▼ SS『レイ』

『レイ』
私はあることをきっかけにして、莫大な富を失うことになった。それまでの私は三千院家という圧倒的な威力のある存在を利用し、好きなように生きてきた。
それができなくなったとしても、私は大丈夫だと確信していた。もちろん、マリアもいるからだ。
そして、何よりも……綾崎ハヤテというかけがえのない執事が私を守ってくれると誓ってくれたから。
三千院家の所有するムラサキノヤカタというアパートに住んでも、ハヤテは変わらずに接してくれると思っていた。
アパート経営に必要な経費の収入源は家賃だ。
そして、家賃を稼ぐためにも入居者が必要だ。
このアパートの最大の売りである『執事付き』を強調したチラシを貼ったら、よりによって私の知っている奴らばかりが入居してきた。
千桜、ヒナギク、アリス、ハムスター。そして、ルカ。
最初こそは家賃を払ってくれるので良い奴らと思っていた。
だけど……最近になって、お前等は私の執事を独占してきていないか? 特に水蓮寺ルカ、お前は。
つい最近、私は信じがたい話を小耳に挟んでしまった。
『ルカがハヤテにキスをした』
当初はルカを恨むほどに怒った。何度もハヤテかルカに真実を確かめようとした。
でも、怖くてできなかった。現実を知ることが恐ろしくて、もしキスをしたのが真実であれば私から一気に離れてしまうような気がして。それに、本当だと知ってしまったらきっと、私が激怒して、泣いて……ハヤテはそんな私に生々してどこかに行ってしまうかもしれない。
でも、同人誌対決でルカが勝ったらハヤテはルカと結婚することを知った。このときにキスの件は本当なのだろうと悟った。
私も……ハヤテとの距離を縮められていれば、ハヤテがルカと結婚するなんてことを考えなくて済んだのだろうか。
今からでもアプローチをすることは遅くはないだろうか。
私はハヤテに普段からもっと側にいてほしい。
何時でも触れていてほしい。
抱きしめてほしい。
キスだって……してほしい。
私からもキスしてみたい。
そうするためにはどうすればいいのだろう。好きだ、とか素直に言おうとしてもハヤテが目の前に立つと恥ずかしすぎて言うことができない。
三千院家の屋敷でハヤテと過ごす時間はあったのだから、少しでもハヤテに気持ちを素直に伝えられるようになっておけば良かった。おそらく、それが私の今までの人生で一番の後悔だ。
約束という性質上、ルカが勝てばハヤテはルカと結婚する。例えそうなっても、私がハヤテのことが好きであることを彼に知ってもらわなければ。
でも、どうすればいい。
恥ずかしい気持ちを乗り越えて素直に好意をハヤテに伝えても、あいつは鈍感だから気づいてくれないかもしれない。
「こうなったら、私らしくするしかないのか……」
私らしい。つまり。
――我が儘になってしまうこと。
ハヤテを困らせてルカの方に気持ちが向いてしまうリスクはあるけれど、これが一番自然体のままハヤテに自分の気持ちを伝えられそうな気がする。
思い立ったが吉日とも言う。告白は……明朝にしよう。
月明かりの下でそう決めるのであった。
明朝に告白すると決めて布団に入ったのは良いけれど、緊張してしまってなかなか眠ることができない。何時もなら同人誌の制作か、千桜と一緒にゲームをやっているからな。こんなに早く寝るのは久しぶりかもしれない。
寝るんだ、寝るんだ……。
そう思い続けてようやく眠ることができたのは、日が昇り始めた頃だった。
「お嬢様、起きてください。もうお昼ですよ」
ハヤテのそんな言葉の直後に、優しく肩を叩かれる。
こ、ここで素直に目を開けてはけない! 目を開けてしまえば……ハヤテは私がちゃんと起きたと思って部屋から出てしまう。
我が儘になるんだ、今こそ。
「……嫌だ」
「そんなことでは昼夜逆転生活へまっしぐらですよ」
「それについては心配ない! とっくにそうなっているからな!」
確かに夏休みの所為か、昼夜逆転生活に切り替わってしまったが……今はこんなことを言っている場合ではない。
もっと、ハヤテがここにいてほしいような我が儘を言わないと。
「もっと優しく起こしてくれないと起きる気になれない」
「今日は手強いですね……」
口調から分かる。ハヤテは困っている。
これはまずい状態だ。どうにかしてハヤテを引き留めないと。立ち去ってしまっては告白のチャンスがなくなってしまう。
だが、それも杞憂だったらしい。
――ちゅっ。
私の頬に温かく柔らかい感触。
「今は他に誰もいなかったので。これでよろしいですか?」
きっと、ハヤテは私の頬にキスをしたんだ。こうなったら、もっとハヤテに我が儘を言わないと。
「……目覚めるまであともう少しだ。今度は、その……口にしてくれないか? これは主からの命令だぞ?」
ルカにだってしたんだ。だったら私にもしてくれるよな? だって、私も……ルカと同じくらいにハヤテのことが好きで、結婚だってしたいと思っているんだぞ?
気づけば、私は涙を流していた。頬に伝わっているから分かる。
「……我が儘なお嬢様ですね」
ハヤテがそっと私の耳元でそう呟いた直後、
――ちゅっ。
約束通り……ハヤテは私の口にキスをしてくれた。
そして、目を開けると……そこには優しい表情をしたハヤテの顔が見える。
「やっとお目覚めになりましたね、お嬢様」
「……ハヤテ」
「何でしょうか、お嬢様」
今なら言える……私の気持ちを。
「今度の同人誌即売会で……私はルカと真剣に戦う。ルカが勝ったらハヤテはルカと結婚するけど、もし私が勝ったら……その時は私と結婚してくれないか? そのくらいハヤテのことが好きで、真剣に愛しているんだ」
ルカが結婚の条件を付けるなら、私だって結婚の条件を付けたっていいはずだ。私もルカと同じ気持ちなのだから。
紛れもない気持ちを素直な言葉で伝えることができた。それだけでも満足しているけどこれでハヤテが断ろうとするのではあれば、もう少し我が儘を言わなきゃ駄目かな。
無音の時が流れるが、ハヤテは優しく微笑んで、
「……もちろんです、お嬢様。僕はお嬢様が勝つと信じていますよ」
し、信じているということは、ハヤテは私のことを――。
「お、お嬢様! どうしてまた泣いているんですか?」
まったく、ハヤテは鈍感な奴だ。
「……嬉しいからに決まっているだろう! これでルカと同じ土俵に立てるんだ。ハヤテに私の気持ちを知ってくれてないと思うと不安で仕方なくて……それだけでルカに劣等感を抱いてしまっていたんだ」
「そうだったんですか……」
「……そうだ。ルカと同じ土俵に立つ前に、私からもキスしないといけないな。お前、私にずっと隠していたようだが……私は知っているんだぞ? お前がルカにキスされたってことを……」
私がそう言うと、ハヤテの額から汗が滲み出る。まずいとでも思っているのだろう。
「あれは、その……」
「分かっているよ。ルカの想いが強い証拠だ。それに、勝ったら結婚するという話を聞かされたとき、最悪……キスくらいは済ましているかもしれないと思っていた。何せ、あいつはスーパーアイドルだからな」
「お嬢様……」
この三千院ナギと戦う相手として、水蓮寺ルカはもっとも相応しい奴だ。
「まあ、それよりも先のことをしたと言うのならさすがに怒るが?」
「していませんって! ルカさんを傷つけることは絶対にしません!」
ハヤテは必死になって言う。
必死になる必要なんてこれっぽっちもないのに。ハヤテがそんなことをする奴ではないというのは主なのだから分かっているよ。
「じゃあ、勝ったら私をキスより先のことをする最初の相手にしてくれ。何せ、私達は結婚するんだからな」
「……分かりました、お嬢様」
大胆な約束をしてしまった気がするが、ハヤテなのだから構わない。ハヤテにならいずれは全てを捧げてもいいと思っていたから。
「それじゃ、約束の口づけを……私からしていいか? ルカは自分からハヤテにキスしたんだよな?」
「はい、そうです」
「じゃあ……私からしよう」
ハヤテの胸に両手を添える。
物凄く緊張する。ハヤテだから尚更だ。
「ハヤテ。好きだ。大好きだ」
「……僕も大好きです」
そして、私は……ハヤテにキスをした。
どのくらいの時間していたのかは分からない。たとえ数秒間でも、一分間でも。その時間は私にとってかげがえのない時間で。忘れられない時間で。
そして、恋から愛に変わった瞬間で。
その愛が私に不思議な力をくれた。この力はきっとルカにももたらされたものだろう。もうちょっと早く貰えれば良かったと、微笑ましい後悔をした。
決戦の日はすぐそこだ。
私は確かな安心感と強い自信を持って、今も面白い同人誌の完成を目指してペンを必死に動かしている。
『レイ』 Fin
□後書き□
ハヤテのごとく!のSSとしては1年10ヶ月ぶりの新作となりました。いかがでしたか?
しっかりと書いたつもりでしたが、ハヤテのごとく!のSSは久しぶりだったもので……拙い文章になってしまいました。
元々は一次創作の執筆を本格的に行うためのリハビリのつもりで書いていました。
文章を書くことと書き上げたときの喜びを知ることを目的に。
今作はナギがルカがハヤテにキスをしてしまったことをきっかけにした話です。
ナギなりにハヤテにどう自分の気持ちを告白していこうか。できるだけナギらしい可愛らしさを盛り込みながら彼女の一人称で話を書いていきました。
タイトルの『レイ』はナギの願望を一言で表したものです。
体でも気持ちでもハヤテとの距離をなくしたいという願いです。
次回作は全然考えていません。
ふと話を思いつき、時間がもしあればその時はまた作品を執筆し公開したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
私はあることをきっかけにして、莫大な富を失うことになった。それまでの私は三千院家という圧倒的な威力のある存在を利用し、好きなように生きてきた。
それができなくなったとしても、私は大丈夫だと確信していた。もちろん、マリアもいるからだ。
そして、何よりも……綾崎ハヤテというかけがえのない執事が私を守ってくれると誓ってくれたから。
三千院家の所有するムラサキノヤカタというアパートに住んでも、ハヤテは変わらずに接してくれると思っていた。
アパート経営に必要な経費の収入源は家賃だ。
そして、家賃を稼ぐためにも入居者が必要だ。
このアパートの最大の売りである『執事付き』を強調したチラシを貼ったら、よりによって私の知っている奴らばかりが入居してきた。
千桜、ヒナギク、アリス、ハムスター。そして、ルカ。
最初こそは家賃を払ってくれるので良い奴らと思っていた。
だけど……最近になって、お前等は私の執事を独占してきていないか? 特に水蓮寺ルカ、お前は。
つい最近、私は信じがたい話を小耳に挟んでしまった。
『ルカがハヤテにキスをした』
当初はルカを恨むほどに怒った。何度もハヤテかルカに真実を確かめようとした。
でも、怖くてできなかった。現実を知ることが恐ろしくて、もしキスをしたのが真実であれば私から一気に離れてしまうような気がして。それに、本当だと知ってしまったらきっと、私が激怒して、泣いて……ハヤテはそんな私に生々してどこかに行ってしまうかもしれない。
でも、同人誌対決でルカが勝ったらハヤテはルカと結婚することを知った。このときにキスの件は本当なのだろうと悟った。
私も……ハヤテとの距離を縮められていれば、ハヤテがルカと結婚するなんてことを考えなくて済んだのだろうか。
今からでもアプローチをすることは遅くはないだろうか。
私はハヤテに普段からもっと側にいてほしい。
何時でも触れていてほしい。
抱きしめてほしい。
キスだって……してほしい。
私からもキスしてみたい。
そうするためにはどうすればいいのだろう。好きだ、とか素直に言おうとしてもハヤテが目の前に立つと恥ずかしすぎて言うことができない。
三千院家の屋敷でハヤテと過ごす時間はあったのだから、少しでもハヤテに気持ちを素直に伝えられるようになっておけば良かった。おそらく、それが私の今までの人生で一番の後悔だ。
約束という性質上、ルカが勝てばハヤテはルカと結婚する。例えそうなっても、私がハヤテのことが好きであることを彼に知ってもらわなければ。
でも、どうすればいい。
恥ずかしい気持ちを乗り越えて素直に好意をハヤテに伝えても、あいつは鈍感だから気づいてくれないかもしれない。
「こうなったら、私らしくするしかないのか……」
私らしい。つまり。
――我が儘になってしまうこと。
ハヤテを困らせてルカの方に気持ちが向いてしまうリスクはあるけれど、これが一番自然体のままハヤテに自分の気持ちを伝えられそうな気がする。
思い立ったが吉日とも言う。告白は……明朝にしよう。
月明かりの下でそう決めるのであった。
明朝に告白すると決めて布団に入ったのは良いけれど、緊張してしまってなかなか眠ることができない。何時もなら同人誌の制作か、千桜と一緒にゲームをやっているからな。こんなに早く寝るのは久しぶりかもしれない。
寝るんだ、寝るんだ……。
そう思い続けてようやく眠ることができたのは、日が昇り始めた頃だった。
「お嬢様、起きてください。もうお昼ですよ」
ハヤテのそんな言葉の直後に、優しく肩を叩かれる。
こ、ここで素直に目を開けてはけない! 目を開けてしまえば……ハヤテは私がちゃんと起きたと思って部屋から出てしまう。
我が儘になるんだ、今こそ。
「……嫌だ」
「そんなことでは昼夜逆転生活へまっしぐらですよ」
「それについては心配ない! とっくにそうなっているからな!」
確かに夏休みの所為か、昼夜逆転生活に切り替わってしまったが……今はこんなことを言っている場合ではない。
もっと、ハヤテがここにいてほしいような我が儘を言わないと。
「もっと優しく起こしてくれないと起きる気になれない」
「今日は手強いですね……」
口調から分かる。ハヤテは困っている。
これはまずい状態だ。どうにかしてハヤテを引き留めないと。立ち去ってしまっては告白のチャンスがなくなってしまう。
だが、それも杞憂だったらしい。
――ちゅっ。
私の頬に温かく柔らかい感触。
「今は他に誰もいなかったので。これでよろしいですか?」
きっと、ハヤテは私の頬にキスをしたんだ。こうなったら、もっとハヤテに我が儘を言わないと。
「……目覚めるまであともう少しだ。今度は、その……口にしてくれないか? これは主からの命令だぞ?」
ルカにだってしたんだ。だったら私にもしてくれるよな? だって、私も……ルカと同じくらいにハヤテのことが好きで、結婚だってしたいと思っているんだぞ?
気づけば、私は涙を流していた。頬に伝わっているから分かる。
「……我が儘なお嬢様ですね」
ハヤテがそっと私の耳元でそう呟いた直後、
――ちゅっ。
約束通り……ハヤテは私の口にキスをしてくれた。
そして、目を開けると……そこには優しい表情をしたハヤテの顔が見える。
「やっとお目覚めになりましたね、お嬢様」
「……ハヤテ」
「何でしょうか、お嬢様」
今なら言える……私の気持ちを。
「今度の同人誌即売会で……私はルカと真剣に戦う。ルカが勝ったらハヤテはルカと結婚するけど、もし私が勝ったら……その時は私と結婚してくれないか? そのくらいハヤテのことが好きで、真剣に愛しているんだ」
ルカが結婚の条件を付けるなら、私だって結婚の条件を付けたっていいはずだ。私もルカと同じ気持ちなのだから。
紛れもない気持ちを素直な言葉で伝えることができた。それだけでも満足しているけどこれでハヤテが断ろうとするのではあれば、もう少し我が儘を言わなきゃ駄目かな。
無音の時が流れるが、ハヤテは優しく微笑んで、
「……もちろんです、お嬢様。僕はお嬢様が勝つと信じていますよ」
し、信じているということは、ハヤテは私のことを――。
「お、お嬢様! どうしてまた泣いているんですか?」
まったく、ハヤテは鈍感な奴だ。
「……嬉しいからに決まっているだろう! これでルカと同じ土俵に立てるんだ。ハヤテに私の気持ちを知ってくれてないと思うと不安で仕方なくて……それだけでルカに劣等感を抱いてしまっていたんだ」
「そうだったんですか……」
「……そうだ。ルカと同じ土俵に立つ前に、私からもキスしないといけないな。お前、私にずっと隠していたようだが……私は知っているんだぞ? お前がルカにキスされたってことを……」
私がそう言うと、ハヤテの額から汗が滲み出る。まずいとでも思っているのだろう。
「あれは、その……」
「分かっているよ。ルカの想いが強い証拠だ。それに、勝ったら結婚するという話を聞かされたとき、最悪……キスくらいは済ましているかもしれないと思っていた。何せ、あいつはスーパーアイドルだからな」
「お嬢様……」
この三千院ナギと戦う相手として、水蓮寺ルカはもっとも相応しい奴だ。
「まあ、それよりも先のことをしたと言うのならさすがに怒るが?」
「していませんって! ルカさんを傷つけることは絶対にしません!」
ハヤテは必死になって言う。
必死になる必要なんてこれっぽっちもないのに。ハヤテがそんなことをする奴ではないというのは主なのだから分かっているよ。
「じゃあ、勝ったら私をキスより先のことをする最初の相手にしてくれ。何せ、私達は結婚するんだからな」
「……分かりました、お嬢様」
大胆な約束をしてしまった気がするが、ハヤテなのだから構わない。ハヤテにならいずれは全てを捧げてもいいと思っていたから。
「それじゃ、約束の口づけを……私からしていいか? ルカは自分からハヤテにキスしたんだよな?」
「はい、そうです」
「じゃあ……私からしよう」
ハヤテの胸に両手を添える。
物凄く緊張する。ハヤテだから尚更だ。
「ハヤテ。好きだ。大好きだ」
「……僕も大好きです」
そして、私は……ハヤテにキスをした。
どのくらいの時間していたのかは分からない。たとえ数秒間でも、一分間でも。その時間は私にとってかげがえのない時間で。忘れられない時間で。
そして、恋から愛に変わった瞬間で。
その愛が私に不思議な力をくれた。この力はきっとルカにももたらされたものだろう。もうちょっと早く貰えれば良かったと、微笑ましい後悔をした。
決戦の日はすぐそこだ。
私は確かな安心感と強い自信を持って、今も面白い同人誌の完成を目指してペンを必死に動かしている。
『レイ』 Fin
□後書き□
ハヤテのごとく!のSSとしては1年10ヶ月ぶりの新作となりました。いかがでしたか?
しっかりと書いたつもりでしたが、ハヤテのごとく!のSSは久しぶりだったもので……拙い文章になってしまいました。
元々は一次創作の執筆を本格的に行うためのリハビリのつもりで書いていました。
文章を書くことと書き上げたときの喜びを知ることを目的に。
今作はナギがルカがハヤテにキスをしてしまったことをきっかけにした話です。
ナギなりにハヤテにどう自分の気持ちを告白していこうか。できるだけナギらしい可愛らしさを盛り込みながら彼女の一人称で話を書いていきました。
タイトルの『レイ』はナギの願望を一言で表したものです。
体でも気持ちでもハヤテとの距離をなくしたいという願いです。
次回作は全然考えていません。
ふと話を思いつき、時間がもしあればその時はまた作品を執筆し公開したいと思います。
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