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開設10周年!(2018/10/4)日記と音楽感想、アニメ感想を中心に更新しています。リンク&トラックバックなどはフリーです。

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こんばんは、セカコンです。
日にちは変わってしまいましたが・・・続きを更新しようと思います。

そうですね・・・今回でひとまず終わり!ですが・・・次回にも続きますよ。

もう、物語のクライマックスです。
1ヶ月の時間をかけて・・・このSSは完成に近づいています。

このvol.7でも終れるようになっていますし、次回のvol.8で終れるようにもなっているんでね。2通りの終わり方があります。

ハヤテの心が戻れるまでの時間がなくなるとき・・・。
それぞれの思いは・・・どうなのだろうか。そして、ハヤテの心は元に戻って・・・ヒロインキャラの想いは実るのか?

カバーCD歩の『こころはタマゴ』はいいですね。
ちょうど良いタイミングでかかって・・・。なんだか、自分で感動。

最後にはvol.8の情報あり!

それでは、クライマックスvol.7をどうぞ!

~SELL 9 Your Heart~


 何も事態を知らない咲夜と千桜は、三千院家に残って・・・暇つぶしではあるが紅茶を2人で飲んでいた。
 「ナギお嬢さまは・・・上手く謝れたのでしょうか?」
 「さあな。でも・・・ナギやったら謝ってるやろ。」
 「ですよね。・・・この紅茶、とても美味しいですね。」
 「まあ、ここにある茶葉はみんな最高級品ばかりのものしか集まってへんからな。上手くないのがあった方がおかしいねん。」
 「なるほど・・・。」
 千桜は紅茶を飲みながら、咲夜の話に耳を傾け・・・そして感動の嵐を巻き起こさせられていた。

 千桜は紅茶の中にまずは角砂糖を2個入れて・・・その後に少量であるが、ミルクを少しずつ入れていった。
 「やっぱり、紅茶は甘い方が良いですね!」
 「そうかぁ・・・?」
 「私、庶民的な部分があるので。・・・ミルクティー、昔からお気に入りだったんですよ!」
 「そっか。でも、角砂糖2個は多いやない?」
 「そうですかぁ・・・?」
 「ウチは角砂糖1個でもけっこう十分やと思ってる。・・・最近、何かと人気のあるとある俳優さんが、角砂糖1個が絶妙な甘さなんやって言っていたんやからな。」
 「はぁ・・・。」
 この会話は千桜が紅茶に口を付けようとした瞬間であったため、なかなか千桜は飲むことができず・・・微妙にイライラしていたが、
 「・・・やっぱり、角砂糖2個で私は良いと思いますっ!!」
 自分の意見を言うときに、その気持ちを込めて声を張り上げた。

 だが、その時だった。

 ドタン!と部屋のドアが一気に開きと、ナギが勢いよく部屋の中に入ってきて・・・咲夜の胸の中で号泣し始めた。
 「う、うわああん!!」
 「ど、どうしたんやっ!!ナ、ナギ・・・!!」
 「うわああん!!」
 「どうしたんや・・・どうして、いきなり泣くんや・・・?」
 きっと笑顔になってハヤテと一緒に戻ってくるのだと思っていた。しかし、現実は泣きながら帰ってきている。さすがの咲夜でもとまどってしまった。
 「ハヤテが・・・ハヤテが私のコト、嫌いだって・・・。」
 「なんやて・・・?」
 「ハヤテが私みたいなわがままな女は嫌いだって・・・!!」
 「・・・」
 その答えに何も返事ができない咲夜。千桜も無言であったが・・・ティーカップを動かしている右腕は止まっている。
 「ハヤテくん・・・ナギのコト、いっさい・・・受け入れていない様子なんですよ。」
 「マリアさん・・・。」
 マリアが走って部屋の中に入った。
 「ナギは・・・謝ろうとしたのです。しかし、その前に・・・ハヤテくんが、ナギみたいな人は最悪だって・・・つぶやいていたんです。」
 「で、でも・・・それは心が変わってるからで・・・。」
 咲夜の言葉に静かにマリアは首を横に動かした。
 「心が変わっていても・・・ナギは絶対に自分のコトを信じてくれると思っていたのです。その言葉は・・・本心でないハヤテくんからでも、ナギは・・・非常にショックを受けてしまったのでしょう。」
 「そうか・・・。」
 「私でも・・・ナギのように泣いてしまうかもしれませんし。私は、その後・・・ナギが怒って『ばーかばーかっ!!』と言っても、怒るコトなんて・・・できませんでした。」
 「・・・」
 咲夜はその状況を思い浮かべて・・・さっきのように怒ることはせずに、ナギを強く抱きしめた。
 「そうか・・・。ナギ、そんなコト・・・あったんやな。・・・ウチでも泣いてしまうかもな。・・・大丈夫や。ナギ・・・大丈夫や。」
 「サク・・・。ヒナギクとハムスターの3人で・・・ラブラブだった。私、ハヤテのそばに行こうとしたら・・・来るなって。来るなって・・・。」
 「うんうん・・・。それは・・・つらかったな。」
 ナギを強く抱きしめ・・・頭をゆっくりとなでる。今の咲夜には・・・それしかできることはないのだから。
 「でも・・・それだと、綾崎くんはどうなってしまうのでしょうか・・・?このままでは、帝様が言っていた36時間になってしまいますが・・・。」
 「そうやな・・・どうにかして、三千院家に呼ぶ方法はないんやろか・・・。」
 「ど、どういうことですか?」
 千桜の疑問に、マリアが冷静に答えた。
 「この三千院家なら・・・逃げ場はなくなってしまうからです。それに・・・ヒナギクさんか西沢さんにどうにかして、ハヤテくんがおかしいことを伝えられれば・・・三千院家に連れてくることは可能です。」
 (会長が・・・?綾崎くんと・・・?)
 まさかあのヒナギクが・・・?驚きと同時に少し吹いてしまうぐらいに、陰でこらえながら笑っていた。
 (つ、つい・・・会長のデレシーンを想像してしまった私は、きっと・・・このSSを読んでいる人たちと同じなんだろう。)
 千桜はこらえる。事態はシリアスな場面なのに、ただ一人だけ・・・笑っていた。
 「っちゅうことは・・・まずは、ヒナギクさんと西沢さんをなんとかすればええんやな。・・・でも、その二人は借金執事と3人で西沢さんの家にいるんやろ?」
 「そうですね・・・。」
 だったら・・・どうすればいいのか?悩みに悩んでいる時・・・部屋の中で感じるのは、さっきまで咲夜と千桜が飲んでいた紅茶の香りしかしない。
 「きっと、信じてくれない。ヒナギクも・・・ハムスターも。あの時の2人は・・・なんだか幸せそうだった。ハヤテと一緒にいられる幸せ・・・。」
 ナギは咲夜のそばを離れて、ただ・・・呆然と立ち尽くしながらつぶやいた。
 「私も同じモノがほしかった・・・。だから、近づいた。そしたら・・・。」

 『来ないでください。これ以上・・・僕たちの邪魔をしないでください。』

 「そう言われて・・・何が足りないんだろうって。・・・何がヒナギクとハムスターにはあるんだろうって。それが・・・今も分からない。今も・・・分からない。」
 「・・・」
 それに誰も答えようとしない。いや・・・答えることができない。しかし、咲夜だけは・・・優しく答えた。
 「・・・ナギも成長したっちゅうコトなんやな。」
 「えっ・・・?」
 「ウチにも分からん。それは・・・アンタに言った借金執事は本心の借金執事やない。答えなんて・・・今の借金執事の思っていることなんて、分からなくてもいい。」
 「ど、どういうことだ・・・?」
 「ウチはとりあえず・・・そんなことよりも、借金執事を元に戻す方法を考えるべきやと思う。元に戻れば・・・いくらだって時間はあるんやから。」
 「サク・・・。」
 このような会話であっても・・・部屋は静かな雰囲気だった。それを・・・だんだんと近づいてくる足音でかき消されていく。それはどんどん・・・大きくなって、大きくなって・・・。

 「ナギちゃん!!」

 「えっ・・・?」

 予想外の訪問者・・・。西沢歩だった。

 「ナギちゃん。・・・来たよ。」
 「えっ・・・?ど、どうして・・・ハ、ハムスター・・・こ、ここに・・・。」
 ナギだけではない。マリアも咲夜も千桜も・・・歩が来ることに驚きが隠せない様子であった。
 「ハヤテくんの・・・ことなんでしょ。はあっ・・・はあっ・・・。」
 今まで走ってきた歩は・・・とても疲れがたまっていた。マリアは横から・・・アイスティーを渡した。
 「西沢さん、これをどうぞ・・・。」
 「あ、ありがとうございますぅ・・・。」
 歩はマリアから渡されたアイスティーを一気に飲み干した。
 「ぶはあっ・・・美味しかったぁ・・・。それでっ、来た理由なんだけど・・・ハヤテくん、やっぱりおかしい気がするの。」
 「やっぱり・・・?」
 ナギが歩の言葉を聞き返す。
 「最初に・・・私、歩お嬢さまって言われたから・・・てっきり、執事とらのあなみたいな感じだと思ったけど、だんだんと・・・恋人のような感じになって。それで、私・・・ハヤテくんのコト好きだから、本気になっちゃって・・・。」
 「そ、それで・・・今、ハヤテはどうしているのだ?」
 「・・・ヒナさんと一緒に私の家にいるよ。」
 「そうか・・・。」
 歩は悲しそうな雰囲気になって・・・ため息をついた。
 「・・・ごめんね、ナギちゃん。」
 「えっ・・・?」
 「私、ハヤテくんとたくさんキスしたりして・・・幸せな気分になってた。ハヤテくんは私を必要としてくれていたように見えたし。でも、その一方では・・・ナギちゃん、悲しんでいたんだね。さっき・・・家に来たとき、ナギちゃんがあんなに泣いていたのを見てそう感じたんだ。それで、ハヤテくんがおかしいんだって・・・思った。」
 「・・・」
 「分からなかったってコト、ナギちゃんと同じように・・・悔しいよ。本心じゃないハヤテくんに、私は好きだって思ってたんだから。」
 歩の目には涙。少し流しながらだったが・・・。
 「ナギちゃん。大丈夫だよ。・・・なんとかしようよ!」
 「・・・うん。」
 歩が来たことに驚きだったが・・・これで突破口は切り開けるはずだ。ふと、ナギは何かを思いついたような表情をして、机の上に置いてある一つの紙を見た。

 「・・・あった。」

 ナギの言ったその単語に・・・激しく反応して、ナギの横に立ったマリアたち。そこには『Kiss』の文字が書いてあった。
 「『Kiss』・・・でも、ヒナギクとハムスターはもうたくさんやってるだろ?だったら、効果はないんじゃ・・・?」
 「・・・どうなんだろ。・・・でも、とにかくやって見なきゃ分かんないよ。」
 「むぅ・・・。」
 ナギは少し悔しい表情で歩を見ている。
 「しょうがない・・・。本心ではないハヤテなのだ。・・・キスしたって、文句は・・・言わないぞ。」
 「そうだね。この際だから・・・文句は言えないもんね。」
 歩はにやにや顔だったが・・・ナギはこの際だから怒ることもできない。
 「それじゃ・・・ヒナさんに電話をかけてみるよ。」
 歩は携帯でヒナギクに電話をかけ始めた・・・。

 そのころ、ヒナギクはというと・・・?

 歩の家の・・・歩の部屋。歩のベッドでずっとハヤテと2人きりで寄り添っていた。
 「歩さん・・・遅いですね。」
 「そうね・・・。」
 「でも、今は・・・ヒナギクさんと2人きりでいられることも、僕・・・とても嬉しいですけど。」
 「・・・あ、ありがと。」
 そう言われると、たとえ正気のハヤテでなくてもヒナギクは心が揺れてしまうのはしょうがない。顔を赤くしてハヤテを見つめる。
 「エアコンでも・・・かける?」
 「ええ、お願いします。さすがに・・・ヒナギクさんと2人でずっとそばにいると、暑くなってきて・・・。」
 「もう、ハヤテくんったら・・・。」
 ヒナギクはそう言って、ハヤテの胸を軽く叩くと・・・ベッドから出て、エアコンのリモコンで冷房をかけ始める。
 『プルルル・・・。』
 ヒナギクの携帯が鳴る。ヒナギクは発信者を確認すると、西沢歩という文字を確認した。
 「歩から・・・だわ。ちょっと電話に出るから。」
 「・・・はい。」
 電話をゆっくり出ると、ヒナギクは歩の部屋から静かに出る。
 「で?どうしたの?」
 「ヒナさん。今すぐ・・・ハヤテくんとキスをしてください!!」
 「・・・はい?ど、どういうことなのか説明してよ。」
 電話口の向こうで・・・かなり歩たちが慌てていることはヒナギクには分かった。ため息を少しついた。
 「まず、ハヤテくんは・・・ナギちゃんの持っているマシンガンの光線で、今のような感じになってしまったんです。」
 「マシンガン・・・?あのヒーローが持っていそうなモノで?」
 「そうですそうですっ!それで、その光線を浴びてから36時間以内でないと・・・ハヤテくんの心は元には戻れないんです。ナギちゃんは昨日の午後に光線をかけたと言っていたので・・・。」
 「昨日の午後・・・ああ、たしかにもうすぐ36時間になろうとしているわね。」
 「だから、その解決法はその人にキスをすることなんです!だから、ヒナさん・・・お願いします!ハヤテくんとキスしてください!」
 「わ、分かったから!!」
 (あ、改めてキスしてと言われると・・・案外恥ずかしいモノなのね。)
 「もし成功しなかったら・・・三千院家へハヤテくんと一緒に来てください!お願いします!では!」
 歩はがちゃんと勢いよく切った。・・・ヒナギクは改めて頬を赤く染める。
 「と、とにかく・・・ハヤテくんとキスをして、元に戻ればそれで良いのよね。そうよね、うふふ・・・。」
 ヒナギクはゆっくりと部屋に戻る。部屋の中は徐々に涼しくなってきており・・・再びハヤテとベッドに入っても大丈夫な温度になっていた。


 「ねえ、ハヤテくうん・・・。」
 「なんですか?ヒナギクさん・・・。」
 「あ、あのねぇ・・・。わたしぃ・・・もう一回、ハヤテくんとキスがしたいの。ねぇ・・・してもいい?私からでぇ・・・。」
 なぜかギャルっぽい感じでキスをお願いするヒナギクに、ハヤテは何の疑いもせずに笑顔で、
 「はい、いいですよ。」
 「ありがとう。」
 ヒナギクはハヤテの頬を両手で押さえて・・・そっと、キスをする。長い方が絶対に効果が出ると思い、ヒナギクは10秒間以上ハヤテとキスをし続けた。
 「・・・ハヤテくん。何か・・・変わった?」
 「いえ?何も・・・変わっていませんよ。」
 (なんですって・・・!!)
 ヒナギクはもう一回するかどうか考えて・・・そして、不意のキスを決行。
 「んっ・・・くちゅっ、くちゅっ・・・。」
 今度は1分ぐらいだった。・・・ハヤテの唇から自分の唇を離すと、
 「どうしたんですか・・・?そんなの僕とキスをずっとしていたいんですか?僕だったらいつでも構いませんよ。」
 どうやら、元には戻っていないようだ。ヒナギクは・・・歩の言うとおりに、三千院家に行くことを決意した。
 「ハヤテくん。・・・今から、2人きりで行きたいところがあるの。」
 「どこ・・・ですか?」
 ハヤテは静かにヒナギクに訊くが、三千院家と言ってしまっては拒まれる・・・それを恐れたヒナギクは、
 「な・い・しょ。」
 と、笑顔で答えた。
 「分かりました。それでは・・・服に着替えて、そこに向かうとしましょうか。」

 そして、舞台は三千院家に・・・。


 ナギたちはただ・・・ヒナギクの連絡を待つか、ヒナギクとハヤテが2人でここに来るのか。その2択のどちらかを待っていた。
 歩がヒナギクに電話をかけた後・・・その後はずっと沈黙状態であった。誰も話そうとせず、ただその2つのどちらかを待っている。
 「どうぞ。」
 「あ、ありがとう・・・。」
 マリアがナギに気を利かせて、微糖のアイスティーを渡した。ナギはそれをゆっくりと飲みながら、時が過ぎるのを待つ。

 そして、部屋の外から・・・ハヤテとヒナギクの話し声が聞こえた。それはだんだんと近づいて・・・歩の声を出して、それを頼りに・・・ハヤテとヒナギクは部屋の中に入ってきたのだった。
 「ナギ。連れてきたわよ。」
 「・・・うん。ありがとう・・・ヒナギク。」
 ヒナギクはナギのそばに行こうとした。しかし、ハヤテがヒナギクを手を掴んで・・・ナギのそばに行けない。
 「どういうことですか?これは・・・。」
 「・・・ハヤテくん。・・・今のあなたが嫌いであっても・・・このナギというあなたのお嬢さまの気持ち、聞いてあげて。」
 「嫌です!どうして・・・どうしてこんな女性の話を聞かなければいけないんですか!!さっ、ヒナギクさん・・・歩さん。帰りましょう!」
 ハヤテはヒナギクの手を引いて帰ろうとしたが、今度は逆にヒナギクがハヤテを止めた。
 「・・・だめ。」
 「どうしてですか!ねえ、どうしてだめなんですか!!」
 「それはこっちの台詞よ!!たしかに、私と歩は・・・あなたのことが好きなの。でもね、それは・・・仕えている主であるナギに優しいハヤテくんであって、今のハヤテくん・・・ナギを嫌うハヤテくんは好きじゃない!!」
 ヒナギクは思いっきり・・・自分の心をぶつけた。それにショックだったのか・・・。ハヤテは沈黙している。
 「きっと・・・私がキスをしても効果はきっとないよね。ヒナさんがキスしても・・・直らなかったんだから。」
 「・・・たぶん、ね。」
 そのまま沈黙が続き・・・ようやく、ナギの決心がついたのか・・・ナギはハヤテの元へゆっくりと歩いた。

 「ハヤテ。私・・・ハヤテの心がほしいって思って、私の独り占めにしたいって思って・・・あんなメカを使って。私、本当に・・・ハヤテが許してくれないことを、私はしてしまったんだ。」
 ナギは涙を流しながら・・・話し続ける。
 「私、ハヤテのコトが好きなんだ。・・・時にはハヤテにわがまま言って、嫌った時期もあったけどハヤテは私を思ってくれた。今は、ハヤテ・・・おまえの気持ちが分かるんだ!私も、いつも・・・ハヤテのコトを思っているんだ。」
 泣きながら・・・ハヤテの執事服の肩の部分を激しくつかんだ。
 「好きなのは誰でも良いんだ!でも・・・私のそばから離れないでよ。執事・・・私を守ってほしいんだよっ!!だから、私のコト・・・嫌いなんかにならないでよっ・・・。」
 ハヤテも涙を流し始めて・・・ナギのコトを見る。そして、ナギも同時に・・・ハヤテのコトを見つめる。
 
「最後に言う。私・・・ハヤテのコト、愛してる。」

 そして、ナギも・・・ハヤテの唇にキスをした。

 突然・・・あたりは光によって視界が白くなり、そして・・・元に戻った頃、ナギはハヤテに抱かれていた。
 「お嬢さま・・・。ナギお嬢さま・・・。」
 「ハヤテ・・・。」
 「ありがとうございます。」
 そこにあったのは・・・普段のハヤテの笑顔だった。ナギに優しい・・・心優しきハヤテの姿であった。
 「僕、お嬢さまの・・・一生の執事ですから。」
 「・・・うん、うん!!」
 ナギは机を見ると・・・マシンガンの姿がなくなっており、その代わり・・・一つのピンクの紙が置いてあった。

 『I Love You.』

 その文字を見て・・・全ては良い形で終えたのだと、全員は思った。
 「それにしても・・・僕、うやむやにしか覚えていないのですが・・・。なんだか、西沢さんと一緒にプールに行ったり、ヒナギクさんと同じ部屋にいたり。あの・・・これってどうなっているんですかね?」
 もう、どんな言葉でも・・・元に戻ったことは嬉しいことであり、だれもハヤテにつっこむ人間はいなかった。
 「まあ・・・いろいろあったんだよ。ハヤテくん。」
 「そ、そうなんですか・・・。西沢さん。」
 「今度は・・・みんなで行こうよ。あの遊泳施設に。そうだっ・・・この夏休みに行きましょうよ!ヒナさんとウォータースライダーで一緒に滑りたいなぁ・・・。」
 歩はヒナギクにそう名指しを送るが・・・。
 「だ、だめえええっ!!あんなに高いところから降りたら・・・私、し、死んじゃう・・・!!いやあああっ!!そ、それだけは勘弁してよ!!」
 「へえ・・・ヒナギクさんでも、やっぱり女の子っぽく、高くて怖いモノとかあったんですね・・・。」
 「な、なによ・・・!い、いいわよっ!こ、今度行ったら・・・絶対に滑ってみせるんだからっ!!か、覚悟しておきなさいねっ!!」
 そんな光景を見て・・・ナギは本当に幸せに思った。

 「やっぱり・・・これが一番良いんだな。」

 ありのままのハヤテ・・・ありのままのみんな。
 愛する人が誰であっても・・・その人が良いのなら、私は・・・誰でも文句はもう付けない。

 だって、みんなに好かれるハヤテなんだから・・・。


 夏休みが始まった頃の・・・暑い2日間のことであったのだった。


 だが、ハッピーエンドはこれで終わらない。


最終にvol.8続く。ハッピーエンドが終わらない・・・?それは何を意味するのか。
次回、ミラクルエンドが全ての人に感動を与えます!


☆コラム(vol.8情報!)☆

こんばんは、セカコンです。

とりあえず、vol.7まで公開できました!読んでくれた人たちお疲れ様でした。
そして、お疲れだった・・・俺。

Word60枚分の量を7回に分けてお送りしたSS『ラブソー』も、次回で最終章となります。これは、とある一人の美少年が次回は主人公という形になります。

といっても、その美少年から見たハヤテたちみたいな感じ。

そして、このSS名でもある歌・・・そして、あの究極のラヴソングが登場する!?

それでは、次回を・・・お楽しみに!
コメント
この記事へのコメント
リクエスト。
何故かここにリクエストですが……
何かラブソーを見ていて、
千桜が好きになってきたので、
千桜とハヤテの恋愛SSでも読んで見たいです。

ていうか本当のハッピーエンドって?
2009/04/19(日) 11:40 | URL | daiki #JqHUv2wk[ 編集]
>>daikiさん

なるほど、千桜とハヤテの恋愛SSですか。
次に連載を始める『ゆりばな』という作品は、千桜とハヤテの恋愛も関わってきますよ。

まあ、本当のハッピーエンドというよりは私の趣味が影響するというか・・・。

本編を楽しみにしておいてください。

コメント、ありがとうございました。
2009/04/19(日) 13:40 | URL | セカコン #-[ 編集]
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