日記と音楽感想、アニメ感想を中心に更新しています。リンク&トラックバックなどはフリーです。

2017/07 |  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 | 2017/09

こんばんは、セカコンです。
家に帰ってちょうど雨が降ってきました。自転車に助けられましたよ。

さて、新作SSのタイトルが決まった今・・・SSに関しては多忙な日々。
これからGW・・・いや、既に入っていますが・・・私の場合はあさっての29日からです。早く突入してほしいですよ。

さて、文SS『フェイク』もついにvol.3まで来ました。
まあ、文SSとなっていますが・・・千桜がメインになりかけています。

今日はヒナギクファンと千桜ファンには見てほしいですね。
もちろん文もちゃんと・・・出てくるのでご安心を。

そうですね、今回は千桜の印象が変わるでしょう。
原作では学校ではクールな生徒会書記ですが、このSSでは・・・恋もする嫉妬もするかわいらしい女の子のようになっています。

まあ、とにかく・・・今回のSSを読んでいただければなにより。
途中からは・・・シリアスになっていきますよ。

それでは、vol.3をどうぞ!
~SELL 1 こころはウゴク~


 3人が集まり・・・事態を理解した3人は、どんな行動を取るべきかで悩みに悩んでいた。
 「やはり・・・じっくりとお嬢さまとヒナギクさんを見守るのが最善の方法だと僕は思うのですが。」
 「ナギさんと・・・会長をですか?」
 「まあ、僕と千桜さんは同じクラスなのでそれができますけど・・・日比野さんにはこれからの任務などはありませんね。」
 「・・・ふぁい!ないんですねっ!!」
 ハヤテの言葉を聞き・・・任務なしの喜びに文はテンションが上がる。しかし、千桜が何故かそれを阻んだ。
 「だめですっ!日比野さんにも・・・ちゃんとやってもらいますからっ!」
 「えええっ・・・!どうしてなんですかっ・・・!」
 どうして・・・?そんな理由なんて考えてない・・・千桜はとっさの発言、そしてとっさの質問に言葉が詰まった。しかし、

 「瀬川さんたちに言っちゃったじゃないですか!私たち2人で、この謎を解明する・・・って!」

 その言葉に・・・文もハヤテも固まった。理論派に見える千桜から・・・そんな漠然とした理由を答えられたことは予想外だったからだ。
 「・・・そうですね、それでは・・・昼休みの時間に再びこの時計塔の前で落ち合いましょう。日比野さんは自分の周りの人におかしい人がいるかどうか、それだけを確かめていただけませんか?」

 ハヤテの助言の言葉。それに向かって、文は敬礼した。

 「ふぁい!」

 とにかく、これで文句はないだろう・・・ハヤテは千桜の顔を見て、言葉に出さなかったが了解を得た。
 「それでは、もうすぐ朝礼の時間になることですし・・・千桜さん、一緒に教室まで行きましょう。」
 「はい・・・。綾崎くん。」

 文は一緒に教室に戻るハヤテと千桜を見て思った。
 (ううん・・・まさかとは思いますが、あのメガネのお姉さん・・・あの綾崎さんのコトを?まさか、そんなコトがあったらインド人だってびっくりですよ。)

 だが、インド人がびっくりするかもしれない展開に・・・なるかもしれないのである。


 午前の授業。本日の午前の時間割は、ずっと教室での授業だったためハヤテも千桜もナギとヒナギクの監視はやりやすかった。
 それぞれ授業が終わった休憩の時間に、ナギとヒナギクの様子のことや・・・千桜がたまに文の所に会いに行っては様子を訊いていたりしていた。

 しかし、変化は見られない。やはり、何か・・・今日は特別な日なのだろう。ハヤテはそう安心感を出していた。

 だが、昼休みに突入しようとした頃のことであった。

 千桜は文と時計塔の前で落ち合おう・・・と思い、ハヤテも誘ってさっそく行こうとした・・・その時だったのだ。

 「ねえ、ハヤテくん。お弁当作ってきたんだけど・・・一緒に食べない?」

 ハヤテの前に現れたのは・・・少し大きめの包みを持っているヒナギクであった。これまでの休憩時間では何も話さなかったのに、急に・・・昼休みの時間になって話しかけてきた。
 「えっ・・・?ヒナギクさん、僕に・・・?」
 「・・・うん。」
 いつにない・・・女の子のかわいらしさ100%の雰囲気を出していたため、ハヤテもさすがに動揺をしている。
 「ど、どうしたんですか・・・急に僕にお弁当を作ってくれるなんて。」
 「・・・話したいことがあるの。」
 「えっ・・・?僕に・・・ですか?」
 「うん・・・とても大事な話。」
 「そうですか・・・。」
 千桜は・・・嫌な予感がしていた。自分がハヤテに対する気持ちに関して・・・とても嫌なことが目の前に現れようとしていることは分かっていた。
 (千桜さん・・・。)
 ハヤテは千桜の方をちらりと見た。すると、千桜はハヤテに対する気持ちを隠すように、不機嫌な顔になってふくれっ面で教室を出て行った。
 (千桜さん・・・一緒に日比野さんのところに行けなくなったこと、怒っているんだろうなぁ・・・。)
 と思っているハヤテは、ヒナギクの誘いを受けるようだ。ハヤテはとにかくヒナギクの機嫌を損ねないようにと思い、ヒナギクの誘いを受けたのである。
 「分かりました。それでは・・・ヒナギクさんのお弁当、喜んで食べたいと思います。」
 「・・・嬉しい。」
 ヒナギクは少し頬を赤らめて、ハヤテの左袖を握った。
 「・・・」
 ちらりとヒナギクの様子を見るハヤテだが、その可愛い表情に不意に顔の色を変えてしまう。
 (・・・普段もこうだったらなぁ・・・。)
 と、時に願望を思ってみたりするものだ。ハヤテは・・・おかしいとは思ってはいたが、それよりもヒナギクのかわいさに心を動かされるハヤテであった。

 教室を出て行くハヤテとヒナギクを、こっそりと千桜は陰から見ていた。
 「綾崎くん・・・。」
 この思いはいったい何なのか・・・。それに苦しまれながらも・・・千桜はハヤテとヒナギクに気づかれないように後を付けていく。
 (ヒナ・・・何で急に綾崎くんに話しかけたんだ?・・・それがなんだか悔しい気持ちになってしまうのはなぜ?)
 そんな疑問を抱きながら・・・校舎を出て、人気の少ない・・・いや、人気の全くないような高原。しかし、白皇の時計塔はちゃんと見えている場所であり、見晴らしの良い場所であった。
 「やっと着いた・・・。」
 千桜は草むらの陰から、一本杉のような大きな木の木陰で・・・ハヤテとヒナギクが隣り合って座る場面を見る。
 「・・・さて、何を話し出すのかな・・・?」
 千桜は何故か顔を赤面にしながら・・・2人の会話をじっくりと見始めるのであった。


 ハヤテはヒナギクの隣に座り・・・相手がヒナギクなのか緊張してしまい、ハヤテはあまり言葉を発しなかった。
 「きょ、今日は良い天気ですね。」
 「そうね。私、青空が一番好きなの・・・。」
 「そうなんですか・・・あははっ。」
 何かおかしいと分かっていたとしても・・・ハヤテはヒナギクに緊張しまくっている。ハヤテはもはや何をして良いのか分からない。
 「そうだ、さっそく・・・お弁当でもハヤテくんに食べてもらおうかな?私、ハヤテくんのために頑張って作ってきたんだから。」
 ヒナギクは少し大きめの綺麗な布をほどき・・・これまた少し大きめ、準二人前のような大きさの弁当箱が出現した。ピンクを基調したかわいらしい弁当箱。それをヒナギクがゆっくりと開けた。
 「うわあっ・・・おいしそうじゃないですか。」
 ハヤテが思わずそう言葉を漏らしたのはしょうがない。全てが「かわいらしい」が付くような内容となっており、おにぎり、サンドイッチなど・・・内容も豊富であった。
 「・・・ね?私だって・・・こういう風に女の子っぽい感じのご飯だって作れるのよ。ハヤテくん。」
 「さすがはヒナギクさんですね。どれからでも良いんですか・・・?」
 「うん、遠慮しないで食べてね。」
 ハヤテはそう言われると、最初におにぎりに手を伸ばし・・・これを一口食べてみる。不意に美味しいの言葉が漏れる。それにヒナギクは笑顔で反応する。完全にハヤテは疑いの心を失ってしまった。
 「おいしいね、ハヤテくん。」
 「ええ、このだし巻きタマゴなんて最高ではありませんか。だし巻きタマゴを作れる女性は、良い奥さんになれる噂があるんですよ。」
 「えええっ・・・ハヤテくんって、だし巻きタマゴが作れるか作れないかで女性の程度を決めちゃうの?ひど~い。」
 「そんなわけないじゃないですか。でも・・・そうであったとしても、ヒナギクさんはとても良い女性だと思います。」
 「・・・あ、ありがと。」
 ヒナギクとの楽しい会話に・・・千桜の心はだんだんと嫉妬心であふれてきて、それが怒りに変わっていくのである。
 (むむむっ・・・あんなにイチャイチャしやがって・・・!!)
 と、こんな気持ちになるのを・・・ナギがこんな風になる気持ちが少し分かった千桜でもあった。
 「ハヤテくん・・・私にハンバーグを食べさせて。」
 「・・・えっ、ぼ、僕が・・・ひ、ひ、ひ、ヒナギクさんに・・・は、は、は、ハンバーグを・・・た、た、た、食べさせるんですか?」
 「うん。あ~ん・・・。」
 その「あ~ん」という求め顔は・・・きっと漫画にしたら、全てのヒナギクファンが悩殺間違いなしの表情であり、同時にハヤテをうらやましがると思うシチュエーションが今完成しつつある。
 「で、でも・・・誰かが見ていたら、恥ずかしい・・・じゃないですか。」
 「こんなに人気のないところ・・・いないわよ。私たちだけの・・・2人きりの時間なんだから。」
 「そう、ですかね・・・。」
 しかし、ハヤテとヒナギクの言っているコトは間違いであり・・・千桜が草むらからこっそりと見ているのである。
 (くそ・・・!ヒナのヤツ、あ、あ~んなんて・・・。私だって・・・綾崎くんにしてほしいのに。)
 だが、千桜の気持ちが届くわけでもなく・・・ハヤテはつまようじでハンバーグを刺して、ヒナギクの口にゆっくりと入れる。
 「ヒナギクさん、あ~ん・・・。」
 「あ~ん・・・。はむっ。」
 ヒナギクは幼稚園の子供のように笑顔満点でハンバーグを食べている。そして、発した言葉がこれだ。

 「う~ん・・・おいちいっ!!」

 絶対に見られない、いや・・・普段のヒナギクでも、この場合にヒナギクでも絶対に考えられない言葉がここに飛び出した。
 「やっぱり、それだけ美味しいんですよね・・・。」
 「うん。ハヤテくんに食べさせてもらったから・・・一段と美味しい。」
 「・・・それは良かったです。」
 こうして、弁当はハヤテとヒナギクが全て・・・楽しく間食したのであった。

 そして、時は少し流れ・・・ヒナギクは今一度、ハヤテの顔を見つめる。
 「ハヤテくん・・・ここ、覚えてる?」
 「・・・ここですか?いえ・・・白皇学院はとても広い場所なのでどこがどうであるのか覚えていません。・・・す、すみません!」
 「・・・ううん、謝らなくていい。」
 ヒナギクは上を見上げて・・・つぶやくような小さな声で話し始めた。
 「ここ・・・実はハヤテくんと最初に出会った場所なの。」
 「僕と・・・ですか?」
 「ええ、今年の1月のコトよ。・・・ほら、ハヤテくん・・・あの時計塔にも登っていたいとかつぶやいていたじゃない。」
 「そうですね・・・。」
 「私、あの時から・・・ハヤテくんのコト・・・。」
 そして、ヒナギクは横から・・・ハヤテの唇に自分の唇を触れさせた。

 そして、それを見た千桜は・・・。

 (えっ・・・う、嘘でしょ・・・?そ、そんな・・・ヒナが綾崎くんのコトが好きだったなんて。・・・どうして、どうして・・・。)

 「ハヤテくんのことが・・・好きでした。」
 「・・・」
 「今だけでも良いから・・・2人きりの時だけで良いから、私をこのまま・・・抱いてほしいの。おねがい・・・。」

 そう言うと・・・ヒナギクはハヤテの胸に頭をおろした。
 「ヒ、ヒナギクさん・・・。」
 ハヤテはそのまま硬直をしたまま動くことはできなかった。

 千桜は・・・ハヤテを奪われたような感覚、いや・・・ヒナギクの気持ちに対して悔しさがつもり・・・。
 「う、うううっ・・・。うえええん!!」
 ただ・・・泣き叫びながら走り去っていくのであった。


 そのころ、すっかりと1人ぼっちでずっと待っていた文は・・・少しふくれっ面で時計塔の前で経っていた。
 「もう・・・2人が言ったことではありませんか。早く来てほしいですよっ!!私だって情報があるのに・・・。」
 そう、文の周りにも・・・おかしな人物がすぐそばにいたのだ。
 「シャルナちゃん・・・なんだか、今日は・・・日本人でもびっくりのツッコミのなさでした・・・。」
 いつもなら文がぼけるとさりげなくつっこむシャルナが、今日はいつも以上にぼけている文に全くツッコミと入れない。
 よって、文はおかしいと思ったのであろう。
 「それよりも・・・って、あの・・・文にめがけて来る人は、さっきのメガネのお姉さん・・・ですかっ!」
 文に向かって・・・千桜は勢いよく走ってきた。
 「うわあああん!」
 「ど、どうしたのですかっ!」
 「綾崎くんが・・・会長と・・・うえええん!」
 「えっ・・・?」
 文は抱きつかれて・・・何が何だか分からない状態である。
 「女性に抱きつかれるとは・・・も、もしかして・・・これは兄が買ってきた同人誌の中にある百合というジャンルというやつですか!?うわあっ!」
 そんなわけはないのだが・・・。とにかく、千桜は・・・かなり乙女チックなコトで泣いているのは確かであった。
 「う、うううっ・・・文ちゃん、私・・・どうすれば、どうすれば・・・。」
 「大丈夫ですよ!ほら・・・その会長さんだって、本心の会長さんではない可能性だってありますし・・・。ね、元気を出せばなんでもできちゃいますよっ!」
 たとえ、そうであったとしても・・・今の千桜にそんな言葉は通用しなかった。あの時のキスが・・・焼き付いていたから。

 (きっと・・・綾崎くんのコトが好きだから、急に優しくなって・・・急にアプローチして、キスまでして・・・。)

 文の胸の中で・・・千桜は苦しんでいる。

 (こんな気持ち・・・初めてで抑えられない。好きな人が・・・取られた感じがして悔しい。)

 文は・・・そんな千桜を、ただ優しく抱くことしかできないのであった。


vol.4に続く。ハヤテが2人の所に来て、ついに・・・文が怒る?
そして、陰の世界で・・・陰謀が動き始めるのであった。


☆コラム☆

なんとか・・・vol.3まで公開しました。
まあ、これで・・・SS情報サイトさんにも登録しようと決意できました。

文SSとなっていますが、カギとなるのは千桜なんですよね。
まあ、文も今までのSSの中ではかなり出ている方だと思いますよ。

vol.4からはこのSSの題名のような感じになっていくと思われるので、そうですね・・・ハヤテに好きだと告白をし、キスまでしたヒナギクを真か偽かを考えておいてください。

題名の意味が分かれば・・・答えはすぐに分かることです。
ちなみにハヤテのコトが好きな千桜の気持ちは、真です。

それでは、また次回で。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://2ndbutlershun.blog60.fc2.com/tb.php/272-2bb3f887
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック