日記と音楽感想、アニメ感想を中心に更新しています。リンク&トラックバックなどはフリーです。

2017/07 |  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 | 2017/09

こんにちは、セカコンです。
夏休み最終3日間に突入いたしましたね・・・みなさんいかがお過ごしですか?


さて、明日は・・・千桜の誕生日。
明日は・・・コラボSS。

・・・そうだな、明日はシークレットSSでも公開するか(ないけど)w


さて、SSのお話。

千桜編はかなりシリアス。
ハヤテ編は光が見えてくる。・・・そんな感じですな。

徐々にこのSSの裏が見え始める、今回の話し・・・。
そして、千桜は・・・再びヒナギクと同じようなコトを・・・。


それでは、vol.7をどうぞ。
~SELL 6 Grade~


 圧倒的な威圧。薄気味笑う笑みを浮かべているアテネを、千桜は見てぞっとした。一歩引きたくなるような感じである。
 「・・・何怖がっているの?私とそう変わらない年齢の女の子よ。」
 「でも、アテネ理事長・・・お久しぶりです。っていうか、会ったこと・・・無かった気がしますね。すみません。」
 「・・・アテネ理事長か。それも・・・久しぶりな感覚。でも、それよりも・・・もっと、久しぶりな呼び名を、昨日言われたところよ。」
 「・・・アーたんですか?」
 「・・・誰かから聞いたのね、その呼び名。」
 アテネは千桜の前に近づいてくる。威厳のある・・・あの白皇学院の理事長が近づいてくる。千桜は緊張した。

 「・・・あれ、あんまり大きくないんですね。」
 「それは、背かしら?胸かしら?」

 はっきりと言って、千桜はグラマーな胸も・・・注目してみていたが、
 「いえ、背の方です。あんまり高くないんですね。」
 「・・・ええ、何故か・・・栄養は胸の方に行ってしまったみたい。あれ、この言葉・・・さっき誰かに言ったような気がするわ。」
 「はあ・・・そうなんですか。」
 「それよりも、あなた・・・そのアーたんって呼び名、誰から聞いたの?」
 「えっ、ヒナギク・・・ええと、今の生徒会長である桂ヒナギクさんですけど。」
 「ヒナギク・・・ああ、あの生徒会長さん。へえ・・・あなたはその人とお友達なのね。それに、見た目も頭良さそうだし。」
 「ありがとうございます。」
 見た感じ、背はそこまで変わりない・・・履いているもののおかげなのか、身長158cmの千桜と身長151cmのアテネの背はあまり差がなく思える。
 「ええと、その・・・背はあまり変わりませんけど、その・・・失礼ですけど、胸はけっこうアテネ理事長の方が大きいと思いますっ!」
 「・・・へえ、普段よりもかわいいこと言ってくれるのね。」
 「普段“より”も・・・?ど、どういうことですか?」
 「だって、普段は・・・書記の春風千桜と、愛沢咲夜のメイド・・・ハルという二面性を持っている女性。でも、今はそれが融合しているような感じに思えて仕方ないんだけどね。」
 「・・・」
 何を知っているんだ、理事長は。千桜の体には急に寒気が襲ってくるように、ビクビクと体が震えだした。
 「なんで、私が咲夜さんのメイドであること知っているのですか・・・?」
 「・・・私は理事長よ?生徒の全てを知らないわけがないでしょ?」
 「そ、それは・・・プライバシーに・・・。」
 「そこまでよ、春風千桜。私が知っていることは事実。知っていることを忘れるなんてことは無理なのよ。」
 「で、でも・・・私が咲夜さんのメイドになったのは、アテネ理事長が白皇学院に来なくなってからのことです。なのに、どうして・・・。」
 アテネは写真を千桜に渡した。すると、千桜の表情が豹変する。それは、ハヤテと一緒に手を繋いでいる写真だった。

 「なんで、こんな写真が・・・あなたは持っているんですか!」

 当然の返事の言葉である。アテネはただ笑って、
 「私の執事にハヤテのことについて調べさせたの。10年間・・・一途に思い続けた綾崎ハヤテに、お邪魔虫はいないかどうかを・・・。」
 「おじゃま・・・って、私はアテネ理事長が綾崎くんを好きなんて知らなかったですよ。ついさっき、ヒナに教えてもらうまでは・・・。」
 「そう、でも・・・私だって、ハヤテにあなたという彼女がいるなんて・・・つい、この間まで知らなかったことよ。あのハヤテに彼女・・・?笑わせないで、彼に合っているのは私以外に誰もいないわよ。」
 「そんなの・・・あなたに関係ないじゃないですか!私は知っています、彼にはヒナギク、西沢さん、それに・・・三千院ナギもが好きであったことを。」
 「・・・そう、なの。だからこそ、私は・・・ハヤテのことを調べさせたのよ。そう思っていたから、ハヤテには私以外に好きになれない、って。」
 10年という月日はそんなに長いもので・・・人をそこまで変えていくのだろうか。千桜は自分の心の中で問いかけた。
 「なんで、彼のことを・・・綾崎くんのことをそう思うんですか?」
 「・・・さあ、彼は浮気性だし・・・甲斐性だって生まれてない。ああ、そうね・・・彼の甲斐性はナギお嬢さまを守って、あなたを愛することとか言っていたわよ。」
 「・・・綾崎くんが?」
 嬉しい・・・とはまではいかない、が・・・安心できる範囲であった。まだ、彼は自分のことを嫌いにはなっていないんだ、と。

 「でも、どうして・・・大不況の解決方法の条件に、綾崎くんと結婚するなんてことにしたんですか?」

 こうなった発端のことを、千桜はどうしても訊きたかった。なぜ、ハヤテをそこまで重要視するのか・・・。
 「ハヤテをどうして、大連立の条件にしたか・・・って?」
 「ええ、別に三千院家と天王州家・・・そこまで不況の煽りでどうこうなるものでもないですし、その・・・綾崎くんを強引に自分の方に引きずり込まなくても良いと思うんですよ。」
 「・・・そう、普通だったらね。」
 「えっ?」
 「2つの要素で、今回の条件を考えた。一つは早急に手を打たないと、日本経済が崩壊するという不況への始まり。そして、もう一つ・・・あなたという存在よ。」
 「私という、存在・・・?」
 アテネはくっくっと笑って、千桜の顔に近づく。

 「・・・あなたは、ハヤテにとって・・・最大にそして最愛の存在になってるの。」

 そして、何故か・・・キスをされる。本日、これで・・・千桜にとっては3回目の女性とのキスであった。
 「・・・私とあなた、今はこの感触を求めている。それは、ハヤテからしてほしい・・・そう思わない?」
 「そういうあなたは、今・・・私にキスして気持ち悪いとか思わなかったのですか?たしかに、あなたのキスは良いかもしれませんが・・・。」
 ヒナギクにされてしまったのか、キスに抵抗感があまり生まれなかった。そんな自分が少し情けないと感じている。
 「たしかに、綾崎くんにはしてほしいですけど・・・。アテネ理事長にはしてほしくないです。」
 「・・・それに、あなたも疑っているのでしょう?」
 「何を、ですか・・・?」
 「瀬川泉の父親の働いている会社が倒産したことと、あなたの父親の経営する会社が破綻したことを。」
 「・・・失礼ですけど、そう思っています。・・・それに、あなた“も”ってことは、誰かも疑っているということですか?」
 「ええ、あなたの彼氏・・・綾崎ハヤテよ。」
 「綾崎くんが・・・。」
 「ふふふっ、それだったらどうするの・・・?そう訊けば、綾崎くんは私を押し倒して怒鳴ったけどね。」
 そう笑われて言われる千桜は、急に怒って・・・アテネの左頬を右手で平手打ちした。

 「・・・何するのよっ!」

 アテネが怒るよりも、千桜の怒りの方が強く・・・千桜は後を引かない。
 「そんな・・・ふざけないでください!全てを自分のものにして・・・それをしたいがために、みんなを・・・みんなを苦しませて、何が楽しいんですか!」
 「・・・楽しい?そんなことは考えてない。」
 「えっ?」
 「現実を見なさい!あなたは綾崎ハヤテを失って、自分の生活さえ危ぶまれている・・・それを見ないで、何を人に文句ばかり言っているの!」
 「・・・だ、だって・・・!」
 「あなたなんていいじゃない、自分の生活のできる・・・最低限の賃金をバイト、そして・・・家族で支え合えばいいのよ。それに比べて私は・・・この日本経済の片棒を担いで、それを支えることを担っているのよ!それが、庶民の・・・ましてや、恋愛に溺れる少女に分かるわけがない!」
 アテネの目にも涙。千桜はその気迫に圧倒される。一歩、脚が引いてしまった。

 「それを一人でやらなきゃいけない。だから・・・10年間好きだったハヤテが必要なのよ。分かってよ・・・千桜・・・。」
 「・・・」
 「寂しいのよ。私一人で。泣きたいときに・・・優しく抱いてくれる人がほしかった。だから、私は・・・ハヤテと永遠にいたいのよっ!!」

 自分がハヤテといたい理由と同じように、アテネにもそんな・・・弱い部分をちゃんと受け止めてほしい理由があったのか。千桜は一回ため息をついて、
 「・・・私だって、ハヤテを愛してる。それを、あなたに分かってほしかったの・・・。」
 「・・・」
 「あなただって、そう思っているんでしょう?」
 「わ、私なんて・・・アテネ理事長に比べれば、軽い気持ち・・・なんですよ。」
 「・・・」
 「すみませんが、帰ってください。私、一人になりたいんです・・・。」
 千桜の目線はどこに向いているのだろうか・・・ただ、どこかを見て・・・ドアを閉めて、そして誰もいない家の中でただ、泣き崩れた。

 「・・・私なんて、最悪なんだ。綾崎くんを愛すれば誰かが傷つく。それを分かることできない自分なんて・・・。」

 最悪だ、最低だ・・・それを連呼して、ハヤテに会いたい気持ちが一変、会わない方が良いと変わっていってしまったのである。
 「また、文句ばかり・・・言っちゃった・・・。」
 後悔、それが・・・今の千桜の気持ちであった。そして、それが今の千桜であった。時間は今日しかない。もう、会わない。そう決めてしまったのであった。



 対して、ハヤテは・・・残り1日をどうするのか。ナギとは話すことができない。マリアとは話すことができた。
 「ハヤテくん・・・。」
 「マリアさん、お嬢さまは・・・?」
 「ええ、大丈夫ですよ。普段通りの・・・漫画とアニメとゲーム三昧の生活を送れているので、安心してください。」
 「そうですか、なら良かった・・・。」
 「・・・大丈夫ですよ、ハヤテくん。天王州さんだって・・・そ、その・・・人間なんですから。」
 「人間、ですか・・・はははっ、マリアさんも面白いことを言うんですね。」
 「・・・」
 つらいはずなのに、まだ笑顔で振る舞っているハヤテに・・・何も声をかけることができないマリア。
 「ハヤテくん、まだ・・・一日あるんですよね?」
 「え、ええ・・・アーたんの話しだと、明日に答えを出してほしいということでしたが。」
 「だったら、今日は・・・外に出て近くのところに遊びに行ってはどうでしょうか?きっと、気分転換になると思いますよ。」
 「そう、ですか・・・?」
 「ええ、屋敷にいても何をすることもできませんし・・・さっ、ハヤテくん・・・今日はお休みを与えますから。」
 「マリアさん・・・。」
 マリアの優しい笑顔には、いつも救われているような気がする。三千院家の執事になれたのも、マリアのおかげかもしれない。
 「ありがとうございます、マリアさん。」
 「・・・ハヤテくんと千桜さん。私は絶対に良い恋人同士だと思っています。それだけは絶対に忘れないでください。」
 「・・・はい。」
 ハヤテは何をするのかも分からない、何を見つけるのかも分からない。そんな外出をするのであった。


 「と、外に出たところで・・・誰とも会わないような気がする。」


 ただ、三千院家の門を出て・・・ただ、歩いている。白皇学院に行こうかと思ったが、それはやめておいた。ただ、脚の自然と動く方に従っていく。

 気づけば、潮見高校の方向に歩いていることが分かった。

 「・・・なんで、ここにいるんだろ?気づけば、潮見高校・・・西沢さんが通っている高校か。そうか・・・ここに通ってたんだな。」

 懐かしい、あの時・・・そういえば、歩に告白されたのもここだったような気がする。気づけば、潮見高校の正門前に来ていた。
 「・・・あんなの、かわいいもんだったな。」
 駆け引きなんてない、ただ・・・純情な気持ちだけで告白された、歩からの言葉・・・今思えばあんな言葉で返事しなければ良かったと、軽く後悔した。
 『僕、二次元にしか興味ないんですっ!!』
 二次元・・・つまり、この次元でないもの。なんてこと言ったんだろう、ナギが好きなアニメが浸透していたのだろうか。
 「あれ、ハヤテくんだね。そこにいるのは。」
 「えっ・・・?そ、そこにいるのは・・・に、西沢さん。」
 「ハヤテくんは今日休みなの?」
 「・・・西沢さんも休みのように思えるのですが、私服ですし。それに・・・なんか、バッグも持っていますし。」
 振り向けば、私服でお出かけしてきましたと言うべきな西沢歩がそこに立っていた。ハヤテは少し笑っている。
 「何笑っているのかな?」
 「・・・いえ、なんでもありません。」
 「そういえば、彼女さんとはどうかしたのかな?千桜さんだっけ・・・あれれ、どうかしちゃったのかな?」
 「ええ・・・そのことなんですけどね、少しお話を聞いてほしいんですが。」
 「あ、うん・・・いいよ。」
 少し悲しげに微笑むハヤテを、歩はしっかりと見逃さなかった。


 「どこに行こうか?ハヤテくん。」

 ―――どこに行こうか、そうだね。ゆっくり話せるところが・・・。


 ハヤテは歩の手をつかんだまま・・・とあるところに向かった。それは、銀杏観覧車。最高の高さでは100mを越すかなり大きい観覧車である。
 「西沢さん、観覧車の中で2人きりでゆっくり話しませんか?」
 「あっ、うん・・・いいよ。」
 「・・・それでは、行きましょう。」
 観覧車に乗る、ハヤテと歩。周りから見ればカップルなのだろう・・・そして、それは当然アテネのSPに見張られていたのである。

 「・・・うわあ、やっぱり晴れていると夕陽も綺麗に見えるんだね。」
 「ええ、そうですね。」

 ハヤテはこの日・・・午前中は何もすることが無く、昼食を食べて・・・午後も何もすることがないときに、マリアに休みをもらったのである。
 「でも、ハヤテくん・・・いいのかな?2人きりで一緒に観る相手が、千桜さんじゃなくて。」
 「ええ、今は千桜さんじゃなくて良いんですよ。」
 「どういうことかな?」
 「いえ・・・僕は千桜さんと、付き合っちゃ・・・いけないから、それに・・・もう、会えないから・・・!」
 涙、それはさっきの悲しげな笑顔に似ている・・・?歩はそう察知した。歩はちゃんと訊いた。

 「千桜さんと会えない・・・何かあったの?」

 ハヤテはそう言われると、更に泣き出した。そして、ハヤテは・・・全て話した。一昨日、昨日のことを・・・。
 「そう、なんだね・・・。」
 「ええ、千桜さんと別れて・・・天王州アテネさんと結婚しないと、これから日本経済がどんどん悪くなってくるんですよ・・・。」
 「それはすごい背景だね・・・。」
 「泉さん、かなり悲しんでいたし・・・もう、僕はどうすればいいのかよく分からなくて。だから、どうすればいいのか・・・。」
 「大丈夫だよ、ハヤテくん。」
 そっとぎゅっと・・・ハヤテの手をつかんだ歩は、優しく・・・お姉さんのように、笑顔でそう言った。

 「ハヤテくん、この半年間以上・・・付き合ってきた人なんでしょ?」

 「そ、そうですけど・・・。」

 歩の顔は、輝いていた。というより、まぶしかった。ハヤテは思うように目が開けない。
 「それに、私のお父さんなんて・・・普通に会社に行っているけど?」
 「えっ?」
 「だって、そう言うのって・・・コストの低い普通の会社からなくすものでしょ?おかしいよね、泉ちゃんのお父さんだって相当有名な会社に勤めているんだよね。」
 「ええ、ソ○ーらしいですよ。」
 「・・・そうなんだ。」
 思えば・・・矛盾も多いなと思い始めた、今日この頃。歩の言葉で、さらにその疑惑が浮かび上がってきた。
 「でも、アーたんの言っていることは真実味あふれているから・・・その、いずれは西沢さんにもその波が来るかもしれません。」
 「・・・うん、覚悟しておくよ。」
 「・・・でも、千桜さんには会えない。アーたんは強大な力を持っているし、それに・・・恐ろしいんですよ。」
 「・・・何が?」
 「この・・・今の世の中と、僕に選択肢のない・・・僕の望む選択肢は何一つ無いんですよ。」
 「ハヤテくん・・・。」
 「アーたんとも10年来の知り合いで、アーたんのことは・・・好きかと言われれば、頷いてしまうほどなんですけど、でも今は・・・千桜さんのことが好きで。」
 「・・・」
 「でも、僕は・・・誰もこれ以上苦しめたくないから・・・。だから、だから・・・千桜さんとは・・・!」
 ためらうハヤテに・・・歩はゆっくりと近づいてキスをした。

 「んっ・・・もっと、もっとするっ・・・。」

 歩は大胆で、舌を絡ませるほどにやった。なんだろうか、誰もいないからなのだろうか・・・歩は少し大胆だった。
 「西沢さん・・・。」
 「いつか、私もそういう相手になりたかった・・・でも、今は千桜さんなんだよね。」
 「・・・」
 「私の勇気が出るおまじない。・・・ハヤテくんにあげる。そのキス・・・千桜さんにしてあげて。」
 「西沢さん・・・。」
 「愛情なんて、不況なんかに負けるな!私が言えるのは、それだけだよ・・・だから、最後に・・・もう一回キスして良いかな?」
 「・・・はい。」
 ゆっくりと近づき・・・キスをする。気づけば、観覧車はもうすぐ終わりというところまで来ていた。

 「ハヤテくんとキスしちゃった。・・・ご、ごめんね。」
 「いいえ、いいんですよ。今はなんか・・・誰とでもキスしてもいい気がしてきたので。」
 「・・・あははっ、優しいんだね。ハヤテくんの・・・そういう優しさが、ずっと・・・好きだったんだよ。」

 夕暮れの銀杏商店街。2人並んで歩く。
 「それでは、千桜さんの家に行こうと思いますので・・・。」
 「うん、色々としちゃっていいんじゃないかな。」
 「・・・あははっ、一夜を過ごすだけですよ。それでは、西沢さん・・・その、ありがとうございました。」
 「うん、ハヤテくんとキスできて嬉しかったよ。」
 どうやら、相談に乗ってハヤテを元気にさせたよりも、キスをした方が印象に残っているようだ。
 2人は別れようとした、その時であった。

 「ハヤ太く~ん!!」

 この呼び方は・・・振り返ると、勢いよく走ってくる泉であった。
 「瀬川さん・・・?」
 「・・・ハヤ太くん、その・・・ごめん。」
 「えっ、いきなりどうかしたのですか?」
 「・・・ハヤ太くん、実は・・・昨日のことなんだけどね、その・・・。」
 そして、泉の話を・・・ハヤテと歩は聞いた。そして、衝撃の事実を知った。

 「・・・えっ、そんなこと・・・どうしてするのかな。」
 「分からないよ、でも・・・そういう雰囲気を作れって言われたから。」

 そして、千桜の家に行っても大丈夫かもしれない・・・それが、確実なものになった瞬間であった。

 「・・・千桜さん、待ってて。」

 そう言うと、ハヤテは気づかぬ間に千桜の家に走り出していった・・・。


vol.8に続く。千桜の家に走り出したハヤテは、ついに・・・。
一度崩れた愛は、再び形となってはぐくまれる・・・。


※vol.8は一部、過激な性的描写が含まれています。
 苦手な方はご遠慮ください。


☆コラム☆

・・・まあ、一つ・・・ここで切り札が出てきたような。
・・・う~ん、このSSの最後は賛否両論の可能性アリですね。


とにかく、アテネはハヤテと一緒にいたいわけですよ。
それは千桜も同じコトであって・・・。


・・・次回はちょっとえ○ちになるのでご注意を。


それでは、失礼します。
コメント
この記事へのコメント
こんにちは、とろんべです
アテネの本当の目的が…分かったような分からないような。
とりあえずラスト辺りで思った事。
「エンディングが見えたぞ!」(爆

多分今予想しているエンディングが個人的には真実なんじゃないかとw
まあそれは最後まで読まないと分からない訳で…。

超長文SSは…要するに全面的なボリュームアップを施せと、そういった感じですか?
2009/08/29(土) 12:33 | URL | とろんべ #CGSys/Bo[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009/08/29(土) 13:37 | | #[ 編集]
Re: タイトルなし
>>とろんべさん

アテネの本当の目的・・・分かった人はすごいです。
いや・・・本当の目的はすごいというわけでもないかw

「エンディングが見えた!」・・・そうですか。

そうですね・・・最後まで読まないと分からないですね。
キーワードは・・・特にはないですけどね。

まあ、個人的にはエンディングは賛否両論になると想っています。
・・・まあ、楽しみにしておいてください。

超長文SSにするにはまずは、たくさんの作品を書くことですね。つまり、経験ですね。
・・・おっしゃる通り、全体的にボリューム増を施せば良いと思います。


>>非公開の方

はじめまして、セカコンです。
リンクの件については了解です、貼らせてもらいました。

かなりのめり込む・・・それは嬉しいですね。
やはり、千桜かアテネでしょうね・・・。


いえいえ、十分公開でも良かったんですよ。
これからもよろしくお願いします。

2009/08/29(土) 14:01 | URL | セカコン #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://2ndbutlershun.blog60.fc2.com/tb.php/442-8f1a4834
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック