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さて、SS『Love Ling』vol.4です。
家を失ったナギたちの夜。俊と話して、ハヤテへの想いは強まる。

全7部構成と言いましたが・・・7部で収まるのかな。8部になるかも。
今回は、この夜の場面だけです。それでも、前回と同じぐらいのボリュームです。

それでは、夜のvol.4どうぞ!
~SELL 4 ただ、話して~

 夜を迎えて・・・俊の作った料理は、どの人にも好評であったらしく好き嫌いのあるナギも非常に喜んでいた。
 まあ、一般人から見れば人気絶頂の有名人の料理を食べることができて、そして・・・ひとつ屋根の下で今こそ過ごそうとしているので、少なからず歩やヒナギクにとっては夢のような時間であった。
 「みなさん。どうやら、俺が作った料理は大絶賛ようだったようで。ありがとうございます。」
 食器を全て片づけ終えた俊は、ナギのいる部屋に戻っていた。
 「ああ。マリアに負けないぐらいの上手さだったぞ!」
 「そうですか・・・それはありがたいです。」
 「ハヤテもこんなにうまい料理を食べているのだろうか・・・」
 「買いかぶりすぎですよ。そんな、ただ・・・料理をすることが慣れてしまったモノで、そして少し趣味のようなものになってしまっただけです。なので、そこまで褒めなくてもいいですよ。」
 気づいてみれば、この状況はかなりハヤテファンにはまずい状況のような気がする。ナギやマリアだけでなく、ヒナギクや歩もいる。しかも、オリキャラ男子の家で・・・そして、今は夜。
 俊にとっては恋愛感情はないようだが・・・?
 「まあ、アテネの料理でも綾崎さんは食べているんじゃないんですか・・・?俺は知りませんが。」
 ちなみに、ここにいるのはナギとマリアだけ。
 「それにしても、やはり・・・シュンくんは、ナギのお手本になってほしいような次期当主ですわね。」
 「いえいえ。ナギさんのように、ちゃんとした威厳というモノが必要だと思います。」
 「こ、この不機嫌そうな顔が威厳のある顔なんですね・・・」
 (というか、シュンくんはナギのことを気遣ってそういう風に言っているようにしか思えないのですが・・・しかもナギは、非常に喜んでいるようですし。)
 マリアがそう苦笑いしているとき、ナギは本当に喜んでいるようだった。
 「あっ、これはみなさんに訊こうと思って、今まで訊かなかったんですけど・・・ちょっと訊いていいですか?」
 「えっ?なんだ?」
 「・・・」
 腕を組んで、少しナギの方を向いて微笑んだが・・・なんか、言っていいのか迷った俊の表情を察知したようなナギは、
 「シュン。男だったらさっさと言ってしまえ!」
 「は、はい!え、ええと・・・はい。」
 コホンと一息置いた。
 「あの、お嬢様って・・・綾崎さんのコトが好きなんですよね。あっ、そういうの全然気にしないんで素直に話していただいてけっこうです。」
 「・・・むっ、何を訊いているのだ!」
 「さ、さっきは早く話してって言っていたじゃないですか・・・」
 「むう・・・ハヤテは、あんなアテネとかいうヤツよりも全然愛しているんだ!絶対に、あんなヤツなんかぶっつぶしてやるからな!」
 盗聴器の向こうから聞いていたときは、すごく泣いていたような気がした・・・それに対して、必死に笑いをこらえた。
 「そ、そうですか・・・あはははっ!!」
 「な、何を笑っているのだ!!」
 「い、いえ・・・すみません。あの時は、随分とシリアスに泣き叫んでいたように聞こえたので。ご、ごめんなさい・・・はははっ。」
 手で必死に口を押さえる・・・そして、本題に入る。
 「おまえ・・・それが訊きたかったコトなのか!」
 「いえ、いえ・・・違います。ええと・・・お嬢様。そんなに綾崎さんが好きなら、綾崎さんとキスしたこととかあるんですか?」
 「・・・えっ。」
 キス・・・そんなコト、一回もしたことがない。
 それだったんだ・・・私とアテネの距離がすごく遠く思えたのは。私は今まで過ごしてきたのに、そんなコト一度もしたことはなかった。なのに、10年ぶりにあったアテネはすんなりとキスをしている。それが、決定的な差なのだろうか・・・?
 「私は・・・したコトがない。」
 「・・・なるほど。別に、そんなに深く受け止めなくてもいいんですよ。」
 「でも・・・」
 アテネがしているなら・・・私だってしてみたい。そう思った。
 「シュ、シュンくん・・・ナギにそのような質問をするのはいかがなものかと。それに、13歳という年齢から・・・過激すぎるのでは?」
 「・・・すみません。」
 「第一に、そういうシュンくんは・・・女性とキスをしたコトはあるんですか?」
 「・・・俺ですか?」
 俊は何の動揺もなく、マリアの方を向いて話した。
 「えっ、したことありますけど・・・たくさん。」
 「た、たくさん・・・!そ、そういうコトは・・・彼女と呼ぶべき人がたくさんいるんですか!?」
 「な、なんか・・・俺の熱烈敵ファンの人が、俺が急に結婚しますよ・・・みたいな反応を出さないでください。」
 「まあ、私だって女の子ですからね・・・あなたの存在ぐらいは、ナギ経由でなくても確認しています。」
 「そうですか。ありがとうございます。」
 なぜか、俊はマリアにお礼を言ってしまった。
 「あ、あの・・・たくさんって、ドラマとかの演技上の話であって・・・そ、そんな本当に私的な理由で女性とキスをしたことは、ほんの数えたぐらいしかありませんよ。」
 「そうですか・・・さすがは、シュンくんですわね。」
 「まあ・・・俺にも昔は彼女がいたんですけどね。なんて言えばいいんでしょうか・・・今みたいなコトが起こっちゃったんですよ。」
 「えっ・・・」
 髪をかき分けながら、マリアの方を向いて話す。
 「そう、本当に助けたい理由・・・それは、俺みたいになってほしくないからですよ。だから、俺は・・・他人の気持ちはすぐに分かって、そして・・・今まで、彼女と呼べる人物を作るのを拒んできたんです。」
 「でも、今は・・・人気沸騰中ですよね。だったら、告白とかは・・・より多くなりのではないのですか?」
 「・・・逆なんですよ。マリアさん。」
 「ぎゃく・・・?と申しますと?」
 「俳優になるといろいろあって・・・よく、芸能人が恋愛をするとよく騒がれたりしますよね。もし、彼女がいたりしたら・・・さっき言ったように、静かに彼女だけを見てあげられなくなるんです。」
 そう言えば、ナギはどこにいるんだろうか・・・と、俊は部屋を見回した。すると、ナギは部屋の隅でしょぼんとしていた。
 「ど、どうかしましたか?ナギさん。」
 「い、いや・・・なんでもない。・・・はああっ。」
 「なんかやばい雰囲気そうですが・・・話を続けます。それに、彼女がいないほうが・・・案外、俳優として人気が出るじゃないですか。」
 「うふふっ・・・そうですか。」
 「ええ。母が有名な女優で・・・それに気を引かれて。それで、実際にやってみると楽しいモノですよ。本当に、自分が楽しいコトが見つかるって・・・本当に嬉しいことです。それに、俳優って・・・どんな人でも笑顔にできると俺は信じているんです。だから、今も・・・あなたたちを絶対に笑顔にして見せますから。」
 「・・・」
 マリアの手はかじかんでおり・・・両手の親指は無意識に動かしている。
 「マリアさん?」
 「ふ、ふえええっ!?な、なんでしょうか!」
 「・・・何をそこまで驚いているんですか。やはり、そういうトコロは17歳の女の子なんですね。」
 「・・・!?」
 「くすっ。」
 「笑わないでください・・・でも、このように私たちをあなたの家に招き入れたら・・・それこそスキャンダルとかになるのではないのですか?しかも、7人も招き入れて。」
 しかし、俊の顔は少し髪に隠れてしまったが・・・マリアにはたしかに見えた。俊の目が細くなり・・・そして、一瞬恐く思えたその表情を。
 「そのときは・・・これでねじ伏せますから。」
 俊は、右手の親指と人差し指で○の空間を作る。いわゆる、あれだ。
 「そ、そうですか・・・」
 「なあに、信頼は注ぎ込んでありますって。現に、あの運転していた人がいたでしょう。あの人に、ちゃんと説明するようにと言ってありますので。ご安心してください。恋愛関係や不倫関係などなど・・・俺に不快な記事が出てくるコトは、絶対にありませんからね。」
 「な、なんか・・・ナギよりもやるコトは恐いですわね。お、おほほっ・・・」
 「あははっ、半分は本当で半分は嘘ですよ。」
 と、いつもの笑顔に戻っていく俊。
 「お、おい・・・二人で話が盛り上がっているのはいいんだけどな。私がいるコトは忘れないでくれよ。」
 「そうでしたね。ナギさんがいるコトを忘れていま・・・せんでした。はい。」
 「おい、今・・・絶対に“忘れてた”って言うトコロだったんだろ!」
 「ご、ごめんなさい。つい、話が盛り上がってしまって・・・」
 「まあ、ハヤテよりは女性心が分かっているようだから良いようだがな・・・」
 マリアとナギはベッドでゴロゴロ・・・していたが、俊は依然とスーツ姿のままでベッドの片隅で立っている。
 「ああ、それで・・・あっ、キスの話でしたね。はい・・・俺はしたコトはありますよ。それは、演技上でも・・・プライベートでも。」
 「さすが、ハヤテとは違うな・・・」
 「別に、綾崎さんだってしたコトはあるんじゃないんですか?現に、アテネとキスをしていたみたいでしたし。」
 「・・・なんだよ。でも、シュンは・・・どう思うんだ?」
 「何をですか?」
 「ハヤテにふさわしいのは・・・あの天王州アテネなのか?それとも、私たちの誰かなのか・・・?」
 それは、俊にとって・・・心つかれる質問だった。どう言えばいいのか・・・そして、それに答えはあるのだろうか。
 「そうですね・・・それは、ナギさんたち次第なのでは?」
 「えっ?」
 「俺には何も言えませんよ。アテネが似合っているとも言い難いですし・・・それに、ナギさんたちの方が似合っているとも言い難いです。」
 「そ、そんな・・・」
 「でも、綾崎さんと結びつきたいのなら・・・綾崎さんが好きだという気持ちを絶対に絶やしてはいけません。ただ言えること・・・それは、アテネよりも強く彼のコトを好きだと思ってください。それしか、今のあなたにできるコトはありません。」
 「そうか・・・」
 「希望は・・・失っていません。・・・暗い明日はありません。なので、絶対に綾崎さんを思ってください。」
 「・・・うん!」
 「よし、絶対にですよ。」
 俊は、ナギの手を強く握った。
 「ふ、ふええっ!!」
 「大丈夫ですよ。俺は、絶対に元の生活に戻して見せますから。」
 ゆっくりと歩き出す。しかし、
 「待ってくれ!」
 「・・・」
 「・・・ありがとう。」
 「・・・その笑顔。アテネに負けていませんよ。それに、俺は・・・突破口を見つけたんでね。」
 「えっ・・・」
 「俺は、絶対に・・・救ってみせる。君たちも・・・そして、アテネも。」
 そう言うと、静かに部屋を立ち去っていったのである・・・。

~SELL 5 涙~

 ヒナギクと歩・・・いっしょの部屋に寝るコトにした。
 「でも、あんなに有名人な人の家に泊まれるなんて・・・夢みたいですよね!」
 「そうね。しかも、男の人に泊まったのは初めてなんだけど・・・」
 ベッドの上に座り込むヒナギクと歩。そして、いつの間にか・・・一緒のベッドの上にいた。しかも、寝間着で。
 「あれ、カタカタ足音が聞こえない・・・?」
 「足音・・・な、なんかち、近づいてくるかな・・・?」
 「し、しかもこ、こっちに向かって大きくなってくるような・・・」
 「な、なんかこの部屋の前で足音が止まったような気がするよ・・・ひえええっ!!ヒナさん助けてえええっ!!」
 「そ、それはこっちのセリフよ!きゃあああっ!!」
 そして、足音は急にヒナギクと歩のいる部屋へ近づいてくる・・・
 「ど、どうかしましたか!」
 入ってきたのは俊。
 「・・・良かった。何にもないようで・・・」
 そして、見た。ヒナギクと歩は泣きながら抱き合っている姿を。
 「・・・あ、あの。何を抱き合っているのでしょうか。まあ、この悲鳴が原因だというのは分かっていますが、どうかされたのですか?」
 「い、今・・・足音がこ、ここで・・・ひえええっ!!」
 ヒナギクは枕を被って、おびえまくっていた。
 「そ、そうですか・・・足音がですか。なるほど・・・それは、幽霊かもしれませんね。大丈夫ですって。ねえ、そう・・・泣かないでください。」
 「だって・・・幽霊が恐くない女の子がいないわけないでしょ!!」
 「ま、まあ・・・怖い方が可愛いですよね。」
 「む、むむむっ・・・」
 「あの、綾崎さんに対しては・・・このような感じなのですか?」
 「ちょ、ちょっとこっちに来てください。」
 そう言われると、俊は歩に部屋の隅へと連れられてしまった。
 「な、なんですか。ここに連れ出して・・・」
 「あの、ヒナさん・・・ハヤテくんを嫌っているコトしかしていないって思っているらしいんですよ。」
 「・・・でも、昼頃は自分で公言していたではありませんか。」
 「ハヤテくんがいない場所では、何とか言えるんですよ。現に、私も・・・観覧車の2人きりですが、すごく苦しそうでしたが・・・ちゃんと話せたんですから。」
 「なるほど、でも・・・本人の前に立つと、好きがゆえにあえて怒ってしまうような態度になってしまうのですね。女の子によくあることです。」
 腕を組んで、親身に聞いてあげている俊の姿を・・・なんだか、いいなあって思い始めていたヒナギクであった。
 「あの、それで・・・現状なんですか。」
 「ええ。そうなんですよ。・・・って言いながら、私もハヤテくんのコトが好きなんですけど。・・・あ、あはは。」
 「というコトは、ヒナギクさんと歩さんは・・・いわゆる、三角関係という形になっているんですか?いや、でも・・・ナギさんも好きだと言っていたから、四角関係でしょうか?」
 「まあ、ハヤテくんと結びつくには・・・大きな壁があるんですね。」
 「今は、アテネという強大な壁があるんですが。」
 ついぽろりと出してしまう・・・その言葉が、歩の表情の色を怪しくさせる。
 「すみません。こんなコトを口にしてしまって・・・」
 「い、いいんだよ。別に・・・」
 「アテネだって・・・あなたたちと同じ気持ちなんですよ。きっと、綾崎さんのコトが好きで・・・」
 「うん。分かってる。分かってるよ・・・」
 そう言うと、歩は涙を流し始めた。
 「な、泣かないでください。」
 「う、うううっ・・・ハヤテくんが、ハヤテくんがあああっ・・・」
 「大丈夫ですって。俺が・・・絶対に助けますから。」
 「ハヤテくん、私のコト・・・好きなのかな。」
 「・・・」
 何も答えられない。ただ、俊にとっては・・・ナギたちを助けるだけの関係にしかない。他人の恋なんて関係ない。それを、はっきりと割り切っていたから。
 「さあ。どうなんでしょうか。彼自身の心に訊いてみないと・・・分からないコトですよね。」
 「・・・」
 「あの・・・シュンくん。」
 その空気を遮るかのように言うヒナギクの一言。
 「シュンくん・・・ちょっと、演技してくれないかしら。」
 「・・・えっ?」
 「ちょっと、男の人に迫られて・・・キ、キスとかされそうになったときに・・・変な態度をとらないようにしたいから。」
 「そ、そうですか・・・」
 俊は非常に悩んだ。そんなコトを、女性に言われるコトなんて人生にないだろうと思っていたから。
 「まあ、私は見るだけで良いかなあ・・・」
 歩は涙がすっかりと止まっており、ヒナギクとの演技を見たがっているようだった。
 「・・・分かりました。じゃあ、演技するんで。」
 そうすると、俊はいきなり立ちだして・・・ヒナギクをベッドに寝かせる。
 「きゃ、きゃあっ!」
 この悲鳴は、もちろんアドリブである。
 「やっと・・・二人きりになれたね。・・・もう、君の手は放さないから。」
 そう言うと、俊はヒナギクの指と自分の指を優しく絡ませた。
 「僕、君のコト・・・好きなんだ。だから、ここで・・・キスして良いかな。」
 「え、えええっ・・・」
 俊は、ゆっくりとヒナギクの顔に近づく。
 (シュ、シュンくん・・・か、かっこよくて・・・何も言えないんだけど。)
 と、そこで俊の顔は止まった。
 「あ、あの・・・思ったんですけど。俺だから、こんな風に動揺しまくっているんじゃないんですか?」
 「え、えっ?」
 「いや、いきなりはこの演技は刺激があったかもしれませんね・・・ヒナギクさん、顔が完全に顔が赤くなってるし。」
 そう言うと、ヒナギクの体を起こした俊は少しヒナギクと距離をおいて、ヒナギクの方を向いた。
 「そうですね。じゃあ、こっちの演技からいきましょうか。」
 そう言っても笑顔のままの俊であったが、
 「おまえは俺のモノだから・・・チューしよう。おいで。」
 「・・・ぽっ。」
 「・・・やっぱり、俺だからこんな風に穏和なんじゃないんですか?って、歩さんまでぽっと顔を赤くしないでくださいよ!」
 「だ、だって・・・かっこよかったですから。」
 「そうですか・・・」
 俊は腕を組んで考えた。その結果、
 「やっぱり、それは綾崎さんでないといけないのでは。俺がやったとしても・・・なんか、ただ顔が赤くなっているだけなので。しかも、普段起こっている相手に・・・そう簡単に落ち着いて対応できるわけではありませんし・・・」
 「な、なによ!・・・」
 「・・・やっぱり、そうなってしまいますよね。」
 ヒナギクは一回、正気の顔で怒ったが・・・ハヤテにキスを迫られると思うと、顔が赤くなってしまった。
 「だって、やっぱり・・・」
 「素顔で良いんじゃないんですか?素顔が一番可愛いモノなんですよ。女の子って。そんな経験はありませんでしたか?」
 その言葉に、ヒナギクは納得をさせられてしまう。ヒナギクは、心優しい女性になろうとしたことがあった。その時に無理に優しくしようとしたら、ハヤテに逆に怖がられた。そんな経験が・・・
 「・・・そうね。たしかに、あなたの言っていることは正しいのかもしれないわね。」
 「そうですか。」
 「ありがとう。なんだか、自信が持ててきたわ。」
 「・・・」
 「本当に、あなたに彼女がいないコトに疑問を持つほどよ。絶対に、彼女ができたら幸せになれると思うわ。」
 「それほどではありませんよ。」
 失敗があるから・・・今はこうなんだ。そう思った。
 「ヒナさん・・・そうだよね。」
 「歩・・・」
 「うん。ヒナさん・・・私も自信が持ててきたよ。そして、シュンくん・・・ありがとう。本当に・・・」
 「いえいえ。それほどでも。それよりも、君たちの家を早く取り戻すことが先決ですよ。綾崎さんのコトは、それよりも後にできるんですから。」
 俊は、そう言うとゆっくりとベッドから立ち上がった。
 「シュンくん・・・」
 「大丈夫ですよ。」
 そう言い残す。ただ、それだけを残して・・・部屋を出て行った。
 「ヒナさん。かっこいいね。」
 「そうね。彼の彼女になってあげたいぐらいね。」
 そう思う、二人の夜であった。

 そして、俊の考えているコトは・・・着実に進んでいるのであった。そう、金という魔術を使うステージ使って。
 そのころ、アテネとハヤテも・・・愛を深めている。しかし、ハヤテは・・・何かがおかしかった。そう、俊に出会ったときからずっと。
 一夜は・・・何事もなく、静かに過ぎ去っていったのであった。

vol.5に続く。朝になって・・・衝撃の宣言が、アテネから俊と共にするナギたちの元へ。
そして、悲しみが膨れあがってくる。vol.5をお楽しみに!

そういえば、ヒナギクアルバムやカバーCDの初回限定版の特典がすごいらしいですよ。
予約してから知ったのですが。特に、ヒナギクアルバムの方が。
なんか、得しちゃった気分です!あと、20日です。
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