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こんばんは、セカコンです。
明日は健康診断で、血を抜かれると思うと去年の経験を思い出してしまいます。

ついに始まりましたよ。10000HIT記念プロジェクト。
文SS『フェイク』がついにスタートします。

まあ、一応文SSとなっていて・・・千桜も同等に活躍してくると思います。
キャラの幅を広げるためにも、千桜というキャラを上手く使いこなせるように・・・多くのSSに登場させようと思います。

手始めは・・・プロローグ文編ということで、やはり文が主人公。
文ってこんな感じじゃないかな・・・みたいな私の想像も盛り込まれている、今回の部分でございます。

ヒナハムSS『ゆりばな』も、公開ができそうになれば順次公開します。
でも、手始めに・・・文SS『フェイク』をお楽しみください。

それでは、vol.1をどうぞ!
『フェイク』


~PROLOGUE of Fumi 狂う時間~

 この世には光と闇の2つの空間がある。普通の世界は・・・いわゆる光。太陽の光で、どんなモノでも照らしている。

 だが、闇は・・・どうなのだろうか。闇という所はきっと寂しいところなのだろう。そして、照らしていると言えば・・・人々への恨み。

 今、闇から光への・・・復讐が始まろうとしていた。


 ある晴れた日の朝。

 『じりりっ!!』

 普通よりも少し良い家・・・そこに住んでいる女子高生曰く、金持ちなのだとか。その女子高生の部屋の目覚まし時計が激しく鳴っている。
 「う、うううっ・・・。」
 女子高生は手を伸ばす。何度も伸ばしてみる。しかし・・・届かない。というか、手が目覚まし時計に触れられない。
 「ど、どこに行ったの・・・。」
 しょうがないな・・・とか、そんな気持ちを持ちつつその女子高生は上半身を起こして、目覚まし時計をようやく止めた。
 「ふにゃぁ・・・今日も目覚めが悪いです。目覚まし時計なんてモノを使わなければ良かったです。」
 「文ちゃん・・・!ごはんできてるわよ・・・!」
 「はあい・・・。」
 この女子高生の名前・・・日比野文と言うらしい。白皇学院の1年生であり・・・将来は生徒会長になるという設定になるらしいのだが、今はそんな面影すら見せていないマイペースと言えばいいのか、天然と言えばいいのか・・・。
 「って、私の説明を変にしないでくださいっ!!」
 文は早速ベッドから出ると、寝間着を脱いで・・・ゆっくりと制服に着替え始めた。
 「あのですね・・・。私は、みなさんから天然と言われますけどね・・・て、天然ですけどね・・・。」
 その後に続く言葉が見つからない。普段は思っていることはすぐに口にするタイプなのだが、口に出す言葉を考えることは苦手のようである。
 「と、とにかく・・・!!私は数学がとても好きな人間ですからっ!!」
 誰に言っているんだか・・・。だが、文はこの調子で白皇学院に通っているのである。未来の生徒会長となるのも分かるかもしれない。
 「文ちゃん・・・!早く食べないと遅刻するわよ・・・!!」
 「は、はあい!!」
 急いで制服に着替えて・・・バッグを持って部屋を飛び出した。
 「ははは早くしなきゃですっ!!」
 文は勢いよく階段を下りて・・・朝食の匂いがするリビングに入っていく。そこには、ご飯、味噌汁、目玉焼きというような一般的な朝食が食卓に置いてあった。
 「文ちゃん、早く食べないとね。」
 「は、はいっ!!い、いただきますっ!!」
 文は最初に味噌汁を勢いよく飲み出した・・・。しかし、
 「あ、あちちっ!!」
 味噌汁の熱さに完全に目が覚める。文は目が覚めると、冷静かつ急ぐ食事を始める。熱さに動揺せずに全ての食事を食べ終えた。
 「ごちそうさま!!」
 そう言うと、すぐさまに家を出たのであった。

 文は走っている。遅刻しそうだという恐怖心から一生懸命走っている。いつになく運動能力が発揮されていた。

 「ふぉおおおい!!ち、遅刻の危機ですぅ・・・!!」

 白皇学院を通っている通学路を走っている・・・。しかし、周りに白皇学院の制服を着た生徒が見あたらない。
 「やっぱり文は遅刻しているんですか!!やばいです!!」
 文は遅刻の危険あり・・・いや、大ありだと思い全速力で白皇学院に向かった。

 白皇学院に着いた文は・・・着いたという安堵のためか走るのをやめ、息を切らしながら敷地内を歩いている。
 「誰も、い、いま、せ、せん・・・。は、はあっ・・・はあっ・・・。」
 正門から、横に林が続く道を抜けて・・・広い光景が見える場所までたどり着いた。正面には時計塔も見える。
 「はあっ・・・はあっ・・・。よ、ようやくここまで来ました・・・。」
 文は今何時なのだろうか・・・。時計塔を見て時間を確認する。

 「・・・!!な、なんですと・・・!!」

 文は驚いた。時計塔の針が指している時間に。
 時間が早すぎるのだ。文はすっかりと母親の口調に寝ぼけていたせいか騙され、いつもならマイペースにコトが進んでしまうことが、今日は全力プレイで何もかもが最速でコトが進んでしまった。
 ならば、生徒を途中で見かけないのは当たり前だと・・・時計を見てから5分後に思った。
 「はあっ・・・はあっ・・・。すっかりお母さんの口調に・・・乗せられてしまいましたよ。」
 だが、早い分には安心したせいか。その場に倒れ込んだ。
 「はあっ・・・走った後のごろんごろんは気持ちいいです。」
 一息大きくすって、大きくはく。そうすると文は眠気が蘇ってくるが・・・場所が場所なために眠ることはしない。
 「ごろんごろん・・・。」
 その場で本当にごろんごろんする文。周りに生徒が来そうにないので、文は存分に広い敷地をごろんごろんと回っている。
 「でも・・・暇ですね。教室に行っても・・・シャルナちゃんもまだ来てないと思いますし。興味深いことは普通の朝なんかにありませんし。」
 そう、文は一般生徒がまだ来ていないような早い時間に来てしまっているのである。せいぜいいるのは生徒会関係の生徒のみ。
 そうだとは知らないが、今は時計塔の見える場所ということから・・・こんな考えを思い浮かべた。

 「そうですよ。時計塔に行けば面白そうなコトがありそうじゃないですか。」

 そんな考えを思いついた文は、もうそれだけに向かって「キーン!!」と言いながら、時計塔に走っていくのであった。


 時計塔に着くと、文は早速エレベーターに乗ろう・・・と思ったその時。
 「あっ・・・そうでした。」
 最初に時計塔に入ったとき・・・上に上りたいと思っていた時に、生徒会の書記である千桜と一緒に屋上まで行った。文は生徒会の人と一緒に行くのだろう・・・と、そんな風に思ってしまい一歩が踏み出せなかった。
 「うううっ・・・。行きたいと思っても行けないです。それに、あのメガネのお姉さんがいなければ上れなかった気がします・・・。」
 実際に千桜はそんな説明なんてしなく、不用意に多くの生徒が時計塔に上がらないようにそうなっているだけだ・・・。とか、そんなことを言っており、少なからず文が思っていることよりは規則は厳しくない。
 「上りたいです・・・。」
 文はそのまま立ち尽くし・・・諦めかけていたころだった。

 「あら・・・あなたは?」

 あの時に聞いた声。文は後ろを振り返って・・・一気にしょんぼりとした表情が笑顔に戻った。
 「あっ、メガネのお姉さん!」
 「そういうあなたは・・・1学期の最初にこの時計塔に上りたがっていた1年生でしたね。」
 (メガネのお姉さん・・・これはこれで、いい。)
 数々の呼び名がある千桜(?)は、『メガネのお姉さん』にあまり抵抗はせず・・・新鮮みがあって良いと感嘆しているとき、文は千桜に歩み寄った。
 「あ、あの・・・メガネのお姉さん!」
 「あ、は、はい・・・。ど、どうかしましたか?」
 「また・・・この時計塔に上りたいのですが!ちょっと、今日は・・・いろいろと諸事情があって早く来すぎてしまって・・・。」
 「そ、そうなのですか・・・。」
 (どんな諸事情があれば一般生徒がここに立ってるんだよ・・・。)
 千桜はそんな疑問を抱くが、文はそんなコトは察することはなく・・・千桜に頭を下げる。
 「お願いしますっ!時計塔に・・・私も行ってもいいですかっ!!」
 「・・・ええ、構いませんよ。私・・・ちょっと会長などの生徒会の役員の人と、朝ゆっくりと・・・話したかったので。」
 「・・・」
 文はその答えに無言である。
 「・・・何について話すのですか?」
 「・・・お気楽に話せることですよ。・・・1年生のお嬢さん。」
 「私には日比野文という立派な名前があるのですっ!!」
 文は少しふくれっ面で千桜に名前を言う。すると、それにオウム返しをするように千桜も少しふくれっ面な表情で、
 「私だってメガネのお姉さんじゃありません!私の名前は・・・春風千桜というかわいらしい名前がちゃんとあるんですよっ!!」
 このときの千桜の口調は完全に『ハルさんモード』の口調である。ヒナギクなどの白皇学院の生徒には見せられないような感じであった。
 「ふおおおっ・・・千桜というかわいらしい名前があったのですか。」
 「分かれば良いんですよ。日比野さん。」
 「おっ、名前で初めて呼んでくれました!」
 「・・・さっき教えてもらったばかりじゃないですか。」
 「・・・それよりも、早く・・・時計塔の一番上まで行きたいです。・・・ええと、春風さん?」
 「最後に疑問符はいりません。分かりました。私と一緒に・・・最上階まで一気に行きましょう。」
 「ふおいっ!!」
 文は気合い十分で千桜と一緒にエレベーターの中に入っていった。

 エレベーターは最上階に着く。扉が開くと広々とした空間に出て・・・その先には生徒会長室がある。
 「ふおおおっ・・・何度見てもKAN☆DOですっ!!」
 「そうですか。最初の頃も・・・そんな風に感情を表していた気がします。」
 「おっ、今度は『英語で言うと』の部分をスルーしませんでしたね!」
 「まあ・・・書記ですから。」
 と、訳の分からない答えを言っている千桜。生徒会長室の前まで・・・ゆっくりと歩く2人は扉の前で一回立ち止まった。
 「・・・おかしいですね。」
 「・・・?何がですか?」
 「いつもは元気の良い生徒会3人娘の声がするはずなんですけどね。・・・どうしたものでしょうか。」
 「いつもは・・・聞こえるのですか?」
 「ええ。元気の良い声ですけど・・・ね。」
 千桜はそう言うと、扉をゆっくり開けて・・・文は千桜の後を着いていくように、部屋の中に入っていった。

 部屋の中の光景・・・それは、ソファーでゆっくりと紅茶を楽しんでいるヒナギクと泉。その横で・・・呆然と立ち尽くしているように見える美希と理沙。
 「おはようございます。・・・どうされたのですか?花菱さんに朝風さん。」
 「おっ・・・千桜にヒナのパンツを目撃した・・・な、なんというのだったっけな。お嬢さん。」
 「日比野文です。」
 理沙は文の名前なんて覚えている・・・わけでもなさそうだが、実際に覚えていなかった。
 「そうだよ・・・日比野くんだった。」
 「でっ、どうかされたのですか・・・?」
 千桜が話の方向を戻した。
 「話してみれば・・・分かることだよ。」
 美希がその答えを言った。
 「なるほど・・・分かりました。・・・会長、おはようございます。」
 「あああっ、千桜ちゃん。おはよう。」
 「・・・」
 (千桜ちゃん?・・・前は“ハル子”と言われていた気がするが・・・。なんか、記憶にない呼び方だな。)
 また新たに呼び名が増えた・・・。千桜はそんなコトに少し頭を悩ませていたが、冷静であればすぐに答えは見つけられることであった。
 (今日のヒナ・・・なんかおかしいぞ。)
 その通りの答えをすぐに思った千桜。しかし、文はそんなコトは一つも思っていなかった。
 「会長。・・・何か嬉しいことがあったんですか?」
 「・・・?別にないけど。いっつも、こんな感じだけど・・・?」
 「・・・そうですか。」
 その答えを見て・・・しかも、いつにない女の子らしい・・・かわいらしい笑顔で答えられてしまった千桜は完全に思った。
 (今日のヒナ・・・絶対におかしい。)
 ヒナギクがおかしいのは分かるが・・・泉はどういうコトだ?
 「あの、瀬川さん?」
 「なあに?ちいちゃん。」
 (よし、おかしくない。)
 と、さらりとスルーする千桜。
 「ちょ、ちょっとおっ!少しは相手にしてほしいよぉ・・・!!」
 まあ、こんないじられキャラだった・・・ということは千桜も知っているので、泉はおかしくないなと思い美希と理沙の方を向いた。
 「あ、あの・・・春風さん。」
 「なんですか?日比野さん。」
 「なんだか、パンツ・・・丸見えの人と話したら急に表情が険しくなったのですが、どうかされたのですか?」
 「いえ・・・なんでもありませんよ。」
 (パンツ丸見えの人・・・か。会長もいろいろな呼び名があるんですね。・・・スパッツがほとんどだったはずなのに、パンツ丸見えとは。日比野さん・・・相当ラッキーなお方ですね。)
 少しクスクス笑う千桜だったが・・・そんなコトは置いておいて、理沙と美希の方に話をする。
 「たしかに・・・会長はいつもと様子がおかしいですね。・・・どうかしたのですか?お二方。」
 「いや・・・今日の朝、3人で鬼ごっこをしていたら・・・」
 「ティーセットを割っちゃったんだ。」
 最初が美希、後が理沙。いつも通りの3人のような行動をしているときだったらしい。
 「それで・・・ちょうどヒナが入ってきて、それを見つけると・・・凄く優しく『ううん、いいの。ケガはない?』とか訊いてきたんだ。」
 美希が迫真の演技であの時の再現をしていた。
 「・・・別に、私にとっては普通だと思いますが・・・。」
 「普通じゃないんだよっ!!」
 美希と理沙が二人そろって大声を上げた。
 「だって、あのヒナが優しくするんだぞ!前にも似たような・・・いや、ほとんど同じようなことがあったが、アレは絶対に怒ってる!!」
 美希がそう言うが・・・千桜は疑問を抱いた。
 「でも・・・そう思うならおかしいなんて思わないんじゃないんですか?前にも同じようなことがあったんでしょう?」
 「ちっちっちっ・・・甘いな。」
 理沙が勝ちきった口調で答える。
 「私たちのことを“ちゃん”付けで呼ぶんだぞ。いつもだったら呼び捨てのはずのヒナが、ちゃん付けだぞ!?これは絶対におかしいんだ。」
 「・・・それは、おかしいですね・・・。」
 千桜は困惑するが・・・文は全く疑問を抱くことさえしない。
 「まあ、それは・・・私たちが何とかします。」
 千桜は不意に文の手を繋いでいた。
 「ふえっ?」
 「この・・・日比野さんと一緒に優しくなった会長の謎を追ってみることにします。」
 「えええっ?な、なんでですかあああっ!!」
 「だって、日比野さん・・・暇だったんじゃないんですか?」
 「そ、それは独り言・・・って、どうしてあなたが知っているんですか!!」
 ぎゃあぎゃあ騒いでいる文を気にせずに、千桜は文の腕を引きずって・・・生徒会長室から出た。
 「どおして私も・・・。」
 「いいじゃありませんか。それに・・・周りの人が変というのも、やはり・・・どんな人でも気持ちいいことではありませんよ。」
 「・・・」
 文はそこで黙った。
 「もし・・・急に性格が変わってしまったとするなら・・・。」
 「するなら?」
 文は大きく息を吸って言った。

 「超常現象ですね。」

 千桜は無言だったが、文の言っている言葉が間違っているとは・・・言えないような状況になってくるのである。

vol.2に続く。次回はプロローグハヤテ編。ちょっと文からは外れますかね。
舞台は三千院家。ハヤテが朝見た光景とは・・・?


☆コラム☆

一気にとりあえず公開できる量を書き上げました。

疲れた・・・。いろいろこれ以外にもあったので。
明日はナギ水着フィギュアが発売されるようですよ。楽しみです。

それでは、また次の時に。
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