはハルさんだな。」
 少しは安心できたが・・・これから何をすればいいのか分からない。呪いを解きたいけど、それは・・・少し恐いことをしなければいけない。


 「それは・・・大変ですね。」
 「ええ、大変なんですよ・・・って、あれ?」


 今、私の後ろで可愛い声が聞こえたような・・・。恐る恐る・・・後ろを振り向くと、そこには・・・和服の少女が立っていた。
 「あの・・・どなた様ですか?」
 「ええと、私は・・・鷺ノ宮伊澄です。ええと、あなたが働いている・・・愛沢咲夜さんの友人ですよ。」
 「あ、あああっ・・・伊澄さんでしたか。時々、いらっしゃいますよね。」
 「ええ、咲夜にはいつもハリセンで叩かれておりまして、うううっ・・・。」
 「そ、そうですか・・・。」
 咲夜さん・・・どういう相手の仕方をしているんですかっ・・・。
 「・・・って、あれ。なんで伊澄さんがここにいるのですか?」
 「・・・それよりも、私はどこにいるのですか?」
 「・・・ここは私の家ですけど、ちなみにここは私の部屋です。」
 「・・・!」
 なんでそこで驚くんだあああっ・・・!これは、完全に天然のキャラだと見た!
 「どおりで、あなたがいると思ったら・・・あなたの家でしたのね。これは気づきませんでした。」
 「って、表札に『春風』って書いてあるし!」
 「むむむっ・・・さすがは咲夜のメイドさん、ツッコミにもキレがあるんですね。」
 「・・・」
 どうも、お笑いが苦手な私でも・・・この伊澄さんの前になるとツッコミ役としてデビューできそうなぐらいに、やはり伊澄さんはかなりのボケと見た。

 「で、その・・・なんで、私の部屋に来られたんですか?」

 どうにか、本当に訊きたいことを聞き出そうとする。それに・・・やっと、伊澄さんは答えてくれた。
 「なんか、この家・・・それも、この部屋に霊気が漂っていたから・・・。」
 「霊気、ですか・・・?」
 「ええ、前にも出会ったことのある・・・いえ、感じたことのある霊気でした。これは・・・ひな祭りの時期の時に出会った妖怪ですね。」
 「私、会ったんです・・・。」
 「えっ?」
 「私、その妖怪さんにあったような気がします・・・その妖怪って、ぜぺっどさんという妖怪さんではありませんでしたか?」
 「・・・!」
 どうやら、図星だったようだ・・・あれは、伊澄さんの出会ったことのある妖怪!っていうか、伊澄さんってゴースト・ハンターだったんですかね。
 「はい、なんということでしょう・・・あの妖怪は、ナギがちゃんと消してくれたのに・・・。なんで、再び・・・。」
 「なんか、この世界では思想のみの存在で・・・嫌なことがあった人の夢に出てくるそうですよ。彼・・・だと思いますけど、その話では。」
 「・・・うううっ、ナギが消したから・・・そんな微妙な存在価値となってしまったのですね、その幽霊さんは・・・。」
 「あれは、幽霊だったんですか・・・。」
 幽霊と妖怪・・・どっちがどうなのかは分からないけど、あれは・・・幽霊だったのか。でも、幽霊の方が親近感があるな。

 「伊澄さん、私・・・どうすればいいのでしょうか。」

 伊澄さんは・・・あれ、目を閉じて瞑想しているのか?あれ・・・伊澄さん、真面目になっているのか?それとも寝ているのか・・・。
 「あの・・・伊澄さん?」
 「・・・あ、失礼いたしました。」
 「その・・・今は何をやっていたのですか?」
 「千桜さんが見た、ぜぺっどの幽霊・・・それを探していたのですが、見つかりませんでした。消えてしまったのでしょうか。」
 「そういえば、彼・・・もう、私とは話さないと言っていましたね。」
 「でも、メイド服からは解放されないということは・・・彼の呪いは最低限、千桜さんの体に残っているということですね。」
 「私、どうすればいいのでしょうか・・・。」
 「・・・ちょっと、メイド服を脱いでもらえませんか?」
 「は、はい・・・。」
 メイド服・・・脱ごうとしても、さっきと同じような結果になることは分かっている。それでも、伊澄さんの頼みだからメイド服を脱ごうとした。


 「うわあああっ!!」


 さっきよりも・・・何倍も両手に痛みが伴い、ベッドに倒れかけた。伊澄さんが横から少し支えてもらった。
 「大丈夫ですか?」
 「やはり・・・メイド服は脱げないみたいですね。いたたっ・・・やっぱり、メイド服を脱ぐと、手が痛くなって・・・痺れてきますね。」
 「これも、呪いのせいなのでしょう・・・。」
 「そういえば、ぜぺっどさん・・・かなり、メイド服にこだわっていましたね。綾崎くんの時も、そんな感じだったのですか?」
 「え、ええ・・・可愛かったですよ。」
 ちょっと、伊澄さんの頬が赤くなった・・・やっぱり可愛かったんだ。ちょっと見てみたかったな、綾崎くんの女装姿。
 「でも、千桜さんの場合は・・・これが最高限度の呪いだと思いますので、千桜さん・・・まずは安心してください。」
 「はい、分かりました・・・。」
 「でも、なんか・・・千桜さん、あなたの心は・・・今、元気ではないような気がしますけどね。」
 「えっ・・・?」
 「昨日でも、何か嫌なことがあったのですか?」
 「そ、それは・・・。」
 綾崎くんと・・・ヒナギクが、あんなことをやっていたかもしれない・・・電話口の向こうだったけど、アレがリアルに思えたのが今でも鮮明に残っていた。

 『はあん・・・!ハヤテくん・・・!』

 特に、ヒナギクの喘ぎ声は・・・かわいかったけど、その声を聴く度に・・・やっぱり綾崎くんが遠く感じた。
 「・・・」
 「泣くほどに、悲しいことでもあったのですね。」
 悪かったのは誰なのだろうか・・・。ヒナだったのだろうか。ヒナギクのいざという時が、私が好きになることだったのは・・・それはショックだったけど、その原動力ってやっぱり・・・。
 「千桜さん?」
 「あっ・・・はい?」
 「ハヤテ様の時は、この世で一番運のない人・・・その人として呪いをかけさせられたのです。しかし、あなたは違いました。」
 「なんですか・・・?」
 「大抵の幽霊に、そのぜぺっどさんは戻ったのです。嫌なことがあった人の心の隙間に、呪いをかけたのです。だから、千桜さん・・・その心の隙間、つまり・・・自分の嫌なことを解決すれば、おのずと呪いは解けてきますから。」
 ぜぺっど・・・たしかに、卑猥度ではかなりのランクの高さだと思った。あれがもし生きていたなら、きっと女性に縁のない人だったんだろうなぁ・・・。

 「女性は好きではありませんでした。しかし、女装が好きな人でしたよ。その幽霊となった元の人は。」

 どうやら、伊澄さんは少し人の心の見抜くことができるらしい。
 「そ、そうなんですか・・・。」
 「なので、メイド服は・・・ハヤテ様と同じように、きっとぜぺっどさんが好きな序奏の服だったのでしょう・・・!」
 「・・・私、ちなみに女性なんですけど。」
 「・・・!」
 「なんでそこでびっくりするんですか!ちゃんと胸だってあるんですからね!」
 「ぜぺっどさんも・・・趣味が広がりましたのね。リアルな・・・メイドさんを求めるようになったのね。」
 「いえ、あのぜぺっどさん・・・メイド服を無理矢理着させられて、それに焦って・・・頬が赤くなるという情景を思い浮かんでいたようです。」
 でも、私は・・・さすがはメイドだからな、全然焦らなかったけどな。どうやって元に戻るかどうか分からないのには焦ってるけど。
 「千桜さん・・・あなたも焦っているように思えますが。」
 「い、伊澄さん・・・。」
 「あなたの場合は、解決方法が見つからない・・・その方で悩んでいるように思えますけど、違いますか?」
 「え、ええ・・・。」
 「大丈夫ですよ、千桜さん。今から・・・咲夜の所に行きましょう。咲夜と3人で考えれば、自ずと解決方法が出てくるでしょう。」
 「・・・」
 「・・・自然と涙がこぼれてしまうのですね?理由を考えると。」
 えっ・・・気づけば、目元を触ると・・・液体が、涙が・・・指に付いていた。泣いていたのか、やっぱり・・・。

 「そのようですね、伊澄さん。」
 「大丈夫です、咲夜は・・・優しい方だと思いますから。」
 「ええ、優しい方ですよ・・・。」

 泣いていたんだな・・・自然と伊澄さんに優しく抱かれていたのが分かった。そして、心の奥のどこかで・・・私は綾崎くんのことを信じていたんだと思った・・・。


vol.5に続く。千桜が今しなければならないこととは・・・。その解くカギとは?
次回、一気に決着まで進む・・・!


☆コラム☆

まあ、千桜ナツハルの恋シリーズ。
あれは、嵐27枚目のシングルをモチーフにしたんですよ。

1本目「フェス」は「Everything」。
2本目「チェリー」は「season」。


・・・でも、色々と良い曲があって・・・。
泉ソロ曲も、もちろんその中に入っていますよ。

さて、次回は一気に決着を付けて・・・。
そして2回後は、なんと・・・R-18のラブシーン到来。


さらに、さらに・・・!今後の展開を楽しみにしてほしいです。


それでは、失礼します。
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