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開設10周年!(2018/10/4)日記と音楽感想、アニメ感想を中心に更新しています。リンク&トラックバックなどはフリーです。

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こんばんは、セカコンです。
明日からは新年度で、初めての登校の人。また、入学の人も多くいると思います。
私は8日からですけどね。ちょうどその日は、運が悪く歯医者の日です。

私は長期休暇に突入すると、新たに一つの作品が好きになるというクセがあるみたいで・・・。今回は『ゼロの使い魔』にはまってきました。

また、ヒロインは釘宮さんの声・・・。釘宮さんはやっぱりツンデレですね。
ルイズ・・・今までのキャラクターより、ちょっとできない部分がありますね。

ナギは勉強はすごく得意で、シャナは勉強も運動も人間以上です。
しかし、ルイズは魔法を使おうとすると初心者の魔法でも爆発を引き起こす。・・・ちょっと、そんなところがかわいかったりしています。

あと、キャラソン。『おジャ魔女どれみ』って知ってます?
あの一番最初のアニメシリーズのOPが、めちゃくちゃ自分の好みに合っていました。
おジャ魔女も10周年ですが・・・人気は健在です。

なんか、最近はこのブログのアクセス数も日に100HITを越すように。
今月中には10000HITいくんじゃないかな・・・。とか思っていたりしています。

って、こんなに前置きが・・・と、もう一つ。
私の春休みは明後日までなので、明後日までに前後編SSを1本公開できたらいいな・・・とか思ってます。マリアSSの予定です。

さて、前置きがとても長くなったところで今回のSS。
ワタル&サキSSはこのSSが初めてです。なので、挑戦SSです。

執筆時間は、約1時間前後という短い時間で書き上げてみました。
なので、暖かい目で見てやってください。

それでは、ほのぼのホラーなSSをどうぞ。
『ゴースト・シアター』


 ここは、レンタルビデオタチバナ。13歳にして店長の橘ワタルと、20歳の彼のメイドである貴嶋サキの2人で店を経営している。

 店名のように、最近の主流であるDVDも置いてはあるが、大抵の客は『かゆいところが届くラインナップ』を求めてこの店にやってきている。

 「若・・・ぜんぜん今日はお客さんが来ませんね。」
 「そうだな・・・。」

 こういう会話がある日は大抵のことなのだが、この日は本当に一人も客が来ていなかった。ワタルはカウンターで事務をやっており、サキは昨日返されたDVDやビデオを元の場所に戻している。
 「若・・・今日は日曜日でお客さんはもう来ませんから、もうお開きにしませんか・・・?」
 「えっ・・・?バカ言うなよ。日曜日なんだから、これからだって人は来るかもしれねえぞ・・・。」
 「えええっ!!でも、そんな日曜日なのに今日はお客さんは一人も来ていなかったじゃないですか・・・!!」
 「・・・」
 ワタルはキーボードを打つ手が止まった。
 「・・・まあ、それもそうだな・・・。」
 「ですよね、ですよねっ!」
 「・・・」
 ワタルはサキの様子を見て、サキが持っているかごにはビデオやDVDが一つも入っていないことを確認する。すると、ワタルはパソコンに出されているウィンドウを全て閉じて、静かに電源を切った。

 「じゃあ、サキ・・・まずはここの電気を消してくれ。」

 「わ、若・・・。」
 「ああ、たまの日曜だ。こんな風に客が来ないで暇やってるんだったら・・・、いっそ休みにして店にあるDVDを見た方がマシだぜ。」
 「・・・さすがは若っ!話が分かるんですねっ!」
 「そのかわりだ!とりあえず、見るDVDは俺が決めさせてくれ。」
 「は、はい!」
 ワタルがそう言うと、サキは普段の仕事よりも張り切って店を閉店する準備を始めた。

 (あいつ・・・本当は休みたかっただけなんじゃないのか?)

 と、そんな風に思ってしまうワタルだったが、さっきサキに言ったようにワタルも客が来ないで暇だったため、何も言うことはできなかった。
 「・・・」
 いつにないサキの働きっぷりに、ワタルはこんなコトを思った。

 (マリアさんは、普通に仕事してこうなんだろうな。あああっ、サキはマリアさんに比べると本当に普通のドジっ子だな・・・。)

 「若・・・いま、私に変なことでも言いましたか?」
 「えっ?」
 店の入り口の前に立っていたサキは、ジロリとワタルのことを睨んでいた。
 「な・・・な、なんにも言ってねえよ!お、遅いと休みにさせねえぞ!」
 「・・・」
 ワタルはとりあえず、何を見ようか迷っていた。一応、レンタルビデオタチバナにある商品は、ほとんどのモノは目に通したモノなので・・・初めて見るドキドキやワクワクは少なからずサキと一緒に盛り上がることはできない。
 「うん・・・何にするか。一般的にはマニアックだけど、俺にとっちゃそれが一般的というか。やべえ・・・最近の人気映画なんて見てないな。」
 もちろん、ここには最近の人気映画なんて置いているはずがない。アニヲタが求めるようなラインナップばかりなのだから。
 と、ここで・・・ワタルは一つのDVDを見て思い出したことがある。

 (あれっ・・・そういえば、これ・・・前にナギが借りていって、借金執事が返しに来た作品だったな。・・・いや、俺が取りに行ったのか。)

 そのDVDとは、ホラー系の作品でありパッケージやDVDのデザインから、相当なホラーであることが分かる。サキなんて見たらきっと泣いて怖がるんだろうな・・・とか、ワタルは少し微笑んでDVDのパッケージを見ていた。

 (よし、せっかくの休日だ。こういうのを見て・・・最近、サキは微妙に不機嫌だから一気に距離を縮めてやる!)

 ワタルはにやにやと笑って、そのパッケージからDVDを取り出した。

 「若・・・そろそろ見ましょうよ。」
 「ああ、そうだな。」

 駆け足でワタルは自分の部屋に向かうのであった・・・。

 部屋は明るく、サキは一人で床に座って待っていたのだが、ワタルは部屋の電気を消してTVをつけた。
 「ちょ、ちょっと・・・!若、TVを見るときは・・・電気を付けて明るい状態で見なければいけませんよ!」
 「でもよ・・・今日ぐらい、映画っぽく暗いところでもいいじゃねえか。なっ、そっちの方がさ・・・雰囲気が盛り上がるだろ。」
 「映画っぽく・・・?」
 サキはワタルに反対されたことに怒っていることはなく、何かが抜けていてどこかがかゆいな・・・みたいな表情になって、いったん・・・部屋から出た。
 「どうしたんだ・・・?サキ。」
 ワタルはさっき選んだホラー映画のDVDをプレーヤーに入れて、あとは再生するだけとなっていた。
 「お~い、何やってんだよ。」
 「若、ちょっと待っていてくださいね。」
 サキはなにやら何かをあさっているようだ。ワタルは「タンスとか棚とか・・なにあさってるんだよ・・・。」とか思いながら、サキが来るのを待っていた。
 「あっ、ありましたよ。これ・・・。」
 「えっ・・・?」
 「ポップコーン。映画っぽくいきたいのなら、ポップコーンは欠かせないアイテムではありませんか!」
 「おっ、少しは俺のメイドだけあるじゃん。たしかに、ポップコーンは映画には欠かせない菓子だからな。サキ、気が利くな。ありがとよ。」
 「ふふふっ。」
 「でも、最近は行ってねえな・・・映画館とか。仕事とか大変だしよ・・・。」
 ワタルは少し渋い表情をしながら、右手でポップコーンの袋に手を伸ばして一つ食べていた。
 「だったら、今から映画気分を味わえばいいじゃないですか。私だったら、喜んでお付き合いしますよ。」
 ワタルは不意に顔を赤くして、DVDプレーヤーのリモコンをとる。
「・・・と、とにかく・・・じゃ、見るぞ!」
 「はいはい。」
 再生ボタンを押すと、TV画面がようやく動き出した。

 最初はお決まりのあの文句から始まった。

 『DVDを見るときは、部屋を明るくしてTVから離れて観てください。』

 「やっぱり、電気を付けた方がよろしいのでは・・・?」
 「い、いや・・・いいんだ。」
 ワタルのそんな回答を聞かずに、サキは部屋の電気を付けようとした。しかし・・・。
 「あ、あれ・・・点きませんよ。」
 「いいじゃねえか。これは映画なんだぞ。それに、さっき映画気分を味わえばいいって言ったのはサキなんだ。暗い中で観るのが映画の最大限の特徴なんだろうが。」
 「そ、そういうものなのですか・・・。」
 サキはそれでいいと思って、ワタルの隣に座って・・・映画を見始めた。

 『これを見たからには・・・あなたは絶対に、今日中に5人の人にこれを教えなければいけません。教えなければ・・・あなたは血まみれになって・・・。』

 「ひ、ひえええっ!!わ、若・・・こ、怖いですよ・・・!!」
 「なあに、全然怖くねえよ。これは、全部架空で・・・実際の話でも、きっと迷信だよ。迷信。安心してろよ。」
 「さ、さすがは若ですね・・・さすがは男の方・・・ひえええっ!!」
 サキは映画の世界に入り込んでしまい、何かしら怖い場面が現れると叫んではワタルノ右腕にすがっていた。そのたびに、ワタルはにやにやと笑っている。
 (うん・・・この感触、たまんねえ・・・!!)
 ワタルはただ映画を観るだけではさすがにつまらないので、あえてホラー映画を観てサキが怖がっているときに、自分は何も動じないという・・・よくありがちな頼もしい男性を演技していたのだ。
 「ほら・・・そんなに怖がらなくても良いだろ。もうすぐ終わるからな。」
 映画はもうすぐ終わる・・・しかし、これで終わりではなかった。

 がさがさと・・・誰も二人以外ではいないはずなのに、がさがさ・・・それは次第にワタルとサキに近づいており、がさがさは次第に・・・がたがたに変わっていた。

 「えっ・・・わ、若・・・?ど、どうして・・・?も、もう映画はスタッフロールですよ!」
 「き、きっと最後まで映画はホラーを突き通してるんだよ!」
 「そうでしょうか・・・?」

 スタッフロールが流れて、最後に『END』と表示される一歩手前で・・・突然、TV画面は映らなくなった。
 「な、なんで消えるんだよ!停電か?」
 ワタルはTVのリモコンで電源スイッチを押しているが、TVは点かなかった。
 「わ、若・・・?なにか、声が・・・声が聞こえますよ!」
 「な、なんだって・・・?声・・・?」

 『出して・・・ここから、出して・・・!!』

 「えっ、何か出してほしいんですか!」
 「な、何にも言ってねえよ!!」

 そして、TVに映ったモノ・・・それは・・・。

 『・・・ぐああああああっ!!』

 「きゃあああっ!!」

 ワタルとサキはTVに一瞬映ったゴーストと、一瞬の光と数秒の圧倒させるような悲鳴に驚き・・・部屋から逃げようとした。しかし・・・!

 「うらめしや・・・。」

 「う、うわあああっ!!」

 うっすら見える和服の人物を見て、ワタルはすっかりと腰を抜かしてその場に尻餅をついてしまった。
 「わ、若・・・!あ、あなたはいったい・・・!」

 「除霊。」

 その一言の後に、部屋の電気が点いた。

 「もう・・・ワタルくん。いくら暗いからって・・・私を見て、そこまで驚いてはいけませんよ。」
 「い、伊澄・・・?な、なんでここに・・・?たしか、サキが店のカギを閉めたはずじゃ・・・。」
 「ナギのところで恋愛映画のDVDを一緒に観ようと思いましたら、ワタルくんの家に霊がいると分かってしまいまして。」
 「そ、そうか・・・あ、ありがとう。それで、今のはいったい何だったんだ?」
 「とある俳優さんの霊です。」
 「・・・は?」
 ワタルはもう驚いたことがたくさんありすぎて、これまでのコトについてはすっかりと忘れてしまっていた。
 「そ、そういえば・・・電気を点けようと思ったら点かなくて・・・若が、リモコンでTVを点けようとしたら点かなかったです。」
 「そう・・・それは、全てその霊がやったことなのです。」
 「そうなのですか・・・。」
 サキはワタルの顔を見て、にやりと微笑んだ。
 「若・・・さっきはやけにかっこいいと思ったら、この映画は何度も見ていたからですね・・・。」
 「ま、まあな。ウチでレンタルするモノはまず・・・オレが確認することに決めてんだよ!」
 「ふうん・・・?」
 サキは完全にワタルを笑い飛ばしており・・・伊澄はそれに気づかず、懐からDVDを取り出した。

 「見ませんか・・・?一緒に・・・。」
 「えっ・・・?いいのか?」
 「ええ、最近販売を始めたDVDで・・・咲夜さんから観てみなさいと言われてもらったのです。なので、一緒に観ようかと・・・。」
 「オレと・・・?」

 伊澄は少し顔を赤らめて、ワタルにDVDを渡した。
 「今からナギの家に行こうとすると・・・また迷ってしまうかもしれないので。それに、私・・・早く観てみたいので。」
 「そっか・・・。じゃあ、お言葉に甘えてみるか。サキ、これから・・・伊澄の持ってきたDVDを観るけど、いいか?」
 「ええ、いいですよ。・・・あっ、これ・・・大ヒットした映画ではありませんか!私、けっこう観たかったんですよ!若、早く観ましょう!」

 「・・・そうだな。」

 それから、ワタル、サキ、伊澄は3人でその恋愛映画を観た。

 『俺は、おまえのことが好きだ。愛してる。俺と一生・・・共に生きてくれ。』

 (・・・いいもんだな、恋愛映画って。)

 ワタルは思った。ワタルにも・・・好きな人間が2人、いや3人・・・いるのだから。そして、その人とは・・・今、両隣にいる人なのだから。

 (オレも、好きな人にあんな風に言ってみたいもんだぜ。)

 そんな風に別の妄想をふくらませながら・・・ワタルは何も言葉を発さずに、映画をじっくりと見続けるのであった。

『ゴースト・シアター』 Fin


どうでしたか?小ネタ程度のSSでしたが。楽しんでいただけたでしょうか。
書いているウチにこんな風になっちゃいました。
ワタルくんは、案外普通の男の子っぽく・・・頼りがいのある男であることを、ホラー映画という普通ネタを使って表したかった・・・。みたいな感じを書いてみました。

次回はマリアSSで、自分が風邪を引いたときに考えついた風邪ネタで・・・微笑ましい恋愛SSに挑戦したいと思います。

それでは、また明日。
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