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こんばんは、セカコンです。
今回で西沢さんSS『Crazy Love~キミ・ハ・ステキ~』は終わりです。

さて、一気にシリアスな展開になった今日この頃。
この事態を・・・どうやって乗り切る?

この場面を書いたときのBGMは、クレしんの戦国合戦の・・・本当に合戦の時のシーンのBGMでございます。かっこいいですよ。
クレしんはいいですねぇ・・・。特にオトナと戦国は。

・・・って、今日は西沢さん誕生日なんだから西沢さんのコトを・・・。

・・・まもなくやるみたいです。公☆さんのブログでねとらじを。
・・・それだけしかない。もう、ネタがない。

それでは、感動のvol.4をどうぞ!


~SELL 4 私であっても~


 ハヤテくんが私の上に倒れる。・・・そして、ハヤテくんは私から離れない。だから私は必死のハヤテくんのそばから離れた。
 「ハヤテくん・・・!ハヤテくん・・・!ねえ、ねえ・・・しっかりしてよ!」
 そう言って、ハヤテくんをさすっても・・・ハヤテくんの反応が返ってこない。まさか、死んじゃったわけないよね・・・?

 そんな私の背後に笑い声があるコトなんて分かっていた。次第に、私たちの方に近づいていることも分かっていた。

 「誰なの!ハヤテくんをこんな風にさせたのは!」

 私は叫んだ。誰もいない・・・そして、ハヤテくんをこんな風にさせる人なんて絶対に悪い人に決まってる。だから思いっきり叫んだ。

 「アハ~ン?おや・・・女は生きていたようだな。」
 その声、どこかで聞いたことがある・・・。どこだったっけ・・・?ミコノス島で聞いたっけ・・・?とにかく、どこかで聞いたことのある声だった。
 「誰・・・。出てきなさい!」
 すると、ゆっくりと現れる・・・日本人でない男の人。その人の右手には小型中らしき武器があった。
 「おやっ・・・ナイチチのお嬢さんではないようだな。」
 「ナイチチ・・・?」
 すぐにヒナさんだと思った。・・・ごめん、ヒナさん。
 そうだ・・・このアメリカ人らしき人、どこかで見たことがある・・・。そんな記憶を探っている場合ではないことを私は思い知らされる。
 「チチありのお嬢さん・・・。キミにもその借金執事と同じような眼にあってもらうよ。というか、遭ってクダサーイ。」
 「第一に、あなたの名前は何なの!」
 「私の名前はギルバート!三千院家の遺産を狙う、ただのアメリカ人だってもんよ!」
 「・・・」
 何言っているの。このアメリカ人。・・・もっとアメリカ人って、けっこうかっこいい人が多いって思ってたけど、この人のおかげで株が下がったな。

 「な、何を言っているんだっ!この小娘が・・・!」

 このギルバートという人・・・本気で私を打つようだ。それに恐怖心など私には感じなかった。それよりも、
 「・・・許さない。ハヤテくんをこんな風にさせるなんて・・・私は許さない!」
 私は男に向かって走り始めた・・・しかし、その時だったのだ。

 「だめです、西沢さん・・・。」

 ハヤテくんが私の手をつかみ・・・がたがたしながら立ち上がり、私の前に立った。
 「西沢さんに撃つなら・・・僕に撃ってください!」
 「ハヤテくん・・・。」
 「西沢さんに酷い目を合わせたら・・・僕が許さない!」
 だけど、ハヤテくんは・・・そう言うとその場で倒れ込んでしまった。
 「ハヤテくん!ハヤテくん・・・!・・・あなた!何をハヤテくんに撃ったんですか!」
 「ふっふっふっ・・・。」
 それはとても嫌らしい笑いだった・・・。でも、いっつも負けるようなキャラの笑い方でもあった。
 「その借金執事にはしびれ薬を塗った針を撃ったのだ。このしびれ薬・・・とても強くてな、そう簡単には効果は消えない・・・。」
 「うそ、でしょ・・・。」
 当然、相手は銃で撃ったわけだから・・・まだまだ針が残っているはず。そんな中で・・・私はこのまま何もできないの・・・?

 あの人に立ち向かうか・・・このまま撃たれてしまうのを待つか。それとも、ハヤテくんのしびれが無くなるのを待つか。

 そんな余裕などない。私は決意した瞬間・・・走り出していった。

 「ハヤテくんに・・・なんてことするんだあああっ!!」

 ギルバートは私の方に銃口を向けて、針が銃から出る瞬間が見えた。
 もう終わりだ・・・だけど、

 「ていやあああっ!!」

 凛とした女性の声・・・私は気づくと、誰かの後ろにうずくまっていた。
 「大丈夫?歩・・・。」
 それは、さっき・・・“ナイチチ”と称されていた、白皇学院の生徒会長さんの・・・。
 「ヒナさん!」
 竹刀を持っているヒナさん。そうか、この竹刀であの高速の針を打ち返したんだ・・・。私はそう思うとゆっくりと立ち上がった。
 「ヒナさん・・・どうして。」
 「話は後よ。歩。」

 ヒナさんはギルバートに竹刀を向けて、激しく怒っていた。
 「ハヤテくんと歩に酷い目を合わせたことにもう怒ってるのに・・・私のコト、“ナイチチ”ってよくも言ったわね!」
 「あれから全然成長していないようですね!このナイチチ娘!」
 言っちゃったよ・・・。何となくヒナさんは胸のコトを気にしていたのは分かっていたけど、本当にそうだったんだ・・・。

 そして、言っちゃったね。もう、死んでも良いんじゃないかな。あのアメリカ人。

 「・・・絶対に許さない。そして、絶対にその言葉を言わせなくしてあげるわ!」

 ヒナさんはそう言うと、ハヤテのように竹刀を持ってギルバートに向かって走っていく。ギルバートも銃でヒナさんに針を発射するけど、ヒナさんは綺麗に全てを交わしていくのであった。

 「この!えええい!ていやああっ!!」

 容赦ないなぁ・・・。私はハヤテくんのそばについて、ハヤテくんがだんだんと動けるようになったところを確認したとき、ギルバートの悲惨な叫びがこだましていた。

 「ざまあみろ・・・じゃないかな。」

 ヒナさんの竹刀でバシバシと叩かれる音が気持ちいいぐらいに響いている。時に、それは快感となってくる。
 「すごいですね・・・ヒナギクさん。」
 「あの人・・・ヒナさんの起爆装置を外しちゃったからね。」
 「・・・」
 ハヤテくんは無言だったけど、きっと同じコトを考えただろう。そして、ヒナさんが制裁を終えるまで私たちはただ眺めているだけだった。


~EPILOGUE Crazy Love~


 ギルバートはヒナさんにコテンパンにやられ・・・そして、念入りに謝りまくっていた。ヒナさんはその間、ずっと仁王立ちだった。

 「歩、ハヤテくん?大丈夫だった?」
 「ええ、私とハヤテくんは大丈夫でしたけど・・・あのアメリカ人はどうなったの?」
 「・・・ああ、急所を当てずにほどほどに倒しておいたわ。」
 「そうですか。」

 あの人の方を心配した方が良いんじゃないかって思った。だって、すごく悲鳴が聞こえたんだもん。
 「それで、ハヤテくん・・・歩には楽しんでもらったの?」
 「え、ええ・・・とても楽しんでもらいました。」
 「そうなの?」
 「えっ、あっ・・・ええ、楽しかったですけど・・・あれ、今日のデートのこと・・・どうして?」
 私には全く理解できなかった。いったいどういうコトなのか・・・。

 「ハヤテくん、今日のデートはとある人に彼女がいるとか・・・いろいろな理由はあるけど、そんな風に見せたいとか言ってなかったっけ?」

 「・・・あれ、全部嘘よ。」
 「えっ?えええっ!!」

 ヒナさんからその言葉を聞くなんて・・・。私は更に分からなくなった。

 「ということは・・・今日のデートはどういうコトなんですか?」
 「あれは・・・ナギが考え出したことなの。」
 「えっ、ナギちゃんが・・・?」
 「私もハヤテくんも・・・もちろんナギも、歩の誕生日が今日だってコトは知ってたわ。それで、何をプレゼントをしたらいいか迷っていたの。」

 ヒナさんは笑顔で、くすっとかわいらしく笑うと、
 「そしたら、ナギが今回のデートについて言い出したの。ハヤテくんと一緒にデートして、ハヤテくんと一緒にプレゼントを買ってもらったら、歩は一番喜んでくれるんじゃないかって。」
 「でも・・・それだったら、どうして“嘘デート”と嘘をつく必要があったんですか?」
 「『ハヤテが私以外の女とデートするなんて許せん!』とか、決まった直後に言ってきて。それで、嘘デートとして行けってハヤテくんに行ったの。それに・・・嘘デートじゃなきゃ、歩・・・本当に楽しんでもらえないと思ったから。」
 「・・・」
 「歩、普通のデートだったらナギに絶対に気を遣うと思って・・・理由を付けて、とにかく恋人らしくと言っておけば、歩は本当に楽しめる。・・・あの子、照れそうな顔で言っていたわ。」

 嘘でしょ・・・。今回のデートは全てはナギちゃんの手中にあったってコト?

 「それで、私が見守り役であなたたち2人の後に付いていったのよ。」
 「なるほどね・・・。おかしいとは思ったんだけどね。ハヤテくんからデートに行こうって言うなんてって。」
 「そう・・・。でも、あのギルバートが出てきたことだけは想定外だったわね。それ以外は、予定通り・・・楽しそうなデートだったらしいし。」

 「さっ、三千院家に行きましょ!みんなが歩のことを待ってるわ!」

 ただそう言われると・・・またよく理解できないまま三千院家に向かった。


 三千院家の玄関前には・・・多くのテーブル、そして豪華な料理が並んでいた。

 「おっ、ハムスター!みんな、ハムスターが来たぞ!」

 ナギちゃんが笑顔でみんなに言うと、マリアさんやワタルくん・・・弟の一樹。瀬川さん、花菱さん、朝風さん・・・。その他、いっぱいの人が来ていた。

 「ハヤテ、今日のデートは上手くいったか?」
 「ええ、とても楽しい時間になったと言っていました。」
 「・・・うむ!それでよいのだ!」

 ナギちゃんはテーブルの上から小さな箱を取り出した。
 「ハムスター。これ・・・私からの誕生日プレゼントだ。」
 「えっ・・・、あ、ありがとう。開けても良いかな?」
 ナギちゃんのことだからきっと高い品物なのだろう・・・。そう思って、私は箱を開けてみる。すると・・・。
 「えええっ!ひまわりの種はないんじゃないかな・・・!」
 「はははっ。ハムスターにはよく似合う。でも・・・仲をよく探ってみろ。それが、私からの本当のプレゼントだ。」
 私はたくさんのひまわりの種の中に手を入れ・・・そこには、金の腕輪があった。
 「これ・・・。」
 「はははっ。このくらい・・・金メッキってところがハムスターには妥当だと思うんだ。さあ、付けてみろ。」
 そう言われるがままに、私は左の腕に腕輪を付ける。
 「よく・・・似合っているではないか。ハムスター。・・・誕生日おめでとう。」
 「ありがとう・・・ナギちゃん。」
 「お、おい!泣くのではない!」

 そして、その後・・・私の誕生日パーティーが行われた。たくさんのプレゼントを私にくれて、とても幸せだった。

 最後、みんなシャンパンを持って・・・。

 「西沢さん!誕生日おめでとう!!」

 「・・・ありがとう!!」

 きっと、あの時に予想できなかったことは・・・きっと、こんなに大勢から誕生日を祝福できなかったことだっただろう。
 みんなの思いがあったから・・・今日のデートだってできたし、ハヤテくんとの距離も縮めることもできた。

 それに、このパーティーだって・・・本当に感謝いっぱい。みんなの協力がなければ、こんなに良い物はできなかったはずだもん。


 そして、最後に好きなハヤテくんに。そして、祝ってくれた全ての人に。

 「Crazy Love~キミ・ハ・ステキ~」

 きっと、この先も忘れることのない17歳の誕生日であった。

 
『Crazy Love~キミ・ハ・ステキ~』 Fin


■テーマソング:嵐『Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ~』■




☆コラム~西沢さんvol.4~☆

はい、まずは最後まで読んでいただきありがとうございました!
西沢さんSS・・・約3日での完成です。

西沢さんらしく、素直なデートで素直な感動を与えられたと思います。
西沢さん目線もなかなか楽しく書くことができました!

原作でも誕生日が近いのでね、その時を期待しています。
もうすぐ原作に出てきてほしいです・・・。

これで、西沢さん誕生日企画は・・・終わりかも?
まだ、イラストの気力があれば・・・やりたいと思います。たぶんないですけどね。

最後に、西沢さん誕生日おめでとうございます!


それでは、失礼します。
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こんばんは。 SS捕捉、第22回です。
2009/05/31(日) 23:22:33 | ~碧に架かる贈り物~