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こんにちは、セカコンです。
・・・オードリーはいいですな、春日が面白い!

連続で記事を書くと、ネタが無くなりがちになる・・・。
まあ、この3本のSSはこの曲もイメージで合っているかも。


嵐「明日の記憶」





巡り巡る季節の途中で、何色の明日を描きますか?
・・・千桜は今回、最大の裏切りを受けることになります。

千桜FCの方もかなり記事が更新されているらしく、
私のこのSSのことも微妙に説明されているので・・・。

ぜひ、お立ち寄りしてみてください。
そして、感想をコメントやメールでどんどん何度もしてくださいw


さて、SSのお話。

・・・上記の通りです、千桜は心に深く突き刺さる出来事が起きます。
そして、あのキャラが・・・登場。

・・・千桜目線「綾崎くん」か「ハヤテくん」のどちらかにするか迷った。
・・・それが、今では一番苦労したところですね。


それでは、vol.3をどうぞ。

~SELL 3 裏切り~


 夏休みというのは、やはりいずれは暇になる。宿題なんて・・・もう、ほとんど終わらせてしまった。
 「あああっ、暇だなぁ・・・。暇だ。・・・暇だ。」
 普段は忙しくて、どれだけ暇だったらいいだろう・・・そう思ってたけど、いざ・・・暇になると、何かあってほしいと思ってしまうものなんだな。

 「・・・綾崎くんに電話でもかけようかな。」

 やっぱり、直接会わなくても電話で話すというのも・・・なんだかいいものだよな。よし、善は急げ・・・電話をかけることにしよう。
 「・・・あ、綾崎くん?」
 「あっ、千桜さんですか。こんにちは。」
 「うん、おはよう。」
 「どうかしましたか?」
 「いや・・・ただ、綾崎くんと・・・話しがしたかっただけだよ。それに、声も・・・聞きたかったし。」
 「千桜さん・・・。」
 恋人だから言える言葉だよな・・・これ。すごく今、幸せな気分なんだけど。

 「綾崎くん、昨日読んだ漫画なんだけどな・・・。」

 それから、10分間ぐらいは・・・私がずっと、その漫画のことについて熱弁してしまった。綾崎くんはでも優しくて、うんうん・・・って、相づちをしてくれた。
 「でな・・・それでそのヒロインがすごく可愛いんだよ。」
 「そうなんですか。それでは、お嬢さまにオススメの作品として教えておきましょうか。」
 「ああ、これはオススメだからな。ちゃんとオススメしておいてくれ。」
 「はい、分かりました。」
 そんなことを話していた、矢先のことだった。・・・たぶん、綾崎くんのいる場所は自分の部屋だっただろうな。

 「ハヤテくん・・・。」
 「あれ、ヒナギクさんじゃないですか。」

 ヒナギク・・・なんで、その名前が電話口の向こうにいるんだ?
 「ハヤテくん・・・あのね、私ね・・・今日はハヤテくんと一緒にいたいの。」
 「えっ・・・ど、どういうことですか?」
 「私・・・ハヤテくんのこと、好きだから・・・。今、ハル子と付き合っているんでしょ?」
 「え、ええ・・・そうですけど。」
 「そう・・・だったらさ、ハヤテくん・・・。」
 なんでだ・・・?ヒナギクが、どうして・・・。好きなのかよ・・・この前は確かに、応援してくれるって言ってくれただろ!

 なんだろう、綾崎くんにヒナギクが近づいてくるのが分かる・・・綾崎くんはベッドの上にいるのか?シーツのこすれる音が聞こえる。
 「ハル子と結びつかれる前に・・・えっちしようよ。」
 「ヒ、ヒナギクさん・・・それはやめてください。」
 「嫌だ。・・・ハヤテくん、ハル子のことばかり見てる・・・私のこと、もっともっと・・・見てほしい。だから、私とえっちするの。」
 「でも、千桜さんがかわいそうですよ・・・。」
 「私には、ハル子は邪魔な存在しかないから。」
 な、なんだって・・・!この前とはうって違うぞ・・・ヒナギク、な、なんてことをしようとしてるんだよ!

 「はああん・・・!ハヤテくん・・・!」

 そして、私の耳には・・・ボトンと衝撃音が走る。綾崎くんは携帯を押してしまったんだ。きっと・・・ヒナギクに拘束されたんだろうな。
 「ヒナギクさん・・・やめてください。」
 「・・・ハヤテくん、私ね・・・分かったの。この気持ち、抑えきれない・・・私はハヤテくんのことが好きなのよ!」
 「それは嬉しいですけど、それには・・・まだ、この行為は早すぎますよ!」
 「ううん、いいの。私はそれほどにハヤテくんを愛してる・・・だからハヤテくん、一緒にこのままいようよ。」
 「・・・それは別に構いませんけど、でも・・・脱ぐとか、えっちとか・・・そんなのは止めてください。」
 「いやだっ・・・いやだっ!!」
 ヒナギクは綾崎くんと・・・えっち・・・。なんで、なんで・・・ヒナギクはそこまで綾崎くんを求めようとするの?

 「ねえ、ハヤテくん・・・私とハル子のどっちが好き?」

 核心を突くような・・・そんな質問をしてくる。まるで、私が電話をかけているのを知っているように思えてくる。
 「・・・ハル子はナギみたいなオタクなのよ?それに比べて、私はこうやって・・・ちゃんと恋愛の王道を今からハヤテくんとしようとしてる。ね、そんな2人のどちらをハヤテくんは好きだって言ってくれるかな?」
 「そ、それは・・・もちろん、千桜さんに決まってます!」
 「・・・う、うううっ・・・。」
 「それに・・・今日のヒナギクさん、ちょっとおかしいですよ!」
 「ハヤテくん・・・だったら、今から私のことを好きにさせてあげる。ハル子なんて目じゃない、最高に気持ちよくさせてあげるから・・・。」
 ヒナギク・・・やめろ、やめろ・・・!

 「ヒナギク、おまえ・・・やめろって言ってるだろっ!!」

 会話が聞こえる・・・つまり、通話中の状態だった。だから・・・私は叫んだ。やめてほしい・・・ヒナギクが綾崎くんを好きであっても良いから、それだけは・・・。その気持ちを、必死に込めて。
 「・・・あれ、今・・・ハル子の声が聞こえたような・・・。」
 気づいたのか・・・そして、綾崎くんはきっと焦ったんだ。
 「あっ・・・!今の会話、千桜さんに・・・!」
 「へえ・・・ハル子と今・・・電話していたんだ。どれどれ・・・ちょっと携帯貸してね。」
 そして、誰かの手に取られて・・・ようやく、ヒナギクの直接的な声を聴いた気がした。
 「ハル子?」
 「・・・ヒナ、その・・・。」
 恐かった。何を言われてしまうのか・・・恐くて、切り出せなかった。

 「・・・ハル子、私はハヤテくんのことが好きなの。ね、ハヤテくん・・・。」

 くちゅくちゅっ・・・聞こえる、あれは私と綾崎くんが・・・この前、キスをしたときの効果音と同じように聞こえた。
 「・・・やめろよ、やめろって言ってるだろ!私の・・・私の綾崎くんに手なんか出さないで!」
 「・・・ハル子のハヤテくんだなんて、誰も認めてないから。」
 「な、なんだって・・・?」
 「私はいざというときには、私も・・・参戦するとか言ったでしょ?」
 「・・・言ったけど。それが・・・どうかしたの?」
 「私のいざって言うときはね・・・。どんなときか分かる?」
 「・・・分かるわけ、ないだろ?」
 私は少し涙ぐんだ声をしていた。対して、ヒナギクの声は少し小悪魔な感じがして取れた。そして、衝撃の一言。

 「あなたがハヤテくんを好きになっちゃった時に決まってるじゃない。」

 ヤンデレだ・・・分からないけど、これはヤンデレに違いない。私を消したいんだ・・・ヒナギクは。そう思った。
 「・・・ヒナ、なんで・・・そんなこと言うんだよ。」
 「ハル子、恋って言うものはね・・・裏切りあってこそ、面白いものじゃない?」
 「・・・綾崎くん、綾崎くんは・・・私のこと、好きだよね。ねえ・・・綾崎くん、答えてよっ!!」
 電話口の向こうで・・・聴いてた?ヒナギクが綾崎くんに訊くのが分かった。しかし、綾崎くんは答えてくれなかった・・・。

 「綾崎くん・・・。」
 「・・・えっ、えっちするんですか!?」
 「・・・うん、ハル子に・・・私たちの愛情がどれだけ繋がっているのか、知らしめなきゃいけないからね。」
 「そ、そんなこと・・・。」

 その後、何か・・・やってるんだ。何か・・・ぐちゅぐちゅ音が聞こえて、ヒナギクの喘ぎ声が嫌みで可愛く聞こえてしまった。

 「やめろって・・・!」

 「あっ・・・あああんっ・・・!!」

 だめっ・・・だめっ・・・声が聞こえる。その声が・・・私を綾崎くんからどんどんと離れていくような感じがした。

 「ハヤテくん・・・。私、ハヤテくんのこと・・・愛してるのよ。それだったら、少しぐらい攻めてくれたって良いじゃない。」
 「そ、そんなこと・・・できません・・・。」
 少しはためらっていることは分かった。しかし、そんなところを・・・綾崎くんを救うように考える要素として取り入れることなんて、考えられなかった。
 「ハヤテくん、私はね・・・どうしてもハル子を超えたいの。ハル子を超えるためには・・・もう、これしかないんだよ。」
 「ヒナギクさん・・・やはり、そんなことをしては・・・!」
 ヒナギクは喘ぎまくっている。綾崎くんは・・・何も喋らずに、きっと・・・しているんだなって思った。

 「あうん・・・!ハヤテくん・・・あっ、あっ、あっ・・・!」

 そんな中で私は・・・何も言うことはできない。何か言っても、すぐにそれを止めさせることなんてできなかったから。

 それから、10分後。綾崎くんからの言葉が返ってきた。

 「千桜さん・・・。」
 「綾崎くん・・・なんで、止めなかったんだよ。」
 「えっ・・・そ、それは・・・ヒナギクさんが強引にしてきたから・・・。」
 「そんなの、綾崎くんだったら・・・止められるに決まってるだろ。なのに、なのに・・・なんで、えっちしちゃうんだよっ!!」
 「千桜さん、そこまでしてませんから・・・安心してください。」
 「綾崎くんの言葉なんて信じられるか。あの時、デートしているときにヒナギクと出会ったとき・・・本当はまずいと思ったんだろ、好きだったから・・・。」
 「そんなことはありませんよ、僕は千桜さんが一番・・・。」


 「もう、何も言うなっ!!」


 もう、何もかもが・・・自分を否定して、受け入れることなんてできなかった。信じたくない・・・綾崎くんなんて。
 「私のことが好きだったら・・・なんでだよ、何度も止めろって言ったのに。やめないなんて・・・。」
 「だから、あれは・・・!」
 「綾崎くんなんて・・・綾崎くんなんて嫌いだっ!!ヒナギクと・・・ヒナギクと付き合ってれば良いんだっ!!この裏切り者!!」
 「千桜さん・・・!」
 携帯電話の電源を切った。私は・・・もう、何が何だか分からなかった。先なんて見えなくて・・・お先真っ暗であったのだ。

 「くそっ・・・!」

 携帯電話をベッドに投げつけて・・・気づけば、涙、涙・・・その連続。綾崎くんを信じられない。そう、私が悪いのかと、携帯電話を切ってすぐに思い始めた。
 「・・・綾崎くん、綾崎くん・・・。」
 綾崎くん・・・なんで、ヒナギクとえっちなんてしたの?私のことは・・・好きじゃなかったの?そんな風に思ってしまった。

 「でも、私のせいなんだ・・・私の、私のせい・・・。」

 何か言いたかったのは分かっていたんだ、きっと・・・その言葉は分かっていたはずなのに。私なんて・・・綾崎くんと付き合う資格もないんだ。
 「・・・」
 泣き続けて・・・泣き疲れて、気づかずに寝ちゃって。目覚めたのはいつだったのだろうか。そう、次の朝まで・・・目覚めることはなかった。



 『苦しい・・・。』



 この首を締め付けられる苦しみは・・・なんなの?く、苦しい・・・苦しすぎる。
 「苦しい・・・な、なんなんだ・・・。」
 「・・・私の仕業じゃよ。」
 「お、おまえは・・・誰だ!」
 夢の中のもやもや・・・その中で、よくひな祭りの人形の中の花形とも言える、お内裏様の人形が現れた。
 「お、おまえは・・・?」
 「ああ、ぜぺっどじゃ・・・そう、私は今年の3月3日、綾崎ハヤテという若者に呪いをかけたんじゃったな。」
 「ぜぺっど・・・綾崎くんを知っているのか!」
 「ああ、そうじゃ。」
 第一に、なんでひな祭りの人形が話すことができるんだよ。あっ・・・夢だから何でもありなのか。

 「・・・いや、これは直接おぬしの脳に語りかけているのじゃ。」
 「語りかけている・・・?」
 「そう、おぬしは昨日・・・その綾崎ハヤテの琴を信じられなくなったそうじゃな。」
 「なんだよ、いきなりそんなこといいやがって。お前は女性の心が分かってないんだな。それに触れられると、すごく嫌なんだよ!」

 何をニヤニヤ見ているんだ、この人形は・・・。すごくむかつくんだけどな!
 「まあ、そこまで・・・怒りっぽくなるな。そのな・・・もう少し、おしとやかになれ。そうじゃ、おしとやかになれば・・・。」
 「・・・好きな人がほかの人にえっちされて笑っていられる彼女がいると思っているのか!まったく・・・常識のない人形だな。」
 「そんなにキリキリするのではない。」
 「まったく、嫌なことがあった後だと・・・こんなに嫌な悪夢を見ちゃうのか。本当に今日は・・・。」
 「まあ、女心は難しいからのう・・・。」
 「だったら、とっととここからいなくなってくれ。私は一人になりたいんだよ!」
 なんだよ、あの・・・卑猥な目。なんか、可愛い格好を見たときの・・・その、女子の水着姿を見る男子の目の方がまだマシな目だぞ、これはっ!

 「・・・なにジロジロ見てるんだ?」
 「・・・メイド服なんて着させたら、かなりかわいいと思うんだけどな。」

 なんだか、最初は昔の人っぽい口調だったけど、なんだ・・・すごく調子に乗っているような喋り方になってきた。
 「・・・おまえ、調子に乗るなよ!」
 「私は・・・おぬしのメイド服姿が見たい・・・。そ、そうだ・・・!メイド服姿にすればいい!」
 「・・・残念だったな、私は既にメイドの経験があるんだよ。」
 「なん、だと・・・!」
 「おまえ、メイド服にして・・・私の恥ずかしがる顔が見たくなったんだろ。残念だったな、私はメイド服を着ることに羞恥心は持つことはないんだよ。」
 別に、メイド服を着ることぐらい・・・私にとってはどうってこともないスカートが短くても全然平気なんだからな。
 「・・・ふっ、ふっ、ふっ・・・。」
 「何が、おかしいんだ・・・?」
 「まあ、よく覚えておけ・・・。」
 「うるさいお内裏様だな・・・来年から飾ってやらないぞ!」
 こんなやつ・・・本当に悪夢だ。本当に現実じゃなくて良かった・・・私は少し安心した。だが、このぜぺっどのにやけ顔が印象に残った。


 そして、光が差し込んだのであった。


 「うん・・・あれ、あ、朝か・・・。」


 私はベッドから体を起こすと・・・あれ、何だか・・・脚がやけにスースーするような気がしてならない。
 「なんでだろ・・・。」
 下を見ると、スカート・・・あれ、ど、どういうことだ・・・?しかも、どこかで見たことがある・・・。

 「・・・あああっ!!」

 その言葉を発したのは、鏡の前のことであった。自分の姿を見ると・・・それは、メイド服姿の・・・ハルさん状態の姿だったんだ・・・。


vol.4に続く。ぜぺっどの呪い・・・それは、千桜の心を動かすきっかけとなる。
手助けするのは、この手に強いあのお嬢さまです。


☆コラム☆


『重ね合った心の奥に 喜びと悲しみ ぬくもりと憎しみ』 

きっと、そんな気分になった千桜さん。
・・・ぜぺっどネタは本来、この千桜誕生日記念幻の4本目に書こうかと思ってました。

でも、このSSで少し悩んだ点があったので、この要素を入れました。
今思うと、上手くできたかな・・・?そんな気分です。

まだまだ、千桜さん誕生日企画は終わらない。


それでは、失礼します。
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