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開設10周年!(2018/10/4)日記と音楽感想、アニメ感想を中心に更新しています。リンク&トラックバックなどはフリーです。

2021/03 |  123456789101112131415161718192021222324252627282930 | 2021/05

こんばんは、セカコンです。
脚が筋肉痛で痛い・・・。50m走を本気モードで5本も走らなければ良かった・・・。
明日は湖畔でカレー作りだというのに・・・。

さて、昨日はちょっと更新できずにすみません。
10000HIT記念SSは、文SS『フェイク』を完結したら・・・ヒナハムSS『ゆりばな』の方を公開するという形にしました。

そうですね、今回は・・・文は真面目になるとこうなるという予想をしながら、急展開の部分を書いていきました。
フェイクと言うこともあって、もちろんどこかに悪が潜んでいるんですよ。
なので、その悪の部分も・・・書きました。

このSS・・・もう、文SSではなくて、文&千桜SSになっている感じです。
今回の部分を読んでいただくと分かるのですが、なんか・・・千桜が(ry

とにかく、次が最後になると思います。
なので・・・まずは最後の回の前に予習という形で。

それでは、vol.4をどうぞ。

~SELL 2 闇=悪~


 「どうやら・・・ここまでは順調のようだな。」


 どこか薄暗い・・・空間に女性の声が聞こえる。その女性の手には・・・水晶玉がありそこには泣いている千桜と抱いている文の姿が見えた。

 「泣いている・・・泣いている。千桜が・・・泣いている。」

 にやりと笑い、くっくっ・・・と笑い声をこぼすが、それ以上のことは何も言わない。それどころか逆にため息が付いた。

 「三千院ナギに桂ヒナギク。彼女たちを・・・人格をすり替えたのは良かったが、洗脳させる能力がなかった。でも・・・桂ヒナギクがよい仕事をしてくれた。」

 『ちゅっ・・・』

 その唇は水晶玉に触れて・・・そして、その唇によって・・・水晶玉は曇って2人の姿がぼやけて見えた。

 「千桜は泣き・・・しかし、日比野文が泣かないのは何故だ・・・?いや、彼女にもシャルナという良いツッコミ役の人格をすり替えたつもりだが?」
 水晶玉は次第にくっきりと戻り始めて・・・再び千桜と文の様子が見える。女性はただ笑うだけで、つぶやいた。

 「ならば・・・実際にここに引きずり込ませるのみ。」

 陰謀は次第にカタチとなってゆく・・・。


 ぐっすりと泣いている千桜にそれを抱きしめている文。周りの生徒はあまり見ていなかったので、変に思われたりすることはないが・・・見ていたら確実に注目は浴びていただろう。
 なぜなら、クールな千桜として名の通っている人が・・・今、こうして泣いているのだから。
 「あ、あの・・・いつまで泣いているんですか?その・・・いきなり抱きつかれたとしても、文はテレパシーとかは持っていませんよ。」
 「・・・う、うううっ・・・。」
 「・・・千桜さん。とりあえず・・・泣かないでください。それ以上なくと・・・文まで泣きたくなっちゃいますから。」
 文は千桜の体を離して、文はじっくりと千桜を見つめた。
 「やはり、あなたでも・・・ちゃんと恋という物はするのですね。」
 「あ、当たり前じゃないですか・・・。」
 「文は何となくそんな気がしました。・・・あなたが、あの綾崎さんという方に恋をするフラグが・・・。」
 「・・・これは二次元の世界ではないのですっ!・・・いえ、二次元と言えば虹件かもしれませんが、厳密に言うとどうなる・・・。」
 自分の言葉に混乱をしてしまい・・・いわゆる、自爆まで後寸前のところで話を切り替えた。
 「・・・あれ、自然と涙が止まってしまいました。」
 「・・・良かったですね。」
 「・・・」
 (もしかして、私を慰めようとして・・・?)
 だが、あんな風に慰めないだろうと思ったせいか、千桜は文に感謝するような気持ちは抱くことはなかった。
 「で・・・どうだったのですか?何か変わったことはありましたか?」
 「そうですよっ!聞いてくださいよっ!」
 逆に今度は文が千桜に襲いかかるような感じになっていた。
 「ど、どうされたのですか?」
 「私の・・・いつもツッコミをしているシャルナちゃんという方が、急にツッコミ業をやめてしまったのです!」
 その言葉に千桜は固まった。

 (ツッコミ業・・・?あれ、咲夜さんじゃない・・・よ、な。っていうか、シャルナちゃんって・・・誰?日比野さんの友達、かな・・・?)

 「ツッコミ業をやめたということは・・・日比野さんはボケ役というコトなのでしょうか?」
 「いえ、そんなコトは思ったこともありません。」
 きっぱり言った。文は断言するようにきっぱりと言った。
 「ただ・・・シャルナちゃんはいつも文の言葉に対してツッコミを入れてくるのです。悪気がないのは分かっていますが。」
 「・・・」
 (なるほど、日比野さんにツッコミを入れたい理由は分かるかもしれませんね。ヒナに“パンツ丸見えの人”ですからね・・・。)
 「でっ、そのシャルナさんが急にツッコミをやめたのですか。」
 「・・・はい。」
 それはあなたが真面目になったんじゃないのか・・・とか、そんな言葉を言いたかった千桜であったが、さっきの慰めの言葉により言う気持ちが失せた。
 「なるほど・・・日比野さんの周りにもおかしい人が出たのですね。」
 「そうなんですよ。そうなのですよ。」
 「・・・とにかく、私たちの周りで・・・何か、大きな裏があることは分かりましたが・・・それをどうやって解明するかはこれぽっちも分かりませんね。」
 「そうですねぇ・・・。」
 「・・・」
 文はとある方向を向いて千桜に返事をしていた。
 「・・・こらっ、日比野さん・・・ちゃんと返事をしな、さい・・・。」
 千桜も同じ方向を向くと、そこにはハヤテが立っていた。
 「あの・・・千桜さんに日比野さん。2人で・・・何かもめ合っているんですか?」
 「そ、そそそそんなコトはないですよ!う、うふふっ・・・日比野さんとちゃんと丁寧に話していたんですから!」
 「そう・・・ですか。」
 ハヤテは頭をかきながら笑っていた。しかし、千桜はその表情を見て・・・怒りを覚えた。
 (でも、そんな風に見えるようなきっかけを作ったのは綾崎くんでしょ!!)
 睨む・・・千桜はハヤテを睨んだ。
 「ど、どうかされたのですか・・・?千桜さん。」
 「・・・日比野さんは、友人のシャルナさんの様子がいつもよりおかしかったようですけど。・・・綾崎くんは会長と2人でどこかに行っていたのでしょう・・・?」
 「あ、その・・・いや、その・・・。」
 この動揺っぷり・・・そして、顔の色が赤く染まっていく瞬間は、文でも何かあったのだろうと予測できた。・・・いや、既に千桜の様子でだいたいは分かっているのだが。
 「その・・・ヒナギクさんにお弁当を食べようって言われて、それで・・・一緒に食べたりして。いつにない・・・ヒナギクさんだなって思いました。」
 「へえ・・・それで、その後は?」
 「・・・えっ、そ、その後・・・で、ですか?」
 「そうです。その後・・・会長とどうなったのですか?綾崎くん。」
 「・・・」
 ハヤテは完全に顔を赤くして・・・羞恥心の心に満たされながら、ハヤテはぽろりと・・・つぶやいた。

 「ヒナギクさんに・・・好きだって告白されて、キスまで・・・されました。」

 ハヤテが言った顔はとてもかわいく思えた。千桜は・・・改めてその事実をハヤテから確認を取ったような形を取ると、一気に体の力が抜けた。
 「・・・ふうん。」
 「・・・千桜さん?」
 「会長は・・・綾崎くんに好きだって言ったのですか。」
 「・・・はい。」
 赤裸々なコトを・・・堂々と言った。それは・・・自分に対して女の子としての意識を持たれていないからなのだろうか。
 千桜はそう思うと・・・急に悲しくなって、急に涙がポロポロとこぼれ落ちて・・・その場から逃げようとした。
 「千桜さん・・・なぜ泣いているんですか?」
 「・・・ばかっ。」
 「えっ・・・。」

 「綾崎くんのばかあああっ!!」

 千桜はそう叫ぶと泣きながらその場を立ち去ってしまった。

 それをただ見ていたハヤテ。追いかけようとせずに・・・ハヤテは文の前でぽつんと立っていた。
 「千桜さん・・・。」
 ハヤテは文の顔を見た。すると、いつにない・・・真面目な表情でハヤテを少し威圧している。
 「日比野さん・・・。」
 「綾崎さん。今・・・どうして、メガネのお姉さんが・・・あなたにそういう態度を取ったのか分かっているんですか?」
 「えっ・・・?」
 文はいつものようではなかった。まるで、何かに乗り移られたように・・・文は怒っていた。
 「私、怒ることは嫌いなので・・・いつも天然っぽく接していますが、今は・・・とても天然ではいられません。」
 「ど、どういうことですか・・・?」
 ハヤテの・・・本当に天然なのだというのが、ナギとは違って文は知らない状況だった。なので、文は鋭い目つきでハヤテに、
 「あなた・・・千桜さんが綾崎さんのコトをどう想っていたのか分かっていたんですか!!」
 「えっ・・・千桜さんが、僕に・・・?」
 「・・・千桜さん、泣いて・・・私に抱きついてきました。私、最初は痛い目にでも遭ったのだと思いました。しかし、話を聞いてみると・・・綾崎さん、あなたが会長さんにキスをしていたらしいじゃないですか。」
 「・・・!」
 そして、やっと気づいた。千桜があんな風に訊いてきたこと・・・そして、千桜があんな風に逃げてしまったことに。

 「千桜さんはあなたのことが好きだったんですよ!」

 文が真剣に・・・ハヤテにそう言った。ハヤテは・・・目を見開いて、しばらく・・・言葉が出なくなってしまった。
 「千桜さんはあなたのことが好きだったんですよ。だから・・・私にその光景を見て泣きついて、そして・・・綾崎さん、あなたに訊いたのです。」
 「千桜さんが・・・僕のことを。・・・それは、ひどい・・・コトをしてしまいましたね。僕が、そんなことを気づいてあげられずに・・・ヒナギクさんにキスされたことを言ってしまったので。」
 「・・・きっと、千桜さん・・・傷ついていると思います。」
 「で、でも・・・!ヒナギクさんが本当の心ではないことを千桜さんは知っていたはずです。なのに、どうして・・・千桜さんは泣くほど・・・。」
 文にとっては言い訳のように聞こえた。あの時・・・千桜が泣いたコトに、自分で言い訳を言ってごまかそうとしている。文にはそう聞こえた。

 文はさらに怒って・・・ハヤテの前に立ち、頬を叩いた。

 「それほど・・・千桜さんはあなたが好きだったのですよ。」

 文は静かに言うと・・・その場から立ち去っていった。ハヤテはその日・・・千春とは話すことができずに、おしとやかなナギと一緒に三千院家に戻った。

 そして、何も進展のないまま・・・陽は沈んでいったのである。


 だが、もう一つの世界では・・・笑い声が絶えない。女性の声の・・・高らかな笑い声が絶えない。

 「ついに・・・ついに綾崎ハヤテも気持ちが奈落に落ちたか。はははっ・・・よし、これで・・・地獄が訪れるはずよ。」

 水晶玉を見る・・・。映っているのは、夜・・・暗い部屋で一人泣いているハヤテ、そして別の場所で一人で泣いている千桜だった。

 「それじゃ・・・そろそろ私と出会うことにしましょうか。生で・・・二人の表情を見てみたいもの。」

 そして・・・別世界での決戦がここに始まろうとしていた・・・。


最終vol.5に続く。水晶玉を持って笑う女性の正体とは・・・?
そして、文が見守る千桜の想いはどうなってしまうのか・・・?

それは、最後に分かる!

☆コラム☆

なんだか、続きの度にワケの分からなくなるSSに・・・。とほほ。

文SSは難しいですね・・・。これはもう千桜SSになってるかも。
でも、まあ・・・文がこんなに出てくるSSなんて他にありませんからね。
そういう意味で文SS・・・というコトで許してくださいませ。

次回が最終章です。さて・・・どうなる。恋の行方は。

そして、YouTubeで聴いた曲も紹介したいと思います。

それでは、また次回で。
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