日記と音楽感想、アニメ感想を中心に更新しています。リンク&トラックバックなどはフリーです。

2017/10 |  123456789101112131415161718192021222324252627282930 | 2017/12

さて、ヒナギクSS『Change Heart』vol.1です。
年始企画、どうやら実行できそうです。今回の主人公は、桂ヒナギクです。

ハヤテのコトを想い、大した進展もない自分に悔しがりながら寝るヒナギク。
次の朝、目覚めた先は・・・

当初はシリアスにヒナギク目線でストーリーを進める予定でしたが、
コメディっぽくヒナギク目線でストーリーを展開していきたいと想います。全3部構成です。
シリーズ『セカコン』は全く関係ありません。純粋なSSなので。

それでは、序章のvol.1どうぞ!
『Change Heart』

~PROLOGUE 彼を想う夜~

 今日も、夜が来てしまった。
 ハヤテくんは・・・今、どうしているのだろうか。私は、この前・・・ハヤテくんとデートをしたけど、言ったと言えば・・・
 『好きな人とじゃなきゃ見に来ないわよ!』
 思い切ってそう言った。でも・・・電車の音のせいでハヤテくんには届かなかった。
 『私・・・ハヤテくんのコトがスキ。』
 4月3日。ようやく意を決して、歩に観覧車の中で伝えた。怖かった。でも・・・歩は、「ただ、それだけ?」そう言った。裏切った・・・そう私は思っていたのに。どうして、歩は笑顔でいられたのだろうか。そして・・・
 『私が、ハヤテくんのコト・・・口説き落としちゃおうかな。・・・って。』
 悔しい・・・憎らしい。そんな気持ちなんて一つも生まれなかった。それ以前に、大人ぽかった。私のことを歩は大人らしい女の子だと思っているけど、むしろ私何なんかより歩の方が大人らしい。
 第一に、可愛かった。どうして・・・笑顔でいられるのだろうか。私は知らない何かが、歩は知っているのかな。そう思った。
 「勉強は、これで終わりにしよう・・・」
 と、そんなコトを今まで勉強しながら思っていた。彼のコトがスキになったあの日、3月4日からハヤテくんのコトが頭から離れない。
 「ハヤテくん、か・・・」
 親がいなくなった・・・そう言ったけど、私の本当の両親も借金を置いてどこかに逃げてしまった。それからだろうか・・・私が彼のコトを気になり始めたのは。
 「とりあえず、寝よう・・・」
 お風呂に上がって、気分転換で勉強した私はゆっくりとベッドに入っていった。
 「歩、もしかして・・・今ごろハヤテくんと・・・?」
 ま、まさかね・・・でも、その情景が私の頭の中で浮かび上がった。
 『西沢さん・・・』
 『ハヤテくん・・・私のコトが好きなら、歩って呼んで。』
 『・・・歩さん。いや、歩。好きだよ。愛してる。』
 『ハヤテくん・・・私も。』
 それから・・・いやあああっ、そんなコトはないでしょ!!
 「あああっ、何考えてるんだろ・・・もう、電気消して寝ちゃおう。」
 電気を消して・・・ベッドに横になる。でも、暗い天井に浮かんでくるのはハヤテくんの優しい顔。
 「ハヤテくんは、私と出会う前に歩と一緒にいたんだ・・・」
 私と出会う、今年の1月まで・・・去年の4月から12月まではずっと歩はハヤテくんを思っていて、ハヤテくんのそばにいた。
 「今日も、ハヤテくんを見ているだけだったし・・・」
 ハヤテくんは、ナギと一緒・・・たぶん、歩とあういうコトにはなっていないとは思うけど、普通にナギはハヤテくんと接している。悔しいというか、うらやましいというか。
 「これが、恋なの・・・?」
 恋愛経験なんて一つもしたことがない。というか、ハヤテくんにもきつい態度をとってしまっているようだ。歩とバイトをしているとき・・・私はそう言われた。
 『これ以上・・・ヒナギクさんに嫌われるのはよくないと思うんですよ。』
 ただ好きなのに。いざ、行動になってしまうとハヤテくんにきつい態度をとってしまうのはなぜ?これは、完全にアニメでいうツンデレという部類?ああっ・・・今日もハヤテくんは、私のコトをどう思っているんだろう。
 「ハヤテくんに・・・優しく、仲良くなりたい・・・」
 そう思ううちに・・・私は眠りについた。
 しかし、あんな信じられないことが起こるなんて・・・想像もしなかった。
 ハヤテくんと、『入れ替わる』なんて・・・

~SELL 1 見覚えないトコロ~

 私は目が覚めた。
 「うん・・・ふわあっ、よく寝たわ・・・」
 ぼやけていてよく見えない・・・でも、なんか私の部屋にしてはけっこう広いように感じるのは気のせいかしら。
 「・・・あれ。」
 常に壁に付いているはずのベッドが、左右両方から出られるようになっている。しかも、ここは・・・どこ?
 「どうしたのかしら・・・」
 私はベッドから出る。そして、外の景色を見てみると・・・
 「こ、ここは・・・三千院家なの?」
 たしかに、ナギの家に来たときに見た景色だ。どうして、今・・・ここで見るコトができるの?
 「これって・・・夢?」
 何度も声を出しているうちに、私は異変に気づいた。
 「おかしい・・・おかしいわ。声が、まるでハヤテくんになっている・・・」
 長い私の赤い髪が見あたらない。どうして・・・もしかして、私・・・
 「ハヤテくんと入れ替わっちゃったの!?」
 なんか、普段のハヤテくんよりは1オクターブ高い声だけど・・・あああっ、というコトはハヤテくんも、私の姿になっているってコト? 
 「嘘でしょ・・・」
 自然と涙が出てくる・・・どうして、どうして私はハヤテくんと入れ替わっちゃったの?も、もしかして・・・
 『ハヤテくんと仲良くなりたい・・・』
 仲良くなりたいのはそうだけど、入れ替わりたいなんてごめんだわ!!
 「でも、まずは・・・とにかく着替えなきゃ。」
 パジャマを脱ぐ・・・でも、恥ずかしい。男の人の体を見るなんて。私は目をつぶりながら執事服に着替えた。
 「これが、ハヤテくんのいつもの執事服・・・」
 ハヤテくんの声で、「ハヤテくん」なんていうと気持ち悪いかもしれないけど、中身は私なんだからしょうがないじゃない。ヒナギクなんだから。
 「ここにいるのは、今の調子で良いけど・・・ナギやマリアさんに出会ったら、ハヤテくんっぽく言わなきゃいけないわけね。」
 とりあえず、ばれないように・・・私はハヤテくんの部屋を出るのであった。

~SELL 2 不審がられないように~

 三千院家の廊下は広い。これだったら、ランニングコースで使わせてもらっても良いんじゃないか。そう思うほどだった。これから夏に近づくに連れて、だんだんと暑くなるし、ここならきっと全館冷房とかで快適だと思うから、夏場は最高かも。そんな風に思う私は、ナギと出会った。
 「おう、ハヤテ・・・おはよう。」
 「ナギ・・・おは、あっ、お嬢様。おはようございます。」
 やっちゃった・・・!!さっそく、私らしい言葉になっちゃった!どうしよう、ハヤテくんの声で「ナギ」なんて言っちゃったら、ナギ・・・怒るだろうな。
 「ハヤテ・・・」
 「な、なんですか?お嬢様。」
 怒るどころか、むしろ顔が赤くなっていた。なぜ?
 「愛し合っている私たちが、ついに・・・ハヤテが『ナギ』と呼んでくれた!いいんだぞ、別に。・・・愛し合っているんだからな。」
 あ、愛し合っている!?でも・・・ハヤテくんの様子を見ていると、ハヤテくんはナギにそんな気持ちはないと思うんだけど。
 「わ、私は・・・いや、僕はお嬢様と呼ばせていただく身なので、呼び捨てなんてできませんよ。お嬢様。」
 「あはは・・・なんか、良い朝となった。では、私は朝食を済ませてくるから、終わったら白皇学院に行くからな。」
 ナギは、逆に笑顔で私のそばからいなくなった。なんか、ナギのコトを「お嬢様」って呼ぶのがすごく悔しい。ナギはナギなんだから、ナギで良いじゃん。あああっ、頭がおかしくなってきた。でも、ナギ・・・白皇学院に行く気なのね。
 「ハヤテくん・・・いつも、ナギを白皇学院に行かせるために必死なんだろうな。」
 そう思うと、私なんて運の良い方なんだろうと思いつつ・・・とにかく、食堂はどこかしら?
 「うん・・・どこかしら。」
 この声・・・女性言葉でも全然気持ち悪くならないのは私だけだろうか。そういえば、前にハヤテくんの女装姿が見たコトがあるけど・・・可愛かったな。
 「あら、ハヤテくん。」
 「ま、マリアさん。おはようございます。」
 「うふふ。なんか、今日のハヤテくん・・・声が1オクターブ高いですね。」
 マリアさん・・・驚異的洞察力ですよ。それ。なぜ、私が思ったコトをマリアさんはこうも簡単に見抜けるの?
 「そ、そんなコトはないですよ。」
 「そうですか。ハヤテくんも食事を済ませて、ナギと一緒に白皇学院に行ってくださいね。最近は、あの娘も行く回数が多くなったので。」
 「分かりました。」
 「私も食事を済ませていないので、一緒にナギのトコロに行きましょう。」
 た、助かった・・・ありがとう、マリアさん。食堂に行こうと思っていたけど、良いタイミングで来てくれたわ。
 「はい。」
 マリアさんは笑顔で、食堂のある方に向かっていく。どうする・・・私は悩んでいた。今のハヤテくんが、ヒナギクであること。
 「あの・・・マリアさん。」
 「なんですか?ハヤテくん。」
 この優しい笑顔・・・信じてくれそうだな。でも、こんなコトは現実にあり得ない。マリアさんは、それを信じてくれるか・・・
 「僕・・・いや、私、ヒナギクなんですが!」
 「は、はああっ!?」
 ハヤテくんの声で、『ヒナギク』というのはさすがに・・・まずかったのか。マリアさんの眼は普段よりぱっちりと開いて、しかし、瞳孔の部分は驚きで隠せない状況であった。
 「は、ハヤテくん・・・そんな、声が高いからっていって、自分がヒナギクさんであるなんて、冗談はやめてください。」
 「私は、目が覚めたら・・・ハヤテくんの部屋に。」
 「ハヤテくん・・・いや、ヒナギクさん?あの・・・うふふ。本当に冗談は止めてくださいませんか?以前は、急に『この人が神父さんです!』って、何にもないところに指を指して私に言いましたが。」
 そ、そんなコト・・・ハヤテくんは言っていたの。ふうん・・・でも、マリアさん!お願い、信じて!
 「そんな、見た目はハヤテくんで中身はヒナギクさんっていう、非現実的なコトはあり得ませんよ。ナギの見ているアニメじゃないので・・・」
 でも、今・・・それが起こっているのよ!今、この時に!
 「す、すみません・・・夢だったかもしれません。」
 「もう、ハヤテくんったら・・・面白い人なんですね。」
 この笑顔・・・なんか、心撃たれる。でも・・・そう簡単には信じてくれないか。マリアさんだったら信じてくれると思ったのに。もう、ハヤテくんがあの神父さんのコトを正直に言っちゃうから悪いんだわ!!
 「ど、どうしたのですか?ハヤテくん・・・いつにない怒った表情をしていますが。」
 「なんでもありませんよ。」
 そうだ、こういう風に怒るからいけないのね。うん、ハヤテくんは常に笑顔なんだから、笑顔を心がけなくちゃ。
 第一に、マリアさんみたいな優しい人を目指した方が良い。何か、目標となる人がいた方が自分にも良いって何かの本に書いてあった。私の理想は・・・マリアさん。歩も私の目標でもあるけど。
 「どうしたのですか?そんなにじっと見て。」
 「えっ、あ、ああ・・・なんでもないです。」
 気づかぬ間に、私はじっとマリアさんの背をじっと見続けていた。たしかに、優しそうな雰囲気が背中から伝わるな・・・私はそう思った。
 「さて、食堂に着きましたよ。」
 「僕、お腹が空いてしまって・・・」
 「ふふふ。いつもより遅かったですからね。今すぐに持ってきますから。今日は、ナギの隣で朝食を食べてあげてください。」
 「はい。」
 って、ハヤテくんはこの時間に起きても遅いの?まあ、私にとっても遅かったけど、執事の仕事をしているハヤテくんはもっと早いんだろうな。
 トーストの香ばしい匂いが、廊下中に漂っている。このような匂いがあるというのは、なんともよい気分になってしまう。ナギが待つ食堂の中に入っていった。
 「おう、ハヤテ・・・おまえも食事か?」
 「はい、お嬢様。マリアさんが持ってきてくださるそうで。お嬢様の隣でも良いですか?」
 「あ、ああ・・・おまえが隣なら、全然かまわないぞ。」
 「ありがとうございます。」
 なんか、ナギのちょっと赤くなった顔・・・かわいい。ナギ、私にはいつも怒っているような態度だけど、こんな風に可愛いときもあるのね。ハヤテくんのコト・・・本当に好きなんだろうな。
 テーブルの上に、ティーセットがあった。ハヤテくんなら、きっと・・・ナギに紅茶を注ぐだろう。ちょうどナギのティーカップには紅茶がなかったので、
 「お嬢様。紅茶を注ぎましょうか?」
 「あ、ああ・・・ありがとう。じゃあ、お願いするよ。」
 まあ、紅茶の入れ方は大丈夫だから、普段通りにやってみる。でも、紅茶の葉は私が飲んでいる紅茶より断然良かった。見ると、英国王室御用達らしいので。
 「はい、紅茶です。」
 「ありがとう。」
 なぜだろう。紅茶の入れ方って、ナギは今までハヤテくんの紅茶を飲み続けてきたんだから、案外変に思われるんじゃないか。でも、不安はなかった。
 「ハヤテ・・・入れ方が変わったんだな。」
 「えっ、は、はい。」
 まずい・・・ばれちゃった?
 「おいしいぞ!昨日までの入れ方でも美味しかったが・・・今日の入れ方も最高だ。さすがハヤテだな。」
 その「さすが」は私なんだけど。なんか、気分が良くなっちゃった。うふふ・・・ハヤテくん、私の方が上ってコトね。
 「ありがとうございます。ナギお嬢様。」
 と、そんなコトをしている間に、マリアさんが朝食を持ちながら部屋に入ってくる。
 「ハヤテくん。朝食をお持ちしましたよ。」
 「ありがとうございます。」
 見ると、香ばしく焼けたトーストに黄身の部分が半熟となっている目玉焼き、彩り良いサラダ。さすがマリアさん。上品に朝食から作るのね。
 「いただきます。」
 私はトーストにバターを塗る。ほどよく解けて、私はトーストを食べてみる。すると、すごく美味しい。なぜか分からないけど。
 気づくと・・・不安もなくなっていた。と、そんな風に思っていると急に不安になってしまう。どうするの・・・これから。
 「ど、どうしたのだ?ハヤテ・・・」
 「お嬢様・・・」
 さっきのマリアさんみたいに自分のコトを言ってみるか?いや、それをしたらナギにも不審がられてしまう。しかも、マリアさんはここにいる。うかつには自分の正体を言うコトなんてできない。マリアさんでさえ優しく信じてくれなかったのに、ナギなんかに言ったらどんな風に反応されるか。いや、漫画のネタにされる危険がある。
 「なんでもありませんよ。すごく美味しいです。」
 「良かった。ハヤテ・・・一瞬、顔色が悪くなったから。」
 へえ・・・ナギってこういう風に優しいところがあるのね。もしかして、ハヤテくんだから?
 そういえば・・・ハヤテくんは今何をしているのだろう。私みたいに・・・朝目覚めたら私の姿になっていて、それで・・・あああっ!!
 「ハヤテ・・・いきなりどうした!顔が赤くなってるぞ!!」
 まさか、私みたいに着替えるときに動揺した!?目をつぶりながら着替えないとただじゃおかないんだから!!
 「なんでもありません。さっさと食べちゃって、白皇学院に行きましょう。」
 「そ、そうか。ハヤテがそういうならそうしよう。」
 私が、ヒナギク口調で話してしまっているのはしょうがない。とにかく、白皇学院に行って、ハヤテくんと会わなきゃ。いや、正確に言うと私の姿のハヤテくんに。
 「うふっ、おいしい。」
 朝食が美味しすぎてもらしてしまった言葉・・・ナギとマリアさんは、
 「うふっ?」
 「おいしい?」
 最初の言葉がナギ。後の言葉がマリアさん。しまった・・・つい、私の口調になってしまった。
 「な、なんでもないですよ。僕、早く食べちゃいます。そういえば、僕・・・けっこう遅く起きてしまったので、早く食べないといけませんね!」
 「別にいいんだぞ・・・私は、どんなに遅刻しても良いんだから。何だったら、休んだって私はかまわない。」
 や、休むですって!!
 「だ、ダメに決まっているでしょ!!」
 「ハ、ハヤテ・・・」
 やっちゃった・・・!つい、生徒会長としての癖でナギを見ていると心配になっちゃって・・・!ていうか、心の中で言ってもナギには伝わらないし。というか、今のことを言ってもナギは信じてくれそうにないし。
 「ご、ごめん・・・今までも休んできたのに、ハヤテ・・・そんな風に私のコトを想ってくれていたんだな。」
 泣きながら言うが、これは案外・・・良い方向に進んでいる?でも、とりあえず謝らなくちゃ。私だって、カッとなっちゃったし。
 「ご、ごめんなさい。お嬢様・・・ちょっときつく言ってしまって。」
 「ぐすん・・・いいんだ。ごめん。」
 こっちが謝らなくちゃいけないのに、ナギがひたすら小さい声で謝っている。それだけ、
ハヤテくんっていい人なんだ。
 「じゃあ、お嬢様・・・白皇学院に行きましょうよ。・・・ね?」
 「う、うん・・・」
 「僕、準備してきますから・・・」
 「ああ・・・」
 そう言うと、私は食堂を出た。ハヤテくんの部屋までの道のりは、さっき連れてこられたおかげで覚えていた。
 「それでも・・・ハヤテくん、執事の仕事って大変なんだろうな。」
 そう思うと、入れ替わってしまった日が学校のある日でラッキーだと思った。まあ、ハヤテくんを見ていると、掃除や洗濯など・・・あと料理。勉強だってなんとかできるから、今日ぐらいは執事の仕事ができるけど。
 「でも・・・寂しい・・・」
 でも逆に不安だ。ハヤテくんの体にずっといるなんて・・・早く戻りたい。それに、私のコトを信じてくれる人がいない。『今のハヤテくんの姿の中身は、桂ヒナギクである。』それを信じてくれない。マリアさんだったら・・・信じてくれると思ったのに。そう、世の中は甘くないんだな。
 「う、うううっ・・・」
 私は、ハヤテくんの部屋の中に入ると・・・ベッドにうずくまった。
 「う、うええん・・・私、これからどうすればいいの。誰も助けてくれないし、戻るきざしもない。」
 そう泣く私に浮かんだのは・・・ハヤテくんしかいなかった。
 「ハヤテくん・・・助けて。ハヤテくん・・・」
 ただ泣く私・・・それが非常に悲しくて。悔しかった。
 「ハヤテ・・・遅いぞ・・・」
 ハヤテくんを呼ぶ、ナギの声。それが私の涙を止まらせた。
 「は、はい・・・今すぐ行きます!」
 まだ希望はある・・・中身がハヤテくんの私が白皇学院に、しかも同じクラスにいるんだから。
 「お嬢様・・・遅れてすみません。」
 「まったく、自分から行くと言ったのに遅れるとはな。まあ、たまには・・・いいか。そんなハヤテでも。」
 「すみません。」
 「うむ。さあ、ハヤテ・・・学校に行くぞ。」
 「はい。」
 とにかく、今はハヤテくんとして生活するしかない。そして・・・白皇学院でハヤテくんに出会うんだ。それが、何かのきっかけになるかもしれないから。
 そう思って、白皇学院に向かいナギの隣で歩くのであった。

vol.2に続く。
中身がハヤテのヒナギクと出会い・・・これからどうしていくのか。周りには少し変に見られる。
しかし、何も起こらない。それは、悲しみを深くさせていく。
そんなvol.2をお楽しみに。

シャナの漫画買ったよ~☆漫画から読んで正解!なんか、仕組みみたいのが分かりやすいです。
シャナがメロンパンを食べている笑顔は、めちゃくちゃかわいい!
漫画を買って、時機には小説も買ってみます。
あと、アニメのDVDも最初からTSUTAYAで借りてみます。シャナの声が釘宮さん。
うん・・・とっても楽しみです。シャナをもっと早く知ればよかった・・・そう思う私でした。
 
コメント
この記事へのコメント
こんばんは。
こちらでは初めましてですね。
とても出来が良いですね!完成楽しみです。
ヒナギクは口調が何故か個人的に難しく感じます。
一キャラの視点で書くというのも結構難しいんじゃないでしょうかね?
うちでは一回一キャラからの視点で書いてみたことがあるんですけど、なかなか難しく感じ、結局いつもの方式で書いたやつがあります。
また書いてみたいなぁとか思いますけど。
とりあえず今書いてるのが3本あるのでそれを片付けてからやりたいですね。

頑張ってください。
今日はこの辺で。
では。失礼致します。
2009/01/04(日) 23:13 | URL | いえろーらいん #5uXav4/U[ 編集]
>いえろーらいんさん

>初めまして。とても出来がいいですね!
ごていねいにありがとうございます。初めまして。セカコンです。これをエネルギーにして頑張ります。

そうですね・・・たしかに、最初は難しかったですけど、今はけっこう順調に書けていますよ^∀^)

>ヒナギク口調が個人的に難しい。
たしかに難しいです。書いているときに、「あれっ、ヒナギクにしては優しくね?」と思うときがw

>一キャラからの視点で書いてみたことがある。
そうですか。そういう風に書くということは、自分がそのキャラに対する気持ちも出てきますからね。作者によって違ってきますよ。それも、それぞれの味というコトで。

>今書いてるのが3本ある。
そうですか!3本掛け持ちはすごいことです。1私は、本でも苦労しちゃいますよw

>頑張ってください。
頑張っちゃいます!いえろーらいんさんも頑張ってください。SS、ちょくちょく見に行くので。
キャラ小説でも今は本業にしますか・・・セカコンは一区切りできたし。

コメントありがとうございました。お互い頑張りましょう!
2009/01/05(月) 00:07 | URL | セカコン #-[ 編集]
誤字がありました。

誤:1私は、本でも苦労しちゃいますよ。

正:私は、1本でも苦労しちゃいますよ。

なんとも笑えるミスをしちゃいました。すみませんでしたw
2009/01/05(月) 00:12 | URL | セカコン #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://2ndbutlershun.blog60.fc2.com/tb.php/124-91a12dc4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック