日記と音楽感想、アニメ感想を中心に更新しています。リンク&トラックバックなどはフリーです。

2017/10 |  123456789101112131415161718192021222324252627282930 | 2017/12

こんばんは、セカコンです。
ねとらじまであと3日ですか。早いですね。はい・・・。

私で1時間半(最低現)を持たせることができるのか・・・?
やっぱり、掲示板のレスが一番楽しそう・・・。

Lovely Imagination ロゴ
桂ヒナギク 魔女ver.


さて、今回はヒナギク編の中編1です。なので、次回は中編2。
まあ、今回も悪魔はあまり出てこないのですが・・・ヒナギクは大胆行動に走ります。証拠に、あの方のイラストを使わせてもらいますw


今回アップの部分のテーマは『ミリョク』です。
現にSELL名もそうなっていますのでね・・・。ヒナギクのミリョクを自分なりに想像するもよし、勝手に妄想するもヨシw


それでは、ミリョクの(?)ヒナギク編の続きをどうぞ!
~SELL 6 ミ・リョ・ク~


 突然、ヒナギクから振られてきた質問。

 『私、こんな胸でいいのかな・・・。』

 それに答えるため・・・といっても、ハクトは決してヒナギクの胸を見ようとはしない。顔をじっと見つめるだけだ。
 「・・・あの、ええと・・・その、どうして急に僕にそんな悩みを?」
 「だって、全然大きくならないから・・・。」
 他の男性には決して言えない悩みなんだから、ヒナギクは赤面で理由だって告白するのである。

 (はっきり言ったな。)

 少しじれったく理由を恥ずかしそうに言うかと思えば、さっぱりと言われてしまったので、あまり衝撃も感じない。
 「あっ・・・そ、そうなんですか。」
 「絶対に流そうとしてるんでしょ。前から悩んでいた切実な乙女の悩みだっていうのに・・・。」
 「そうですか・・・僕には縁のない悩みですからね。」
 「・・・だって、だって・・・あのナギと同じぐらいの大きさしかないってあり得ること!?」
 「それは、自然で成り立っているモノですから、僕には何とも言えませんよ。小学生で大人と同じようなプロポーションの持ち主もいるらしいですからね。」
 ハクトはあくまでも思考を常識的な感覚で言う。だが、ヒナギクには当然納得をするわけがないのである。
 「・・・ふ~ん。」
 「えっ?」
 ヒナギクはそんなハクトの答えに涙を流し始めた。
 「ぐすっ・・・ハクトくんだったら親身に悩みを訊いてくれると思ったのに。・・・えええん。」
 「あああっ・・・。」

 (こんな悩み、第一に男に向かって聞いてもらう悩みじゃないだろっ!!)

 正論である。ハクトの思っていることは正論である。しかし、ヒナギクが泣き止まないのでとっさにこんなコトを言ってしまう。

 「・・・で、その・・・僕に何かしてほしいんですか?」
 その瞬間、ヒナギクの表情が明るくなった。
 「だったら、私の・・・そう、胸が大きくなった時の私に・・・あなたが変身してほしいんだけど。」
 「・・・えっ?」
 「だから、一度でもいいからあなたが私の姿になって、理想のプロポーションを鏡のように見てみたいの。」
 「なんというわがままな・・・。」
 「・・・だったら、もう一度泣いてあげようっか?」
 泣けば自分の意見が通る・・・なんとも子供じみた一面も持つ生徒会長さんなんだな、と思いつつハクトはため息をつき、

 「分かりましたよ。」

 すると、ハクトの姿が光って・・・ヒナギクは目をつぶった。

 そして、次の瞬間に見えるのは大人の色気があふれているヒナギクの姿である。服はハクトの元のままの服と同じだ。

 「どうですか?これでいいんじゃ・・・?」

 たしかに、ヒナギクの胸よりも大きく・・・皆無に近い谷間は露出度の少し高めの胸の部分にはっきり見えているし、ハクトの元々の性格からか優しげな表情がそこにはあった。

 「・・・これ?」
 「これって・・・。そうです、たぶんヒナギクさんの理想の体型はこんな感じじゃないでしょうか。」
 ちなみに、声もヒナギクになっていた。ヒナギクは自分の理想の体型と思える自分の姿に変身したハクトを凝視し、
 「さ、触ってみてもいい?」
 「ええ、僕・・・男なんでかまいませんよ。少しだけなら。」
 「それじゃ、お言葉に甘えて・・・。」

 『むにゅっ・・・。』

 たしかにそんな感覚があり、ヒナギクの表情は一瞬うっとりとした。しかし、ヒナギクは触っていくうちに悔しさが募って

 「わ、私に対する嫌がらせなの!!」

 「ヒナギクさんがやれっていったんじゃないんですか!」

 やはり、自分の胸の大きさに相当な何かがあるのか・・・?ハクトは真剣に考え始めて、元の姿に戻った。
 「やっぱり、僕には何とも言い難い悩みですね。」
 「・・・」
 「ところで、何でそんなに自分の胸の大きさなんかにこだわったりするんですか?」
 「・・・!」

 ハクトの訊くことは妥当である。なぜ・・・こだわるのか。しかし、ヒナギクは悩むと言うより“なんか”をつけられたコトに苛立ちを感じていた。
 「なんかって何よ・・・。人がこんなに悩んで訊いてるのに。」
 「・・・もしかして、胸が大きくないと男性には魅力的に感じてもらえないとか、そんなことでも考えているんですか?」
 「・・・!!」
 「どうやら、図星のようですね・・・。」
 完全にヒナギクの心を見透かしているハクト。しかし、ハクトは冷静でにやにやとした卑猥な表情を出す雰囲気さえ感じさせなかった。
 「どうせ、私なんて・・・私なんて!」

 すると、急にヒナギクは制服を脱ぎ始めた。『趣致心を持った方がいい』と確実に言われると思うほどに、勢いよく。


ヒナギク キワドイ制服脱ぎver.


 ハクトはさすがにこれには驚き・・・最後に制服の上着を持っている場面でハクトはヒナギクの腕をつかんだ。


 「ヒナギクさん!」
 「だって、だって・・・!ハクトくん、私の悩みを真剣に訊いてくれない・・・!だから、だから・・・!」
 ハクトとヒナギクは足下が安定しなくなり、ヒナギクはハクトにベッドに寝かされるように倒れてしまったのである。

 「・・・」

 幸い、規制のかかる部分は見えていない。制服が上手い具合に隠れている。第一に、ハクトはそんなモノを観たいとも思っていない。
 「だって、こうしなきゃ・・・訊いてくれない。どうせ、私なんて・・・魅力なんてない。可愛くしようとしても、だめっ・・・。」

 ヒナギクは涙をこぼしながら、ハクトに訴えかけていく。

 「ねえ、ハクトくん・・・。どうすれば私って、魅力的な女性になれると思う?」
 「・・・」
 「ねえ、見てよ・・・聞いてくれないなら、ちゃんと私を見てよ・・・。」
 制服一枚のところで留まったヒナギクを、ハクトは真剣な表情で見た。

 「もし、ハクトくんだったら・・・今の私を好きになってくれる?」

 (・・・)

 なんだ・・・?このふと頭をよぎった女性の表情は。

 「・・・もう、魅力はありますよ。十分。」
 「えっ・・・?」
 「人間なんて、魅力的になるようにできているんですよ。ヒナギクさん、僕があなたをずっと知っている人なら、今のヒナギクさんのままであってほしい。」
 「今の、私・・・。」
 ゆっくりと・・・ハクトの顔が近づいてくる。
 「もしろ、今のヒナギクさんでなければ僕は好きになりません。」

 「・・・!」

 ハクトは優しい笑顔になって、右腕をヒナギクの背中に入れ・・・ゆっくりと起こす。ヒナギクの体からのぬくもりが、服を通して伝わってくる。
 そして、同時に・・・ハクトの右腕には腕輪のような物をつけているのだろうか。ひんやりと冷たい感覚が、肌に直接触れている。
 「それに、ヒナギクさんはかわいいじゃないですか。だったら、ムキになって自分を変えていくより、今の自分を大切にした方がよっぽど好かれる人間になれますよ。」
 「ハクトくん・・・。」
 
 (ハクトくんの優しさが・・・伝わってくる。あああっ・・・こんな時がずっと、ずっと・・・。)

 「二人きりなんで、ね・・・。ちょっと、こんな感じになっていますけど。」
 「いいわよ、別に・・・悪くないから。」
 「・・・やっぱり、かわいいじゃないですか。それを・・・ずっと持ち続けることが、一番大切なんですよ?」
 「ハクトくん・・・。」
 「ヒナギクさんの全てを、僕のものにしてもいいですか・・・?」

 「えっ・・・。」

 「なんて、好きな人に言われてみたいんじゃないんですか?」

 一瞬、不機嫌になって顔をふくらませた。しかし、再び笑顔になり小さくつぶやいた。

 「ハクトくんを好きになってれば良かった・・・。」

 それはどういう意味なのか。しかし、ハクトは笑顔という表情を変えずにヒナギクの耳元でささやいた。

 「・・・!」

 そして、額に感じた・・・やわらかくて暖かな感触。

 「それじゃ、着替えるなら着替えてください。」

 ハクトは静かに部屋を出ていく。それをヒナギクはベッドに座って見ていた。

 (ナギがあんな風になる気持ち・・・分かるかもしれない。ハクトくん・・・思った以上にいい人だもん。)


 そして、時は流れて・・・そろそろ日が暮れる時間になった頃。


 「ハクトくん・・・夕ご飯食べない?」
 「えっ?いいんですか?」
 「・・・当たり前じゃないの。・・・さっきはありがと。その・・・恥ずかしい悩みとか訊いちゃって。」
 「はははっ・・・。僕、ユメミル界では女性のお悩み係もしていましたし。でも、今日みたいな質問はありませんでしたね。」
 「ふ~ん。」
 ハクトはゆっくりと席について、ヒナギクの料理を待っているが・・・においですぐに分かってしまう料理であった。

 「今日はカレーですか。いいですね。」

 ヒナギクの好きな食べ物、TOP2に入るであろうメニュー、小学生男子から大人の女性までの万人が好きなカレーが今日の夕食らしいのだ。
 「ハクトくんが来たから、今日はカレー作っちゃった。お義父さんもお義母さんもいないのにね。」
 「大丈夫ですよ、おかわりしますから。」
 「そうね、たくさん食べてもらえると嬉しいわ。」
 第一に異世界にはカレーという料理があるのだろうか?そんな所は謎であったが、とにかくカレーは万人が好きな味であると認識しているヒナギクだったので、そんな疑問を突きつけようとしなかった。
 「はい、どうぞ。」
 肉はビーフであり、ルーの色は優しそうな色に見える。
 「それでは、いただきます。」

 スプーンでビーフ込みのルーとライスをちょうど良い具合に乗せて、一口ゆっくりと口の中に入れた。

 「おいしいです。とても。」
 「良かった。ちょっと甘めに作っちゃったんだけど・・・良かったかな?」
 「甘くても辛くても、カレーの味は変わりませんよ。・・・もしかして、ヒナギクさんってカレーは少し甘めじゃないとダメな感じなんですか?」
 そんな場面では少しニヤニヤとするハクトである。ヒナギクは少しむすっと下表情になったが、席についてカレーと頬張るとすぐに笑顔に戻った。
 「だって、甘い方がおいしいじゃない。」
 「まあ、“小学生”の女の子だったら最高かもしれませんね・・・。」
 「・・・!それって、私が小学生程度の味覚でしかないってコトなのかな!?」
 「・・・いえいえ、好みは尊重する派なので。いえ、甘いカレーが好きなのは小学生が多いかなって、そういう風に思っていただけですよ。」
 本当はその先の言葉が重要だったのだが、ヒナギクの機嫌を損ねないようにと口を押さえつけた。

 (だって、さっきの行動といい・・・今回といい、案外、生徒会長さんって子供っぽい部分が多いんだよなぁ・・・。)

 「うん、おいしいです。はあっ・・・久しぶりに味わった感じがして、おかわりお願いできますか?」
 「・・・それに免じて許してあげる。」
 「あっ、どうも。」

 (う~ん、棚からぼた餅もみたいな感じだったけど、ヒナギクさんも怒っていたみたいだな。女性は難しいですね。)

 
 その後、ハクトはカレーを3杯おかわりしたことは・・・ある意味、桂ヒナギクにとっては伝説のような感じになった。


 だが、すぐに・・・その時がやってきたのである。


 「ただいま・・・。」
 元気のなさそうな声が、玄関から聞こえたのである。
 「お姉ちゃん!おかえり・・・。」
 そうなってしまうのは他でもない。いつもならば、酒をほしがる雪路だったのであるが涙を流しているのだ。
 「どう、したの・・・?」
 そんな会話を聴いて、ハクトが怪しいと思わないわけがない。ハクトは姿を消して、ヒナギクの後ろに立った。

 「ヒナ、今から・・・悲しいことだけど、言うね。」

 その前置きが、その言葉を真実味を帯びさせたのである。

 「お父さんとお母さんが、亡くなったの・・・。」

 その言葉を聞いた瞬間、ヒナギクはぽろりと涙を流した。
 「えっ・・・?嘘でしょ?」
 「嘘じゃない。10年間会っていなかったけど・・・ついさっき、病院の方から連絡があったわ。」
 「そんな・・・。」

 「いやあああっ!!」

 ヒナギクは泣き叫んで、自分の部屋に駆け込んでいくのであった。そして、ハクトは見た。雪路が薄く口をニヤリとさせたのを。

 (ま、まさか・・・。こいつは!)

 その瞬間、ハクトは姿を現した。
 「・・・嘘だな?」
 「・・・あんた誰?ヒナの新しい彼氏・・・?」
 「それはこっちのセリフですよ。あなたこそ誰なんですか?見た目は確かに桂雪路さんだけど、心は異世界からの悪魔なんだろう?」
 「・・・はっ!何を言ってるのかさっぱり・・・。」

 そして、さっきの仕返しのようにハクトもニヤリと笑った。

 「シディー。僕はあなたのコトをそのように知っている。・・・許さないから。人間の心を偽りで怖そうとするなんて。」
 「・・・何言ってるのかさっぱり分からない。」
 「・・・嘘を言うよりは全然まともな内容だけど。」

 「でも、僕はヒナギクさんを慰める必要がある。・・・それが終わったら、シディー。おまえを天に返してやるからね。」

 ハクトは笑顔でシディーに話しかけ、そしてヒナギクの部屋に向かっていったのである。



vol.8~vs.ゆきあゆ(中編2)~に続く。真実ではないことで悲しむヒナギク。
しかし、そんなコトをバネにして悪魔「シディー」に圧倒的実力で挑んでいくが・・・?



☆コラム☆

ようやく、悪魔「シディー」の登場でございます。
当初はとある方からいただいた名前「シテイナカ」の予定でしたが、それに魔女っぽくメイキングをしたのが今の名前に至っています。

由来は乗り移る相手が雪路と西沢さん。
その2人の関係は、暫定的に西沢さんの中学時代の家庭教師と生徒というもの。

そこからの由来で、上手く本編にも取り込んでいます。


原作ではシスターがあのくらい脱ぎましたが、このSSでは全裸寸前w
漫画にしたら、確実にモザイクか何かの処置が執られそうです・・・。

かげろうさん、あのイラストを勝手に使わせてもらってありがとうございました(?)


それでは、失礼します。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://2ndbutlershun.blog60.fc2.com/tb.php/320-2daef285
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック