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ついに、最終章です。咲夜誕生日記念SSも。

千桜目線だったので千桜主人公のようになってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。

メインヒロイン3組は見事に最終の選考に残ったようです。
しかし、このグランプリの本当の厳しいことに苦戦する・・・。

咲夜の誕生日である4月3日。果たして、咲夜と千桜は優勝できるのか?

そして、最後に咲夜と千桜が今回の人気投票を語ります!お楽しみに!

午後編はここまでで、夜編にイラスト模写をアップしていきたいと思います。
そっちも楽しみにしていてくださいね。

それでは、最終vol.5をどうぞ!
~SELL 7 逆境に向かって~

 この一般客に選ばせる予選で残った、私たち3組はそのまま残って・・・それ以外のペアの人たちは、涙ながらに帰っていきました。
 「しかし、本当に残るとわな・・・しかも、ウチら全員知り合いやし。なんか、凄そうなお笑い対決ができそうでワクワクしているで。」
 「そうですね・・・咲夜さん。」
 たしかに、相手は強者ばかりですが・・・咲夜さんの言うとおり、みなさんが残っていてとても嬉しいです。
 「でも、やっぱりサクが一番で残ったか。はあっ・・・なんだか、負けそうな気がする。」
 「なによ、ナギ。そんなコト言っちゃったら、本当に負けちゃうかも知れないじゃない。私たちは頑張りましょ。歩。」
 「うん、ヒナさん。ここまで来たからには、絶対に優勝しようね。」
 どうやら、ナギさんは咲夜さんのコトをよく知っているせいか、逆にやる気が落ち始めているようです。ヒナと西沢さんはとてもやる気にあふれていますが。
 「ところで、お嬢さま。優勝賞品はどんなものなのでしょうかね。」
 「さあな、きっとトロフィーと賞金・・・100万円ってところが良いラインだろ?大抵のグランプリはそんなもんだ。」
 「ひゃ、ひゃくまんえん・・・。」
 綾崎くんは100万円がとても大きな存在のように受け取っています。実際に、私もそんな感じなんですけどね。100万円があったら、どれだけのライトノベルが買うことができるか・・・。
 「高校生限定なのだ。100万円が限度なんだろう。まあ、私にとっては100万円なんてはした金にもならんがな。」
 さすがは三千院家のお嬢さま・・・言っているコトの次元が違います。私でいう100円ぐらいのコトを言ってますよ。いえ、100円よりも低いかもしれません。
 
 その後、大会関係者が入ってきました。
 放送は全国放送らしく、1時間の放送にらしいのです。前半は今日の一般客の投票の様子と通過した私たちの予選のDVDをそれぞれ放送するそうです。
 そして、後半。第3位のペアから実際に出演すると言うらしいのですが・・・肝心のやる内容は言われませんでした。
 
 そして、午後7時。全国放送が始まりました。生放送の1時間です。

 「さて、始まりました!今年も多くの高校生集いました。『W-1グランプリ』!今回も東京ビッグサイトからお送りしています。」

 華やかなステージには、様々な有名人もいて後にあそこに行くと思うと、今からとても緊張しています。まあ、最後なので良いかもしれませんが・・・でも、最後の方がとても緊張するのは私だけですか。いえ、みんなそうですよね。

 「それではっ!まずは、一般客による投票の様子と通過した3組のショートコントをお楽しみください!!」

 VTRが流れて・・・見ると、本当にアニヲタと呼ぶべき人たちがたくさんいますね。まあ、喜んでもらえるのは嬉しいですけど・・・。
 やはり、メイド服姿が功を奏したのでしょうか?投票数は咲夜さんと私のペアが一番多かったです。

 「やはり、第1位で通過したペアは・・・メイド服姿をしているお嬢さんが綺麗な人で、ショートコント自体がメイドというテーマも利用していますからね。まあ、僕がそう言うのもなんですが・・・かわいらしいですよね。」

 この言葉を言った俳優さん・・・けっこう物わかりのいい人じゃないですか。うん、そうですよね。そうですよねっ!

 そんな中で・・・次第に時が流れて。

 「それでは、そろそろ・・・桂ヒナギクさんと西沢歩さんは、スタジオの方に来てください。あとの二組も後からついてきてください。」
 「は、はい・・・」
 返事をしたのはヒナ。ヒナと西沢さんが控え室から出て行くと、私たちも後からついていくように控え室を出て行きました。
 だって、早く有名人の方をみたいじゃないですか。

 スタジオに進むたびに・・・その雰囲気も出てきて、司会者の声などもちゃんと聞こえてきて、緊張もそれに従って増していくたびです。
 「すごいですね・・・咲夜さん。これから、全国放送に流れるんですよ。私たち、全国放送の生放送に出るんですよね。」
 「まあ、そうやな。」
 「咲夜さん・・・緊張しないんですか?」
 「お笑い好きやからな・・・やっている間に、そんな緊張なんてしなくなったんよ。あははっ、安心しい。ウチと一緒に出るんやろ。それやったら・・・そんなに不安になるな。ウチだって不安になるんやから・・・。」
 このときの咲夜さんの甘え・・・すごくかわいいです。スタジオに薄暗さに、照明に当てられたかすかな光が、なぜか咲夜さんを引き立てているんですよね。そして、少し私のメイド服の袖をつかむところがいいんですよ。
 「分かっていますよ。二人で・・・頑張りましょう。」
 「うん・・・!」
 そして、スタジオに着き・・・ヒナと西沢さんがTVに出ました。

 しかし、見ていると・・・なぜか様子がおかしいです。というか、ヒナと西沢さんの周りにあるモノはなんでしょうか?とまどっているようですが・・・。

 「咲夜さん、あれ・・・どういうことですか?」
 「さあ・・・でも、はっきり言えることは・・・」
 「・・・?」

 「ウチらが練習してきたコトは、ほとんど無駄やった・・・ってコト。それだけやな。」

 む、無駄・・・?そ、それってどういうコトなのでしょう・・・?

 「えっ、それってどういうコトですか?」
 「・・・考えてみい。アニヲタに人気のお笑いグランプリや。案外、女子高生が困っている顔だってけっこう大きな収穫物。生徒会長さんや西沢さんやって、けっこうかわいい顔してるやん。それ目当ての番組なのかもしれん。」
 「そ、そんな・・・」
 「でも、全国放送っちゅうのは本当らしいで。それは・・・人気のネットの放送局やと思うけど。」
 「えっ・・・?」
 「大丈夫や。普通の有名人・・・さわやかそうな美少年もいる。ちゃんとしたグランプリらしいから。」
 「今の咲夜さんの感じだと・・・困ったとしても、好感度はアップしてくると言うことですか?」
 「・・・そうなるわな。」

 ということは・・・ヒナと西沢さん。困っていますね・・・周りに道具がありますけど、それを使ってギャグとかをするのでしょうか。

 そして、ヒナと西沢さんは大してできずに戻り・・・ナギお嬢さまとマリアさんもあまり上手くできませんでした。

 そして、ついに私たちの番・・・。

 「咲夜さん。頑張りましょうね。」
 「そうやな。」

 TVカメラの前に、私たちの姿が映ると・・・どこからか、男性の歓声が上がっているのが聞こえました。

 「それでは、予選通過した愛沢咲夜さんとそのメイドさんでハルさん。なんと、愛沢咲夜さんはかの愛沢家のお嬢さまということで。」
 「まあまあ、そんなに持ち上げんと・・・。ウチらは、前の二組とは違うんや。お笑いは究極に鍛えたんやからな。」
 「なるほど・・・。」
 咲夜さん・・・勇ましいな。なんだか、悪の大王に勇敢に立ち向かうような勇者のように・・・。

 「さて、前の2組ができなかった・・・この後ろの道具のいずれかを使った一発ギャグをやるか、何も言わずに展開する・・・いわゆるサイレントをやるか。さて、どうしますか?」
 司会者にそう言われると、咲夜さんは道具を見渡しました。
 「咲夜さん・・・どうします?」
 「一応、ティーセットがある。そして、ハリセンも。」
 「・・・どうするんですか?」
 「ハルさん。これは・・・アンタやないとできないこと。いいか、まず・・・。」

 本当に・・・そんなコトで良いのかと思いながら、咲夜さんの説明を聞いて・・・そして、咲夜さんが伝えました。

 「なあ、この道具を使った一発ギャグと、サイレントを織り交ぜたものでやってみてもええかな。」
 「えっ・・・?ま、まあ・・・できればすごいですよね。」
 「それに、この番組・・・可愛さ重視やと思うんや。きっと・・・みなさんをうっとりさせてしまうような漫才を今からやるから覚悟しとけや!!」
 えええっ!!咲夜さん、宣戦布告ですか・・・?

 そして、本当に始まりました。

 そう、見せるのです。かわいくて・・・素朴な漫才を。

 咲夜さんはフリフリのエプロンを着けて、いすに座った私に紅茶を渡すはずなのですが・・・。
 「・・・!!」
 見事にかわいくこけて、私の前に倒れ込みます。それを私が勢いよくハリセンで叩いちゃいます。ごめんなさい・・・咲夜さん。
 そして、決めポーズ。泣きながらカメラを見つめて、男性陣は大きく歓声が沸き上がります。

 どうやら、このように少し笑いもとりながら可愛さも十分に出すようです。

 そして、咲夜さんは少し頬をふくらませて、私の方を向いてきました。

 咲夜さんのシナリオだと、私も咲夜さんのようにやるということらしいのです。なので、私は咲夜さんが持っていたティーセットを持って、一回カメラの外に出ました。
 咲夜さんはいつになく、穏やかに座って・・・かわいく待っています。そこに私が勢いよく入ってくるや、派手にこける。

 ところどころで笑いがあるようですが、ここで咲夜さんは怒って私にハリセンで思い切り叩きました。
 そして、最後の・・・泣き顔で求めるような表情でカメラを見つめました。

 すると、今までにない歓声が上がったのです。

 「どうや。これがうちらの可愛い漫才や。」
 「・・・こ、これは・・・すばらしい漫才でした!素朴な失敗ネタでしたが、顔の表情や体の動きを上手く使っていました!これは、もう決定ではありませんか・・・?」

 そして、全ての審査員が私たちに満点をくださったのです。

 「優勝は愛沢咲夜さんとメイドのハルさんペアです!!」

 そう、こんなことで・・・優勝までこぎつけてしまったのでした。ちょっと、がっかりかもしれませんが、可愛く漫才ができたことに悔いはないです。
 そして、肝心の咲夜さんは・・・。
 「う、うううっ・・・ついに、ついにやったんやなっ!!」
 「そ、そうですね・・・。」
 咲夜さんは何故か号泣。そして、私は・・・その理由が分からないまま、グランプリは終わったのでありました。


~EPILOGUE 形なきPresent~

 ちゃんと、咲夜さんの言うとおりトロフィーをもらって、100万円ももらいました。私は咲夜さんに全てあげるつもりだったのですが、ここは正当に半分ずつにしました。
 あっ・・・もちろん、賞金の100万円のことですよ!これで、ライトノベルが買い放題・・・といきたいところですが、実際に50万円もあると緊張して使えないです。

 あの後、ヒナや西沢さん、ナギさんやマリアさん、綾崎くんに感激の目で見られたのですが、私は平常心にいこうと思っていました。
 
 帰る途中、ナギさんが咲夜さんに何かを渡しているのが見えました。よく見えなかったのですが・・・なんだったのでしょうか。それも分からずに、私と咲夜さんは家に帰りました。

 「咲夜さん。優勝できましたね。私たち。」
 「そうやな。全てはハルさんのおかげや。・・・ほんまにありがとうな。」
 「そういえば、ナギさんが咲夜さんに何か渡していたじゃないですか。やはり、優勝したお祝いですか?」
 すると、咲夜さんは少し優しい瞳になって・・・窓から月を眺めながら、私にいいました。
 「なあ、ハルさん・・・どうしてウチが今回のグランプリに出たかったか分かる?」
 「えっ・・・?やっぱり、お笑いが好きだから・・・じゃないんですか?」
 咲夜さんはクスクスと笑って・・・私の方を向きました。
 「ホンマに・・・あんたはええボケをかましてくれるな。」
 「えっ・・・?」
 「本当は、今日のグランプリ・・・あんな大会やったってコト。あんたを誘ったときから既に知っていたんや。」
 「そ、それって・・・どういうことですか?」
 「ウチは、あんな大会・・・嫌やった。でも、ハルさんとやったら・・・出てもええかなって思ったんや。」
 すると、咲夜さんは少し泣き始めました。
 「だから、優勝するから・・・あんたに厳しく指導して、高校生限定やから・・・うううっ、メイド服のほうがええって言って・・・。」
 「咲夜さん・・・。」
 「ハルさんがあの会場に入るとき・・・アニヲタににやにや見られたろ?きっと、ハルさんそれが嫌やから・・・。最初に迷われたときにそう感じたんや。」
 「でも、私・・・楽しかったですよ!」
 「・・・」
 咲夜さんは目からの涙をゆっくりとぬぐって、つぶやきました。


 「今日・・・ウチの誕生日やったんや。」


 「えっ・・・?」


 「今日、ウチは14歳になったんや。その日を・・・アンタと楽しく過ごしたかったんや。だから、ウチ・・・誘ったんやで。」
 「咲夜さん・・・。」
 何を言えばいいのか・・・分かりませんでした。咲夜さんに「おめでとう」と言うべきなのかも。知りませんでしたから・・・こんなこと。
 「さっき、ナギがウチによこしたのは時計や。・・・ナギっぽいな。めっちゃ高くて、腕に付けられへん・・・。」
 「・・・ごめんなさい。」
 「えっ・・・?」
 「咲夜さんが誕生日なのに・・・私、何もプレゼントできなくて・・・。」
 私は気づかない間に涙を流していました。祝えなかった悲しみ・・・それ以前に、悔しさ。それが今・・・涙となって現れたのです。

 しかし、咲夜さんは優しかった。私を握って・・・。


 「今日、ハルさんと一緒にグランプリに出て優勝したことが、最高のプレゼントや。何よりもハルさんと一緒にいるのが楽しかった。ハルさんだけができる最高のプレゼントを、前から私にくれてたんやで。」
 

 「はい・・・。ありがとうございます・・・。」


 「泣くな、泣くなっ!ほな、今からいくで!」
 「えっ・・・?どこにですか?」
 「決まってるやろ!今から、私の誕生日とグランプリ優勝のパーティーするで!」
 「・・・はい!」
 「白皇学院の連中も来てるそうや。ほな、メイドのハルさんが参加せえへんと、盛り上がりにかけてしまうがなっ!!」
 「・・・はい!!」

 そこには笑顔がありました。咲夜さんというお嬢さまの・・・いろいろな笑顔が。

 私は今回を通して・・・多くの笑顔を見てきました。学校で普段見れないヒナの笑顔、友達の西沢さんの笑顔。
 いつもは不機嫌そうだけど、笑顔になると可愛いナギさんの笑顔。優しい綾崎くんとマリアさんの笑顔。

 2年になったら、少しは学校でも笑ってみようかな?

 「夜桜やな。ほんまに綺麗や・・・。」
 「そうですね・・・。」

 4月3日。少し暖かい風に乗って、愛沢家の夜桜の花びらは舞っていきます。それは、どこまでも・・・遠くまで。

 そして、私と愛沢さんは・・・多くの笑顔が待つ会場まで。


 「・・・じゃあ、明日帰るよ。三千院家に。」
 咲夜と千桜映っている大画面のパソコンの前で、一人の美少年が携帯で電話をする。
 「えっ・・・?途中まで一緒に?・・・いいよ。」
 パソコンの画面とデスクトップに戻す。美少年はいすから立ち上がって、外の景色を眺めた。
 「明日は晴れそう・・・だな。咲夜さん、けっこう綺麗なメイドさんとお笑いやっているじゃないですか。な~んだ、けっこう充実した春を送っているようで良かったです・・・。」
 携帯を耳にする美少年は、ふと驚いた表情をした。
 「えっ・・・?どうして、晴れている日がいいか?それはね・・・俺の中で決意をしたから。」

---晴れている日に、また会うって---

 その翌日の4月4日。あの美少年が再び三千院家に姿を現す・・・。

『Spring Humor Pair』 Fin

最後まで読んでいただきありがとうございました!
そして、愛沢咲夜ちゃん!お誕生日おめでとうございます!

最後の部分は、前に言ったこのブログの革命のことについてです。
ついに、途中の部分を省いて・・・アニメ第2期と同時にあのオリキャラ美少年が帰ってきます。
全ては明日をお楽しみに。

それでは、ボーナスキャラコラムをどうぞ!

☆咲夜とハルさんコラム~第2回人気投票の結果について~☆

咲夜「そういえば、人気投票の結果発表があったやん。ウチは8位で881票、ハルさんは9位でハルさんは705票になったな。」
千桜「並びましたね!咲夜さん、さすがはお嬢さまですから私よりも約200票差で勝ちましたね。」
咲夜「でも、6位の瀬川さんと7位の西沢さんには惜敗なんや。これって、運が悪いんちゃうか!?」
千桜「せっかく誕生日の近くに発表ですからね・・・。咲夜さん6位になって、カラー入りしたかったでしょ?」
咲夜「そうやな、カラーに乗り込みたかったで・・・。」
千桜「でも、今回のSSで人気急上昇ですよ!!」
咲夜「・・・思ったんやけど、ウチは前・・・431票で今回881票やったから、450票も増えたけど、ハルさんは一気に700票以上も増えたんや。」
千桜「そうなりますね・・・。」
咲夜「なんか、そう思うと・・・ウチ、ハルさんに負けた気がするわ。新規ファンはウチよりハルさんの方が多いなんて。うううっ・・・。」
千桜「で、でも・・・咲夜さんの方が順位が上じゃないですか!だから、落ち込まないで祝いましょうよ!」
咲夜「そうやな・・・。」
千桜「それに、今日からアニメ第2期が始まるので・・・一気に咲夜さんが、メインヒロインの座をつかめばいいじゃないですか!」
咲夜「まあ、それでよしとしておくか・・・。アニメ第2期を楽しみにしといてな~☆今日からスタートやで~☆」

コラム Fin
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