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こんばんは、セカコンです。
いやっ・・・一気に夏休み気分になって、一気に書く気力も生まれて。

これで、明日は気分が一気に下がって・・・。
ということになりかねないのが、この私セカコンなのですw

ゆりばな イメージイラスト。


まあ、今回は・・・なんて言えば良いのか。
この話、最大の見せ場になるのかもしれません。

シリアスで・・・展開が遅いのは変わりませんけどね。

一日で、2つのSSを公開か・・・案外疲れなかったもんだなw
夏休み期間はこんな日があるかもしれませんので、お楽しみに。


それでは、vol.5をどうぞ。

~SELL 3 衝突~


 晴れている。青空になって・・・気温は夏日に達するという、初夏の陽気な日曜日となった。それは、東京のどこもかしこもそうだった。
 もちろん、ヒナギクの家でも。

 「・・・歩を起こさなきゃ。」

 薄手の長袖のシャツの両袖をまくって、ヒナギクは料理をしていたようだ。自然と笑顔になるのがやはり女の子なのだろうか。
 「・・・」
 まるで、恋人に作るかのような感覚・・・しかし、すぐにうつむいた表情となっていた。

 (ハル子・・・。)

 昨日、手を引かれて去っていくハヤテを見て・・・悔しさが募った。そして、寂しさに・・・悲しさが募っていた。
 (どうして、どうして・・・ハヤテくん、私の方に・・・向いてくれなかったんだろう。私だって、ハル子と同じなのに・・・。)
 しかし、その夜・・・ヒナギクは歩を呼び出した。翌日が日曜日ということで、歩は大喜びでヒナギクの家に来てくれた。


 そして、昨日の夜も一緒のベッドで寝たという。


 だから、今・・・こうしてヒナギクが朝食を作り、ヒナギクにとっては愛しい存在の歩を起こしに行っているのである。
 「・・・歩。」
 一応、ノックでもしてみる。おかしい感じがするが・・・自分の部屋なのに、ノックだなんて。

 でも、返事は返ってこない。

 「あゆむ・・・?」

 そっとドアを開けていると、ぬいぐるみを抱いて寝ていた歩を・・・少し起こすのをためらった。
 「・・・かわいいな。」
 少し大きめだったのか・・・ぬいぐるみを両腕で、そして両足で抱きしめて・・・少し口から唾液までをも流している。
 「うふふ・・・。」
 やはり、歩の顔を見ていると何だか不安は消えていく。ヒナギクはそっと微笑んで、歩の頬に軽く唇を付けた。

 「んにゃっ・・・。」

 それに反応するかのごとく、歩はうめき声を上げる。

 「うふふふっ・・・あっ、ぬいぐるみが汚れちゃう・・・。悪い歩には、朝からお仕置きが必要ね。」
 独り言をつぶやくと、今度は口から出ている唾液をぬいぐるみの方から徐々に、舌を伸ばしながらたどっていき、最終的には唇までに達した。
 「あまい・・・。」
 昨日の夜は、実は寝る前にチョコと食べており、キスをしながら寝たという実績・・・というわけではないが、そんなことをしていた。
 「・・・今はあなたしか愛せない。」
 両頬を持つと、ヒナギクは歩にキスをした。ずっと・・・ずっと。しかし、寝ている歩にとっては口からの呼吸しかしていない。なので、苦しくなるのは当然。

 「んっ・・・んんんっ・・・!」

 マットレスをバンバンと叩く音が聞こえた。キスに夢中になっていたヒナギクは、そこまでしないと気づかないところまで達していたのだ。
 「ぶはっ!ヒ、ヒナさん!もうっ・・・そんなラブラブな起こし方をしないでください!」
 「だって、あなたの唾液でぬいぐるみが汚れそうだったから・・・ごめんね。」
 「・・・」
 というか、もう・・・既に少し汚れていたのだが。
 「ご、ごめん・・・!ヒナさん!」
 「・・・まあいいわ。愛する歩がすることなら、私は決して・・・許さないわけがないんだからね。」
 「・・・朝からキスしたい言葉だね。」
 不意のキス。ヒナギクは驚いて、がっと歩を抱きしめる。

 「・・・あ、あゆむ・・・。」

 歩は優しく微笑んだ。
 「昨日から・・・なんだかおかしいよ。ヒナさん。」
 「・・・」
 「私といたいって連絡が来たけど・・・なんだか、ヒナさん・・・声震えてた。昨日はかわいそうで言えなかったけど。」
 その歩の言葉に一部分に、何だか・・・見透かされているのかと思えたヒナギクは、「はっ」と一息吐くと、
 「歩、とりあえずは・・・朝食を食べて欲しいんだけど。」
 「えっ、ヒナさん・・・作ってくれたんですか?」
 すると、照れた表情となって、

 「当たり・・・前でしょ。」

 ベッドから離れて、部屋のドアを開ける。歩は下着姿で寝ていたため、急いでシャツを着る。
 「あああん・・・ヒナさん、待ってえええっ・・・。」
 そして、ズボンをはき始めたときに歩き始めたため、少しよろめいたが・・・それでも、歩は転ばずに歩いて行くのであった。


 その後は、歩はご飯おかわりをするほどに朝食を食べた。昨日の夜は、何かと体力を使ったらしいのだが。


 朝食は和食だった。ご飯に味噌汁に・・・焼き魚に生卵という、一見少し豪華に見えがちだが、栄養のバランス的には首をかしげる感じもあった。
 しかし、歩はそんなコトはもちろん考えていなくて、生卵に醤油をかけてご飯にかけるというありがちなことに、西沢流の生卵がけご飯を歩はヒナギクに伝授させたのである。これが、愛が故の行動かは知らないが。


 「もうっ・・・歩、なんで生卵でそんなに語れるのよ・・・。」
 「だって、生卵がけご飯は人生の極みを見えるメニューだよ。」
 「ど、どんなメニューなんなのよっ・・・。」

 そして、ヒナギクの部屋の入って・・・歩はヒナギクをベッドの上に押し倒す。

 「ひゃあっ!」

 かわいく喘いで、ヒナギクはあおむけになった。
 「ど、どうかしたの・・・?」
 「昨日、ヒナさん・・・絶対に何かあったね。私には分かるんだよ・・・ヒナさんがどんな気持ちで私に電話をかけてきたのか。」
 「・・・」
 「その・・・千桜って人に、ハヤテくんが好きなことを言われちゃったんでしょ。」
 「・・・!」
 見透かされている・・・!ヒナギクは焦る表情となった。

 「かわいいね、その焦り方。」
 「な、なんなのよ。」

 ヒナギクを起こして、ヒナギクを後ろから抱きしめる。
 「ヒナさん、生徒会長とか・・・そんなコト考えて、生徒の模範になろうとしてるけど・・・一人の女子高生なんだよ。」
 「・・・」
 「強がってないで、たまには・・・本当に甘えたって良いんじゃないのかな?」
 「歩・・・。」
 「だから、私が・・・ヒナさんの悩み、訊いてあげる。」
 温かく抱かれたその腕の中で・・・ヒナギクは何を考えたのか。衝撃の一言をヒナギクは発した。

 「じゃあ、どうやって胸が大きくなるのか教えてください。」
 「えっ・・・。」

 これはさすがに、歩も答えることはできない・・・かと思われたが。

 「えっとね・・・牛乳とか飲めば良いんじゃないのかな。」
 「・・・だめだった。」
 「じゃあ、あおむけで寝れば良いんじゃないのかな。」
 「それもやった。」
 「・・・」

 歩は必死に考える。すると、ヒナギクのシャツを脱がした。
 「ひゃあっ!何するの?」
 「こうなったら・・・禁じ手。ヒナさんの胸を・・・私がずっと揉んであげる。そうすれば、柔軟性が生まれて・・・大きくなりにくいのが、大きくなりやすいかもしれないし・・・。」
 すると、歩の手は両胸にセッティングされた。
 「えっ、歩・・・だ、あ、あはあんっ!こ、これは・・・い、一種のセクシャル・ハラスメントに・・・。」
 「そんなの関係ないよ。好きじゃなかったっけ・・・?私たち、今朝だってキスし合った中だったし、それに・・・この前は、私の胸を揉んでたくせに。」
 「えっ・・・。」
 もみもみと・・・歩は揉んでいく。

 「そこまで・・・ないとは思いませんけどね。少しはあると思いますよ?手中に収まりそうな大きさですけど。」
 「むっ・・・性的な言動は、このSSのイメージが崩れるから辞めて欲しいわ。」
 「でも、最近はこんなシーンもなきゃ、これから先は生きてゆけないとかも行っていましたけどね。」
 「もう、なんなのよっ!!」

 ヒナギクは抵抗しなくなった。

 「もうっ・・・気が済むまで揉んで良いから。でも・・・それ以上のことはしちゃダメなんだからね。」
 「うん・・・分かってるよ。」


 「ふ、ふわあああんっ・・・!」


 でも、喘ぐことだけは・・・きっと、将来やることになる・・・あの時のように、愛らしく叫んでいた。



 そのころ、ハヤテは・・・。

 「ここが・・・ヒナギクさんの家ですね。なんだか、久しぶりに来た感じがしますね・・・もう、何ヶ月ぶりでしょうか。」
 まあ、この一言だけだと・・・もしやという人もいるが、原作でこのような出来事があったのであしからず。

 ハヤテは千桜の家から直でヒナギクの家に向かっていた。


 「ヒナギクさん・・・昨日、僕に・・・何を言いたかったんだろう。あの時、千桜さんに止められたけど・・・。」
 でも、分かりきっていた。昨日の千桜との会話で・・・分かっていた。そして、悩んだ。ハヤテなりに。それも、ハヤテらしく。

 「・・・よし、入りますか。」

 インターホンを押す。すると、ヒナギクの義母が出てきた。
 「あら、綾崎くんじゃない。お久しぶりね。」
 「お久しぶりです。お義母さま。あの・・・ヒナギクさんはいらっしゃいますか?」
 「ヒナちゃん・・・?そういえば、昨日から歩ちゃんが泊まりに来ているのよ。」
 「西沢さんが・・・?」
 「さあさあ上がって。まあ、ヒナちゃんの部屋は分かると思うから、私は深入りしないから、ね・・・?」
 その顔はニヤニヤ顔きわまりない表情となっていた。
 「あ、あの・・・お義母さま。」
 「なあに?」
 「前は・・・そんなキャラ性を持っていましたっけ?」
 「ぜんぜんないわよ。」
 (そ、そんなに笑顔で言われてもなあ・・・。)
 と、言葉が詰まってしまうだけなので・・・さっさと上がろうと、早足で靴を脱いで2階に上がっていくのであった。


 「・・・ヒナギクさん?」

 ドアの前に立って、ハヤテはコンコンとノックをする。返事がないので・・・ハヤテは部屋のドアを開けた。すると、あの光景が待っていた。

 「ヒナギクさん、西沢さん・・・。」

 その時、ハヤテは絶句した。そう、歩とヒナギクは下着姿となって・・・歩がヒナギクの胸をもんでいる場面であったのだ。

 「・・・2人とも、どうか・・・したんですか?」

 そう訊くことしかできないハヤテ。そして、そうとしか言ってくれないと思ったヒナギクは、急に怒り出して・・・ハヤテの前に立った。

 「出て行ってよ!」
 「えっ・・・。」
 「あなたがいると・・・心が痛むの。それに、今は・・・歩といるのが一番良いんだから!」
 「ヒナギクさん、落ち着いて・・・。」
 ハヤテはヒナギクの肩に手を乗せた。しかし、
 「触らないで!」
 それを勢いよくはたく。

 「私・・・ずっと、ずっと・・・思ってたのに。ハヤテくんのコト・・・ずっと、ずっと・・・好きだったのに。」
 「ヒナギクさん・・・。」
 「私、ハル子のことが好きなハヤテくんなんて・・・私の求めるハヤテくんなんかじゃない。どうせ、私のコトなんて・・・。」
 「ヒナギクさん、聞いてください・・・!」

 「やだっ!!」

 涙をぼろぼろとこぼれ落とす。

 「どうせ、ハル子のことが好きで・・・私とは付き合えないとか、そんなこと・・・言うんでしょ?分かってるんだからっ!!」
 「そ、そんなコトは・・・!」

 ヒナギクには・・・ハヤテが今、何を言おうとしても・・・受け入れる事なんてするわけが無くて、
 「そうよ、今の私になっちゃったの・・・ハヤテくんのせいなの!!」
 「・・・ぼ、僕の・・・。」
 「あなたがハル子を好きにならなければ・・・ハヤテくんが、ナギの執事である一人のハヤテくんだったら・・・私は、こんな風にならなかった!」
 「・・・」
 ヒナギクはハヤテを突き飛ばした。恨み・・・つらさ、そして・・・分かって欲しい甘えが、全て・・・その両手に募って。

 「ハヤテくんなんて、大嫌い!!」

 ハヤテは何も言い返せる言葉もなくて・・・静かに一言「失礼します」とつぶやいて、去っていくのであった。


 その光景を、歩は・・・激しく歯を噛みしめて見ているのであった。


vol.6に続く。歩は何を想って、ヒナギクの言動を見ていたのか。
そして、千桜の所に戻ったハヤテ。千桜は・・・何を想ったのか。


☆コラム☆

一日、2本のSS公開です。
・・・といっても、一部分という意味ですけどw

・・・驚いている方もいらっしゃるかもしれませんね。
まあ、今日からは時間がけっこう取れるので。

なので、まあ・・・SSたくさん公開すると思うので、よろしくお願いします。


それでは、失礼します。
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