日記と音楽感想、アニメ感想を中心に更新しています。リンク&トラックバックなどはフリーです。

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こんばんは、セカコンです。
夏休みもあと11日だと気づかされ、そろそろ勉強再開というところです・・・。

物理、数学は最低限やっておかなくちゃ。
・・・でも、それよりもSS書かなくちゃ――)/


なんか、このブログ・・・大盛況のようで連日400HITずつ加算されて、
明後日ぐらいには40000HIT突破しちゃうんじゃないかという勢いです。

・・・いつの間に成長したんだ!?
・・・新OP&ED歌詞記事効果抜群ですなっ!


さて、SSのお話。

・・・久しぶりにOVAを観ました。
千桜さんの水着は白系です、でもSSでの水着は・・・黒系です。

黒の方がスリムに見えるそうですよ。だから、スク水は紺系なのか・・・?
まさかな。でも、SS中にあったように千桜さんのスク水姿も見てみたいですなw

あと、遊泳施設の名物・・・もちろん、水が流れる滑り台。
・・・そう、ウォータースライダー。あれ、私はダメなんですよねw


さて、ここで問題。千桜とハヤテが遊泳施設で出会った相手とは?

1.泉ちゃん
2.西沢さん
3.愛歌さん

答えは今回の部分のSSを読んでみてのお楽しみに。


それでは、vol.4をどうぞ。
~SELL 3 Water Fall~


 人気の遊泳施設・・・。そこは、白皇学院の系列らしく・・・ハヤテと千桜は学生証を見せると半額で入場することができた。
 「半額とは、僕も知りませんでしたよ。」
 「でも・・・ここ、白皇学院の系列だったんですね。さすがは・・・その、人気スポットだけはありますね。」
 「平日に来て正解でしたね。あんまり人がいないので・・・十分に泳げると思いますよ。千桜さん。」
 「まあ、私は・・・綾崎くんと一緒にいられればいいですから。」
 「えっ・・・。」
 不意になんてことを・・・!千桜は顔を赤くした。
 「すすすみません・・・!わわ私・・・へ、へへ変なコト・・・いい言っちゃいましたね。」
 「あははっ、僕も同じですよ、千桜さん。」
 「えっ?」
 「僕も千桜さんと今日は楽しめれば・・・それで十分だと思っていますから。さっ、行きましょうよ。」
 歩くときは、いつも・・・手を繋いでいた。それは、更衣室で・・・別れる直前まで。


 「千桜さん、か・・・。」


 少しずつ、ハヤテの心も揺れ動く中で・・・女子更衣室の出口付近で、周りの様子を見ていた。
 10分後、肩に何かが触れる。

 「綾崎くん、お待たせしました。」

 後ろを振り向くと、先ほど買ったビキニを着ての千桜の登場。メガネをかけて髪を結んでいるのは変わっていなかった。
 「千桜さん、似合っていますね。」
 「綾崎くんもなかなか・・・かっこいいですよ。」
 「はははっ、ありがとうございます。」
 ハヤテの着ている水着は普通にありそうな水着である。
 「千桜さん・・・その、メガネ・・・外さないんですか?」
 「いえ、その・・・恥ずかしくて、メガネを外すの・・・その、すみません。」
 「謝らなくて良いですよ。人が嫌だと言うことを・・・僕が、無理にやれとは言いませんから。」
 笑顔で言うハヤテは、近くのところからタオルを借りてくる。そして、パラソルの下でハヤテは2つ陣を取った。

 「とりあえず、ここを拠点にすれば・・・大丈夫だと思いますよ。さっ、持っている荷物もここに置いておいてください。」

 ハヤテはちゃんと考えている・・・千桜は荷物を置くと、プールに入るかどうかを迷っていた。
 「・・・さて、どうしますか?千桜さん。」
 「え、ええと・・・私は、その・・・。」

 (プールに入るとなると、メガネを外さなきゃいけない・・・。)

 メイド姿であればメガネを外した状態なんて、全然大丈夫なのだ。でも、書記の・・・普段の自分の姿でメガネを外すことは、千桜の・・・一つの大きな決断をしなければならないのだ。

 「ちょっと、落ち着いて・・・とりあえずは、飲み物でも少し飲んで・・・ゆっくりしていてください。」
 「すみません、その・・・いくじなしで。」
 「はははっ、いいんですよ。ちょっと僕は・・・泳いできますね。」

 ハヤテはそう言うと、広いプールに勢いよく飛び込んでいく。千桜は事前に置いてあったトロピカルジュースを一口飲んだ。
 「あっ、おいしい・・・。」
 トロピカルジュース・・・名の通り、飲めば想像次第ではハワイアンになれそうな飲み物である。味は何とも言えない、多くのフルーツから織りなされる甘さが絶妙な感覚でマッチしている。
 「綾崎くん・・・。」
 ハヤテを見ていると、心が熱くなって・・・どこか、隙間ができる。それを、ハヤテに埋めて欲しい。だけど、その答えが・・・未だに分からない。

 「千桜さん、気持ちいいですよ!」

 まるで、小学生男子だ。無邪気に泳いで・・・周りの人を気にせずに。でも、楽しんでいる。そんなハヤテが手を振っているので、笑顔という形で返した。
 「・・・それにしても、このトロピカルジュースはおいしいな。」
 どうやら、このトロピカルジュースは千桜には好みだったらしい。ゴクゴクと飲んでいる。
 周りを見渡すと、平日なのか・・・母子と組み合わせや、中高生の友人同士や、もちろんハヤテと千桜のように男女一人ずつというカップルも多い。

 (私と綾崎くんも・・・いつかはこういう関係になれるのだろうか。)

 千桜の目線は、キス連発の若々しいカップルを激しく焦点を合わせて・・・見続けるというより、睨むというように見えた。
 「・・・」
 そのカップルは逃げた。・・・千桜の目力、もし・・・眼からビームが出ていたら、1m四方の鉄の塊は溶けて突き通るような勢いだ。

 (しまった、つい・・・恋愛ラノベの真似をしてしまった!)

 原因は悔しさではなくて、そう、ラノベの真似。千桜はラノベのヒロインの真似をすることが多く、そのせいで愛歌に弱みを握られてしまった。
 「千桜さん、そろそろ・・・入りませんか?」
 そんなコトに気を取られているうちに、ハヤテがプールから上がってくる。

 「・・・そ、そうですねぇ・・・。」

 でも、そのためには・・・メガネを外さなければならない。それが、恥ずかしくて・・・何か、変に思われて・・・怖い。千桜は言葉も行動も示さなかった。

 だが、それを・・・ハヤテが均衡を破る。


 「・・・なんだ、千桜さん・・・メガネかけて無くても十分かわいいじゃないですか。」


 一瞬、視界が曇った。しかし、よく見るとちゃんと見える・・・自分の目の前で、自分のメガネを持っているハヤテの姿。その表情は優しく笑っていた。
 「綾崎くん、その・・・う、うううっ・・・。」
 「ご、ごめんなさい・・・。」
 「いえ、なんか・・・嬉しいです。その・・・綾崎くん、私のメガネを外した姿を・・・かわいいなんて言ってくれることに。」
 「千桜さん・・・。」
 そして、ハヤテは髪留めもゆっくりと外した。

 「・・・ストレートのメガネなしの千桜さん。どこかで見たことあるような感じですけど・・・新鮮で、とても良いと思いますよ。」

 濡れた手で、千桜の頭をゆっくりとなでる。だが、濡れているせいか千桜の髪が手に絡みついてくる。
 「その・・・ありがとうございます。」
 「いえいえ、さっ・・・千桜さん、プールに入りましょうよ。」
 「そうですね。」
 手を繋いで、ゆっくりと入る。少し冷たくて・・・少し滑りそうになり、千桜はハヤテにしがみついた。

 「ひゃあっ!」

 ハヤテはとっさに千桜の肩を抱いた。
 「すみません・・・少し足を滑らせてしまって。」
 「大丈夫ですか?」
 「いえ・・・大丈夫です。でも、少し・・・冷たいんですね。プールなんて、中学生以来ですから。」
 「へえ、そうなんですか・・・僕なんて、お嬢さまを助けるために何度か・・・湖に落ちてしまったことがありましたよ。」
 「なんでそんなことが・・・?」
 「いろいろと執事は・・・大変なんですよ。ほら、お嬢さま・・・わがままな部分がありますからね。」
 「たしかに、そんな部分も・・・ありますよね。」
 2人は笑っている。だが、また・・・どこかでくしゃみのする声がかすかに聞こえた。

 「綾崎くん、あれは・・・何でしょうか?」

 千桜が指さしたもの、それは・・・遊泳施設には絶対ある、水の滑り台・・・通称「ウォータースライダー」と呼ばれるものだ。
 「ウォータースライダーですか。面白そうですね。」
 「でも、何だか・・・怖そうですよ。」
 「でも、何だか・・・見ているようだと、2人で滑ってくる人ばかりですよ?」
 「そ、そうですね・・・。」
 カップルである場合は、2人で一緒に滑り降りるのがこのウォータースライダーの規則であるらしい。千桜は一瞬、ウォータースライダーを見て嫌がったがそれを見てハヤテの手を引っ張っていく。

 「綾崎くん、その・・・滑ってみましょう!」
 「えっ、千桜さん・・・?」
 「何でも挑戦が大事なんですよ!それに、少しぐらい・・・2人で刺激的なことを味わいましょうよ!」
 「このアトラクション、どちらかというと・・・刺激的と言うよりは“絶叫的”というような・・・。」
 ハヤテの言うとおり、ウォータースライダーからは黄色い女性の叫び声が木霊しており、それが周りの男性の気持ちを高鳴らせている。
 「まあまあ、絶叫はおまけみたいなものですよ。その・・・精神的に刺激が来るんですよ。ちょっと、怖くて・・・。」
 「はぁ・・・そういうものなんですか。」
 千桜は笑顔でそのウォータースライダーの場所まで向かう。すると、15分待ちの看板がそこにあった。

 「15分待ちですって。それでもいいですか?」

 ハヤテは別に待つのは嫌いではないので、とりあえずは並んでみる。
 「ええ、15分ぐらいなら・・・全然構いませんよ。」
 「・・・そうですか。それでは、並んでおきましょうか。」
 「それにしても・・・その、何と言いますか・・・カップルばかりですね。」
 「そうですね、なんか・・・悲鳴は女性ばかりですけどね。」
 黄色い悲鳴がだんだんと近づいてくる。それは、自分たちの番が近くなる度に・・・耳に痛みを伴う。騒音として異議を申し立てたいところだ。

 「そういえば、このSSの作者は・・・万博の某人気企業パビリオンで3時間も並んだ経験があるらしいですよ。」

 「へえ・・・でも、お嬢さまだったら3時間なんて待たせたら、地球はアンドロイドで滅亡すればいいとか絶対に思いますからね。」

 15分でもダメなんじゃないのか、その後に付け足すと千桜はハヤテの苦労に同情の苦笑いをした。
 「そうですよ、お嬢さま・・・絶対に15分でも待てなそうな感じが。」
 「綾崎くん、あの方の悪口ばかり言って・・・大丈夫なんですか?」
 「・・・まあ、お嬢さまにも・・・その、待つということを学んで欲しいのですが・・・まだ、ダメなのですかね。」
 「まあ、私だったら全然大丈夫だと思いますけどね。」
 「千桜さん・・・偉いですね。」
 その後に「あなたと一緒だから」とか、そんな言葉を付け足したいところであったが・・・恥ずかしくて言えない。正直、ナギがすごいと思ったことはいろいろある。

 『私とハヤテはラブラブなのだ!』

 その言葉を多く言っているナギは、本当に好きなのであることと・・・羞恥心とかそういうコトを思わないのだろうか。しかも、好きな人の前で堂々と言っているし。
 (まあ、私には・・・できないだろうな。変な意味で。)
 気づけば、次の次という番まで・・・ハヤテと千桜はきていた。黄色い悲鳴が怖さを募らせる。

 「きゃあああっ!!」

 ついに、次の番・・・前の番の人もカップルで、とても密着しているのが2人はもちろん伺うことができた。
 (なんだよ、密着・・・しすぎだろ!)
 興奮する・・・もし、ああなったり・・・こうなったり、プールらしいハプニングが起こったりしたときは、自分は羞恥心の塊だ・・・!

 「はい、次の方・・・どうぞ。」

 係員に案内されると、千桜の方が前に座らされ・・・ハヤテがその後ろに座らされる。
 「それでは、彼氏さんは彼女さんの体を・・・抱きながら支えてあげてくださいね。彼女さんの頭は、彼氏さんの胸に寝てください。」
 「あっ、はい・・・。」
 ハヤテが千桜の腹部をそっと触った。失礼します・・・その言葉が、遠慮がちに少しだけ聞こえた。
 対して、千桜の頭もハヤテの胸の部分につく。
 (・・・好きだと言うことが分かっていたら、綾崎くんは・・・もっと、情熱的に抱いてくれるのだろうか。)
 はあっ・・・と、見上げると背景が青空のハヤテの顔が見える。
 「・・・大丈夫ですよ。僕がしっかりと支えてあげてますから。」
 「あっ、その・・・別に、もっと支えてくれても・・・い、いいんですよ?」
 「あははっ、かわいいですね。千桜さん。」
 「うううっ、怖いですよぉ・・・。」
 抱いてくれている、ハヤテの両腕を千桜はしっかりとつかんだ。

 「それでは、楽しんできてくださいね!」

 ゆっくりと押される。そして、世界が変わった。

 絶叫的になるのは当然だった。既に叫びたい一心の千桜は、ハヤテの腕を更に強くつかんでいる。
 ウォータースライダーは長く、そして・・・流れる水の速さもなかなかなものだったので、スピードはどんどんと加速してゆく。
 (刺激的じゃない・・・綾崎くんの言うとおり、“絶叫的”だっ・・・!)
 叫びたい・・・でも、声が・・・!

 だが、ハヤテの表情は変わらなかった。千桜は・・・そして、叫んだ。

 「きゃあああっ!!」

 絶叫した・・・でも、それは・・・楽しかったから。笑顔で絶叫した。ハヤテの表情、もちろん笑顔で・・・そのまま飛び込んだ。


 「綾崎くんのとおり、絶叫しちゃいましたよ!」


 プールサイドをゆっくり歩く、千桜とハヤテ。あれからも、少し・・・温水プールでゆっくり泳ぐなど楽しんでいた。
 「案外、あのウォータースライダー・・・一回やると、案外楽しいものなんですね。」
 「でしょ?」
 「また、ここに来たときは一緒に滑りましょうね。」
 「ええ、そうですね。今度は千桜さんに抱かれて滑るのも・・・ありかもしれませんよ?」
 「えええっ、また綾崎くんに抱かれて滑りたいですよ・・・。でも、それもしてみたいかも。」
 そういう風に話している。その時であった。

 「あれれっ、ハヤテくんじゃないかな。」

 見つけたのは、ハムスターならぬ・・・西沢歩。とうもろこしとポッポ焼きを持って、ハヤテのところに走ってきた。
 「西沢さん、あなたも来ていたんですか?」
 「へえ、ハヤテくんも・・・って、あれ・・・ナギちゃんじゃない女の子と一緒に来てるよ。あれれ・・・?」
 「あっ、この方は春風千桜さんと言って・・・まあ、いろいろとあって・・・今日は千桜さんと一緒にいる訳なんですよ。」
 「いろいろって・・・そ、それってどういうことかな?」
 もちろん、歩には王様ゲームのコトについては知らない。千桜はハヤテにアイスを頼んで、その場を離れてもらい・・・じっくりと説明をした。

 「えええっ、ナギちゃんの王様ゲームで・・・デートの権利を獲得したの?」

 「ええ、なんか・・・取ってしまったんですよ。」

 とうもろこし・・・勢いよく食べた歩は、芯を近くのゴミ箱を捨てた。
 「うううっ、うらやましいよ。あああっ、その王様ゲームに参加したかったよぉ・・・。」
 「あ、あの・・・あなたは、綾崎くんの知り合いなんですか?」
 「うん、ハヤテくんが白皇学院に転校する前の高校で・・・一緒のクラスだったんだよ。だから、ハヤテくんとは・・・長い付き合いなのかな。」
 「へえ、そうなんですか・・・。」
 と、ここまでは良かった・・・普通少女からの普通の話しで終わると思っていた。しかし、歩は千桜の肩をがっとつかんだ。

 「へっ?」

 「あの・・・千桜さんだっけ。その・・・ハヤテくんのこと、好きなのかな・・・?」

 こういう風に訊くと言うことは・・・ヒナギクと同じなのだろうか。千桜は冷静に訊き返した。
 「・・・そういう西沢さんは、綾崎くんのことは好きなのですか?」
 「・・・恥ずかしいよ。好きに決まってるよ。」
 「恥ずかしい、ですか・・・。」
 「で、千桜さんはハヤテくんのことは好きなの?」
 そう言われると、頬の赤くなる千桜。少しためらって・・・歩のことをジロジロと見た。
 「好き・・・ですよ。」
 「やっぱり、ハヤテくんはどんどんそう思われる人が増えていくんだね。ヒナさんに続く強敵の加わりかな?」
 「ヒナさん・・・あの、会長のコトを知っているんですか?」
 「うん、ヒナさんのこと・・・知ってるよ。あのね、ヒナさんって・・・2月にね、いろいろ事情はあったんだけど、一緒の家で二晩ぐらい過ごしたんだって。」
 「・・・えええっ!!」
 ショック・・・というよりは、先を越された・・・という意味で悔しさが千桜の中に募っていった。

 「ヒナさんも、好きになっちゃう理由が・・・一目惚れだなんてね。」
 「一目惚れ?あの会長が・・・?」
 「よく分からないけど、それしか・・・考えられないんだって。」

 千桜の知っているヒナギクは、何でも完璧にやり通す才色兼備の生徒会長の姿である。恋愛をするためには、やはり・・・何か弱さなどを見せないとダメなのだろうか。
 「で・・・千桜さんはどうしてハヤテくんが好きになったのかな?」
 「・・・ど、どう言えばいいのかは分かりませんが・・・やはり、一目惚れ・・・なのでしょうかね。」
 「・・・一目惚れかぁ。ナギちゃんはすぐに女装させたって言ってるけど。」
 「たしかに、彼は・・・童顔ですからね。」
 「ヒナさんみたいに・・・ハヤテくんに一目惚れかぁ。私みたいに、助けてもらったからとか・・・そういう訳じゃないんだね。」
 あの頃・・・思い出してみれば、もう1年以上も前のこと。その出来事を歩は今も鮮明に覚えていた。

 『あんまりスピードを出しすぎると危ないですよ?』

 その・・・あれ、顔?表情?それとも・・・声?
 「う~ん、分かんないよぉ・・・。」
 「えっ?」
 「もしかしたら、ハヤテくんに一目惚れして・・・好きになったのかもしれないよ。あ、あははっ・・・。」
 「彼・・・優しいですからね。」
 「・・・千桜さん、もしかして・・・ハヤテくんと付き合っているの?」
 「いや、その・・・夏休みの始めぐらいから、メールとかでよく話しとかをするので・・・でも、なんか・・・彼、優しいんですよぉ・・・。」
 歩は少し千桜を睨んだような目つきで見るが、
 「ふ~ん、でも・・・それだったら、私は頑張れって応援したいな。」
 「えっ?」
 「いや、なんていうか・・・千桜さんだったら、何だか・・・いいんじゃないかなって思えてきたよ。」
 「・・・西沢さんは綾崎くんのこと・・・。」
 「好きだよ。でも・・・今は千桜さんの方がきっと、ハヤテくんの彼女には似合っている気がするよ。」
 「・・・ありがとう。」
 千桜は歩に握手をする。歩はにっこりと笑って歩いて行く。

 「じゃあ、頑張ってね!」

 なんで・・・そこまで応援してくれるのか。本当のところではあんまり分からなかった。

 (・・・よし、告白しようか。)

 千桜はそう思いを決めて、ハヤテのところに戻っていく。


 戻ると、ハヤテはジュースを飲んでいた。髪はすっかりと乾きハヤテの隣に千桜は座った。
 「西沢さん、なんと・・・?」
 「いえ、綾崎くんによろしくって・・・。」
 「そう、ですか・・・。」
 ハヤテは歩に見つかってしまったことに、複雑な想いが抱いたせいなのか何も言葉を出せない状況であった。
 「事情を話したら、西沢さん・・・普通に納得していましたよ。」
 「そうですか・・・。」
 「・・・あの、綾崎くん・・・一つ、お願いしたいことがあるんですけど・・・。」
 「えっ、なんですか?」
 千桜はすぐそこにあった、口の付けていないジュースを一口飲む。千桜は「はあっ」と一息吸ってハヤテの顔の近くで言った。

 「8月30日。この日の夏祭りに一緒に綾崎くんと行きたいんです。」

 なぜ、8月30日なのか・・・それは、次の言葉で明らかになる。
 「えっ、僕と・・・一緒に?」
 「・・・はい。」
 「それに、どうして・・・8月30日なんですか?」
 「・・・私の誕生日ですから。」
 「そうなんですか・・・。」
 「それに、私・・・私・・・。」

 次の瞬間、ハヤテの顔を自分の方に引きつけて・・・そっと口づけをした。ハヤテの上に乗って、口づけをした。

 「好きな綾崎くんと、一緒に・・・いたいですから。」

 「ち、千桜さん・・・。」

 一度、体を離して・・・ハヤテと千桜は見つめ合った。千桜の・・・ある種の告白であった。だが、千桜は正面から、
 「私、綾崎くんのコトが好きです。その・・・付き合ってくれませんか?」
 「・・・はい、僕でよろしければ。」
 「・・・ありがとう。」
 そして、今一度・・・恋人同士になった口づけを交わした。

 だが、この告白が・・・とある一つの関係を崩してゆくのであった。


vol.5に続く。好きだと告白したことは・・・千桜にとって大きなことであった。
それが、千桜の夏休みの何気ないところで変わってゆくのである。



☆コラム☆

・・・千桜さんの告白シーン、胸キュンしてほしいね。
・・・胸キュンという言葉が古いのかもしれないw


どのSSも絵になってほしい物ばかりですが、このSSは絵になってほしいなぁ。
水着なんて、まだ本編でもやっと出てきたところだからね。

・・・次回からは、ちょっとずつ真面目になると思います。
これが第1章なら、次回からは第2章みたいな。


とにかく、次回をお楽しみに。


それでは、失礼します。
コメント
この記事へのコメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009/08/20(木) 21:59 | | #[ 編集]
Re: タイトルなし
>>非公開の方

こんばんは、セカコンです。
・・・なんとも、なんとも・・・。

・・・いえいえ、別に私はそんなことは気にせずにやりますけどね。
大丈夫です、これからが夏祭りの始まりなので盗用はありませんよw

被っても・・・うん、大丈夫ですよ。
・・・私の夏祭り部分はvol.7らへんですから。はい、1部のみです。


それに、このSSは次のSSと連結しているので・・・夏祭りはそこまで重要視もされません。
たとえ被っても、堂々と今まで書いたSSを公開した方が絶対に良いですよ。


まあ、題名を和訳すると「祭り~誕生日の恋~」になるんですが、
そこまで気にせずに。むしろ、どんな夏祭りストーリーか楽しみなぐらいです。


それでは、失礼します。
2009/08/20(木) 23:03 | URL | セカコン #-[ 編集]
次もかなり気になる展開ですね。 こっちも課題全然なので26日までにやらんと大変です。(インフルエンザの影響で夏休みが短いなった)(泣)
2009/08/20(木) 23:17 | URL | 鍼灸院 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>>鍼灸院さん

まあ、次回は一旦、日常的な感じになるんじゃないかと。

そうですか、新型インフルエンザの影響で・・・。
課題、頑張ってください。
2009/08/20(木) 23:43 | URL | セカコン #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009/08/21(金) 00:24 | | #[ 編集]
Re: タイトルなし
>>非公開の方

そうですね、ワタルSSは書かないので・・・大丈夫です。
書くとしても夏祭りネタではないと思います。

忙しい終盤になりそうですなぁ・・・。
お互い頑張りましょう^∀^)/
2009/08/21(金) 09:41 | URL | セカコン #-[ 編集]
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