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開設10周年!(2018/10/4)日記と音楽感想、アニメ感想を中心に更新しています。リンク&トラックバックなどはフリーです。

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こんばんは、セカコンです。
明日は執とら4ですね。たくさんの方と出会えることを楽しみにしています。

最近、山田太郎ものがたりをDVDで見ています。
ニノが貧乏な美少年役で、櫻井くんがお金持ちの美少年役です。

そのニノに似ているらしいです・・・。私。似てないですけどw

Lovely Imagination ロゴ

10000HIT記念SS『ゆりばな』も連載をしているのですが、新作SSということで・・・超長編のSSを今回から連載スタートとしたいと思います。

いわば、今回のSSはおジャ魔女の少し大人っぽいバージョンだと思えば・・・まずは間違いないと思います。
今回はまだそんな場面ではありませんけど。

今回の最後に一応、一応ですけど・・・おジャ魔女最初のOPを紹介します。

このSSでは、かげろうさんにイラストを依頼したので・・・現在、それをお待ちしているということですが・・・ちょっと拝見したのですが、今から期待大です。

イラストが来たら、このブログで先行公開という形で公開しようと思います。

それでは、新作SSのvol.1をどうぞ!
『Lovely Imagination』


~PROLOGUE 神隠し~


 人間は時に、自分の我を通そうとするときがある。その時、人間はそのために他を犠牲にしながらもそれを手に入れようとしてきた。

 人はそれによって、罪という名の落とし穴に落とされてきた。

 欲を探し求めた人間は思った。他の人間に被害を加えずに・・・どうにか自分の欲を満たすことができないのかと。

 そして結論が下った。

 自分の思ったことが思うとおりに実現できる不思議な現象・・・『魔法』。それを作り出していくことを。


 2年の1学期の期末試験が終わった頃のことである。

 生徒会本部がある白皇学院の時計塔・・・通称『ガーデン・ゲート』の最上階には生徒会長室がある。
 そこにはもちろん、生徒会長である桂ヒナギクがそこにはいた。今日は期末試験が終わり一段落・・・ということで、晴れている日の夏の午後のことであった。

 「とりあえず、ハル子・・・泉。期末試験はどうだった?」

 千桜はヒナギクと共に行動することが多く、特に生徒会関係の場合であるとヒナギクが一番千桜にとっては接している。
 「私はもちろん・・・良くできましたよ。会長。」
 その時の表情は少しいつものクールな感じから解き放たれた、女子高生らしい笑顔の千桜であった。
 「ですが、やはり・・・暑いせいか、少し頭がぼうっとしてしまいましたよ。うっかりして・・・。」
 「ふうん・・・ハル子でもそんなコトがあるんだ。」
 千桜と泉は1学期の生徒会の資料を片付けていた。千桜は元からヒナギクと一緒にやると決めていたのだが、泉は3人組のじゃんけんで負けてしまったのだ。
 「う、うううっ・・・なんで私がやらなきゃいけないの。うううっ・・・あの時、私に『グー』出してって言わないでよぉ~!」
 「泉・・・もしかして、あなた一人だけ来たの・・・おかしいと思ってたんだけど、もしかして・・・?」
 「うん、嫌だからって3人のうちの一人が代表で行こうってコトになって・・・それでじゃんけんで美希ちゃんと理沙ちんの言うとおりにグーを出したら、見事に負けちゃったの。うえええん!」
 今やっていることが罰ゲームのように扱っている3人に怒りを感じたが、第一に3人で来なかったことに怒りを感じたヒナギク。
 「あ、あらそう・・・で、でも・・・泉はそれでも逃げないでここに来たってコトなのね。」
 「うん・・・。ヒナちゃんに後で怒られるのが怖いから。」
 「そうなの・・・。じゃあ、それに免じて今日だけは・・・あなただけは許してあげるわ。来てくれただけ成長したということで。」
 「えっ・・・ホント!?ほんとにほんと!?」
 「うんうん・・・本当よ。だからね・・・。」
 泉はヒナギクの脚にしがみつきながら、ポロポロと涙を流す。

 「私の脚で泣かないで!」

 ヒナギクは少し泉を振り払うかのように、脚を振った。
 「ご、ごめん・・・。ヒナちゃん。」
 「まったく・・・あの二人には夏休みに雑用をさせた方が良いのかしらね。・・・それにしても、なんだか今日は早く片付きそうね。」
 「そうだねぇ・・・。ヒナちゃん。」
 「・・・?どうかしたの?」
 「いやぁ・・・。なんでもないけど、今日のヒナちゃんって・・・スパッツははいていないんだね。」
 「・・・?」
 泉はヒナギクのそばから離れること無かった。なぜなら・・・いつもはない、ヒナギクがスパッツをはいていない情景を見たからである。
 「・・・ま、まさか・・・。」
 「・・・にゃはは、かわいいね。桃色の下着!・・・ぎゃあああっ!!」
 ヒナギクは赤面をして、泉のあごをアッパーでこぶしを入れ・・・自分から約10mの所まで吹っ飛ばした。
 「はあっ・・・はあっ。道理でいつになく足下で泣いてると思ったら・・・こ、こういうコトだったのね。」
 「ご、ごごごごめん!ヒナちゃん!な、泣きたかったのは本当なんだから!これはね・・・いわば“副産物”っていうものなのよっ!」
 「ふうん・・・私のパンツが副産物ねぇ・・・。そう、だったら来月の一番暑いときに“雑用”っていう副産物をあなたにプレゼントでもしようかしら?」
 ヒナギクはにっこりと泉の顔を見て言う。声は完全に怒っているが。

 (やれやれ・・・瀬川さんは相変わらずか。・・・でも、ヒナのパンツがどんな色でどんな感じなのかは、少しながら興味はある・・・。)

 千桜は陰でニヤリとして、雑用をさっさと終わらせていく。
 「そういえば、そういう瀬川さんは・・・テストはどうだったのですか?」
 「・・・ふえっ?」
 千桜は泉に訊く。
 「まあ・・・会長は完璧だとは分かりますが、瀬川さん・・・あなたはどうだったのですか?」
 「そうだねぇ・・・赤点ギリギリのラインかな?」
 「・・・」
 やっぱりそうかと思い、再び陰でニヤリとする千桜であった。
 「あああっ、ひどいよ・・・ひどいよちーちゃん!」
 「えっ、私は・・・なにも、言っていませんが・・・ふ、ふふふっ。」
 「うううっ・・・ヒナちゃんには怒られるし、ちーちゃんには笑われるし・・・今日は嫌な日になっちゃうよぉ・・・。」
 泉はソファーに勢いよく寝込んで、しくしくと泣き始めた。
 「あっ・・・。」
 「ハル子、あなた・・・ちょっと言い過ぎじゃない?」
 「・・・そうでしたね、でも・・・元はといえば会長が瀬川さんに怒ってしまったのがいけないんじゃないですか・・・?」
 「・・・たしかに、ハル子の言っているコトも間違ってはいないけど・・・。」
 ヒナギクも雑用をする手を休めて、千桜と一緒に泉を慰め始めた。
 「ごめんね、泉。・・・私が悪かったわ。・・・ちゃんとあなたは来てくれたから、私、本当は嬉しいって思ってる。ね、泣かないで。」
 「すみません・・・。たしかに陰でニヤリとはしてしまいましたが、瀬川さんのコトはもう笑ったりしませんから・・・。」
 ヒナギクは頭、千桜は背中をなでると・・・泉は泣くのをやめた。しかし、泉はすぐさまに飛び起きてこう言った。

 「こうなったら・・・神隠しの話でもしちゃうんだから!」

 泉はソファーの上に立ちながら、二人に宣言をすると・・・勝手に神隠しなのかどうかは分からない話を始めた。

 「えっ・・・神隠しってどんな話なの?」
 「う~んとね、この学校の中で起きた神隠し。」
 「・・・神隠しかどうかは分からないけど、とにかく・・・この白皇学院になにかあったのね。」
 ヒナギクは半信半疑で泉の話を聞いた。

 泉の話からすると、今から2年前・・・とある一人の一年の男子生徒が、恋人の女子生徒が病死をしてしまった後に白皇学院の敷地内で消えてしまったという。
 当時はその恋人が男子生徒を連れ去ってしまったのではないかという考えが強かったが、非現実的なことなのでその生徒は今も行方不明扱いとなっている。

 「たしかに・・・それは神隠しと言えるかもしれないわね。」
 「でしょでしょ!それ・・・ウチの動画研究部の倉庫の中に入っていたんだよね。なんだか不思議なんだけど、私・・・その書類を見てぞっとしちゃったよ。」
 「ふうん・・・。」
 ヒナギクはお化けなどが怖い普通の女の子な部分もあるが、それはあくまでも実際に見たときだけのことで、見たことのない今回の泉の話は平気で聞いていた。
 「たしかにそれは・・・怖い話ですね。」
 千桜はさっきのコトもあってか、一応恐いと言っておくようだ。
 「でも・・・その姿を消した男子生徒は、今で言う・・・私たちの一つ上の高校3年生ってことになるのよね。」
 「そうだねぇ・・・。」
 「ってコトは、その人のことは・・・ある程度知っている人とかもいるんじゃないの?高校3年生の中に。」
 「そうなんだけど、神隠しの噂が強すぎて・・・その当時、彼のことはあまり口にしないようにって、学校から言われたんだって。」
 「それって・・・ひどいわね。」
 ヒナギクは笑っているが、泉は再び泣き出しそうになっている。
 「ど、どうしたの・・・?」
 「うううっ・・・怖いよぉ。怖いよぉっ・・・。」
 「もう・・・泣くほど怖いんだったら言わなければいいのに。もう・・・。」
 ヒナギクは泉のことがかわいいな・・・とか思いつつ、優しく泉の頭をなでた。
 「少しあなたをいじりたくなるあの二人の気持ちが分かるわね。」
 「・・・!!ど、どういうことよヒナちゃん!!」
 完全にドMキャラ化した泉は笑顔のままで泣いている。千桜はその光景を見て・・・やはり、ライトノベルを読んでいるせいかこう思った。

 (う~ん・・・やはり、こういう関係は・・・いいな。)

 千桜はそう思っていたが・・・そこから誰かがこちらに走ってくる足音が聞こえた。
 (おや・・・?誰かがこちらに向かってきている?)
 
 『バタン!』

 生徒会長室のドアは一気に開き、3人が一斉にドアの方見た。そして、次の瞬間・・・。

 「ハヤテのばかあああっ!!」

 その叫びは・・・3人の鼓膜をも破るかの大きさであり、泉の涙も一気に止まり・・・全てがリセットされたようにその直後は静かになった。
 「ナ、ナギ・・・ど、どうしたの・・・。ハヤテくんと何かあったの・・・?」
 「もう、ハヤテのばかばかっ!!あああっ、もう・・・ハヤテのばかばかっ!!」
 「だから、どうしたのよ・・・ナギ!」
 ヒナギクはナギの肩にそっと手を乗せた。
 「なんか、マリアから用事があって・・・なんか、すぐに帰らなくちゃいけないからって・・・私なんか気にせずに帰ってった。」
 「・・・それは、・・・ねえ。」
 「なんだ?もしかして・・・ヒナギクはハヤテの味方だとでも言うのか?」
 「いや・・・そうじゃなくて、まあ、ハヤテくんだっていろいろあるわけだし・・・それに、ハヤテくん・・・頼まれたことはハヤテのようにやるのがハヤテくんのコンセプトでもあるみたいだし・・・。」
 ヒナギクはとりあえず・・・ハヤテの弁護をしているような言葉を並べて、ナギを説得した。
 「・・・やっぱり、ハヤテの味方なんじゃないか。」
 「え、えっと・・・ねえ、ハル子はどう想う?」
 ヒナギクは千桜の肩を叩きながら役目を勝手にバトンタッチ。
 「え、えええっ?」
 当然、千桜は迷い・・・目力MAXのナギの顔を見るが、一瞬にして顔をそらした。

 (そんな、答えられるわけ無いだろ・・・!)

 「おい、私と一緒にDVDを観た仲だろ!それだったら・・・私を助ける言葉の一つでも言ってくれ!」
 「え、あ・・・。」
 その刹那、千桜はナギの口をふさぎ・・・ナギを壁に追いやった。
 「ちょっと・・・これは、私とあなたと綾崎くん意外にはあんまりしゃべらないでくださいよ・・・。」
 「なんでだよ、これは本当じゃないか・・・。」
 千桜は真面目でクールが売りなのだから、アニメ好きのナギと一緒にDVDを観るということは相当なアニメを見ているということになるため、当然・・・今までの面目は崩れることになる。

 「ねえ、ハル子・・・今のって?」

 もちろん、泉はともかく・・・ヒナギクは聞き逃すわけがない。

 「な、なんでもないですよ!この前・・・ばったりと三千院家の前で出会って、いろいろとあって一緒に見ただけですよ。そんなに・・・アニメとかは好きなワケじゃ。」
 「あの時・・・真っ向から私に歯向かったくせに。」
 ナギが小さくつぶやくと、千桜は笑いながらナギの口を強く抑えた。
 「ふうん・・・まあ、ハル子がアニメ好きでも私はあんまり驚かないけど。」
 「会長・・・。」
 ここで、千桜はヒナギクの理解力に心を打たれて・・・微妙に涙もろくなってしまった。

 そんなしみじみとした雰囲気になりかけているときである。

 「ヒナさ~ん、遊びに来たよ~。」

 普通クオリティー最強の少女、西沢歩がヒナギクの所に遊びに来たのである。はて、生徒会専用の看板をまんまとスルーして、あのエレベーターで登ってきたということか。すっかりと慣れてしまったようである。
 「ヒナさん。私、今日で期末試験が終わったので・・・遊びに来ちゃいました。」
 「歩・・・。そうなの。私たちも今日終わったけど。・・・どうだった?」
 すると、歩は笑顔になって答えた。
 「ヒナさんが教えてくれたおかげで、数学のテストはバッチリでしたよ!他は平均点を少し超えそうな感じぐらい・・・かな。」
 「そう、良かったわね。歩・・・頑張ってたもんね。」
 「はい!これで赤点課題はなしで・・・ゆっくりとパラダイスな夏休みライフをエンジョイできそうですよ!」
 「そうなの・・・。良かったわね。」
 歩は夏服で・・・白皇学院のクーラー完備に感激している最中であった。
 「うわっ・・・涼しくて気持ちいいですね。・・・ヒナさんは、夏の毎日を・・・こんなに涼しい中で過ごしていたんですね。」
 「そうだけど・・・?歩の学校にはないの?」
 「私、普通の公立高校だからないです。唯一あるとすれば・・・学校のプールぐらいですよ。だけど、最近暑すぎて・・・微妙にぬるま湯状態になっていますが。」
 公立高校に行かなくて良かった・・・と、歩の涙ながらに語る言葉で十分に感じさせられるのであった。

 「なぁ・・・ハムスター!聞いてくれ!」
 「だから、ハムスターって呼ばないでほしいかな!」

 まあまあ・・・と、千桜が仲裁に入ると・・・千桜がナギの怒っている理由を話した。すると、歩は即答できっぱりと言った。

 「ハヤテくんはきっと何かあると思って、ナギちゃんを置いていったんでしょ。」

 その言葉は一見すると、凄くハヤテがナギのコトを見放しているように思え・・・というか、実際に書いてみて思った。

 「やっぱり、ハムスターもそう言うのか。」
 ナギは完全に怒り狂っている状態に陥り始めた。もはや、誰も止めることができない。誰かが止めてほしいと思ったほどだ。

 しかし、次の瞬間だった。

 一気に空中で丸く何かが光り・・・そして、そこから一人の美少年が出てきた。

 「・・・」

 長身で黒い長髪の美少年は、空中から勢いよく・・・ゆかに落ちた。

 「・・・」

 その美少年は意識を失っている。

 「大丈夫ですか!大丈夫ですか!」

 生徒会長室内は・・・その美少年のそばで語りかける、ヒナギクの声だけが飛び交っているのであった・・・。


vol.2~出会い(後編)~に続く。光から現れた美少年はいったい・・・。
そして、生徒会長室にいる5人は魔女となる!


☆コラム☆

新作SS『ラブリー・イマジネーション』がついに始動です。
明日でも良かったのですが、なんか執とら4の前に始めたかったので・・・今日から連載スタートという形で、よろしくお願いします。

さて、さっそくではありますが・・・原案となったおジャ魔女の第1期、OP『おジャ魔女カーニバル』を公開したいと思います。
それでは、Youtube動画でどうぞ。





まあ、おジャ魔女どれみは・・・今年で10周年です。
まだまだ人気は健在ですね・・・。すごいよ、おジャ魔女。

それでは、また次回のSSで。
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