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5/15になったその時、一人の少女が誕生日を迎えました。

その名は西沢歩(にしざわあゆむ)。

「ハヤテのごとく!」史上、類を見ない一般家庭に属し・・・一般的な高校に通う、ハヤテのごとく!に類を見ない普通少女。
でも、ハヤテを思う気持ちはナギに肩を並べるぐらいにあるはず。

実際年齢、21歳。・・・どんな大人なんだ?大学生かな?

さて、このブログでは5/15に西沢さん記念SS『Crazy Love~キミ・ハ・ステキ~』を一気公開をする企画をすることに決定。

そして、午前0時を回ったとき、このvol.1からスタートします。


西沢さん目線で見た、自分の誕生日。
無いと思っていた幸運は、一人のバースデーラブストーリーを築き上げる。

西沢さんだからこうなるだろう、純情な恋愛SS。
西沢さんだからこんなに素直でありがちな、ストーリーの展開。

全4部構成。vol.2からvol.4(Final)は、午後の更新予定です!
そして、テーマソングである嵐「Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ~」のYouTube動画は毎回最後に出てきます!

そして、コラムは・・・もちろん西沢さんのコト。
西沢さん盛りだくさんの誕生日記念SSを楽しんでください!

気軽に模写もやりたいな。・・・もちろん、西沢さんの。

西沢さんお誕生日おめでとう!

とりあえずは、vol.1をどうぞ。

『Crazy Love~キミ・ハ・ステキ~』


~PROLOGUE 誕生日の朝~


 夢って、その人の思惑を映像化したモノらしいんだって。知ってた?・・・私、知らなかった。でも、それが納得できるときもある。

 『西沢さん、僕・・・あなたのことが好きです。なので、付き合ってくれませんか?』

 こんな夢、前にも・・・その前にも。日の感覚は分からないけど、最低限・・・ハヤテくんに会った日の夢は大抵こんな夢を見る。
 それで、私は大抵こうやって答える。

 「嬉しいよ。ハヤテくん。・・・私も、ハヤテくんのコトが好き。」

 これで“フラグ”は立った・・・!やったっ・・・!でも、二次元の世界なんてSSなんて大抵はこの後・・・ヒロインを傷つける展開に持ってくる。
 今回の夢はこのようにして、私を傷つけていく。

 「い、いたたたっ!!」

 よく分からないけど・・・なぜか、左肩が痛い。動こうとするとさらに左肩が痛くなってしまう。普通に立ってるはずなのに。
 そして、当然私の夢なのだからハヤテくんは私の方をそっと触ってくる。このままキスというエンドを立てたいけど、左肩が痛くてそんな笑顔になれない。

 「西沢さん・・・。」

 あわわわっ!ハヤテくん・・・!左肩が痛いのに、このままキスなんて嫌だよぉ・・・!

 だけど、助けられる展開になった。急にハヤテくんの顔が白い光で見えなくなって、代わりにどこからかお母さんの声が聞こえる。
 「歩・・・。あゆむ・・・。」
 優しく声をかけてくれるお母さんの声・・・どこから聞こえるんだろう?周りを見てみるが誰もいない。
 「歩!起きなさい!」

 お母さん・・・そんなに声を張り上げなくても、もうすぐで起きそうだったのに・・・。一気に消えちゃったよ。夢のハヤテくん。

 「ふにゃ・・・。」
 うっすらと目を開くと、見えるのは薄暗い天井で目をこすりながらベッドから立つと、痛みの原因が分かった。
 「いたたっ・・・寝くじったのかな。左肩が痛い・・・。」
 そんな左肩をかばいながらも、カーテンを開けていく。すると、まばゆい日差しが少し寝ぼけている私の目に襲いかかってきた。
 「まぶしいな。」
 これで部屋の中が一気に明るくなった。やっぱり明るい部屋って気持ちいいモノなんだね。リフォーム番組の意味がよく分かったわ。
 私は机の上に小さな時計を見てみる。時間は8時30分。

 『うわっ・・・!完全に遅刻だっ・・・!』

 とか言うのが私であり、普通だったらそう言ってとか・・・私のファンの人だったら想像するとか思うけど、今日はしないよ言わないよ。
 どうしてなのかって?もちろん、理由は・・・。
 「もう、お母さん・・・日曜日ぐらいゆっくり寝かせてよ。」
 「何言ってるの。あまり遅くまで寝てたら、明日早く起きれなくなっちゃうでしょ。ここのところ、歩は遅刻しそうだって聞いてるから・・・。」
 「起きるよ。私だって頑張れば起きれるよ。」
 「そう・・・?」
 そう、普通な理由なの。今日は日曜日だからゆっくり寝ていたってコト。
 そして、お母さんに起こされたのも普通な理由。ここ最近、私は遅刻寸前の日が多くなってきて、“寸前”が多いのはバスから降りるとヒミツの入口とかを使って、何かとショートカットできているから、“寸前”で留まっていられる。
 でも、家を出ていく時間はきっと遅刻になるという時間だってお母さんは思っている。だから、私のコトを思ってくれて起こしてくれたのは分かっているが・・・。
 「でも・・・もうちょっと寝たかったよ。」
 「何言ってるの。早くあなたが起きて朝ご飯を食べてくれないと、お母さんの仕事が早く終わらないの。」
 「でもっ・・・まだ8時半だよ。」
 「そんなぐだぐだ言ってないで早くご飯食べないと、バイト許可を取り消しにしても良いのかしら?」
 「嫌だよぉ・・・。」
 そんなお母さんの本当はありのしない脅迫を、純情な私は真に受け取ってまじまじと着替え始めてしまうのだから、言葉って恐ろしいと時々思う。
 「・・・」
 パジャマをベッドの上にほったらかしにして、今日は普段よりも少しおしゃれに着替えてみた。我ながら、鏡を見て可愛く思った。
 「今日の私、センスあるんじゃないのかな?」
 と、不意に笑顔になった私は少しテンションが上がると、さっきのことを少し忘れそうになってしまったが、私は忘れずに朝食を食べるという任務を果たそうとリビングまで向かっていく。
 
 「おはよう、姉ちゃん。」
 「おはよう、一樹。」
 リビングには既に着替えて朝食をほとんど食べ終わった一樹と、もう食事を終えて新聞の一面を読んでいる父親がいる。普通とよく言われる典型的な家庭の風景だ。
 「・・・なんか、今日はあるの?」
 「えっ?な、なによ。いきなり。」
 私は弟だから許せるのだが・・・これが他人だったとしたら、少し卑猥な目線であったので不機嫌な表情を見せていただろう。
 「いや、今日は・・・なんだかおしゃれしてるなって。」
 「おっ、一樹・・・分かってくれるじゃん。」
 おしゃれなんてあまり興味のない一樹が、私の服装を見ていつもの違いを分かってくれたらしい。これは相当良い選出のようだ。
 「えっ、今日はデートでもすんの?」
 「・・・こらっ、姉ちゃんを悲しませる気か。」
 もちろん、そんな風に言葉を発してしまうのは私には意中の男性がいるから。

 綾崎ハヤテ。三千院家に働いている執事さん。潮見高校で一緒の時は、本当にハヤテくんにお弁当を作ってあげたことが記憶にまだ新しく鮮明に記憶されている。

 そのハヤテくんは、三千院ナギちゃんの執事となって・・・現在は多くの女性の的となっていると、原作やアニメでは言われているけど・・・そ、それって本当なのかな!?

 と、そんなコトを思っていたとしてもどうできるわけでもない。私が今できることは、ハヤテくんを好きであるという気持ちを忘れないことだけ。

 そんなコトを思っているうちに、私の席の前には本当に普通な和風の朝食が並んだ。
 「いただきま~す。」
 最初に味噌汁を飲む。これ、和風ご飯の鉄則なりっ!
 「はあっ・・・おいしい。」
 こう美味しいご飯を食べているときに、今このSSを読んでいるあなたに言いたいな。

 人生は食べて寝る!これ、人生の極みなりっ!

 「何言ってるの。姉ちゃん。話し相手がいなくて寂しいの?」
 「・・・一樹。あなた、私に後で殴られたい?」
 私は一樹に言われた言葉に腹を立て、一樹に拳を向けていた。
 「な、なんだよ!じょ、冗談に決まってるだろ!」
 「だったら、そんなコト言わない。これは、2次元の世界だからなんでもありなんだよ。正確に言えば2次制作と言えば良いのかな。」
 「・・・姉ちゃん、最近テンション高い気がするんだけど。」
 「分かってくれたか。さすが、我が弟よ。」
 と、そんな風に言ってくれている一樹だけど、実際にはテレビを見ながらだから本当にそう思ってくれているのかは不明なんだけど。

 そう、今日・・・おしゃれをするのにも理由があった。
 そして、最初は嫌がっていたが今日に限ってはお母さんの言うことをきいたにも理由があった。

 今日は5月15日。・・・そう、私の誕生日だったから。

 だから、いつもよりもおしゃれにも自然になってしまうし、なんとなく笑顔になってしまうときも多いだろう。
 去年の誕生日の時は、ハヤテくんの数少ない休みを私のために作ってくれた記憶がある。私がハヤテくんを好きだという具体的な気持ちにしてくれたきっかけは、1年前の誕生日だと自信を持って言える。
 その時は手作りクッキーだったような。でも、少しカカオが利いてて・・・なんだか、少しほろ苦かった味が今でも私の舌は覚えているようだ。少し苦いものを食べると、カカオ→ハヤテくんになっていきそうな勢いなのだから。

 それだけ、やっぱりハヤテくんが好きなのだと、時々私は思い知らされるのだがそれ以上の関係になったこともない。
 ハヤテくんに好きと告白しても、二次元にしか興味ないとか言われてあっさりと振られちゃうし、下着姿を見られてもナギちゃんに太ってるとか言われちゃうし、挙げ句の果てにはミコノス島のナギちゃんの別荘で裸は見られるし。

 あああっ・・・あの旅行からまともに会ってない。あの時の恥ずかしい記憶もあるけど、やっぱり好きであるハヤテくんとは話したい。

 さっきまでのポジティブな気持ちと、今のネガティブな気持ちが交互に入れ替わってくるのがどうやら一樹にはばれてしまったらしい。私の顔をまじまじと見つめた。
 「・・・姉ちゃん、本当に大丈夫?」
 「・・・えっ?」
 「いや、なんだか・・・3秒ごとに表情が変わってるから。しかも、180度違った表情に。」
 「お、お姉ちゃんにはね、乙女という名の悩みというモノがあるんですよ。一樹くん。」
 「ふうん・・・単に太ってるのを気にしてるだけじゃない?」
 と、今気にしていた言葉を言われて、私は右の席にいた一樹の左頬を思いっきりつねった。怒っているから容赦なくつねった。
 「いててっ!そんなサ○エさんみたいな怒りかたするなよ!」
 「ったく、一樹・・・人の気にしている部分をはっきりと言いおって・・・!」
 「ごごごごめんなさい!だから、つねるのだけはやめてくれ!」
 ご飯を食べている途中だから、つねりながらでは食べられないという現実的な状況を思い出して一樹の頬を放した。しかし、目線だけは鋭くさせておいた。
 「なんだか、今日の姉ちゃん・・・怖ぇな。」
 「それは、あんたが悪いんでしょ。」
 味噌汁を飲んでみると、なんだか既に冷め切っているような感じなっており、少ししょっぱく感じた。

 「・・・しょっぱい。」

 その後は無言でちょっと冷めてしまった朝食を、急ぎめに何故か食べてしまう私であった。

 朝ご飯を食べ終えたのは、そんなコトがあったせいか9時を回ってしまっていた。
 さて、これから一日をどう過ごそうか。ワタルくんのレンタルビデオ屋で何かDVDを借りて、家で暇つぶしでもしようか。・・・いや、一樹に上手いこと使われることになっちゃう。これはいやだな。
 それなら、私の誕生日プレゼントを私自身でプレゼントを買いに行ってみるか?・・・いや、それじゃ敗者になるだけだ。なんだか、他人からプレゼントがほしい純情な子供の気分に戻っているの。

 「はぁ・・・何しようかな。」

 とりあえず、部屋に戻れば楽しいことが待っているはず・・・。実際に戻ってみると、机の上に置いてあった数学の教科書が目に飛び込んだ。
 「そういえば、中間試験・・・あと10日ぐらいしかなかったんだっけ。」
 5月15日なんて良い季節に生まれたと、周りの大人たちはそう言う。でも、私も思った時期はあった。・・・小学校の時は。
 でも、中学の時からこの時期は中間テストの前になることが多く、本当に楽しい誕生日が遅れなくなった気がしてならない。

 だけど、去年の場合は?そう自分で問いかけると、自分で答えることができなくなってしまった。
 たしかにいつもより楽しかった。・・・好きになったハヤテくんと、そんな関係は一切ないけど一緒に過ごせたから。当然、来年の誕生日・・・つまり今日も一緒に過ごせるのが当たり前だと思っていた。
 しかし、ハヤテくんは去年のクリスマス・イブに学校を退学したことになり、三千院家の執事になり。こんな普通の私のために時間を作ってくれる余裕なんて無いと思ったのは他でもない。そのハヤテくんが使えているナギちゃんが、ハヤテくんのコトが好きだからだ。
 きっと、ハヤテくんに自由の時間ができていたとしても、それはナギちゃんのために・・・どんどんと使われていくに決まってる。ハヤテくんもナギちゃんと一緒に過ごすこと、喜んでいたから。何度も執事のハヤテくんを見てそう思った。

 でも、今日ぐらいは・・・私のためにハヤテくんは来てくれないのだろうか。そう願っている最中のことであった。

 「歩、電話よ。」
 コンコンとノックをされて、お母さんの声が小さく聞こえた。勉強を始めようとした時のことであった。
 「・・・私に電話?誰から?」
 そうお母さんに問いかけると、お母さんもなんだか“?”な表情になっている。覚えのない人なのだろうか。とりあえず私は電話に出ることにした。

 「はい、電話を替わりました。西沢歩ですけど・・・。」

 「・・・西沢さん。」

 えっ、その声・・・もう一度確かめたい。会いたいと思っていた人の声、ハヤテくんの声が電話の向こうから聞こえるの。

 「どうしたの?ハヤテくん。」
 「・・・今日、西沢さんと・・・その、デートをしたいと思っているのですけど。」
 「えっ・・・。」

 思いがけない言葉であった。ハヤテくんからのいきなりの誘い・・・。もちろん、「デート」という名の約束である。

 「西沢さん、無理なら僕は全然構いませんが・・・。」
 「いえ、全然無理じゃないよ!今日、私・・・暇なんだ!そう、そっか・・・ハヤテくんの誘いだったら、喜んで誘いに乗るよ!」
 「そうですか、良かったです。・・・それでは、すみませんが・・・13時に負け犬公園のベンチで待ち合わせでいいでしょうか?」
 「うん、負け犬公園のペンチだね・・・。うん、分かったよ。うん、うん・・・。」

 ハヤテくんの喜びの秘めた声が、私のテンションを一気にふくらませていく。そして、電話を切ったときに私は飛び跳ねた。

 「やったっ・・・!ハヤテくんとデートだっ・・・!」

 これっ、夢じゃないよね!私はベタだけど自分の頬を強くつねると、案の定痛いことが分かり夢じゃないことを確認した。

 「それじゃ・・・さっそく準備しなくちゃ!」

 ハヤテくんと一緒にいられるなら・・・最高の誕生日にしたいんだもん。なんだってできるはず。

 少なくとも、このときは・・・そう思っていられたのであった。


vol.2に続く。突然ハヤテにデートを誘われたのだが、そのデートとは?
次回は西沢さんとハヤテの微笑ましいデートストーリー。


vol.2からvol.4(Final)は、午後に更新予定です。


■テーマソング:嵐「Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ~」■




☆コラム~西沢さんvol.1~☆

いや・・・ついにこの日が来ましたね。
ブログを始めてからは、今回が初めてですね。西沢さんの誕生日を祝うのは。

ハヤテを読み始めた頃、私は西沢さんと泉を間違えていましたw
今では絶対に考えられないですよww

この記事が投稿されるのは午前0時ですからね、これからですよバースデーは。
多くのブログで西沢さんをどう祝うかが楽しみです。

まあ、このブログでは誕生日記念SSということで。

それでは、また次回。
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