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日記と音楽感想、アニメ感想を中心に更新しています。リンク&トラックバックなどはフリーです。

2021/04 |  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 | 2021/06

こんばんは、セカコンです。
前回から・・・もう10日以上経ちましたね。ちゃんと今日から連載していきますよ。

数学B・・・なんとか理解できましたよ。・・・めっちゃ簡単だったんですけどw
48点・・・きっとあの点数は私の実力じゃないんだねw

理解することが大切ですよ。テストは赤点を取らなければいいんです。
でも、けいおん!OPのように「微分積分は追試~☆」にならないように頑張りますw

Lovely Imagination ロゴ
三千院ナギ(魔女ver.)


今回はナギ編の中編でございます。
ついにあの方のイラストがSS中に登場でございますよ。

泣きながら走っていってしまったナギを、必死に探すハクト。
そして、ハクトの謎が・・・少しずつ明かされていく。


それでは、vol.4をどうぞ!
 

~SELL 2 シ・カ・ケ~


 ハクトはナギのコトを追いかけて、数分経った頃のことである。さすがのハクトでも、走り続けているとさすがに額に汗がにじみ出てきた。
 「どこだ・・・?」
 走っていると、どこからか鳴泣き声が聞こえる。声の主からして・・・これはナギの泣き声であることがハクトには分かった。

 「ナギさん。」

 ハクトはナギのいる部屋に入ると、そのままナギの前に立った。

 「ひくっ、ひくっ・・・。」
 「こりゃ、完全に心をやられてますね・・・。」
 とりあえず、ハクトは優しく頭をなでる。
 「ナギさん。大丈夫ですよ。」
 「えっ・・・?」
 「マリアさんは今・・・悪魔に心をとらわれているんですよ。なので・・・ナギさん、泣かないで・・・ください。」
 「だって・・・だってぇ・・・!」
 それでもいっこうに泣き止まない。乙女心って難しいもんだなぁ・・・?ハクトはゆっくりと抱いて、頭をなでることしかできない。

 「・・・」

 (今回の悪魔、きっと・・・ナギさんの心の中まで読んでいる。だから、昼間に綾崎くんを呼んで、既にあの時から・・・。)

 「ナギさん。何度も言いますが、今のマリアさんは本心のマリアさんではありません。それは見てショックだとは思いますが、真実ではありません。」
 「・・・」
 「ねえ、だから・・・泣かないでください。」
 「本当に?」
 「・・・」
 ハクトはナギにそれを指し示すかのように、右の手のひらから水晶玉のようなモノを出し、マリアの周りに黒い影が取り巻いているのを見せた。
 「こ、これは・・・。」
 「この黒い影が、悪魔がいるという証拠なのです。それはこの世界の人には誰にも見えません。・・・そう、この水晶玉で見ること以外には。」
 「そうかっ・・・本当に悪魔が潜んでいるのか。」
 「ええ。きっと、悪魔は・・・ナギさんの心の隙を突くようなコトをしたがり、きっとここから悪魔がだんだんと勢力を広げようとしています。」
 ハクトはそう静かに言うと、ナギは急に目を見開きこう言う。
 「ということは、次はハヤテが悪魔に乗っ取られる番というコトなのか!?」
 「そうですよ・・・あっ!」

 ハクトの脳裏に何か激痛が走った。その場に倒れ込んで・・・頭を抱え込んだ。

 「う、うあああっ!!」
 「おい!ハクト・・・ハクト!大丈夫か!」

 (なんだ!この・・・一瞬頭に激痛が走ったら、この・・・なんだか前にも感じたような感覚は!)

 「はあっ・・・はあっ。大丈夫、ですよ・・・。」

 初めて息を荒くしたところを見た。しかし、その笑顔が絶えることはない。
 「ちょっと、疲れたんでしょうかね・・・。今日、暑いですしね・・・。」
 「大丈夫か・・・?本当に。」
 「はあっ・・・。大丈夫ですよ。」
 「うん・・・それならいいけど・・・。」
 ナギは優しくハクトの背中をさする。さっきとは逆の立場になる。
 「ちょっと水を飲みますね。」
 ハクトの手のひらから先ほどと同じような水の球が浮き出る。ハクトは水球が出ると、無我夢中に飲み始めた。
 「うんっ・・・。」
 その表情を見た瞬間、ナギの心がほろりと動いた。

 「・・・ちょっと、ハクト。」

 「・・・?」

 「私も・・・飲んで良いか?その・・・ハクトと同じ水だけど。」

 「えっ、いいですよ。この水・・・常に綺麗な水に保たれていますから。」

 ハクトは笑顔で答える。ナギは思った。今・・・助けてほしいハヤテがマリアの手中にあるならば、信じられるのはハクトだけだと。
 「うん・・・おいしい。」
 そのためには、少しでも近く接しておこう・・・。そう思って、ナギはハクトと一緒に水でも飲もうと思ったのだ。
 「・・・さっきはすまなかったな。」
 「えっ?」
 「その・・・泣きながら走ってちゃって。」
 「・・・別に、ナギさんが悪い訳じゃありませんよ。」
 左手で水球を出していたため、ナギの頭をなでるのは右手であった。その優しい感触が、ナギの心を安心に導いている。
 「僕が教えなかったことも悪かったですし。・・・ごめんなさい。」
 「・・・うん、そうだな。」
 「・・・へっ?」
 いや、普通だったらあんな風に言ってくれるはずだ・・・とかハクトは思っていたのだが、やっぱり現実は厳しいと思っていた。
 「はははっ・・・嘘だよ。・・・ハクトはマリアに悪魔が取り憑いているって言ってくれたのに、それを忘れて泣いた私が悪い。」
 「・・・そうですか。」
 「でも・・・さっきのハクトの話だと、早くマリアに取り憑いている悪魔を倒さないとまずいのではないのか?」
 「・・・そうですね。」
 やけに落ち着いているな・・・ナギはさっきとは一変してハクトに少し怒り気味で発言する。

 「・・・おいっ!なんでそんなに焦らずにいられるのだっ!」

 「あっ・・・いやっ、悪魔を倒すのは夜に決まっているんです。」
 「夜に・・・?」
 「ええ、活動は一日中するのですけど・・・夜になるとその取り付いている体から抜け出す可能性が高いんですよ。」
 「・・・つまり、それを狙っているというのか?」
 白皇学院の特待生だけあって、ハクトの言っているコトを頭の中で素早く整理して、順応に対応している。
 「ええ、それに・・・夜の方が他の人に迷惑もかけませんしね。」
 「・・・けっこう平和主義なんだな、おまえ。」
 「はははっ。だから言ったじゃないですか・・・僕はこの国の平和主義の方に賛同していると。」
 「それなのに、ハクトは私たちを助けに来たのか・・・?」
 「まあまあ、助けの力は僕は大いに使いたいと思っていますが、他を制圧するために能力を大いに使うのが嫌いなだけです。」
 少し焦り・・・ちょっとはにかんで言い訳するところが、ちょっとハヤテに似て可愛いなと思ったナギ。

 「じゃあ、私たちを・・・守ってくれ。」
 「もちろんじゃないですか。・・・でも、マリアさんに取り付いている悪魔を倒すのはナギさんですよ。」
 「分かった分かった・・・。でも、それだけ力に自信がありそうなら・・・どうしてハクトが一人で倒そうとしない?」
 ナギはもっとも妥当な疑問をハクトに突きつけた。そう、ハクトにはすさまじい潜在能力があるのだから、ハクトが一人でやっても問題ない。もっともな質問である。

 「ナギさん。南京錠って知ってます?」

 「・・・は?」
 意味の分からない言葉に、ナギは間の抜けた声でしか返答できない。
 「ほら、よく・・・金庫を二重に締めるときに使う、金の・・・あれとかですよ。」
 「・・・あ、あああっ・・・あれか。たまにマリアが閉めているところを見る。・・・で、その南京錠が何の関係があるというのだ?」
 「いいですか。南京錠というのは、カギなしでどこでも閉めることができるんです。つまり、そのカギなしというのが悪魔にとっては取り付く人の心の隙間なんです。」
 「隙間・・・。マリアの心に隙間に悪魔が入ったということか。」
 ハクトは微妙に微笑み話を続けた。
 「そして、そのカギというのが・・・そう、一番身近にいる人から発せられる“魔法”なんです。なので、カギというのが・・・あなたですよ、ナギさん。」
 「・・・つまり、悪魔を進入させる目標は誰でも良いけど、それを出すのはその身近にいる人しかできないと言うことなんだな?」
 「ええ・・・。その通りです。」
 良かった・・・物わかりのいい人で。ハクトは一息ほっとため息をついた。
 「でも・・・その悪魔をどうやって外に出せばいいのだ?」

 「ふっふっふっ・・・。今からお教えしましょう。まずは、ナギさん。魔女の姿になってください。」
 「えっ・・・。ど、どうすればいいのだ!」
 「・・・念じる。それだけです。さっきのあの姿を。」

 先ほどとは違う真剣な表情で、ナギに言うハクト。そんなハクトを見てかっこいいと思ったナギであったが、今は魔女になることが先決と思いその鍛え上げすぎた頭脳によって、ナギは魔女コスに変化した。


 「・・・なんだ、さっきと変わらん。まあ、これも気に入ってはいるがな。」

 「かわいいですね、やっぱり。」
 「・・・?」
 「ふっ、やっぱりあの人のデザインは間違っていなかったようだ・・・。」
 「・・・は?」
 「いえいえ、なんでもありません。・・・そう、ナギさんはこうやって魔女の姿になって、そのステッキで悪魔を倒していくんです。」
 ナギは左手に持っているステッキを見る。
 「これで・・・倒すのか?」
 「ええ、そうですよ。・・・それで、このステッキのことなんですけど・・・。」


ナギステッキ 通常モード


ナギステッキ ランチャーモード


ナギステッキ サーベルモード


 「・・・ぬおおおっ!!説明はないんかっ!説明はっ!」

 「えええっ・・・、この3つのイラストはとても分かりやすいと思ったんですけどね。やっぱり説明がないとダメですか?」

 「・・・ダメだっ!!」

 (せっかく、説明が省けると思ったのに・・・。)

 ハクトは少しがっかりするが、それがナギにばれたらまずい。すぐに自然体の笑顔に戻って、
 「それでは、今のステッキの状態を見てください。これが“通常モード”です。」
 「いわゆる、ベーシックな攻撃ができるヤツなんだな。」
 「そうですね、ゲーム感覚だと・・・。ですが、このモードはいざという時の最強の必殺技が使えるんです。」
 「へえ・・・。」
 「まあ、サポート役が必要となっていますが・・・これは僕がナギさんの援護をしていくので、安心してください。」
 「・・・出し方のコツとかはあるのか?」
 なぜ、そこに期待する・・・?ハクトは微妙にハテナマークを浮かべながら答えた。
 「そうですね、とにかく集中力・・・そして、一瞬にして自分の念じた力をステッキに送れるようにならなければいけません。」
 「なるほどな・・・。」
 「考えるということは、脳から微弱な電波が流れていることになります。それをこのステッキは素早く感知するんですよ。」
 「ほぉ・・・案外ハイテクなんだな、これ・・・。」
 ナギは興味津々になる・・・。
 「そして、欠かせないのは呪文です。」
 「じゅもん・・・。おおおっ!魔女アニメには欠かせない名ゼリフだなっ!」
 「そうです、そうです。・・・まあ、この呪文の言葉はナギさんにお任せして・・・呪文を唱えているときは攻撃はもちろんできません。その時は、僕が援護します。」
 「・・・頼んだぞ。」
 「ちなみに、悪魔を取り出せるのはこのモードのみです。」
 「・・・OK。分かった。」

 やっぱり女子には魔女は憧れか・・・。そんなコトにニヤニヤしていたハクトだが、そういう場面でないことであることは、このSSを読んでいる人には分かっているため、次の説明に移る。

 「それでは、真ん中のイラストですが・・・これは“ランチャーモード”ですね。」
 「おおおっ・・・これは撃つことができるんだな。」
 「・・・ほとんどこれでいいんじゃないですか?」
 「あああっ、ちょっと・・・ちょっと説明をくれっ!」
 と言っても、ナギのステッキは通常モードのままである。
 「あれ・・・変わらない。どうすればいいんだ?」
 「・・・ちょっといいですか。今回だけ僕の魔法でナギさんのステッキをサーベルモードに変えますけど、次からはこれをイメージしてください。」
 ハクトの右手の人差し指から、小さな綺麗な光がナギのステッキをサーベルモードに変えていった。
 「これを、頭の中でイメージすればステッキは自然と変わっていきます。もちろん、ナギさんが思っても変えたくなければそう思えば良いだけですし。このステッキ、けっこう自由が利くんですよ。」
 「ほおっ・・・これを考えたヤツにノーベル賞を挙げたいぐらいだ。」
 「はははっ・・・素晴らしく喜んでいますね。」
 ナギは完全にステッキにメロメロな状態である。
 「このランチャーモードは、遠距離での戦いに有利です。先ほど、ナギさんのおっしゃったようにこれは魔法の弾を撃つことができます。」
 「やっぱり、私の思惑通りだったな!」
 「おもわく・・・。まあ、それに・・・このモードで最大出力出すと、あのかの有名なサ○ヤ人のような必殺技が出せます。」
 「おおおっ・・・ということは、地球をぶっ壊すことができるんだな。」
 「・・・できません。」
 くすくすと二人は笑い・・・次の説明。


 「それでは、最後のイラストですが、これは“サーベルモード”というものですね。」
 「ほう・・・サーベルタイガーか?」
 「・・・違います。・・・あっ、思っていたんですけど・・・この家にはトラがいるんですか?ナギさんを探しているときに見かけたので。」
 「えっ・・・タマのコトか?・・・あれはかわいい“ネコ”だぞ。」
 「・・・」
 (いやっ、あれは絶対にトラだったはずだ。異世界の僕でも分かったぞ。)
 だが、ここで反抗したってナギの機嫌を損ねるだけだと思ったハクトは、
 「そうなんですか・・・。珍しい“ネコ”ですねぇ・・・。」
 と、ナギに合わせて笑い・・・そして、間違った認識をナギにさせてしまう。
 「・・・とにかく、サーベルモードに変えてください。」
 「お、おう・・・。」
 ナギは慣れないながらも、ゆっくりとステッキが変化するのを見た。鋭い短い剣のようなモノが見えた。

 「なんだか、短剣のようだが・・・?」
 「ええ、このモードの持ち味は・・・ズバリ、物理戦に有利という点です。」
 「たしかに・・・貫けそうだからなぁ。」
 「魔法の能力に頼ることなく、自分の力で悪魔を倒すことも必要になるので・・・このモードも上手く使っていきましょう。」
 と、そんなコトを言っているそばからナギはサーベルモードでステッキを動かしており、危うくハクトに当たるところであった。
 「おっと、あんまりサーベルモードで振り回さない方が良いですよ。これは、相手の牽制からトドメを刺すことだってできるんですから。」
 「おおおっ・・・これは素晴らしい武器だ!」
 ナギは通常・・・ランチャー、サーベルと・・・自分の思うがままにステッキのモードを勝手に変えている。


 「人の話をちゃんと聞けっ!」


 ハクトはそう叫ぶが、でも・・・笑顔であった。ナギの喜んでいる顔を見ていたら、なんだか怒る気分にもなれなかった。

 「それじゃ・・・少し練習でもしますよ。」


 夕日が沈む頃、ナギは少しずつ魔法の練習をしていく。少しずつであるが・・・ナギは実践向きの技術を身につけていくのであった。

 しかし、時間というモノは早く・・・戦うときは刻一刻と近づいている。


 「はっ・・・あの美少年が少し鍛えた引きこもりお嬢さまに負けるほど、私はそこまで落ちぶれた存在じゃないわよ。」


 そんな悪魔の思惑が・・・三千院家を取り巻こうとしていた。


イラスト:かげろうさん


vol.5~vs.マリア(後編)~に続く。次回、ついにナギとマリアが対決!
けっこう初陣から強敵の予感・・・。ハクトはどうナギを手助けをするのか?

次回をお楽しみに!


☆コラム☆

ふう・・・なんとかこのSSも復調してきましたよ。
西沢さん誕生日SS『Crazy Love~キミ・ハ・ステキ~』に中間試験の勉強により、ちょっと連載が休止状態に陥っていましたw

お久しぶりな更新となり、ついにかげろうさんからいただいた武器イラストを使う場面が出てきて・・・今はほっとしています。
次回はナギ編のクライマックス!vs.マリアとは・・・。これは強敵ですね。

ナギ編の次はヒナギク編になる予定です。


それでは、失礼します。
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