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さて、午前編はここまで。

もしかしたら、このSS最大の魅力がここに詰まっているかもしれません。
いえ、私の個人的な妄想ですけど・・・。

そして、最大の魅力が詰まっているだけあってボリュームは多いですよ。
構成を間違えて、予選突破なるか・・・までが、今回の部分です。

咲夜にとっての女子高生のやる漫才道、そして千桜が見せる女の子からメイドに変わる早業とは・・・?

きっと、ハヤテ界史上初の咲夜&千桜のショートコント!
咲夜と千桜がきっと好きになってしまうような内容だと思います!

それでは、vol.3をどうぞ!
~SELL 3 何をネタに?~

 その後は、私は咲夜さんに「制服を持ってきてほしい」と言われました。しかし、よく考えれば・・・『ハルさん』という存在は白皇学院の皆さんにはヒミツの存在なのです。なので、白皇学院の制服はちょっとまずいんじゃないかな・・・って思ったりしています。
 「本当にそれで・・・DVDに録画して送るんですか?」
 「そうや。ウチがあんたを採用したきっかけとなったネタ・・・これやったら、絶対に本戦に出場できるで!」
 「そうですかね・・・?」
 「いいか、ハルさん。高校生限定のお笑いグランプリっちゅうもんはな・・・大抵は女子の方が有利になるんや。」
 「・・・そ、その心は?」
 「・・・」
 な、無いんですか・・・!!
 「無いわけやない。ハルさん・・・高校生っちゅうもんは、大抵はかっこいいか可愛いのが良い成績を取るとウチの統計で証明できとる。だからな、メイド服のハルさんやったら、絶対に予選は突破できる。」
 「・・・それって、何が言いたいんですか?」
 「お笑いでおもしろいモノはギャップがあること・・・そして、高校生限定というもんでかわいげのあるもの・・・つまり、ハルさんのメイド姿を入れたショートコントをやれば、何かと好印象を与えられるんや。」
 「なるほど・・・」
 私は咲夜さんのお笑い論にすっかりと納得させられてしまいました。しかし・・・やっぱりあの想いが浮かんじゃいますよね。
 「って、このメイド服姿を・・・多くの人に見せるつもりですか!?」
 「何言ってんねん。あの店屋では一番張り切っていたやないか。」
 「だ、だって・・・あ、あれは・・・み、店だけで・・・そ、そんな・・・こ、コンテストっぽいモノとは違って・・・」
 そう・・・最近歌でも有名になっている言葉ですね。『羞恥心』。まあ、ライトノベルではその言葉はちょっと大人向けの部分に使われるのですが、あの歌のおかげで今は一般的にも言葉に出せるようになってきました。
 羞恥心・・・恥ずかしい想いという意味の言葉のことです。たしかにメイド服は咲夜さんの前や、他人の家ぐらいまでならば大丈夫なのですが、咲夜さんと一緒に出るグランプリはTV雑誌にあったほどなので、きっと全国放送。本戦に通過したらメイドネタなしでは咲夜さんが許さない気がします。

 はあっ・・・ちょっと恥ずかしいですね。愛歌さんにあの時・・・見られたとき以上に恥ずかしいですね。もちろん脅迫された内容のことですよ。

 「・・・ハルさん。あんたはかわいいんや。あんたは私の中で一番可愛いとおもっとる。あんたやったら・・・メイド服でも世間に通用するかわいさやで。」
 「“でも”・・・普通、メイド服を着れば大抵の女性は可愛くなるはずでは・・・?」
 「・・・かわいいだけやない。ハルさんは綺麗で・・・他のメイドとは違う良い点があるんやで。あんたは頭が良くて・・・機転の良い完璧な女性なんや。学校でもけっこうモテるやろ?」
 「別にモテませんけど・・・。」
 「・・・とにかく、ありったけの自分をさらけだすんや。あの時のハルさん・・・めっちゃかわいかったけどな。」

 あの時の『ハルさん』・・・きっと、あの時のコトなんでしょうね。


 「お帰りなさいませご主人さま。今日はなんになさいます?コーヒー?紅茶?それとも私のえ・が・お?」


 あれは勢いで言ってしまった部分もあって・・・でも、ああいう風にやりたいのが本心でもあって。

 今思うと『やってしまった・・・』感がとてもあります。でも・・・咲夜さんの言うとおりなのかもしれませんね。あの言葉を言ったとき、とても楽しかった思い出がありますからね。
 「そうですね。・・・咲夜さん。すみません。」
 「・・・すまないって思うたら、私にハルさん特性のレモンティーでも作ってもらおうかな。」
 「・・・あの、私・・・咲夜さんに特性のレモンティーなんて作ったことないんですけど。それ以前に特性のレモンティーなんてありましたっけ・・・。って、いたたっ!」
 咲夜さんは懐にあったハリセンで、私の頭を叩きました。痛いです・・・今までの咲夜さんで一番痛い攻撃を受けちゃいました。痛いです。綾崎くんはこれを何度も受けたコトがあるようですけど、さすが執事さんですね。
 「おっ、ちょっとはスジが通っているようなボケができるんやな。そうや、これが基本なんや。ハルさん、分かったか?」
 「は、はい!で、さっきのハリセンがツッコミの基本なんですか?」
 「・・・そうやな。関西流・・・いや、日本流ツッコミの起源はハリセンとウチの中では決まってるんや。ハリセン命なんやで。」
 「なるほど・・・。」
 咲夜さんは私にツッコミを入れることができたことが、とても嬉しいようです。なぜでしょうね・・・。でも、私は初体験のことです。
 「じゃあ、明日と明後日でDVDでも作るから・・・せいぜい楽しみにしておきや。」
 「な、なんだか怖いです・・・。」
 「明日は何か用事はあるんか?」
 「え、ええと・・・終了式があるので、制服を着てそのままで来ることはできるのですが・・・ちょっといいですか。」
 「なんや?」
 私がハルさんというコトを、白皇学院の皆さんに知られてはいけません。白皇学院の生徒ならそんな大会に出ないだろうと言いますが、それは違います。一番知られたくない周りの人が・・・大会に出て、予選は通過してくると確信できるからです。
 そして、TV雑誌にあったことで不安に思っていましたが・・・このグランプリは本戦に行くと全国放送されるみたいなので、多くの白皇学院の生徒に観られる機会を与えられてしまうわけです。なので・・・。
 「制服なんですが、白皇学院の制服ですと・・・このことを白皇学院の生徒には知られたくないので、制服と・・・あとメガネも他のを用意してくれませんか?本当に申し訳ありませんが・・・。」
 私は絶対にダメだと言われると思っていました。しかし、咲夜さんはさすがに物わかりのいい人・・・というより、私の気持ちを分かってくれたのでしょうか。
 「ええで。じゃあ、ウチが特注で制服と他のかわいらしいメガネを用意しといたる。ハルさんにもいろいろ事情があるみたいやから、そのくらいは全然かまわへん。」
 「咲夜さん・・・ありがとうございます!」
 「ええんや。アンタと出られるんやし・・・せっかくなんやから、見た目もオリジナルに作っていこうやないか。」
 「はい。」
 咲夜さんは、大いに賛成してくれたのです。私は咲夜さんに感謝しつつ、これでグランプリに出る時の不安要素もほとんど無くなったのでした。
 「じゃあ、また明日な。」
 「ええ。」
 私は笑顔のままで、家に帰りました。白皇学院の制服を着ても、クールに決めるカギとなっているメガネをかけても、笑顔は消えることはありませんでした。

 その日の夜は、とてもよく眠れました。昨日の悩みなんてなんだったのでしょう・・・みたいに。


~SELL 4 DVD作り~

 「それでは、良い春休みを過ごしてください。これで終了式を終わります。」

 ヒナのその言葉によって・・・大抵の生徒は、春休みが満喫できると思い少し喚起の声が上がっていたりもしています。これだけ多くの生徒ですから。

 生徒会の役員もそうです。ヒナはいつもと同じように凛としていて、真面目な態度を崩さずにいますが・・・瀬川さんたちは、春休みを待っていましたよというような感じで、一般生徒よりも喜んでいたりしています。
 愛歌さんはいつも謎めいている笑顔を続けていますが。しかも、私中心に顔を見てきますしね・・・。

 「さすがはヒナ。良い司会だった。」
 「なに人のことを言ってるのよ・・・あなたたちも、2年になるためにしっかりと今から準備しておいた方が良いわよ。」
 花菱さんがそう言うと、ヒナはそんな返答をしました。でも・・・あれ?ヒナの言っているコトは、何かと矛盾しているように思えるのですが。
 「まあ、そう堅苦しいことは言うな・・・じゃあ、また新年度でな。」
 「ええ。」
 花菱さんは少し笑顔で、瀬川さんと朝風さんと一緒にその場を去りました。
 「あの・・・会長。」
 「なに?ハル子。」
 「あんなコトを花菱さんに言っていましたが、会長も参加するんですよね。『W-1グランプリ』に。」
 「ええ。」
 「誰と・・・出るのですか?やはり、西沢歩という女性と?」
 「そうよ。彼女・・・TVに出れるって言った瞬間に、やる気になっちゃって・・・。なんだか変な感じだけど、今からDVDを作るの。」
 「でも、会長・・・あと1日しかありませんよね。締め切りまで。」
 「そうね・・・。」
 そう言ったとしても、ヒナの笑顔は変わっていませんでした。やはり、ヒナにはその西沢歩という女性と出るのが嬉しかったのでしょうね。
 「お互い頑張りましょう。もしお互い通過できたら・・・4月3日に会場で会えるかもしれないのね。」
 「4月3日・・・ですか。」
 4月3日・・・なにかあったような?とにかく、私は咲夜さんとのDVD作りのことについて頭がいっぱいでした。
 「じゃあ、お互い頑張ろうね。」
 「・・・はい。」
 けっこうな強敵になりそうです。ヒナと西沢さんは。

 
 私は、その後・・・咲夜さんのところに行きました。
 部屋の中に入ると・・・驚きがたくさんでした。本当にここでショートコントをやるんですよねという、豪華なセットと私が頼んでおいた制服とメガネがそこにあったのです。いよいよという感じですね。
 「すごいですね・・・咲夜さん。」
 「ああ、巻田と国枝に用意させたんや。ウチがお笑いのグランプリに出るからな・・・これぐらいに派手やないとだめなんや。・・・はははっ、ハルさん。そこまで驚かなくてもええやんか。」
 「で、でも・・・す、すごいですよ!!」
 「・・・まあええ。じゃあ、まずはショートコントのストーリーを考えたからな。もち、ハルさんはメイド服が主やから。」
 「そうですか・・・。」
 咲夜さんは私に大まかなショートコントのストーリー・・・?ネタですか?とにかく、予選に送るネタを咲夜さんは冷静に話し始めました。時に、私の頭をハリセンで思い切り叩いていましたが。これからは、これも付き物だと思って今は我慢しています。

 どうやら、喫茶店で一人何かに悩んでいる咲夜さんが一人いて・・・私が制服姿でバイトのチラシを持って入る。そして、私が姿を消した次の瞬間に勢いよくメイド服姿で飛び出してくる・・・みたいな感じです。あははっ、ネタバレになっちゃいましたね。もし、何かあったときはピー音でも入れておいてください。

 「ということは、まず・・・私は制服に着替えるということですか?」
 「そうやな。これも用意してもらったで。」
 といっても、白皇の制服ともあまり変わり倍のない感じなのですが・・・。でも、赤を基調としたかわいらしいセーラー服なので良さそうです。
 「・・・」
 部屋に咲夜さんしかいないことを確認して、大胆にもその場で着替えるという荒技もやっちゃう私です。ハルさんモードだからですかね?
 「おっ、ハルさん・・・案外、プロポーションええやんか。」
 「・・・!!」
 やはり、大胆に着替えてしまうのはやばかったのでしょうか。さすがの咲夜さんでも私の体に反応して言葉を発してきます。
 「あ、案外って・・・!!・・・って、だ、第一・・・は、は、は、は・・・恥ずかしいじゃないですかっ!」
 「ごめんごめん。ウチ、年上の女性のそういうの間近で見るのは、ひさしぶりなんや。つい、うっとりしてしもうたわ。」
 「う、うっとりって・・・さ、咲夜さんはどこかの変態な男性ですかっ!も、もう・・・そ、そういうコトをあんまり言わないでくださいよ・・・。」
 私は赤面で咲夜さんが用意してくれた制服を着ようとしていました。しかし、その時だったのです。
 「ちょっと待ってえな。」
 「なんですか?」
 「・・・」
 咲夜さんはそのまま30秒ぐらい考えたままでした。
 「あ、あの・・・咲夜さん。このままではいくら家の中でも寒いのですが・・・。」
 「・・・ハルさん。制服から素早く着替えるには、制服の下にメイド服を着たほうがええんちゃう?」
 「・・・言われてみればそうですね。」
 「だから、ハルさんが一回制服姿で姿を見せて、横に姿を消した後に・・・ウチが独り言を言って時間を稼ぐから、変に思われへん程度にするには・・・やっぱ、制服の下にメイド服を着た方がええ気がするんや。」
 「なるほど・・・一度脱いで、その後にメイド服を着るとさすがに時間がかかりすぎてしまう・・・ということですか?」
 「そういうことや。」
 私は考えました。制服を脱いでメイド服に着替えるか・・・あらかじめ下にメイド服を着て制服を上から着るか。・・・答えはもうそこにありました。
 「咲夜さん。別にこれはDVDなので・・・カメラに写る範囲しか審査員の方々も見ないのですよね。」
 「そうやな。そりゃDVDに映っている範囲よりも外側が見れたら、それこそ恐ろしいことになるで。」
 「だったら、なんとか・・・制服を上から着ても大丈夫ですね。ほら、メイド服専用のカチューシャだって、カメラの見えないところにテーブルを置いておいて・・・それでやっていけば大丈夫だと思います。」
 「・・・なるほどな。ハルさんの意見も妥当やな・・・。」
 咲夜さんは必死に考えて・・・私の顔を笑顔で見ました。
 「・・・そうやな。じゃあ、ウチの言ったとおりに・・・メイド服を下に着て、その上から制服を着ようか。・・・まあ、ハルさんやったら物音たてずに着替えることはできるやろ。三千院家のハウスメイドのマリアさんほどやないけど、あの時のハルさんはめっちゃ早かったから・・・。」
 「・・・はい。」
 咲夜さんは本当に優しい人だな・・・と、何故かそういう風に思えてしまいました。他人の言うことも聞いてくれるところでしょうか。

 と、ここまでのやりとり・・・私は下着姿で話していたんですよね。そう思うと、話に夢中になっていたときの普通の頬の色が、一気に朱に変わったのは顔が熱くなったと同時に分かりました。

 私はもちろん、すぐさまにメイド服を着てその上に制服を着ました。もちろん、メガネもかけて。

 「なんや、めっちゃ早いやん。まあ、これで・・・大丈夫やろ。ほな・・・ショートコントの練習始めるでっ!!」
 「はい!!」

 その後は咲夜さんの厳しい指導の下・・・時には私の方も咲夜さんにアドバイスをしながら、ショートコントは少しずつできてきました。
 
「いらっしゃいませ~!ご主人さまぁ~!」
 「って、ウチは主人やない!!お嬢さまやっ!!悩みがあるからって、中年のオッサンと一緒にするなっ!!」
 
 と、こんな感じで・・・なんとかお笑いにはなってきてはいると思います。
 「・・・まあまあやったな。」
 「ええ。咲夜さん・・・さすがはお笑いには神経が通っていますね。それに、細かいところまでの指示がすごいです。」
 「ハルさんなかなかやるやないか・・・最初はどうなるかと思ったら、あっという間に私の世界まで到達してきた。さすがは、ウチ専属のメイドさんやな。」
 第一に、咲夜さんにほめられると・・・嬉しかったのです。生徒会の仕事をして・・・そのときに「ありがとう」と言われるのと、今こうして「ありがとう」の意味がこもった言葉を言われるのでは、嬉しさも違っています。
 「はいっ!」
 「じゃあ、そろそろ・・・巻田、国枝・・・DVDの撮影してえなっ!」
 咲夜さんがそう言うと、巻田さんと国枝さんはハヤテのごとく咲夜さんと私がいるこの部屋にたどり着きました。
 「よし、じゃあ・・・今からDVDでショートコントの撮影をするから、その準備をしてほしいんや。」
 「はい、分かりました。咲夜お嬢さま。」
 巻田さんの方が返事をして、その一秒後には国枝さんが既に準備を始めているという、さすがは愛沢家の執事といえるような仕事の速さが目にとまります。咲夜さんは私のコトを有能なメイドと言っていますが、これを見ると私はそこまで有能でもないような感じがしてなりません。

 そして、無事に・・・ショートコントを収録したDVDは完成したのでありました。

 「なんとか、ここまでできましたね・・・。」
 「ああ、ハルさんのおかげや。これやったら、絶対に予選は通過できるでっ!通過できなかったら、きっと審査員の目が悪いんや。」
 「ふふふっ・・・。」
 咲夜さん・・・。きっと、そうなったときでも・・・こうやって笑ってくれるんですよね。
 「・・・どうしたんや?涙なんか流したりして・・・。」
 「・・・えっ?な、なんでもありませんよ。」
 「そっか。じゃあ、ちょっとDVD見てみるか!」
 「え、えええっ!!」
 
 咲夜さんは、そんな私の悲鳴は無視して再生をし始めました・・・。


~SELL 5 ショートコント~

 きっと、小説でお笑いなんて見たことないですよね。って、見たというより・・・読んだという方が正しいと思いますが。

 私がナレーションでちょっとやっていきますね。ハルにゃん(私)とサクにゃん(咲夜さん)のワンシーンみたいなモノです。

 ここは、メイド喫茶店『サク☆ニャン』。近頃できて、客が満員になるのはほど遠いと言われているこの喫茶店がショートコントの舞台です。
 喫茶店の外では、メガネをかけた・・・いかにもクールで生徒会長なんてやっていそうなハルにゃんは立っていました。しかし、ハルにゃんはメイド募集中のチラシを目にしながらでした。
 「しょうがない・・・。ここで働いてみるか・・・。」
 ハルにゃんは実は、無類のライトノベル好きであり・・・そのライトノベルを買うお金がなくなったために、バイトをしようと決意をしていたのです。
 そして、メイドというものは女性であるハルにゃんは好きだったのです。学校でない場所なら、ハルにゃんははっちゃけっちゃうそうです。
 「・・・」
 バイトのチラシを見ながら店に入るハルにゃん。しかし、一人の客。サクにゃんがいたのでした。サクにゃんのコトをちらりと哀れみを込めた目で見ると、サクにゃんはにらみ返します。それをハルにゃんは嫌みを込めた笑みで見ます。
それから逃げるように、ハルにゃんはその場を離れていきました。
 「あああっ、ウチ・・・彼氏と別れなければ良かった・・・。」
 どうやら、サクにゃんは彼氏と別れてしまい、悲しみにくれて今・・・ここにいるようなのです。
 「彼に、たった10円のう○い棒をケチしなきゃ、絶対にキスまで到達したのに。いや、あれは神ほどの旨さなんやっ!!」
 サクにゃんはそう言って、勝手に言い訳して勝手に興奮しまくっていましたが、急にテンションダウンで表情は悪化していきます。しかし、そこででした。
 「いらっしゃいませ~!ご主人さまぁ~!」
 さっきまで真面目そうに見えたサクにゃんが、メイド服姿になってサクにゃんの前に現れたのです。
 しかも、ただのメイド以上にはじけている・・・。サクにゃんはここで・・・。
 「何がいらっしゃいませ~やっ!っていうか、ウチはご主人様やないっ!お嬢さまやっ!悩んでるからって、勝手に中年のオッサンと一緒にするなっ!」
 ここで、サクにゃんは一発ハリセンでハルにゃんを叩きました。ハルにゃんはすこし目をうるうるさせています。
 「だ、だってこれがメイドだって攻略本に書いてあったから・・・。」
 「あああっ、まったくかわいいなっ。許してほしけりゃ、ウチと付き合って結婚せいっ!」
 「はい、かしこまりましたお嬢さま・・・って、えええっ!!」
 
 そして、ここで・・・。
 「どうも、ありがとうございました!」
 かわいくショートコント終了というわけです。

 
「って、ハルさん・・・案外、おもしろくリメイクしたもんやな。」
 「だって、これはSSなんですよ。こういう風にしなければきっと・・・おもしろく感じてはもらえませんよ。」
 「まあ、ハルにゃんとサクにゃんは良かったな。・・・DVDじゃ絶対に分からん、SSのみの特別設定っちゅうことやな。」
 
 そういうことで・・・おもしろかったですか?
 「おもしろかったで!」
 「って、咲夜さんではなくてこれを読んでいる方々ですよ。」
 「よし・・・これやったら、絶対に予選突破はできるやろ!」

 こうして、このショートコントを収録したDVDを送り・・・本戦出場の可能性もあるので、そのための練習を始めました。

 また厳しい指導でしたが・・・ショートコントのおかげか、今度はすぐにこつをつかめたような感じです。
 といっても、普通のコントなのかも分かりませんけどね。
 とにかく、練習を重ねました。

 そして、本番の前日である4月2日。一通の手紙が届きました。

 『予選通過』

 夢にも思えないような感じでした。これでTVに出られる・・・。しかし、まだTVに出るには壁があることを、この文字だけを見た私と咲夜さんは知らなかったのでした。


vol.4に続く。次回はなんと、千桜にとってに夢の場所・・・舞台は東京ビッグサイトへ!
そして、メインキャラも続々登場するグランプリ!
運命の4月3日・・・まずは有明にあるマンガの聖地へ咲夜と千桜が踏み出す。

千桜「ショートコントはどうでしたか?次回は、私の憧れの場所に行ってきますっ!」


☆咲夜的なコラム~vol.3~☆

様々なブログで、咲夜誕生日記念の企画が行われていました。
やはりイラストや原作の画像などを入れた方が良いのでしょうか?

今回、このブログでもイラスト模写に挑戦しようと思います!
咲夜とハルさんの原作のイラストを頑張ってやりたいと思います。

その前に、もうすぐこのSSのクライマックスを書かなければ・・・。

午後の咲夜誕生日記念の記事を楽しみに待っていてください。

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